2006年度社会人part2

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2006/5/14 北区社会人リーグ 第4戦 vsオリーブ
大きな1勝小さな満足

2006 05 14(日)曇り 荒川グラウンド Kick off 15:30

FCコスタリカ 2(1-0 1-0)0 オリーブ

【メンバー】
稲垣 藍田 石川 植木 水野 柄澤 平山 木村父 浅野 みつ 馬場 守屋 れびん 小野 獅子 ナツ 中越 八木 ノブ 小菅  監督
【得点】
小野×2
【警告・退場】
なし


 

前夜の日本代表対スコットランド代表を容赦なく打ちのめした雨が本日明け方まで続き、グランドコンデション不良から試合の開催が危ぶまれたが、そこは水はけが抜群と定評がある荒川グラウンド、水はけの良さに本日の最終試合と言うこともあり、それまでの熱戦が象徴されるように走り回られたグラウンドは大雨が降ったことが嘘のように土埃さえ巻き上がっていた。結果的には埃の心配がなく、かつ水溜りも無く試合が行いやすいコンデションの元でキックオフされた。

 本日の試合の焦点は前回の敗戦(対神谷)を引きずらずに再び昇格戦線に舞い戻れるか?あるいは考えたくも無いが再び一敗地にまみれ早くもほぼ絶望の烙印を押されてしまうかであった。相手はオリーブ、昨年の成績から判断するに前回の神谷とほぼどうレベル、それはすなわち油断するとまた足元をすくわれる可能性を示していた。

 本日の参加者もまた盛況であり計21名、今回は前回の反省を踏まえ徹底的にディフェンスからフォーメーションを構築する。結果的にレビン、中越の攻撃陣をベンチスタートさせ様子を見るためとノブのテストを兼ねみつですらベンチスタートとなる。また通常よりもシニア・若手のメリハリを明確にせず混成力で失点“ゼロ”を目指すことにした。

 試合は相手が予想通り(ランキングどおり)の出来であったことから当初のゲームプランどおりに進んでいく。ボールポゼッションで圧倒し、相手に攻撃の糸口も見出させない。恐らく前後半を通じ決定機は作らせなかったのではないであろうか?しかしながらコスタリカの攻撃もここ暫く続いている小野の不調がそのまま悪い形でチーム全体に反映され得点には結びつかない。但し前回と違い得点の匂いだけはプンプンしていた。八木のコーナーをノブが中央にヘッドで入れ平山のヘッドがポストを掠める。小野の強烈なシュートが右のポストを直撃、戻ったボールに石川があわし損ねる・・・点にはならないが得点は時間の問題と思われる。

 得点の匂いが現実になるのは前半25分、石川に変えレビンを投入しようとしていたその時、細かなパス回しから獅子が左サイドを突破、十分タイミングを見計らって中央に進出してきた小野にショートパス、さすがに腐っても鯛(?)いくら不振でも小野はこのパスを見逃すことなくゴールに叩き込む、小野自身の起爆剤になりえる一発であった。前半は基本的には守りそれでも最低点は上げる・・まさに絵に描いたゲームプランがそのまま現実と化した。またみつに代わって先発させてノブも以前参加したときとは見違えるような動きを見せ、途中でみつに代える必要もないほどであった。

後半はレビンをワントップに置き、トップ下に植木・ナツ、右に中越左に小野を配しワンボラで獅子の攻撃的布陣、但し両サイドハーフが攻撃的なことからDFは4バック、藍田・ゆーじ・みつ・木村のややシニアシフトで重厚にかためる。シニアと若手を混同してのコラボレーションに期待・・結果的には期待には70点のぎりぎり合格点が与えられる。

 シニアDFラインは両CBを中心に前半同様危なげなく失点の匂いを消していく、但し若手攻撃陣が前半同様圧倒的なボールポゼッションを保ちながら得点に繋がらない繋がらない、パスで崩しきってもシュートに失敗、ナツのシュートがクロスバーを叩き、植木のダイレクトがGKの手を掠める、その上相手GKがファインセーブを連発する。内容で圧倒してもこれもまた前回同様カウンターに沈み同点はおろかまた敗戦も・・いやな予感はどうにか獅子―小野ラインに救われる。

