2006年度シニアpart1

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2006/7/8 北区シニア1部第3戦 vsTEEC稲付

”1部死守”に希望の初勝利! 植木、スーパーな2ゴール!

北G 18:40 kick off
FCコスタリカ 3(1-0 2-1)1 TEEC稲付

【メンバー】
浅野、木村、藍田、石川、植木、市川、平山、武田、三上、佐藤健、小菅、守屋、大西、監督 
【得点】
植木×2 佐藤健1
【警告・退場】
なし


2006年度シニアリーグ1部、第三戦ここまでコスタリカ・シニアは1勝1分けいずれも勝ち試合が引き分けに引き分けられる試合が負け試合になって、我がチームにとって誠に不本意なシーズンへの入り方であった。最初に昨年の上位チームと当たっているとは言え、本年度の目標「1部残留」実現のためには早くも来た「絶対に負けられない一戦」であった。相手はTEEC,コスタリカOBの小椋がいるとはいえ、それ以上の情報がなく、また「絶対に負けられない一戦」のわりには昨今では珍しく集まりが悪く、ベンチに2人残しただけで・・かつGK越智が不在ここを木村が担当し不安を抱いたままでキックオフを迎えた。

 試合はキックオフ直後から守勢に廻る、基本的に自陣でのプレーを余儀なくされる。しかしながら両サイドの市川・藍田がサイド攻撃を良く封じ中央を小菅、守屋が抑え相手に決定機を与えることはなかった。ボールポゼッションは低いまま試合は推移、前半も後半に差し掛かったとき中央のゴチャゴチャをドリブルで突破した三上が右に持ち込み、ゴールライン寸前でこれをよく中に折り返す。中央で待つ石川、しかしクロスがやや高くまったく合わない。但しこの動きに相手DFが完全に釣られ石川を通り越したボールは左から上がってきた植木に完全にフリーの状態で渡ることとなる。久しぶりの好機ながら植木よくこれを冷静にゴール内にパス・・鮮やかな先制点となる。待望の先取点のあとはやや盛り返すも結局1-0で前半終了。

 そして迎えた後半、代役木村がドラマを演出する。敵がパス回しからやや1対1の局面を造りかける。まだまだ完全な1対1の心配が無い状況ながら急増GKの悲しさ・・判断悪く木村が完全に飛び出す。ここは冷静な相手・・完全に抜ききらない状態で右足アウトでのループシュートを放つ、但しコースは微妙、両チーム固唾を飲む、敵の熱意、コスタリカの願望・・熱意が勝って残酷にもボールはゴールの中に転がる・・。失意の同点。

 その後の展開も変わらず、やや押されるなかで引き分けもやむなしと、思いきや本日のコスタリカに勝ち点1で満足する輩は存在していなかった(正直引き分けを覚悟したのは私だけだった?)。左サイドからゴールラインまで長いパスが出る。誰しもがそのままゴールラインを割ると思ったとき、後半遅れてきて10分過ぎからピッチに飛び出しまだスタミナ十分のタテシがこれを追った。それでも無理か・・しかしギリギリで追いつき左足で中に折り返す・・そこに飛び込んだのはまたしても植木、GKのニアを二人の執念が抜く、歓喜の決勝弾!

 その後今度は中央のスルーパスに再度タテシが反応DF2人と競り合いながらよくここを耐え、最後は振り切ってGKと1対1の局面を作り、冷静にGKの横に流し込む。終了間近で3-1、最後は浅野を再投入お祭り気分で終了のホイッスルを聞くことが出来た。1部での快勝、これを今後の弾みとしたい。


浅野 パスミスとトラップミスは頂けず  5.0
木村 無難な守備も思わぬ演出         5.5
藍田 サイドを封じる                        6.0
石川 ボールを追い回す                   6.0
植木 エクセレント!見事な2得点       7.0
市川 右サイドに鍵かける                 6.5
平山 前線の基点となる                   6.0
武田 後半マンマークこなす(遅刻-0.5) 5.5
三上 1アシスト攻守に貢献               6.5
佐藤 1得点1アシスト                       7.0
小菅 遅刻さえなければ・・                5.0
守屋 中央に君臨                           6.0
大西 やや切れ悪し                        5.5
監督 采配6.0 選手5.0                    5.5

(久保田)

2006/5/21 北区シニア1部第2戦 vsノースエンジェル

死闘! 三上起死回生の同点ゴール!

