2014年度社会人part3

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2015/1/25 北区会長杯準決勝 vsレッズ
北区会長杯準決勝 対レッズ 2015年1月25日(日)Kick Off 13:40
赤羽の森スポーツセンター 天候 晴れ グランドコンデション 良好(風強) 35分ハーフ

1-0(後半13分)レイジ↑ひろ右S
1-1(後半14分)G前×S
1-2(後半19分)中央〜S
1-3(後半30分)右→中央S
2-3(後半34分)レイジPK

Shoot
  コスタリカ  レッズ

前半 3(2) 0(0)
後半 7(3) 7(4)
-------------------------------------------
SH 10(5) 7(4)
CK 9 4
FK 1 1(相手陣内ゴール狙える位置)
PK 1

Card:
70M 獅子(Y)
累積
レイジ(Y)

2012年11月25日、忘れもしないブロック優勝後ノールチとのリーグ優勝を掛けた戦い、そしてそこで得た教訓をこの試合でも活かせなかった。試合前にメンバーに申し伝えたが結局それを徹底することが出来なかった監督の采配/指示ミスである。

・強豪相手に先取点を挙げたらまず、それを守ることを意識しよう!
である。この試合、里帰り予定の“ひろ”をみつが説き伏せ、予定変更しての準決勝参加、本来レッズとの前回の戦いから、ひろの攻撃力で相手のサイドの上りを封じて欲しかったのであるが予期せぬ(失礼)大収穫、時間帯も良く後半13分に攻守の切り替えの要となっているレイジからのロングスルーパスを受けたひろが抜け出し、角度の厳しい位置からクロスバーの下を舐めるシュートを正しく叩き込んで先制する。時間は後半13分である、この遅めの先制点を大切に大切に見せびらかしながら守り、リードを保っていく。トーナメントであるゆえ当然レッズも同点を狙って激しく出てくる。あわよくばそこでカウンターを放ち2-0として試合を決める。それがサッカーの鉄則でありセオリーである。リードしている時間が長ければ長いほど勝利、歓喜の瞬間を得ることが出来やすい。それなのに・・・である。

前述のとおり、リードした後の動きをメンバーに徹底することが出来なかった。いや意識はあったのかもしれないがあまりにそのリードを保つ時間が短すぎた。記録の上ではわずか1分後、ドリブルで持ち込まれたボールがシュートになり、ゴール前の混戦を呼ぶ。先取点を奪われ当然攻勢に出たレッズの選手に比べ先制したにかかわらず尚も前掛になっているコスタリカDF陣の数が不足している。混戦からこぼれたボールは悪いことにレッズ選手の前に転がる。シューターとシナの前に遮るものはなにもない。今大会絶好調のシナも至近距離からの1対1は防ぐべくもなく同点とされる。歓喜の先制からわずか1分後の悪夢であった。

全体を見ると、この試合コスタリカは非常に良く戦った。球際に非常に強いレッズに対してコスタリカはいつもより早めのパス回しで対抗、前回レッズに善戦したリザーブの運動量をまねることが出来ないため不必要なランニングは避けスタミナを温存して後半に挑んでいた。結果的ではあるが最後に足をつる選手が続出したのはレッズであり、コスタリカの勝利に対する意欲が最後まで勝っていたとも言える試合であった。そうであったがゆえ先制直後の失点が悔やまれた。無論悔やんでも悔やみきれないが・・。

41年目を迎えるコスタリカの歴史で初めて進出した会長杯準決勝、ピッチに送り出された先発イレブンは
GKシナ/帰郷を諦めてくれた、ひろ・のり・AKB・なつの4バック/レイジ・卓也のボランチに三角、会長杯男レビンを中心に右にのぶを置く、そしてワントップはイノに託す。ここにムラとGoが入れば盤石であったがそれでも十分、前回の惨敗の恐怖は二度と味あわなくてすむ確信をもってキックオフのホイッスルを聞くことが出来た。(それでも前回得意のドリブルが通用しなかったムラであったが本日のレッズでムラと対峙する左SBの動きが緩慢であったことから仕事ととはいえ、本日ムラの不参加は残念であった。)