 後半7分中央で獅子がキープして小野にミドルレンジでのグラウンダースルーパス、小野良くこれに反応しトラップ後GKの左を破りコスタリカに安心をプレゼント、いやな流れであったため本当に貴重な1点であった。但し安心のあとも雑な攻撃は続く。試合前のミーティング伝えたようにコスタリカの所属する2部Bブロックは突出したチームは存在しない、それはお互いの叩きあいになることと、最後には得失点差の争いになる可能性も十分に示唆もしている。本来の本日のゲームプランでは5点以上の獲得を目指していた。

 2-0のあとも攻撃は続く、ロスタイムにもあわや3点目のシーンもあったが得点シーンは演出されなかった。あとは本日の得点取り損ねが最後の最後に昇格に響かないことを祈るだけである。少なくともこれで再度昇格戦線に舞い戻ったのだから・・得失点差でなく勝ち点で1部に昇格しようぜ!!


稲垣    6.0 無難にそつなく
藍田    6.0 不安なく攻め上がりも
石川    5.5 ポジショニングで動きをカバー
植木    5.5 味方のスピードを持て余す(?)
水野    6.0 サイドを締める
柄澤    6.0 鉄壁の守備と果敢な攻め上がり
平山    6.5 攻守に貢献
木村父 6.0 サイドを完封、攻めあがりも
浅野    5.5 パスミスはいただけず
みつ    6.0 中央突破許さず
馬場    6.0 完封を評価
守屋    6.0 全体を統率攻め上がりも
れびん 5.5 得点機演出も得点に繋がらず
小野    7.0 復活の兆しが漂う2発
獅子    7.0 攻守の要と2アシスト
ナツ     5.5 今一ドリブルに切れが無く
中越    6.5 積極的に動き回る
八木    6.5 中盤の壁
ノブ     6.0 久しぶりも危なげなく
小菅    6.0 サポーターに徹する(もっと早く来い!!)
監督    6.0 まぁ一応ゲームプランを踏襲か?

(久保田)

2006/4/29 北区社会人リーグ 第3戦 vs神谷
流れをつかめず無念の敗戦

北グラウンド 曇り Kick off 12:30

FCコスタリカ 1(0-2 1-1)3 神谷

【メンバー】
中越 石川  れびん 山崎  八木  浅野  稲垣  みつ  獅子 中野渡  馬場  平山  伊藤  藍田  小野  藤野  長山  監督  
【得点】
小野
【警告・退場】
なし


 GW初日の戦い、本日から始まるGWを楽しく過ごすためにもここは手堅く勝利を収めておきたい。対戦相手の神谷は昨年度3勝3敗3引き分け、2部の中で可も無く不可もなく、言ってしまえば組みやすくGWを楽しく過ごすには格好の相手である・・そしてこの油断が暗黒のGWを招くことになる。

 神谷の昨年の対戦成績を分析するとさほど完敗は無く、引き分けの内容が良い方に転べばこれはこれでかなりの上位進出が可能であったチームであった。(ちなみにコスタリカのメンバーは気が付いているだろうか?実は2004年度2005年度、そして2006年度のここまで我がチームに引き分けは無いのである。この結果ははたして試合巧者と言えるのでしょうか?あるいは試合下手?)

 こんなチームを相手に立ち上がりは4-4-2、例によってディフェンシブに時計を進めていく。ディフェンシブながらゲーム終了後に振り返ってみればこの時間帯が最も押していたのだからサッカーは分からない。たら・れば、は勿論禁物だがこの時間帯に1点でも取っていれば結果はまったく逆になったでありましょう。れびん、ナツがドリブルで仕掛ける。石川がポストプレーに徹し、後ろからのミドルを誘発する。獅子が後方から攻撃に転ずる・・おまけに浅野のシュートシーンまで飛び出しムードは完勝気分、しかしゴールに繋がらない、繋がらないどころか決定的なシュートも振り返ってみれば皆無に近く、いわゆるボールポゼッションは高いがゴールの可能性が低いサッカーを繰り返していた。