赤羽商G 19:10 kick off
FCコスタリカ 2(1-0 1-2)2 ノースエンジェル

【メンバー】
石川、守屋、八木、浅野、鳥海、植木、藍田、越智、牛野、市川、三上、豊岡、木村、武田、大西、小菅
【得点】
市川、三上
【警告・退場】
警告:浅野、小菅


 相手ノースエンジェルとは04年度は1部にて0-0の引き分けで結果として両チームとも2部降格、2部での対戦となった05年度は前原、石川の得点があったものの終了間際の失点で2-3の敗戦、この勝ち点差がそのまま両者の順位となりコスタリカは2部2位に甘んずる。が、2位までが昇格というレギュレーションのため06年度は仲良く1部昇格となり、今日の対戦を迎えた。2部からの昇格、すなわち一般的解釈では1部において弱小のチームであり両チームにとってはこの試合の結果が文字通り1部生き残りのための大事な1戦となるのである。

 大事な1戦、決戦、しかしゲーム開始前のコスタリカにはそんな緊張の気配はみえない。カントクが軽井沢でのドンチャンで不在ということもあり、以前使用していた「来たモン順」のスタメンを組む。システムは3−5−2、GK越智 DF牛野、三上、藍田 MFはボランチに八木、浅野、サイドは豊岡、市川、トップ下に植木、そして武田、石川の2トップ。一見不安気なスタメンではあるが、その普段着さが好スタートをうむ。越智のコーチング、三上の堅実な守備、八木の配球、植木の運動量を始めとしたセンターラインに安定感があり、藍田、市川がからんだ左サイドから、また八木のスルーパスに2トップが反応し、再三チャンスを生み出す。逆に豊岡、牛野を中心とした右サイドは守備に重点を置き、相手の突破を許さない。

 コスタリカペースで進んだゲームは、八木のコーナーからの石川ヘッド、左サイドを突破した市川のグラウンダーシュート等が相手ゴールを脅かす。そして一度惜しいシュートをGKにファインセーズされた市川が同様に左サイドを突破、今度はGKの頭上を越えるファンタスティックなシュートを放つ。ゴール!!1昨年、昨年とリードすることができなかったノース相手に遂に先制点をゲットする。

 その後もペースはコスタリカのもの。最後尾越智の声のおかげか、いままでにない連動性が出る。八木のパスに豊岡、市川のサイドが的確な反応、滅多にない浅野のオーバーラップの際には、なんと前にしか走らない武田がDFラインまで戻って守備、最後5分はやや疲れが出て押されたものの失点の危険はあまり感じなく100点に近い出来で前半を終了した。

 さらに後半には守備の重鎮守屋、ファンタジスタ大西、守備を任せられる小菅がフレッシュな状態で温存され、さらに前審をやっていただいた木村、鳥海まで控えにいる。あのスタメンで1−0のリードであるからして、コスタリカの誰もが本日の勝利がみえてきたと感じたはずだ。だが、サッカーとは怖いもの。ストーリーはそんなに単純には進まなかった。

 後半開始のメンバーはGK越智 DF小菅、守屋、藍田 MF三上、鳥海、牛野、市川、八木 FW植木、大西。1点ビハインドの相手は前半後方にいた19番を前線に上げ攻撃的な布陣をひいてくる。これに対しコスタリカも守屋を中心に安定した守備、しかし攻撃が繋がらず徐々にポゼッションは相手優位となっていく。その展開の中、不運な失点を献上してしまう。ゴール前相手FKから一度クリアー、拾った相手FWがハンド、コスタリカDF陣の足が一瞬止まる、が主審はファールをとらずゲームは流れる、そしてフリーとなった相手FWのシュートが越智の頭上を超えゴールにすいこまれた。同点。これで相手はさらに勢いを増す。

 そんな中市川の足がつり、急遽木村に交代。相手は、その混乱を見透かすようにさらに攻勢にでる。そしてまもなくコスタリカに2度目の失点が。遂に逆転、1−2、またしても宿敵ノースに敗れてしまうのか・・・。

 2失点はしてしまったが、決してコスタリカの守備が崩壊したわけではない。3DFに加え、三上、鳥海もパスの出所をうまく潰している。が、一度奪ったボールを攻撃に転じられないのだ。前半、供給源であった八木がトップ下へポジション変更、さらにリードされたことも相まって、前掛かりになり、守備陣と攻撃陣の間が開いてしまいボールが繋がらないのだ。控え組ではその現象がわかっていたが、遠慮からか、なかなかそれを伝えられない。やはり指示できるカントクの不在は痛かった(かも知れない)。

 しかしこのままでは終われない。まず牛野と豊岡をチェンジし、さらにこの日サイドでの活躍が光っていた藍田とまだフレッシュな木村のポジションをチェンジ、藍田には攻撃に専念させる。すると、豊岡、藍田のもと中盤でボールが落ち着くようになり、ペースはコスタリカに戻る。ラスト10分、スルーパスから八木が抜け出しGKと1対1、しかしこのビッグチャンスでのシュートはGK正面に。が、依然ペースはコスタリカ。

 ラスト5分、右サイドをドリブル突破した大西が敵陣深くに進入、混戦の中のシュートは一度相手GKに防がれるが、こぼれ球がゴール前に、そしてそこに詰めていた三上が執念の同点ゴール!ほどなく主審のホイッスルが響き、「決戦」は引分けという結果で終了した。

