2006年度シニアpart3

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2006/11/25 北区シニア1部第9戦 vs戸田橋
残留か 降格か 後は神のみぞ知る・・・

北G 18:40Kick Off 

FCコスタリカ 0(0-3 0-0)3 戸田橋

【メンバー】
越智 平山 石川 木村 藍田 前原 守屋 八木 斉木 豊岡 市川 武田 牛野 植木 浅野 馬場 伊藤 大西 カントク 
【得点】
なし
【警告・退場】
なし


 試合前の円陣「気をつけて行こう!」思わず飛び出した私の掛け声に味方から失笑が漏れ、「弱気すぎるよ〜」の批判の声が多かったが結果的には全ての面で、残念ながら私のキックオフ直前の最後のエールが効いてしまう内容になってしまった。結果論に思えるが私の「気をつけて行こう」には「今年最後の試合ということもあり、怪我をしないように気をつけよう、特に当日は極めて寒い日であり、また下は湿っていて滑りやすく怪我をし易い状況であったこと」と「立ち上がりの失点に気をつけて行こう!」の二つの意味が込められていた。

当日は日頃時間厳守のメンバーが25日の土曜日という事から来る交通渋滞に巻き込まれ、メンバー表提出のキックオフ30分前には10人しか集まっていなかったという体たらくからも不穏な空気に包まれた中での試合開始であった。

先に述べたように試合の内容は不安が的中するスタートであった。試合開始早々戸田橋クラブの猪口才なテクニックに翻弄されボールポゼッションを支配され続ける。コスタリカDF陣、ゆーじを中心に良くこれを跳ね返すが開始7分、木村・久保田の連携ミスから右サイドを突破され中央に折り返される。中央に進出してきた相手のFWが右足を強振、これが明らかなミスキック、ボールは足の上部にあたりやんわりとしたループシュートになりコスタリカゴールを襲う。しかしこのキックがコスタリカには不運を・・戸田橋には幸運をもたらす。強烈なシュートに備えゴールの前にポジションを取っていたGK越智の頭上を偶然のループがゆっくりと弧を描いていった。

しかしそこからコスタリカの猛攻が開始された。特に八木が再三サイドを突破し、チャンスを演出していく。また平山も再三チャンスに絡んでいく。何度目かの攻撃のあと敵のクリアがゴール中央に転がる。そこに飛び込む大西、GKと1:1の局面を作る。ここで遮二無二ゴールに右足を強振すれば、コスタリカに次の不幸はもたらされなかったでありましょう。しかし大西はすぐにはシュートにもっていかなかった。ゆっくりと持ち替えあえてコースを突くゆるやかなシュートを選択した。ところが残念にも相手GKこれに冷静に反応、なんとか手にあてボールはゴール前を転々と・・そこに飛び込む平山、なおもこぼれたところに再度大西が飛び込む、しかしボールはGKの手中に・・そこに飛び込まれ思わず大西に報復(少なくとも我々にはそう思えたのだが・・)振り上げた足が大西の顔面に・・スパイクが口を直撃、口を押さえ倒れこむ大西、結果的には唇裂傷と前歯2本破損の大怪我であった。

開始15分でコスタリカ唯一と言えるファンタジスタの離脱、大西の怪我の治療のためピッチを離れている間に1失点、尚もスタジアムで大西が急患で行く歯科の予約を行い戻った直後に絵に描いたようなカウンターに実質コスタリカが沈められてしまったことに意気消沈が影響していないとはいえなかったでありましょう。

前半終了で0-3、北区シニア降格圏内リーグの勝ち点争いは熾烈、最後は得失点差も影響してくる可能性が大のため、馬場の獅子奮迅の活躍により0-3で推移の最後15分は攻撃スタッフ総動員で猛攻を掛ける。しかし力みすぎや決定力不足から最後まで戸田橋のネットを揺らす事が出来なかった・・。

これで2006年コスタリカ・シニアの戦いは幕を閉じた。我がコスタリカ・シニアは来年北区1部を再び戦いの場に選ぶことが出来るか否か?いや選んで貰えるかどうか?後は今後の星のつぶしあいに期待するだけになってしまった。

越智     4.5 GKだけの責任ではないが・・
平山     5.0 サイドを動き回る
石川     5.0 攻守に貢献
木村     4.5 再三突破される
藍田     5.0 チャンスをものに出来ず
前原     5.0 前線で頑張るも
守屋     5.5 中央の守護神
八木     5.5 チャンスメーカーに徹す
斉木     5.0 良く戻る
豊岡     5.0 前半4.5ボランチで5.5
市川     5.0 良く駆け上がる
武田     5.0 スタミナに難
牛野     5.0 豊富な運動量も後半ばてる
植木     5.0 良く球を散らす
浅野     5.0 意欲的にボールに絡む
馬場     6.0 後半完封、エクセレント
伊藤     5.5 中央を締める
大西     5.0 決定的なチャンス生かせず
カントク 4.5 ゲームプラン描き損ねる

2006/11/12 北区シニア1部第8戦 vsJacks
貴重な勝ち点3ゲット!さあ残留へあと一歩!