 また久しぶりに参加の中野渡が再三右サイドを駆け上がるも、久しぶりの寂しさ・・中野渡の動きを誰も察知せず結局は無駄な動きとして消耗するに留まっていた。イライラの時間が続くもののある意味お互いのスコアレスはゲームプランどおりとも言えた。 

 前半浅野を藤野に交代、時々食らうカウンターへの注意を与えピッチに送り出す。しかしサッカーとは怖いもの、浅野より運動量がある藤野に変えた後中盤で中野渡がファールを受ける、「ファール」声高にアピールするもレフリーは流す、ファールと思い動きが止まったコスタリカに天罰が下る。ファールはあくまでレフリーが決めるもの、セルフジャッジは禁物。レフリーが試合を止めるまで決してゲームを止めてはいけない。サッカーのルールの原点がもろに失点に繋がる。中野渡が奪われたボールは左に展開され中央にライナー性のクロス、中央に飛び込まれ絵に描いたようなカウンターの失点、その後今度は右からのパス交換後中央に振られ中央の選手が放ったループ気味のシュートが馬場の頭上を襲う、ボールは右のポストの内側を舐めゴールの中に転がる。

 ゲームプランを大きく外れる0-2の展開、付け刃で石川に変え小野を投入、本来小野は後半サイドハーフで動き回ってもらうはずであった。小野の投入も試合を変えることはできない。なにしろ0-2後徐々に試合は押されだしFWとして投入した小野、前線で踏ん張る中越にボールが全く供給できなくなっていた。流れは本当に恐ろしい。

 意気消沈のまま前半終了、それでも後半早々に1点返せればなんとかなるのでは・・・。淡い期待を載せ後半はレビンワントップでMFは獅子・藤野・山崎の豪華攻撃陣、右に平山、左に最近不調の小野を配し超攻撃的布陣をひく。これで後半早々に1点でも返せばなんとかなる・・本当に淡い期待であった。

 前半はそれでもボールポゼッションが高く、反撃は時間の問題と思われていたが後半はそのボールポゼッションまで落ちてくる。攻撃的な配置にすると逆に攻め込まれる、これが正しくサッカーの奥深さである。相手には秀でたプレーヤーは居ないものの全員がそこそこキープでき、決してプレスをかけられても動じない。また小野がキープするとたちどころに2〜3名で囲み決してサイドを割らせない。そこに小野の継続的不調(ここ最近まじにキレが無さ過ぎドリブルは抜け出せず、フェイントでもかわせず、気持ちだけが空回りの体をなす。)あせりから獅子のパスミス、藍田のイージーミス、効力を示さないナツのドリブル、朝帰りでキレがいまいちのレビン、各々の不調が重なり時間だけがいたずらに過ぎて行く。馬場がファインセーブを繰り返し、みつが・・そして伊藤がスピードの無さを経験で補って失点を防いでいく。しかしそれにも限界があった。後半20分またしてもカウンターから左サイドを突破され走りこんだFWに本当の止めを刺されることになる。終了間近、レビンのコーナーを小野がヘッドで突き刺すも文字通り遅すぎた。

 しかしながらあせることは何もない。我々のブロックには突出したチームは皆無であり、混戦は必死、逆にここで膿をだすことで今後の試合に緊張を持って臨むことが出来る・・前向きに捕らえ次に臨もうぜ!!
GWは終わっても我々の休みは5/14に終わりの日を迎える。さぁオリーブを粉砕だ!