試合は予想通りキックオフ直後からレッズの攻勢に合う。開始1分レビンパスミスがFKに繋がりピンチを招いたのを皮切りに5分までワンサイド、ハーフコートゲームであった。特に7分右サイド崩され大ピンチを招くが中央に合わず命拾い、早期失点の恐怖を感じざるを得なかった。しかしながら気合が入っている今日のコスタリカ、立ち上がりの猛攻を防ぐと9分レビン→のぶへのパスがつながり、ここから反撃の狼煙が上がった。15分レビンのクロスがイノに合わずも得点の匂いを醸し出す。
20分にはゴール前25mで得たFKレビンが蹴るかと思いきや、相手がレビンを警戒していることから三角が蹴り、大きく外すことになる。警戒を掻い潜ってもここはお祭り男レビンに蹴ってほしかった。
続いて22分三角クロスゴール前混戦も卓也シュートまでいかず、しかしCK獲得
32分にはカウンター発動、しかしながら抜け出しながら三角シュートまでは行けず、33分卓也のロングフィードをレビンヘッドで合わせられず、かつトラップミスでチャンスを逸す。
結局立ち上がりこそ攻められるが(攻められたが被シュートはゼロ)前半の後半から圧倒的に攻めることが出来た。

後半はイノ→シゲ最低限の交代で臨む。
後半も流れは前半踏襲でスタート 基本的に押し込むシーンが目立つ。しかしショートカウンターからがら空きのゴールにループを放たれクロスバー直撃、肝を冷やす。それでも攻勢を続けるコスタリカ、最初の大きなチャンスは42分にやってきた。短いレンジでのぶからのスルーパスを受けたなつが、飛び出した相手GKと交錯、見事マイボールとしたもののがら空きのゴールマウスにボールを流し込むことが出来なかった。が48分待望の先制点がレイジ→ひろから生まれた(詳細は前記)
しかしながらあまりに直後の失点、なおも54分見事なカウンターを食らい中央を突破され1-2とされる。

58分レビン→のぶへ見事なパスが通るがオフサイド、1点差なら最後になんとか・・思いもむなしく65分右サイド崩されグラウンダーで供給されたボールがシュートに繋がり(またこれがサイドネットにうまくコントロールされ)1-3となる。この点、ややシナの動きが緩慢であったように思えた。残り5分で2点差通常で考えればかなり敗色濃厚、卓也→獅子に代えても試合は動かないでありましょう・・やや諦めて自分自身、しかしながら今日のコスタリカに諦めの文字はなかった。終了間際69分、ドリブル突破を試み自ら得たPKをレイジが決め土壇場で1点差に迫る。相手にタンカで運ばれるけが人がいたこともありインジェリータイムは十分。せきを切ったように攻め続けるコスタリカ、守りに徹するレッズ、ここでも本当に面白い展開が続いたがレビンの神がかりな強運も準決勝で終わることになる。最後は本日のヒーロー、ひろのシュートがクロスバーを越えていったとき2014年度、コスタリカの会長杯は終わりを告げていた。それでも前回の目を覆うような展開から一転してシュート数、ポゼッションで上回る今日の出来、この気迫/前への強い意識をもってすれば激しいブロックに追い込まれた2015年度であるがコスタリカは必ず上位に進出でき、あわよくば二度目の栄冠を手にすることがありましょう。
まずは22日宿敵ライト、自称北区クラシコである。きつい相手ではあるが今日のハートをもって臨み必ず開幕ダッシュに繋げよう!!

