2006年度シニアpart2

part3へ

2006/10/14 北区シニア1部第7戦 vsアウルズ
善戦も勝点奪えず、崖っぷち

グラウンド 17:20Kick Off 

FCコスタリカ 0(0-1 0-1)2 アウルズ

【メンバー】
石川 平山 武田 浅野 豊岡 牛野 藍田 守屋 鳥海 市川 木村 小菅 久保田
【得点】
なし
【警告・退場】
なし


「目標は勝ち点と得点」勝てとはいわない、せめて勝ち点を・・試合前に伝えた意識が浸透してか、”あの”高麗と引き分け昨年は優勝も果たしているアウルス相手に結果的に「星を落とした・・」と試合終了後に語れるようになるとは正直思いもよらなかった。しかし正しく試合は星を落としたという感じで終了のホイッスルを聞くことになった。

試合前に本日のメンバーを確認すると転勤の殺陣師は当然として、シニアではスピードスターの前原、テクニシャン大西、ボールプロバイダー植木、ボールサーバー八木が相次いで欠場、すなわち攻撃の起点となるキーパーソンが全く不在なのである。

しかもGK不在・・都合の悪い馬場と体調不良の越智・・GKはまたしても木村に白羽の矢が立つことになった。自ずと布陣はデフェンシブ、4−3−1−2のトリプルボランチで試合に臨んだ。 石川・平山の2トップにトップ下に武田、トリプルボランチに浅野・豊岡・牛野を配備、DFに藍田、守屋、鳥海、市川をフラットに並べてGKに木村、そしてベンチに小菅と久保田、前記の事情もあり専守防衛の気持ちで試合に臨む。

試合は高麗と互角の結果を受け、組み難い印象で臨んだが思いの他攻撃に迫力がなく、そこそこ崩されるも決定的なピンチはないままに10分が過ぎる。しかしそこで悲劇が起こる。左サイドのパス交換から敵のクロスが浅野の左手を襲う。腕は体についたままであったため、ホイッスルの悲劇は免れたかと思ったが主審清水氏ためらわずに笛を吹く・・おいおいここはぺナの中だぜ・・それも試合展開からして演出も考えろよ!と文句言いたいところであるが第二の獅子になることを恐れ、ぐっとガマン、相手のPKに勢いが無かったものの急造GK木村に反応を望むのは酷、なんなく先取点を献上する。その後もピンチが少ない代わりにチャンスもなく、小菅をDFで投入鳥をボランチに上げ浅野を下げる。(久保田も武田に代わりちょっと汗をかく)結局前半はそのまま終了。

後半の布陣に関してはさすがにシニアの面々、各々が好きなことを言いフォーメーションが確定しないため基本的に前半終了時の布陣で臨む。但し最後の局面で木村に代え石川をGKにして市川を上げることだけ確認をする。後半のキックオフ、ここでまたまた悲劇が見舞う。キックオフ直後であったゆえラインを上げていた市川の後ろをいきなり取られる、難なく左サイドを突破されグラウンダーのクロスが入る。ここに敵のFWが飛び込み木村のほぼ正面を付かれることとなるがやはり急造の厳しさ・・2点目を献上する。

結果的にその後にピンチはなく、逆にカウンターから何度かは相手ゴールを脅かすことができたので本当に悔やまれる失点であった。後半前記のように市川をトップにいれ木村を本職のサイドバックに戻し石川がGK・・この布陣で贔屓目ながら良い形が再三作れたため本当に攻撃スタッフとGK不参加が響いた試合であった。しかし現在トップのアウルズにある意味互角の戦いができたことに誇りを持ち、残り2試合でなんとしても勝ち点を稼ぎ、絶対に1部に残留しよう!!


石川   5.0 前線からの守備
平山   5.0 意欲的に走りまわる
武田   4.5 ボールに絡めず
浅野   4.5 無難なプレー
豊岡   5.0 積極的に押し上げる
牛野   5.5 活発な運動量
藍田   5.0 クロスのミスは頂けず
守屋   5.0 中央を締める
鳥海   5.0 久々の割には
市川   5.5 飛び出しを評価
木村   5.0 GKご苦労様
小菅   5.0 積極守備
久保田  4.5 スピード不足露呈

(久保田)