中越  5.0 ボールが来ない不運もあるが
石川  5.0 ポストプレーに徹するも
れびん5.5 コーナー以外観るものがなく
山崎  5.0 ドリブル効かず、球離れ悪く
八木  5.5 底で踏ん張るが
浅野  5.0 無難にプレー
稲垣  5.0 スピードに苦しむ
みつ  5.0 3失点の責任は大きく
獅子  4.5 雑なプレーが目立つ
中野渡 5.0 スペースに積極的に飛び出すもボール呼べない不運が
馬場  5.5 ファインセーブ連発も運悪く
平山  6.0 右サイドで奮戦
伊藤  5.5 スピードを技量で補う
藍田  4.5 イージーミス多く、ピンチを誘発
小野  5.5 ゴール以外評価できず
藤野  6.0 再三攻撃の芽を摘む
長山  4.5 キレなく復調まで時間が必要
監督  5.0 後半の起用法に迷いが

※尚、評価方法は相対評価では無く、個人絶対評価方法を採用しています。すなわち各個人の通常の出来が各々の評価の基準点になっています。

(久保田)

2006/4/1 XSSL岩槻 第1戦 vs岩槻
コスタリカ 初戦を落とす

岩槻G 11:30Kick Off

FCコスタリカ 1(0-1 1-2)3 岩槻

【メンバー】
馬場、八木、みつ、木村かず、豊岡、石川、ますみ、藍田、レビン、小野、平山、小菅、坂本、たてし、水野
【得点】
レビン
【警告・退場】
なし


 コスタリカチームの失点は、前線での早い動き・展開にディフェンスの対応が遅れたところをつかれて失点にいたってしまった。ディフェンスラインは2日酔いのみつ、久しぶりに参戦の木村かず、八木が都度冷静に対応してはいたものの、その相手の早い動きのなかで、数的な優位に立たれ失点を許してしまった。

 対戦相手の岩槻は、昨年と比較して大幅にメンバーが入れ替わり、(しかも若手が増員)急造チームの印象はあったものの、F氏(北区チームメイト)を中心にそつない試合運びをしていた。(岩槻は、試合開始前1時間前にはメンバー全員が集まり体を動かしているなど、試合に臨む気持ちが現れていた・・・。この時点で勝負あったのか?試合後の喜ぶ様子からかなり気合が入っていたと推察する)結果は2点差がつけられてはいるが、後半の”勝ちに行く”姿勢は随所に試合の中で見られ、レビンの得点以外にもチャンスは多く次にはつながる試合運びになっていたのでは・・・・。
岩槻はこの調子だと全勝する可能性大。コスタリカは以降の試合全勝するとして(?)プレーオフの再戦が楽しみである。

プレーオフ案がこういう形で効いてくるとは!ねー久保田さん(笑)

(八木)

2006/3/21 北区社会人リーグ 第2戦 vsKITANO
爆勝コスタリカ!目指すは1部だ!

荒川G 14:30Kick Off

FCコスタリカ 8(2-1 6-0)1 KITANO

【メンバー】
藤野、柄澤、平山、藍田、監督、八木、みつ、健、れびん、獅子、水野、山崎、稲葉、馬場、木村、石川、伊藤、小菅、守屋、ノブ、中越
 【得点】
前半:れびん、平山 後半:稲葉2、れびん2、肉倉、山崎
【警告・退場】
なし


「今年も、毎試合こんな感じになるんですよね・・・」
第2節の相手は、降格してきたとはいえ昨年度1部のKITANO。開始早々、左からの決定的なクロスを外すと、前節終了直後の率直な感想そのままに、一進一退が続く。なんとなく流れは良さそう、でも予断は許さない、ベンチもなにかモヤモヤ・・・欲しいのは先制点。

相変わらず好調な藤野からクロス、ゴール前、なぜかポツンとたたずむレビンの左足が一閃、先制。
 それでも、今ひとつ晴れないベンチの雰囲気・・・と、ナツミが我々の前を過ぎ去っていく・・・右サイドを緩急自在に切り裂き、余裕で中央に送り込んだクロスを平山がシュート、でもGKの手。ベンチのため息は、しかし次の瞬間、安堵の嵐へ。GKの手をはじいたボールは間違いなくゴールへ、シニアで社会人の得点一番乗りは平山さん。