イノ 4.5 積極的にボールを追うがゴールは遠く
シゲ36 4.5 絶妙な上がりで攻撃に絡む
のぶ 4.5 前線で動き回るも点の匂いは発せず
レビン 5.0 前線で危険な香りを漂わせるが強烈ではなかった
三角 4.5 シュートチャンスあるも思い切りさが乏しい
怜治 6.5 強い戦う意識と自ら得たPK決める
卓也 5.0 中盤の底でバランスをとり失点の芽を摘む
獅子65 4.5 クローザーとして1点を呼び込む、ファールには目をつむる
ナツ 4.5 サイドを抑え込み前半無失点に
みつ57 4.5 社会人最後の戦い?最後に1点取るまで頑張ってほしい
のり 4.0 ボールの処理を誤り、失点を招く
AKB 4.5 最後の前線での動きを評価も3失点は悔やまれる
ひろ 6.0 サイドの封じ込めと鮮やかな先制点
シナ 4.0 1点目は防げないが2,3点目は取れなかったか?
水野 4.5 またもベンチですいません、そしていつもありがとう
Ryota 4.5 足を速く直して完璧な姿を見せてくれ!ベンチですまぬ
監督 4.5 必死の采配も実を結ばず
2015/1/18 北区会長杯4回戦 vs志茂
北区会長杯四回戦(準々決勝)対志茂クラブ 2015年1月18日(日)Kick Off11:00
赤羽の森スポーツセンター 天候 晴れ グランドコンデション 良好(風強) 35分ハーフ

1-0(後半35分)イノ→レイジ→レビン〜左S 30m

Shoot
  コスタリカ  志茂
前半 5(4) 3(2)
後半 3(2) 2(1)
-------------------------------------------
SH  8(6) 5(3)
CK 4
FK 1(相手陣内ゴール狙える位置)
PK 

Card:

累積
怜治(1)

試合終了直後、その試合の主審を務めてくれたO氏から「ナイスシュート!」の賛辞を頂き、次の試合の前に再度会った際、改めて「本当に凄いゴールだったね。」と最大級の言葉を頂いた。思わず「私の愚息です。」と誇らしげに、かつ恥ずかしげに言った自分を見出すことになる。

正確には後半34分35秒、相手選手の治療が長引き、相応のロスタイムがあったとはいえ、イノの粘りからレイジを経由しレビンに渡ったボールが短いドリブルの後ゴール前30mの地点から放たれ、その日当たりまくっていたキーパーの手をかすめゴールマウスに吸い込まれたのは35分ハーフの試合では記録上後半35分、正にPK戦突入寸前の出来事であった。

しかしながらそこまでの展開は決して褒められた内容ではなかった。最大の殊勲者レビンにしてしかり、想像するに私を含めほぼ全員が本日の相手「志茂クラブ」を2014年度の戦績から組易しと、捉え頭の中には簡単に勝利を収めたのち、来週に対戦が予想される対レッズの事しかなかったのではないであろうかと思われた。

無論最大の戦犯は私である。試合前、自分はアップがなくメンバー表と基本フォーメーションの確認が終われば一息つけることを利用して、目の前で展開される「レッズ対リザーブ」の試合に見入っていた。下馬評では当然今季順位と過去の実績からレッズが上であるが、この大会前“超”大補強を行い某高校のサッカー部から大量8名の移籍を実現させ“あの”ノールチ“を3-1で撃破して準々決勝まで駒を進めてリザーブにも興味津々であった。この試合の勝者が本日勝利を収めれば来週の相手となるのであるからある意味当たり前であったが、その分本日の試合への集中力を欠いていなかったと言えば嘘になる。

本日の試合に負けてしまえば、その試合の偵察などまったく無駄になることは重々承知の上で・・。
欠如した集中力の元、選ばれたイレブンは
GK好調シナ/ひろ・のり・AKB・シゲ/卓也と怜治のボランチに三角・レビンそして怪我持ちのRyotaをムラに代わって先発させる、ワントップはのぶ、Ryota & のぶは足に不安が残るので先に使うことにした。

控えがイノ、ムラ、久々のナツ、そして水野とみつ。これまた久しぶりに先発選びに難儀する15名の参加であった。

参加の多さが頭の中で楽勝のワルツを奏でていたのかも知れない。「立ち上がりだけ気を付けあとはガンガン行こう。前半で試合を決めよう!」お気楽司令官から勝利を託されたイレブンはそれでも来遊同じピッチに立てることに疑いを持たず散っていく。