2006/9/24 北区シニア1部第6戦 vs高麗
茫然自失の3連敗 

赤羽商業グラウンド 18:00Kick Off 

FCコスタリカ 0(0-3 0-3)6 高麗

【メンバー】
小菅 藍田 市川 豊岡 前原 植木 石川 馬場 越智 平山 浅野 三上 牛野 武田 木村 守屋 監督 八木
【得点】
なし
【警告・退場】
なし


北区シニアリーグ1部にいるからこそ対戦できる国際試合、昨年は高麗FCの2軍に当たる高麗50と死闘を演じ、自信がついたとはいえ本日はシニアの1軍?(実際全国大会のメンバーとは違うと思うが・・)相手にとって全く不足が無かったのである。

その思いはメンバーに充満してかシニアとは思えぬ参加者数、なんと18名集合!但しタテシの離脱、大西の欠席により攻撃をかける際、若干の苦労が見てとれるようであった。まぁ攻撃の柱(だった?)前原の帰京によりそれでも満足に戦えるものと信じてキックオフを迎えた。

高麗の力は確実に落ちている・・事前の情報どおり立ち上がりシュートこそ打てないもののそう危なげなく、うまく戦っているな・・の印象を持たせる試合展開であった。しかし本当に攻撃には結びつかない。そしてそのあせりはDFの崩壊に繋がっていく。前半20分、中央の混戦から威力がないものの確実なコースをとったシュートがコスタリカのネットを揺らす。5分後にはDFが躊躇したところを後ろからヘッドで突かれ2点目の失点。そして終了間際コスタリカペナルティエリア内で巧に腕でコントロールされたボールが3点目となってコスタリカゴールを襲う、本日シニアデビューの馬場良くこれに反応しゴールライン上で抑えたと思われたが無情にもゴールの判定・・ハンドでしかもゴールラインを割っていない!!コスタリカ必死の抗議も判定は覆ることなく0-3で前半終了・・

前半でこの失点はコスタリカの戦意を喪失させるのに十分かと思われたが後半も立ち上がりは良く凌ぎ後半12分まで失点無く推移、このまま後半から入った越智と前半の馬場とのGK合戦は越智に軍配が上がるかと思いきや立て続けに3失点、馬場とのGK合戦は結局3−3で引き分けに終わる・・って結局試合は0−6じゃあないか!!前記の通り高麗の力は落ちている。確かに付け入る隙もあったと思う。でも実質シュートが1では・・・こうなったらなにが何でも今年は1部に残留し、秘策を練った上で来年こそ復讐してやろうじゃないか!絶対に!!まずは残留だ!

小菅 5.0 中央で奮戦
藍田 4.5 連携ミスは頂けないが
市川 5.0 走り廻って守備に貢献
豊岡 4.5 ボールが足につかず
前原 4.5 ボール呼び込めず
植木 5.5 中盤を仕切るも
石川 4.5 ボールに絡めず
馬場 4.5 奮闘も3失点では
越智 4.5 ファインセーブも勝利に繋がらず
平山 4.5 前線で孤立
浅野 4.5 ボールに絡む姿勢を評価
三上 5.0 サイドを締める
牛野 5.0 中盤で追いかけまわす
武田 4.5 好機演出できず
木村 5.0 無難にプレー
守屋 5.0 最終ラインを統率
監督 4.5 完敗・・・
八木 5.0 奮戦も好機演出出来ず

(久保田)

2006/8/19 北区シニア1部第5戦 vs志茂
青き顔のイレブン〜5つの誤算〜 

北グラウンド 17:25Kick Off 晴れ

FCコスタリカ 1(1-1 0-2)3 志茂

【メンバー】
三上 石川 木村 越智 藍田 大西 浅野 平山 斉木 小菅 八木 豊岡
【得点】
斉木 1
【警告・退場】
警告:小菅


 対戦相手志茂は、コスタリカが勝利したTEECに2−3で敗れているチーム。高麗、戸田橋、そして昨年1部優勝のアウルズという強豪を対戦相手に残しているコスタリカとしては1部残留のために、最低でも勝点1は絶対に必要な試合であった。が、そのコスタリカに5つもの大きな誤算が発生したのだった。

■誤算その1:人が集まらない!
 多くの人数が参加しメンバー構成にカントクがアタマを悩ますほどになった最近のコスタリカ、シニアもその例に違わず、ここ2年参加人数は常に潤沢であった。が、今回の参加予定者はなんと12人。真夏で体力消耗の激しい試合、ここは本来ならばシニア特有の交代ルールを活用し、多くの人数参加で戦いたいところであったが、それもかなわず。さらに対戦相手の志茂は16人、久々に参加人数で負けたコスタリカは厳しい試合を強いられることとなった。