 1点返されるが、前半は2-1。
 とはいえ、前節の記憶がちらつくベンチの面々は、緊迫感を引きづったまま。

 そんな雰囲気をまず破ったのは、後半登場の稲葉。KITANO DFを追い込んだ獅子がクリアにチャージ、DFラインの裏にこぼれたボールがそのまま稲葉の目の前に。GKもかわし、コロコロと転がっていくボールがラインをゆっくり越えて、3点目。 ・・・ようやく、ピッチ上には余裕が。そして、ここから久しぶりのショーが始まる。

 先輩、小野の居ぬまの何とやら、前線に張る稲葉、今度はレビンから絶妙なスルー。抜け出すタイミング、ボールへ寄るスピードと誰も追随できない稲葉の一人旅、そのまま右上スミへ4点目を叩き込む。

 「楽したい」とこぼしていた重鎮守屋、ここでニコニコしながら、守護神ミツと交代。前節、ライン際から緊迫感ありありで皆が皆、声をふり絞っていたベンチは、すっかり寛いで静かな観戦モード。ほぼ勝利が確約されたからか、思い思いにたたずみ、得点の趨勢を見守るのみ。

 一方、ピッチでは、獅子を始め若人連中が再三の長駆から右に左に積極的に飛び出してゆく。あちこちで、振り切られまくるKITANOを見つつ、「味方でよかった・・」とつぶやく私。

 右からの獅子のクロスを、ニアでレビンが鮮やかなヘディング、5点目。CKからの流れたDFのクリアを反転シュート、6点目は獅子。締め(?)はナツミのドリブル、右隅へシャープな7点目。

 と、右から左のオープンスペースへのロングパス、驚異的なスピードで追いつく稲葉、事も無げにライナー性のクロス。辛うじてDFが触り、右に流れたボールを獅子が拾い、中へ折り返す。今日の大量得点の演出者たちを経たボールは、2点ほど損しているレビンへ、落ち着いて左足を振り抜き、低い弾道で左隅へ吸い込まれていき・・・8点目。

 ベンチ? 大勝にゆるゆる・・・たまにはいいか。
 積極的に前線に飛び出した若人たちの質の良い運動量はもちろん、その流動的なポジショニングをバランス良く補完した、両翼から後ろに至る中堅・シニアメンバとのハーモニー(?)が大勝の要因ですかね。

 次節もここまでうまくいくかは別として、とりあえず2連勝。幸先良いスタートではないでしょうか?

 
馬場:   6.5 後半、目立たないはずなのに・・・.
石川:   6.5 手堅く.得点は次回に(私のせい?). 
木村:   6.5 仕事人、今日は楽だった?
伊藤:   6.5 手堅く、いつも通りに.
守屋:   6.5 4-1で登場、獅子に得点奪われる.
小菅:   6.0 遅刻遅筆.
藍田:   6.5 積極的な攻め上がりも得点へは後一歩.
みつ:   7.0 守りをきっちり締める.
柄澤:   6.5 右サイドで持ち味発揮.
八木:   6.5 底の要.
健:       6.5 右サイド制圧.
藤野:   7.0 中盤〜左サイドと幅広くカバー、チャンスメークも.
水野:   6.5 つぶしは相変わらず、攻めにも.
獅子:   7.5 自由飛行、中盤蹂躙.
ナツミ: 7.5 ドリブルキレキレ.
レビン: 7.5 「本当なら5点」(本人談)→ 0.5点減らしました.
平山:   7.0 シニアから得点一番乗り.
稲葉:   7.0 2得点に垂涎のスピード、今日の主役のひとり.
中越:   7.0 前線で起点に.
(ノブ):   - 後半36分から登場.
監督:   6.5 相変わらず大人数を巧みに捌く.