 「コスタリカさんとは、いつも良い勝負しますね。また来年もよろしくお願いします。」
ゲーム後握手をしながらのノース5番の言葉。そう、来年も是非同じ「1部」で戦いましょう。それにしても、木村さんにチョーパン入れて文句たれていた18番だけは許せねぇ。今度対戦したら、絶対削ってやる。

越智 6.5 コーチングとパントキックは武器になる
牛野 6.0 カバーリングが秀逸。後半はやや消えた。
三上 7.0 前半は守備、後半はゴールゲット。本日のMOM。
藍田 6.5 左サイドを制圧し、チャンスをつくる。
八木 6.5 中盤の基点。あの1対1は決めたい。
浅野 6.0 30分出たし、戦評書いたし。
豊岡 6.0 慣れないサイドで奮闘。後半は繋ぎ役で働く。
市川 6.5 2つのシュート、1ゴールは見事。アシがつらなければ・・。
植木 6.5 中盤のダイナモ、後半はトップでやや戸惑う。
武田 6.0 楔として機能。守備意識もあり。
石川 6.0 スルーパスに好反応し、好機を生む。
守屋 5.5 安定守備も2失点はマイナス。
鳥海 5.5 いつものコーチングみられず、やや不調。
木村 6.0 急遽出場でポジショニングに戸惑い。主審ご苦労様でした。
大西 5.5 いつものサエが見られず。
小菅 5.5 1失点目は防げたか?警告もマイナス要因。

(浅野)

2006/4/15 北区シニア1部第1戦 vs十条
コスタリカ 希望の持てる敗戦

北G 18:40 kick off
FCコスタリカ 1(0-2 1-1)3 十条

【メンバー】
越智・鳥海・市川・小菅・木村・豊岡・牛野・藍田・佐藤建・斎木・平山・石川・武田・三上
【得点】
藍田
【警告・退場】
なし


 立ち上がりの10分、何度か攻められるが、G/K越智のファインセーブ3点ほどを防ぐ。20分左45度からFのシュートが逆サイドネットを揺らされる。25分右C/Kからクリヤーボールをペナルティーの外から中央がら空きGの豪快なインステップシュートが、決まる。35分フリーキックをもらい右45度から斎木のキックが壁に当たり戻ってきた所をもう一度クロス、逆サイドでヘッドに勝ち、相手G/K頭上へ豊岡果敢に飛び込むもG/Kチャージ。

 後半、再三いい場面を作るも十条G/Kのファインセーブ(ボールが勝手に当たっただけ)運に見放されゴールを割ることが出来ず・・・。しかし相手もバテテ来ており、うちらのペースで試合が進む。25分いい緊張の中危ない場面も少かったが 一瞬の隙を取られ、G/Kと一対一もはやこれまで・・・、いや果敢に飛び出した越智の捨て身のファインセーブに助けられ、そのクリヤーボールを一気に前線へ・・たまらず十条はペナルティーエリア前で反則で止める。

エリア外中央で斎木の左足で放った放物線は、カーブし落ちながら、鳥海のもとへ、これをかすった後に、藍田が走りこみ、ようやくゲット!。これで1-2おせおせである。DF陣も三上を中心にオフサイドラインをきちっと取り、危ない場面も少なくなってきた、もう一点が欲しい!!。

 もうロスタイム、前がかりになったなった所を左から崩され、G/Kも出されるそこから中央に折り返され、もう一度左に振られシュートされる、ゴールカバーに入った木村の右ももをかすめるように入ってしまう・・・・。 めげずに攻めまくるが、いい所までは行くが、もう一点を決めることが出来ずに、終了のホイッスルを聞く。

1-3黒星スタートとなったが一部4位のチームといい試合をした、これからが楽しみである。皆さんご苦労様でした。
 怪我人続出:越智、擦り傷大+右もも前側負傷。建、右ふくらはぎ肉離れ?。牛野相手のキッキング
で足首負傷。お大事に・・・・。 ちょっと気温が低すぎた!。 

越智:6.0  飛び出しの判断もよく、キレキレのG/K
鳥海:5.0  前半声も良く出ていてDF陣を統率
市川:5.5   積極的に上がる
小菅:5.0  中央でふんばる
木村:4.5
三上:5.5   相変わらずの堅実な守備
豊岡:5.0  中央が空く
牛野:5.0  中央が空く
石川:5.0  中央で絡むが(前審ご苦労様)
武田:5.0  中央で絡むが
藍田:5.0  残念ながら、消えてしまっている時間が多い。貴重な1点ゲット 
佐藤:5.0  よく動くも、肉離れの為前半でリタイヤ(今後の経過が心配)
斎木:5.0  安定したFK、前線で絡むが孤立
平山:5.0  前線での基点になるが、なかなかフィニッシュまでは行かせてもらえず

(木村)

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