■誤算その2:小菅の遅刻
 前述のように今回参加は12名の少人数ではあったが、少人数だからこそシニア交代ルールを最大限に活用する必要があった。当初、前半20分をスタメンでスタート、その後サブの1名を投入、控えに回ったメンバーは10分の休憩後にまた出場というローテーションを考えていた。が、その目論見も既に「誤算」とは言いがたい小菅の遅刻で崩れてしまう。スタメンはKick Off時間に集合している以下の11人、当然サブはゼロである。
GK越智 DF木村、三上、豊岡、藍田 MF八木、浅野、斉木、大西 FW石川、平山

 しかし控えゼロのコスタリカは奮闘する。前半開始早々よりポゼッションは60%を確保し、相手陣内でのゲーム展開が多い上々のスタートであった。志茂は12番を基点とした攻撃の怖さがあったが、動きの良い12番と言えどもシニアはシニア、ミスも多く粘り強くマークしていれば対応は充分にできる、さらにDFが弱く、この日良い出来であった斉木を基点にFW陣の惜しいシュートが相手ゴールをおそう展開となった。

■誤算その3:平山の負傷
 前半20分、予定通り浅野→小菅の交代、三上を1枚前のボランチ位置に変更する。ほどなく、相手ゴール前混戦から斉木が見事なボレーシュート!これが決まりコスタリカがリードする。その後もよいポゼッションで進行し、理想のカタチで前半終了がみえたと思ったやさき、ゴールから20m以上あるFKがコスタリカゴール左上のここしかない場所に飛び失点、同点とされてしまう。が、単なるアンラッキー失点、まだまだコスタリカには充分に勝ち越すチャンスはあった。
 
 前半も終了間際、ここでさらなる誤算が生じる。相手ペナに進入した平山がボールごと相手DFにひっかれられ腰を強打、そのままの続行が不可能となる。急遽、浅野が戻る。これで当初の「20分」ローテーション構想が崩れ始めるのである。

■誤算その4:審判のジャッジ
 後半、平山の大事をとりメンバーはその他11人でスタート、平山の替わりに前線に長身の豊岡をはらせる。しかし本職ではないFW、しかもほぼ全員がこのクソ暑い中フル出場、さらに相手は16人を効率良く替えて来る、という状況の中、じょじょに志茂にペースはうつってしまう。

 それでもコスタリカはよく守る、相手に決定的チャンスを与えず、またサイドを大西が突破し惜しいチャンスも作る、ゲームは一進一退で進行する。そして後半15分、石川→平山の交替をして、コスタリカは最後の攻勢をかける。が、ここに落とし穴があった。この日の主審は(志茂がギャーギャー言うように)ひどいジャッジではなかったが、全体的にファールに対し厳しい笛をふいていた。この笛がコスタリカに不運を与える。自陣ペナ内で小菅が正当に相手をブロック、それにつまずいた相手FWであったが、主審はペナルティーを宣告。それを決められ遂に逆転を許してしまう。

■誤算その5:越智の負傷
 前半より2失点ほどを防いでいた越智であったが、このPKセーブで腰を強打し、続行不可能となる。急遽木村が代替GKに、そして最後の5分の切り札としようとしていた石川が右サイドバックへ、これで完全に20分ローテーションは崩壊してしまった。

 その後も全員必死に攻めるが疲労が原因で、相手カウンターを再三許すようになる。そして数本目の相手左サイドからのカウンターが決まり3失点目、コスタリカ万事休すとなってしまう。

 決して負ける相手ではなかったことは前半のポゼッション優位からも証明できる。また、多くの誤算もあったが、少なくとも平山、越智の負傷は責めるべき要因ではない。それだけに参加人数が少なかったことが悔やまれる1日となった。

三上 5.5 守備の要として活躍
石川 5.0 惜しいシュートも、後半急遽の出場にも対応
木村 5.0 右サイドを堅めたが、攻撃は不振
越智 4.5 2失点を防御したが負傷退場は残念
藍田 5.0 サイド攻撃に精彩を欠く、コントロールミスも散見
大西 5.0 中盤で奮闘も持ち味のドリブル突破不発
浅野 5.0 守備ではそこそこ貢献、運動量不足
平山 5.0 裏に抜けチャンスをつくる
斉木 5.5 中盤で基点になる、ゴールは見事
小菅 4.5 DFラインを締める、遅刻で減点0.5
八木 5.0 運動量少なくやや精彩を欠く
豊岡 5.0 慣れないポジションで奮闘も結果出ず

(浅野)