ところが開始直後からボールがうまく回らない。会長杯初戦、相手が二部と完全に舐めてかかりパスミス・トラップミスを連発したコスタリカが再び顔を覗かせていた。折角先週難敵ツイールを一蹴し、パス・トラップの感覚が戻ってきたと思えたのに・・。完全に初戦のコスタリカに戻りきっていた。
それでも6分右サイドを突破した“のぶ”から三角にボールが渡りこれが初シュートになる。ボールは相手DFをかすめたこともあり惜しくもポストに嫌われる。しかしこれが逆に彩となる。ボールが回らなくてもゴールを脅かせる!コスタリカの攻撃は益々雑になっていく。結局お互い中盤での潰し合いに終始し前半終了間際(34分)ゴール前の混戦から三角の強烈なシュートが相手GKの正面を突くまでは、同じくレビンが三角からのボールをGK正面に供給したことと(12分)直後に相手の可能性のない初シュートが記録された程度がハイライトであった。

後半は立ち上がりから“のぶ”→“イノ”“シゲ”→“ナツ”の交代で入ることになる。
25分に足を痛めたRyotaに代わりムラを入れていたため、残り交代枠は2、ベンチにいる水野とみつの分は確保して後半に臨んでいった。

後半開始5分相手FPがタンカで退場となる。どういった経過でコスタリカの誰が絡んだかは確認できずであったがカードが出たわけでもないので我がチームに罪はないものと思われた。
後半も引き続きパスミス、トラップミスがより顕著となっていた。レッズをまったく知らない怜治、三角にも完全に伝染、今までの切れが鳴りを潜めていた。来週のことしか考えていない頭の切り替えが出来ない、今週なくして来週はないのに・・。それでも尚こう着状態が続く延々と。このような展開はえてして一発に沈むことが多い。事実後半15分完全に右を崩され正面からシュートを放たれる。幸いにしてシュートは大きくクロスバーを超え最大のピンチを脱することができた。
ピンチの後にはチャンスあり直後の16分三角好クロスもシューターにわたる寸前でGKナイスキャッチ。

尚も18分ゴール前ボール回しからラストパスに食いつきひろが渾身のシュートを放つ。ボールはGKの横を襲うがGKのファインセーブを生むことになる。

全体に今のコスタリカは完全に代表病。全員がある程度のテクニックをもち、一部卓越したボールコントロールができるプレーヤーを中心にポゼッションを維持、パス回しは華麗だが最後に無理をする輩がおらずシュートまで繋がらない。今回も同じだ・・卓也をみつに代えAKBをサイドにナツをボランチにしたことにより、よりボールが回ることを期待する。しかしシュートには繋がらない。やがて試合時間が残り5分を切り頭の中がPKの順番を決めようとしていたとき、後半記録上の35分イノ、レイジのパス回しからボールがレビンに渡る、何歩かのドリブル後、レビンの左が火を噴いた!強烈なミドルがマウスに文字通り突き刺さり久しぶりに歓喜がコスタリカを覆い尽くした。
苦しい試合であった。しかしながらどんな大会であっても優勝するチームはその戦いの中で一回は苦労して、その結果栄冠を手にしている。そして我々もそれを踏襲する。絶対に!
前回我々をチンチンにしたレッズ、彼らのその印象が我々にとっての最大のアドバンテージである。

のぶ 5.5 運動量豊富も全体に切れがなかった。
イノ36 5.5 シュートまで行けず。スペースは作る
三角 5.5 スピード活かすもクロスの正確性が・・・
レビン 7.5 起死回生のミラクル・ミドル、但し全体にパス/トラップミス目立つ
Ryota 5.5 ケガによる早期リタイヤは大きな誤算
ムラ25 5.5 夜勤疲れ?全体に切れがなく評価に値するプレー見られず
怜治 6.0 中盤の底で豊富な運動量披露、パスの呼吸合わないのは残念
卓也 6.0 怜治と共に勝利の流れを引き寄せる
みつ57 5.5 クローザーとしてシュートも許さず
のり 6.0 3試合連続完封の立役者、センターに鍵かける
AKB 6.0 センターとサイドで完封劇、攻め上がりも合わせて評価
シゲ 6.0 上がりのタイミングも良く、流れを抑えた動き
ナツ36 5.5 久々参加も不安なく、もっと参加を
ひろ 6.0 積極的な攻撃参加、惜しいシュートも披露
シナ 5.5 宝の持ち腐れ、幸か不幸か活躍の場なく
水野 5.5 出番なく申し訳なく、待機に感謝
監督 6.0 力量読み違えるも勝利まで危なげなく
2015/1/12 北区会長杯3回戦 vsツイール
北区会長杯三回戦 対ツイール 2015年1月12日(月・祝)Kick Off14:00
赤羽の森スポーツセンター 天候 晴れ グランドコンデション 良好(風強) 35分ハーフ

