遂に「てっぺん」を獲った！
我がサンホセは、昨晩５−２でアニマルズをやぶり、初代北区シニアトーナメントのチャンピオンとなったのである。

最初に少し解説を。北区シニア委員会にはオーバー37の「マスターズ」カテゴリーと、オーバー47の「シニア」カテゴリーがある。我がコスタリカは両カテゴリー（及び別枠で社会人カテも）に参戦しており、同一委員会で同様のチーム名は使用できないことから、後から参戦したシニアカテゴリーでのチーム名をサンホセ（コスタリカの首都）と称した。ちなみに2011年度のシニアは9チームでリーグ戦を実施、我がサンホセは4勝1分2敗（1試合未消化）で暫定3位の戦績であった。そのリーグ戦の合間に本年から開催された大会が表記北区シニアトーナメント（全9チーム参加）なのである。

昨年12月、初戦組みやすいはずの2001豊島を相手に決定力不足から0-0後のPK戦でなんとか準決勝進出、その相手はリーグ戦で苦杯をなめた邪狗巣セピアのはずが城北50が勝ち上がってきた。ここが相手ならウチの実力が上と思いきや、展開は贔屓目に見て６：４程度、さらにまたしても点がとれず、１回戦と同様に0-0からのPK勝利というなんとも冷や汗モノの勝利でなんとかファイナリストになった。

その相手は順当ならばリーグ戦優勝の帝京OB中心チーム戸田橋税理士のはずが2回戦で敗退し、北区オーバー55選抜チームが主体となっているアニマルズとの決勝戦となった。（ちなみに2011年リーグ戦では打ち合いの末、3-3で引き分け）

総勢17名が集まったこの日の先発は1年間のクラブへの貢献を考慮し、かつ勝利という二兎を追うコンセプトで、ＧＫ守屋　ＤＦ乙黒、鳥海、八木、藍田　ＭＦ三坂、浅野、宮沢、大西　ＦＷ石川、平山。こうして2月5日18:15赤羽の森サッカー場にて遂に運命のキックオフ。相手は年齢がやや上で走力はサンホセに１日の長があるものの、さすがに選抜チームの一員が多くボール扱いと冷静さが熟練され、落ち着いたパス回し。サンホセはポゼッションで劣勢となる。しかし中盤のチェックとＤＦラインのコーチングが良く、ＤＦラインで回されるもののスルーパスからの決定的ピンチは与えない展開。一方、サンホセは一度ボールを所持すれば、前述の通りに攻撃陣走力に優り、カウンター的な攻撃でチャンスを作る。

このような展開が続くが、相手ペナ手前から三坂のサイドチェンジを宮沢がカバー、中央で浅野がフリーなのに宮沢の強引なシュートが相手ネットに突き刺さり、サンホセ先制。が、相手もさるもので、サンホセが攻め前掛になったすきにカウンターを当て同点。が前半終盤に左サイドを切りさいた大西のシュートがゴール。こうして2-1で前半を折り返す。

後半はＧＫ越智　ＤＦ乙黒（三坂）、守屋、小菅、藍田　ＭＦ八木、豊岡、平野（松田）、市川（鳥海）　ＦＷ石川、平山（浅野）の布陣。
挽回のため相手が攻めてくると思ったが、こちらのセンタラインが充実し、主導権を渡さない。それどころか、ポゼッションでは７：３で、いや８：２でウチ。ほとんど味方陣内にボールが来ないような圧倒。そして前半から出場のFW2枚が存在感をみせる！石川、平山、石川と追加点、最後に失点をしたのはご愛嬌、なんと5-2というスコアで初代チャンプに輝いたのだ。

それにしてもこの日の各選手の気合は凄かった。前半2-1での残りわずかな時間帯、最後尾八木から「ここで集中だぞ」という鼓舞、前後半走り回って最後にアシをつった（勝利の瞬間をフィールドで迎えることのできなかった）平山、既に勝利はほぼ決まっていた時間帯の相手非紳士的（と勘違いしてしまった）に声を荒げる鳥海。そしてスタンドから大声援を送ってくれた久保田御大にれびん、半谷という社会人メンバー、そして小菅、宮沢、浅野の家族たち。（他にもいらっしゃったらすみません。）まさにコスタリカ全員一丸となった素晴らしい勝利だった。

震災の影響で４月いっぱいは開催中止の予定であったシニアリーグであるが、委員会幹部の尽力で早期再開が可能となった。この件は本当にありがたいのであったが、急遽再開は既にその日の予定を入れてしまったメンバーの不参加、すなわち人数不足という深刻な問題を発生させた。また間の悪いことに、当日は北区シニアリーグと同じくらい日本国内での老舗であるＪリーグというリーグが再開され、何故かシニアメンバーの数人が荒川グラウンドでなく浦和美園方面へ行ってしまった。さらにさらに、昨年まで同じチームであり人数不足の際には相互で助け合う約束をしていたサバドが本日の相手。当然レンタルはかなわない。そんなわけで当日の最大のテーマは「11人」が揃うこと！であった。んで、3名のレンタルと1名の友情出演があったものの結果12名がやっとそろい、何かこの時点で「本日終了」って感じだった。

一応試合経過。前半は相手FWが早くて、三上、浅野のセンタバックコンビが対応苦慮し、左サイドを抜かれて失点。が、その後何とか持ち直し、松田のゴールも決まってイーブンで折り返す。後半は、平山のセンタリングを石川ドンピシャヘッド、さらにスピードでサイドを切り裂いた平山のスーパーゴールで３−１でダービーに勝利した。まずはめでたし、めでたし。

次回はちゃんと正規メンバーで11人揃いましょうね。そして最後にレンタル参加いただいた3名の選手と、最後まで選手集めにご尽力をいただいた志茂Bの落合さんに、改めて御礼いたします。ありがとうございました。

当初は助っ人依頼しないと１１人集まるのは困難か？と思われたサンホセだが、この日集まったメンバーは１５名（応援除く）と潤沢。コンセプトはマスターズや社会人で裏方をやってくれているプレーヤーに通常のポジションに関わらず思い切り楽しんでもらうことではあるが、この日の対戦相手は北区O-47リーグが結成されてから今まで無敗の戸田橋税理士。ならば、ここで一泡ふかせてやろう！とマジメ？なスタメンでスタート。ＧＫ市川　ＤＦ松岡、守屋、八木、藍田　ＭＦ豊岡、大西、三坂、宮崎　ＦＷ石川、平山。
前半はまさに一進一退で、これなら勝点も・・と思ったが、残念ながら後半２失点して敗戦。しかしながら、十二分の健闘であった。今後は今回ほど強い（早い）相手はいないので、残り全勝を目指しましょう！！

守屋、市川のFW等、普段では見られないポジションでイキイキとイケイケなサッカーができた。また１１人しかいなかったことから、全員がフル出場することが大前提となったのも、災いではなく、かえって各自が責任をもったサッカーができた。新人の松岡、三坂、松田も充分な特徴を発揮し、昨年サバド時代に引き分けた城北５０に２−０の快勝！！

part2へ