2006/7/16 北区シニア1部第4戦 vsレッズ
1部残留への試練 名門チームに完敗

赤羽商業グラウンド 18:00Kick Off 曇り

FCコスタリカ 1(1-2 0-2)4 レッズ

【メンバー】
三上 石川 木村 越智 藍田 大西 浅野 守屋 鳥海 武田 たてし 平山 斉木 小菅 八木 監督
【得点】
八木 1
【警告・退場】
なし


 ここまでコスタリカシニアは1勝1敗1分で勝ち点4、残りの試合を考えて1部残留を確実にするにはなんとしても勝ち点3最低でも1は欲しいところ・・しかしながら本日の相手はレッズ、Jリーグ浦和レッズより歴史が古く北区リーグ古参組のひとつ、かつ北区リーグ参入以来30年(推定)一度も2部落ちが無く勿論優勝も経験している、まさしく名門チームである。

 我がコスタリカ(社会人)とも何度と無く過去に対戦しているが、勝利を収めた記憶は数えるほどである。そんなチームとシニアとはいえ、上記のようなシチュエーションで対戦することはお互いチームが長い間存続している証であることから本当に喜ばしいことであった。

 社会人1部最後の頃は当然敗戦続きであったことから本日は何年振りかでリベンジのチャンスでもあった。久しぶりの対戦で当然情報も無い、従って立ち上がりは4-4-2で無難にかつ慎重に挑むことにした。平山/石川の2トップにたてし/斉木のトップ下、浅野/八木のダブルボランチに藍田/守屋/三上/木村、GK越智でスタート、立ち上がりは慎重策が功を奏し、ボールポゼッションは抑えられるも決定機は許さず時間だけが過ぎていく・・このまま慎重に行きワンチャンスに掛けられれば・・しかしながら淡い期待を長時間は持たせてくれなかった。

 前半20分右サイドに出たパスに反応されバイタルエリアまで持ち込まれ中央に切り込まれる。タックルに行った藍田がかわされ、それと同時に右足一閃、ボールは越智の左を破りネットを揺らす。攻守の切り替えの早い誠に見事な得点であった。そして5分後、今度はGKと最終ラインDFの間にボールを落とされ2列目から飛び出された相手オフェンシブMFに最後は越智までかわされ瞬く間の2失点、前半としては非常に、いや最悪の展開であった。しかしコスタリカも諦めていない。浅野に代え鳥海を投入、八木に高い位置でのプレーを指示しこれが的中、中盤(大西?)からレッズ最終ライン越えのパスが八木に供給される。八木の頭をふわりと越えたパスがGKと八木の間に落ち、絶妙なパスになる。飛び出した八木これを見逃すはずも無く冷静にGK脇を抜き1-2と追いすがる。

コスタリカ上がり調子でハーフタイム。最悪の展開からまずまずの展開へと昇格である。1-2での後半、ここが勝負であった。追いつけば逆転も夢ではないが、逆に相手に得点を許せば追いつくのは至難の業である。そして迎えた後半、前半FWにボールが供給されなかったことから後半は中盤を厚く、3-5-2へ変更、両サイドハーフに斉木とたてしを指名し前のスペースを存分に生かすように指示。

 立ち上がりはこれが的中、前半とは逆にボールポゼッションが向上し、押し気味に試合が進む。これは逆転もあるかも・・しかしレッズはうまかった、カウンターから得たCK、ニアを小菅が固めるも後半DFラインをいじったことが災いしファーサイドに飛び込んでくる敵を誰もケアすることなく難なく3点目を許す。

 事実上のジ・エンドおまけに直後にバイタルエリアでの攻防から振り向きざまの1点も計上、越智の負傷退場も手伝い見事な惨敗を喫することとなる。個々のボールキープ力、展開力、レッズから簡単には勝ち点は奪えない・・実感させられた一戦であった。しかしまだ残り五試合、少しでも勝ち点を稼ぎ来年是非またレッズとの対戦を誓わざるを得ない戦いでもあった。


三上  5.5 奮戦も甲斐なく 
石川  5.0 ボールこず孤立 
木村  5.5 サイドを締め、GKでも 
越智  5.0 やや反応が鈍く 
藍田  4.5 サイド度々破綻 
大西  5.5 切れがなく(1アシスト?) 
浅野  4.5 空振りはいただけず 
守屋  5.0 中央突破許す 
鳥海  5.5 中盤を締める 
武田  5.0 光らず 
たてし 5.5 サイドで奮闘 
平山  5.0 前線でいらつき 
斉木  5.5 攻守に貢献 
小菅  5.0 無難なプレー 
八木  6.0 1得点に希望 
監督  5.0 防御の采配に迷い

(久保田)

part3へ

 since 21/march/2004

(C) FC CostaRica  All rights Reserved