1-0(前半30分)レビン左CKダイレクト
2-0(後半12分)レビンPK
3-0(後半22分)三角↑レビン左S
4-0(後半27分)レビン→ムラ〜右S GK弾く 三角右S

Shoot
  コスタリカ  ツイール
前半 6(1)     2(1)
後半 9(4)     5(0)
-------------------------------------------
SH 15(5) 7(1)
CK 4 1
FK 1 2(相手陣内ゴール狙える位置)
PK 1

Card:
24M 怜治(Y)
累積

2014年度会長杯、ベスト8を狙う相手は「ツイール」彼らは長年北区リーグで苦楽を共にしているチームであるが不思議と対戦はそれほど多くなく、これ!と言った死闘を演じた記憶はない。
しかしながら以前からツイールの中盤に君臨していた「M」にゲームを支配され、常にポゼッションは取りながらここぞと言った勝負どころは常に抑えられ、終わって見れば僅差で苦汁を飲まされるといった展開が続いていた。要約すると
・セットプレーの上手さ
・オフサイドトラップを破る後ろからの攻め上がり
・最後尾からの組み立て
に優れており、その巧みさは(北区リーグのチームとしては)豊富な練習量に裏付けされていた。以前はコスタリカも「カナリアリーグ」に参戦し、それなりの練習量を誇りその結果ブロック優勝を成し遂げたこともあったがあくまで「わず」の話。現在は他のリーグに練習としての参戦どころか空地を利用してのボール回しすら怠っている事実からみるにつけ彼らの練習に対する真摯な態度は大いに見習うべきである。

そしてその結果が(いささか身びいきであるが)テクニシャンを揃え、体力スピード面でも決して見劣りしないのに終わってみれば勝ち点3を献上している・・といった試合が続いている事実があった。
直近の試合である昨年の試合(私はW杯観戦でチームから有休を頂いておりましたが)でも3-3の均衡を最後に破られ、3-4で結果的には惜敗であった。

結果は惜敗でも内容は互角以上、今度こそは内容をそのまま結果に反映すべく不退転の決意で本日の試合に臨んだのであった。練習量の差を“センス”で補うために・・

そのセンスを買われたスターティングイレブンは
シナ=出身地代表前橋育英が本日さいたま2002で星陵と決勝を戦うというのにさいたまより赤羽の森を選んでくれていた。(ちなみに私も高校サッカーが首都圏開催/以前は大阪で開催されていた/になってから観戦できなかったのは初めてである。)
DF=AKB、のり、卓也、シゲ
MF=水野/怜治
MF=航平、レビン、ムラ
FW=イノ

堅い守備からのショートカウンターが得意である「ツイール」に対して若手二名プラス好調パパレビン、ムラの突破をイノが決められるか否かが勝負の分かれ目であった。
試合はキックオフから慎重な展開となる。予想通り堅牢な守備からショートカウンターを放つツイールと前線での巧みなボール回しでポゼッションを抑えるコスタリカの主導権争いでお互い決定機を作ることはできなかった。

それでも前半6分ツイール右から崩して1stシュート、GK前で完全にフリーになった相手のシュートをシナビックセーブ、終わってから顧みると非常に大きなターニングポイントといえるプレーであった。その後の展開も比較的大人しかったがようやくコスタリカに大きなチャンスが訪れる。16分コスタリカ、ムラが右サイドをドリブルで切り裂きクロスを供給、三角が逆サイドに詰めほぼフリーで1stシュートを放つが大きくクロスバーを越えていく。