赤羽商 18:00Kick Off 

FCコスタリカ 2(0-0 2-0)0 Jacks

【メンバー】
越智、平山、石川、木村、藍田、馬場、前原、小菅、守屋、植木、八木、斉木、豊岡、市川、浅野、伊藤、大西
【得点】
斉木、植木
【警告・退場】
なし


ここまで1勝1分4敗のコスタリカ、一方対戦相手のJacksは1勝5敗、当日までの仮順位はコスタリカ8位、Jacks10位、また昨年度のJacksは1部8位でギリギリの残留、さらに1昨年コスタリカは1部において2−0で勝利している相手。この状況からも残留のためには、この試合を落とすことは絶対に許されなかった。その状況がコスタリカの「心意気」となったのだろう、参加メンバーは17名、しかもほぼ全員が集合時間内に揃うこととなった。

とは言え、カントク不在のため先発は相変わらずの「来たモン順」をベースにできるだけリスクの少ない布陣を組む。GK越智 DF木村、守屋、伊藤 DMF八木、豊岡 サイドに市川、藍田 トップ下植木 FW石川、前原でスタート。実力伯仲の相手に3バックはやや不安があったが、実に効果的。木村、伊藤は4バックのサイドバックのような動きで高めのポジショニングをとり、守屋がセンターでカヴァーリング。その押し上げが両ボランチの守備負担を軽くし、また藍田、市川、植木が攻撃に専念。たまの相手カウンターは両DFの上がりと守屋のポジショニングにより、ことごとくオフサイドとなり、前半の前半は完全にコスタリカのペースとなった。(オフサイドトラップをかけていたのかどうかは微妙だが・・・)

ベンチを担当した浅野は20分経過後に平山、斉木の2枚をFWで、また終了間際に大西を投入する予定で各選手に準備をさせていた。もちろん相手DFが疲労した前半終了間際に先取点ゲットのためである。

が、事はうまく運ばない。前半15分、伊藤が突然のケガで離脱。ベンチで準備完了しているのは浅野だけであり、本当に突然の本人投入。ここでベンチワークはなくなり、チームは混乱し始める。が、突然の交替も残りのベンチメンバーがうまく対応、結局前半は0−0でことなきを得る。

後半、いよいよ勝負。メンバーはGK馬場、DFは4枚に変更し、木村、小菅、守屋、藍田、MFに八木、豊岡、市川、斉木 FWが大西、平山。前半よりは確実にスキルが上がったはずのメンバー構成なのだが、これがうまくいかない。4バックのためか、DFラインが低くなりFWラインとの間隔を相手MFにうまくつかれ、再三のピンチを招く。が、この日守備に出色の出来であった藍田が同じく再三のピンチを逃れる。試合は1進1退、いつどちらのチームに点が入ってもおかしくない緊張した時間帯が続く。

この硬直を斉木が打ち破る。(暗くてよくわからなかったが)背後からの浮球を見事なボレーで相手ゴールへたたきこみ、ついにコスタリカが先制点を奪う。しかし、その後もペースは決してコスタリカにあらず、もし同点にされたら逆転の可能性もある展開が続く。このような緊張したシニアのゲームにとって、交替選手が潤沢なのは間違いなくチーム力。木村に替えて植木をMFに、そして市川をDFに下げる。その後も前原を平山に替えて、また石川を豊岡に替えて再度投入。フレッシュな選手が頑張り、ペースはコスタリカに向いてくる。相手選手がこちらのベンチワークに気が付いたのか、自軍ベンチに向かい「選手の入れ替えをしろよ」と叫んでいたのを聞いた時、これは勝った!と感じた。

が、これだけでは終わらない。終了直前、植木が(これまた暗くでよく見えない)2点目をゲット。すかさず「2点取ったら出よう」とベンチで言っていた浅野が本当に出場。(八木と交替)が、なんとか無事にゲームは終了。こうしてコスタリカは、残留への決戦を見事に勝利で飾ったのである。

最後に。この日コスタリカには若きサポーターが1名。こいつの声はかなり選手の励みになったと思います。ありがとね、れびん。

越智 6.0 無失点とコーチングを評価
平山 5.5 前線からの守備
石川 5.5 守備で貢献、攻撃はいまいち
木村 5.5 やや上がりすぎか・・・
藍田 
7.0 攻撃、守備とも縦横無尽
馬場 6.0 セービングで失点防ぐ
前原 5.5 ウラがとれなかった
小菅  5.0 気持ちは買うが無駄なファール多し
守屋 6.0 危ない場面もあったが・・・
植木 6.5 見事なポジショニング
八木  6.0  後ろから基点となる
斉木 7.0 見事な先制点、サイドでも基点
豊岡  6.0 アグレッシブな守備で活躍
市川  6.0 対面を完全に封鎖
浅野 5.5 緊急交替とベンチワーク
伊藤 5.0 ケガでの交替は不運
大西 6.0 斉木とのポジションチェンジで相手幻惑

(浅野)

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