2005年6月26日
北グラウンド 快晴
ライトイヤーズvsラガッツィ観戦記
おもわぬ1敗を期し、2部Bブロック制覇のためには絶対に勝たねばいけない相手、現在全勝のライトイヤーズその全容を以下より記す。(先日の1敗は気の緩み、小野の体調不良、前原の代表とは思えぬお間抜け寝坊、不必要な獅子の退場・・・今は全てを忘れて今後の戦いに集中しよう!)
相手は古豪ラガッツイ、コスタリカが内容で圧倒しながらも要所要所で点を取られ最終的にレビンの起死回生のゴールで3-2で勝利した相手である。正直決して弱くはない相手である。
ライトイヤーズの布陣は基本的には4-4(ダイヤモンド)-2
14 11
9
19
16
8
DF DF DF DF
GK
■攻撃の特徴
とにかく細かいパスを繋げてくる。ほとんどは9を基点に14、11が相手DFの後ろに走りスルーパスを受け、相手GKと1対1の局面を作り出し最後はGKをドリブルでかわしてゴールを生み出すシーンを再三見せ付けられる。9がそのまま上がった場合は14もしくは11がトップ下の位置に残りそのままパスの供給源となり攻撃を組み立てるこの3人でのトライアングルは非常に脅威である。
前述もしたがとにかく1もしくは2タッチでの細かいパスが多く全体の印象が先になるが強いチームでなくうまいチームであった。強引に放り込んでとにかく貪欲にゴールを目指すようなプレーは少なく、基本に忠実なパス回しの結果ゴールにパスをするイメージのチームであった。(彼らは北区のクラブチームのOB会と聞く・・古き良きクラブチームをイメージして貰えれば良いのではないか?また平均年齢も非常に若いようである、みたところ全員がほぼ20〜25?後記もするがその割には圧倒的な体力も感じられず漬け込む隙は十分に見出せた。)
上記3人のパス回しに加えて右WB16も卓越したプレーヤーであった。9からのパスを受けるとここはドリブルを多用、しかしアーリークロスなどは少なくドリブルで切れ込んできて最後は自分でシュートか中央にマイナスのパス、中央から走りこんでシュート・・のシーンが多かった。逆にたまには切り込まずにクロスをあげるが中央に走りこむ14、11あるいは9に全くあわず、ヘディングには脅威を感じなかった。また逆サイドの19は攻撃参加の意欲がなく左サイドの脅威は最後まで感じなかった。8はキャプテン?大いにキャプテンシーを発揮しボランチの位置から大声を出しロングパスを供給するも、その精度は低くたまに前線に上がってくるときもさほど脅威を感じなかった。また両サイドバックのオーバーラップもほとんどみられず最後尾からの攻撃参加に対してのケアはそれほど必要をしないのではないかと感じられた。
しかしながら前線の3人に加えて16がかもし出すハーモニーは極めて脅威でありコスタリカが結果的に苦戦したラガッツイに終わってみれば5-0の勝利、やはり噂どおりの強さ正直苦戦は免れないと思われる。但しラガッツィは相手に合せての戦術は取らず全く同じパターンでの失点を繰り返し、また0-3からはコスタリカと逆にシニアを多用し結果的に0-5で敗戦であるが失点を押さえ勝利に固守するのであればDFラインを低くし、後ろのスペースを消し威力のないクロスを跳ね返すことに徹すれば最小失点で乗り切れたのではないかと思う。
■対ラガッツィ戦を見てコスタリカの戦い方
前記のとおり前線の3人は脅威ではあるがパスの供給源はお互いにポジションチェンジを繰り返すとは言え、やはりオリジナルのポジションである9がトップ下に入ったときがもっとも脅威である。ここはコスタリカのディフェンシブハーフとのマッチアップであることからコスタリカは八木もしくは水野をほぼマンマーク的にアサインしたい。相手のツートップはパスを受けてからのドリブルにもかなりのものがあるので(かならず一人はかわしシュートもしくは次のパスに繋げている。)最終ラインをフラットに保たず、いわばスイーパー的に配置(佐藤貴?)しドリでかわして来た相手をケアしたい。また9同様に16のドリブル突破が脅威であることから、コスタリカとしては始めての試みであるが左のサイドハーフとして獅子を起用、イエロー1枚までは覚悟して突破を抑えるとともにカウンターを心がけたい。逆に右には攻撃的な人材を配置、おもにここを基点としたい。ライトイヤーズの過去の戦いの記録と本日見た感想から最終ラインは決して強くなく、またサイドに逃げないまでも単調に前線に蹴り込むクリアしかできず、最後尾からのビルドアップの意識が無いようであった。特に両サイドにボールが流れた場合、ボールに寄る傾向がありコスタリカとしては両サイドに流しDFを引き付け中央に長身のプレーヤー(レビン・豊岡?)を走りこませ制空権を得て優位に進めたい。(ライトは8以外長身プレーヤーは見あたらなかった。)
無論両サイドでドリブルを多用しファールを誘いレビンのFKから活路を見出すことはいうまでもない。また当日は分からないまでも過去の戦績の自信からか最終ラインが非常に高く保たれレビンー小野に稲葉を絡ませての最終ラインの突破は十分可能と思われる。
あくまで本日限定かも知れないが本日のライトは人数少なく交代要員は一人、終了後全員がアップアップの状態で炎天下での戦いに苦慮、若い割にスタミナの無さを暴露していた。(終了後何人もグラウンドに倒れこんでいた。)
コスタリカの選手層の厚さは彼らに対しては大きな武器である。当日メンバーが多く集まるようであればシニア先発のフォーメーションでロングボールを多用、徹底的にスタミナを奪い前半の終盤まで0-0を保てれば十分後半で加点し勝利することはそう難しくないことと思われる。また前半での失点は命取りになるがイエロー1枚までは覚悟し、最後は泥臭く後半に繋げるプレーに徹すればおのずと勝利は見えてくる。ここでも1枚貰った選手を代えることができる選手層の厚さを存分に活かして生きたい。あくまで対ライトに絞った戦術・・無論他のチームに負けることを考えていないことはいうまでも無い!目指すは1部復帰のみ、今はそれしか見るな!
久保田
(補足)
メンバー表通りが前提ですが、上記フォーメーションに沿い、ライトイヤーズ選手の名前を記載しておきます。
尚ユニは青/青/青が正規ですので、対戦時にはユーベユニをきっちり用意しておきましょう。またこれも登録上ですが、メンバーは28名います。
■ライトイヤーズメンバー( )は年齢
14:佐藤(21)
11:鈴木(23)
9:村上(20)
19:藤田(44)
16:青木(43)
8:島村(20)
DF
DF DF DF
GK |