これを機にペースは完全にコスタリカが握る。立ち上がりからの攻めの姿勢がより顕著になっていったことは評価も前回の戦い同様パスミス目立ち、ポゼッションは高いもののシュートに繋がらず、たまにシュートまでいっても枠にいかないものがほとんどであった。(終わってスタッツをみると枠にいったシュートはわずかに5本であった。)今日も嫌な展開・・いつものケースを踏襲するのでは・・過る不安

そんな嫌なムードを払しょくしたのはパパ、いや本日はキレキレレビンであった。ムラが取った右CK、レビンの左から放たれたキックは風にも乗り、きれいな弧を描いてサイドネットに吸い込まれていった。相手のGKは結構当たっていそうであったので非常に効果的な先取点であった。(前半30分)押しまくっての1-0に不満は残るものの基本的にはゲームプラン通り。前記し忘れたが私はこの試合を昨年のリバティと同じ感じと捉えていた。すなわちいつも押しまくって終わってみれば惜敗、しかしながら先取点奪取後より攻勢に出れば大勝もありえると・・・。表面張力で張っていた緊張が緩みさえすれば・・と。

果たして試合はキレキレレビンの独断場になり予想通り緊張を解きまくっていく。それはまるで「二人の若者」にまだ新生パパは健在だぜ!と強く訴えているように。後半12分、またしても得意の右からのCK、同じく左から放たれたキック今度は鋭くニアのAKBの頭にドンピシャ、ボールは鋭くゴールに吸い込まれる・・予定が相手DF、これを手で阻止。絵にかいたようなレッドとなりこの後10人を相手にするアドバンテージとレビンが蹴ったPKで2-0とする大きな勝利へのプロローグがコスタリカに与えられた。

尚もキレキレレビンのショーは続く、10分後航平からのボールがペナの中でレビンに渡り、レビンマッチアップしてきた相手DFを巧みなボールコントロールで交わして左一閃、見事なシュートではなかったがそれでも確実にGKの脇を抜いていった。

そして圧巻は後半27分自軍左サイド低めの位置でボールを受けたレビンは何歩かドリブルで持ち上がり右手前方で待ち受けるムラに弧を描いて鮮やかなパスを供給する。30m以上は楽にある、見事に相手DF陣を切り裂き縫うように繋がった魔法のパスであった。ムラこれを受けGK一直線、パスと思いきや右足を強振、相手GK良く弾くもここに詰めていたのが航平、ゴール前に転がったボールをいとも簡単にマウス内に転がしていった。前後半合わせて枠内シュートが5本であったが得点は4、枠内シュート数からみるとよく言えば確実に、悪く言えば機会創出不足であった。ともあれ“古参”選手の実力を若手に見せつけたことができ、これは若手にも良い刺激になったことでありましょう。
ベテランと若手の融合が明らかになりつつある現状、この勢いで次も行っちゃいましょ!!


イノ 5.5 豊富な運動量、好パスも好機逸す
KAZ65 5.5 最期に少しで申し訳ない、待機に多謝
三角 6.5 サイド切り裂きごっつあんゴールも(1G1A)
レビン 8.5 好パス連発に圧巻のハットトリック
ムラ 6.0 サイドを制し好機連発、クロスの精度が若干落ちる
水野 6.0 中盤のバランスをとり、相手の好機を摘む
みつ36 5.5 後半の安定をもたらす
怜治 6.5 抜群のボール奪取、底からボール配給
AKB 6.0 やや戻りが遅いもサイドの攻防に危なげなく、また事実上のゴールも
のり 6.0 完封の立役者、失点の不安すらなく
卓也 6.0 怜治とのコンビ力、中盤の底を締める
シゲ 6.0 積極的かつ効果的な攻め上がり
大介67 5.5 怪我をおしての強行(調整)出場
シナ 6.5 相手のファーストシュート(6分)を防ぐビックプレー、完封
監督 6.5 先取点目指し積極采配

2014/12/21 北区会長杯2回戦 vsLOVE
北区会長杯 二回戦 対LOVE 2014年12月21日(日)Kick Off 09:30
赤羽の森スポーツセンター 天候 晴れ グランドコンデション やや重 35分ハーフ

1-0(前半15分)のぶ→三角〜右S
2-0(前半32分)のぶ→AKB右S
3-0(前半33分)三角↑Ryota右S
4-0(後半17分)三角→のぶ右S
5-0(後半29分)ひろ→×レビン左S
6-0(後半35分)シナ↑のぶ〜右S

Shoot
コスタリカ   LOVE
前半 8(5)       0(0)
後半 13(11)    2(0)
-------------------------------------------
SH 21(16) 2(0)
CK 1 0
FK 5 1 (相手陣内ゴール狙える位置)

Card:なし
累積

北区会長杯、我々にとっての1回戦(全体では2回戦)幸いにも我がチームはここ数年北区1部に在籍し続けているため1回戦はシードされ2回戦からの出場となっている。しかしながらリーグが終了し、ゲーム間隔が開き、2部および3部チームが初戦の相手であることからの油断に相手チームのモチベーションアップが重なり、折角シードされても事実上の1回戦敗退、あるいは2/3部チームに大勝しても次で敗退するケースが例年の行事とすらなっていた。即ち我々はトーナメントに弱いのである。
(あのノールチにしてしかり本年度はなんと2部のチームに苦汁を飲まされ二回戦敗退のニュース、朗報と読むか?凶報と読むか?)

そして今年も初戦の相手は2部通しの対決を制してきたLove、2006年に1度2部で対戦しているとはいえ、その後彼らは2部の常連となり、我々は幸運にも地獄の2部を抜け出している。結果的には8年ぶりの対戦となり、当然なんの情報もないままにこの日を迎えることになった。情報がない場合はオーソドックスに戦う、また彼らの今期の戦績をみると怖さは感じられず、真の恐怖は怖さを感じないことからくる大いなる油断のみであった。

メンバーには油断禁物の意識徹底、安全な立ち上がり(キックオフ直後は抑えていく)、トップ下にボールを集め、最初はロングボールで攻めないことを指示する。例年トーナメントの弱さ、言っても効かない油断体質・・大いなる不安で例年カップ戦を迎えるが今年は一味違っていた。コスタリカの屈強なディフェンダー・守屋祐治の長男・怜治、待望のコスタリカデビューの日であった。それも強力な友人(三角)を連れ立っての参戦である。彼らは4月から強豪大学の体育会サッカー部進学が決まっており、残念ながら会長杯限定参加であったが十二分な戦力であることは事実であり、極めて頼もしい助っ人であるといえるのであった。(正式な登録済み)

どんな重要な戦力でも初戦は途中から、オリジナルメンバーの気持ちも考慮し本日から参加の強力なメンバーであっても例外でなくスタートはベンチから・・の予定であった。

しかしながら獅子&ムラの正副主将コンビが続けざまに不参加表明、2名の参加がいきなり頭から戦力になっていくことが決定された。しかも両名のポジションが本日初参加の新人二人にもろ被り、幸か不幸か2名を含んでのスタメンは
GKシナ/DFひろ・AKB・のり・シゲ/MF卓也・レイジ/3シャドー 三角・イノ・Ryota/FWのぶ
ベンチ:大谷・レビン・水野・みつ 久しぶりに交代に神経を使いそうな嬉しい悩みが復活、いつ以来?

試合は我々の思惑通り静かに立ち上がる、3分シゲ右崩しのぶへ好クロスもタイミングがずれ繋がらず。
7分イノ・三角の連携で左崩すもシュートまではいかず。このシーン以外にも(当たり前であるが)三角のスピード・パスについていけず逸機が目立つ。逆に三角がチームに馴染めばとてつもない戦力になる雰囲気をプンプンと醸し出す。前線でのぶ・イノ・Ryotaが躍動し、そこに三角が絡み好き放題にパフォーマンスを発揮するのでLoveにとってはたまったものではない・・・。それでも「慎重に立ち上がれ!」の指示通り、無理攻めせずに推移したため結局初シュートまで要した時間は10分、のぶの右からクロスバーの遥か上を行くシュートが記録された。

その後もワンサイドのゲームが続くが三角と他のメンバーとの息合わず、パスミスが顕著になりゴールには繋がらない。そして業を煮やした三角、のぶとのパス交換から左サイドをドリブル突破、中央に切り込み右足一閃!ボールはサイドネットに突き刺さる。この瞬間、三角にFC東京の武藤が宿る。ゴールは決まればケチャップのようなもの(笑 

ワンサイドゲーム・ハーフコートゲームはその後も展開されていく。しかしながら中々ドバっとケチャップは出ない。これだけ押して前半は1-0?不安を取り除いたのはなんとAKB、左からの展開に何名かが絡み、右に流れたボールをダイレクトに右足一振、ボールは見事に逆サイドネットに突き刺さる。結果的には今日一の「エル・ゴラッソ!!」いつ以来か忘れ、そしてなぜここにAKB?と言いたくなる一撃であった。そしてケチャップは噴出した。AKBの余韻が冷めないうちに三角が前線にボールをロブで供給、Ryotaこれをマイボールとしてマウスにコスタリカ初ゴールを流し込み前半終了。

後半も続くワンサイドゲーム、しかしながらイノの巧みなシュートがことごとく確実にGK正面を突き、スコアは記録されない。のぶのシュートも変わらずマウスを捉えない。13分ひろからのクロスものぶが強烈にGK正面に・・そしてここでもやはり三角が躍動する。左サイド深く侵入し中央で待ち受ける“のぶ”にパスを供給、のぶこれを右足アウトで文字通りマウスに流し込む(4-0)

そして仕上げはレビン!腿の痛みから残り13分「ゆりかごゴール」目指して強硬出場。親として監督として本日の試合に使いたくなかったが本人の強い意志に押され出場を許可。しかしながら出た直後にパスミス連発、キープできずボール失う・・許可が裏目か?後悔しつつある時間にひろからクロスが出される。相手DFがやや被り幸運のボールがレビンの足元に、持っている男レビンこれを逃すわけなく左から放たれたシュートがGKの脇を抜く。そしてそこに「真覧」待望のゆりかごダンスタイムがやってきた。尚も山岸とまではいかなかったもののシナのロングボールがのぶに渡り、のぶ独走から天井シュート、シナの事実上のアシストがゆりかごの祝砲に繋がったところで終了のホイッスル。
良い目ばかりがでたカップ戦、次からが本当の勝負、ツイールは甘くないぞ!


のぶ 6.5 逸機多いも2得点、抜群の運動量
三角 7.0 スピードで圧倒、貴重な先制点と2アシスト、勝利の立役者
イノ 5.0 周囲と呼吸合わず、シュートのタイミングは貫録もすべて正面
Ryota 6.0 運動量と初得点、再三の突破を評価
レビン57 6.0 ミス多いも“持っていたゆりかごゴール”+0.5は出産祝い
卓也 5.5 堅実な底支え、無失点に貢献
水野50 5.0 積極的にボール追いかけ中盤に安心をもたらす
怜治 6.0 素早いボール奪取と前線へのフィード、周囲との呼吸も合い大戦力に
ひろ 5.5 変わらぬスピードでサイドを制圧、ゴールの起点にも
のり 5.5 最終ラインを締め無失点に
AKB 6.5 果敢な攻め上がりで貴重なゴール、本業でも無失点
みつ46 5.0 終盤確実クローザーとして試合を締める
シゲ 5.5 説教的な突破と再三クロス、得点に結びつかないも無失点
大谷36 5.0 サイドで使えることもアピール、周囲との息今一も次回は攻め上がりも
シナ 5.5 守備で見せ場ないも事実上の1アシスト

監督 6.0 確実な選手交代で勝利を早めに確定する
注)今回相手が2部のため勝利の場合でも平均を5.0にしました。

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