(小菅)

2006/2/19 北区社会人リーグ 第1戦 vsツィール
「スーパー・レビン!エクセレント・ナツミ!」

天候:曇り無風 グラウンドコンデション:乾燥 北G 15:30Kick Off

FCコスタリカ 3(0-0 3-2)2 ツィール

【メンバー】
小野 れびん 坂口 山崎 稲葉 獅子 藍田 みつ 守屋 中越 馬場 平山 石川 藤野 浅野 八木 小菅 コノ 木村 鳥海 稲垣 監督 
【得点】
後半:れびん2 山崎1
【警告・退場】
小野 小菅


 先週の悪い結果を引きずらずに今期の戦いに臨めるか?新フォーメーションは機能するのか?課題の積み残しであるセットプレーと逆サイドが疎かになる欠点を克服しているのか?様々な問題を結局は抱えたままで”1部復帰”が義務である2006年の北区リーグ開幕戦に臨んだ。相手はツィール、昨年の成績から判断すると可もなく不可もなく・・取り組み易くもないが決して強敵ではなく開幕の相手としてはほぼ理想的であった。

 わがコスタリカは本日で4週連続の試合が組めており基本的には体調が整えられているはずであった。当日は例によって参加メンバーは超多数、総勢21名これまた例によって前後半のフォーメーションに四苦八苦であった。(一昔前の人集めの苦労が全く嘘のようである。)

 選んだシステムは前半4-4-2、後半は試して見たかった坂口を活かし、かつサイドの責任を明確にし逆サイドに振られての失点を警戒するための新システム4-5-1を採用する。攻撃のタレントをフルに活かし後半一気に勝負を決める布陣を考えた。

 しかし、そうとは言え前半に失点、それも2点以上失うと致命傷になり最後までそれが響きかねない。前半はデフェンシブに戦いつつ隙があれば得点も狙える布陣にすることを念頭に置く。キーマンは中盤の働き蜂「藤野」結果的には藤野が攻撃の際にはレビンをサポートし、守勢の際には体を張ってピンチを未然に防いでくれる。また最前線では平山がボールを追い掛け回し敵のDFにプレッシャーを掛け続ける。最終ラインでは久しぶりのゲームながら祐治・木村が要所を締め、ゲームキャプテンのみつが良く統制し、これまた久しぶり登場の小野(高校生)が慣れない左サイドバックでピンチはあるもののなんとか凌ぐ。ちなみにこのゲーム本来のサイドバック坂本・稲垣がそれぞれ怪我で・・サイドバックもこなせるタテシがこの日は参加できずで若干の不安を持ったままでのスタートであった。に、関らずゲームの進行は危なげなくゲームプランどおりに相手の出方を把握するためのデフェンシブ陣形が活きて行く。しかしその分は攻撃が希薄になり、前半の見せ場はレビンのミドルシュート程度に留まる。途中ボランチの浅野に代え獅子、前半の終盤にFW石川から小野に・・慣れない小野に代え久しぶりの鳥海を来週のシニアの試合に備えて左サイドに入れる。途中腰がぴりぴりと来た・・と自ら退き小菅に代わった八木が唯一の予定外であったがあとは一応前記の通りプランどおりで前半は終了。

 さあ、後半は一転攻撃しまくる番である。前半で手ごたえは掴んだ。あとはコスタリカの誇る中盤がチャンスを演出し小野が決めていく4-5-1システムが活きるはずであった。不安は折角のこの新システムを練習試合で試していないことであった。練習試合の各人の出来、特性から考えたシステムであるが草サッカーの悲しさ・・全選手が一同に介しての練習試合を組むことが出来ず結局はぶっつけ本番・・・不安は的中。ある意味予想通り?各選手のキープ力の高さからボールポゼッションは圧倒するもなかなか得点に結びつかない。

 攻めても、攻めても最終ラインに跳ね返され、その上敵のカウンターの脅威にも度々さらされる。そのカウンターの何度目かの攻撃に思わずペナルティエリアのやや外で思わずファールを犯したコスタリカDF陣、試合前に注意したセットプレーをまた奪われる。この試合のように押し気味に試合を進めているときは1本のFKが試合の流れを代え、得てして不利なチームに得点がもたらされるものである。果たしてこの試合にもその鉄則は活きていた。敵のアフリカン?が放った一撃が鉄則を維持した。

 0-1・・・いやな流れである。但し幸いにも時間はまだ十分にある。普通に攻めていけば2点は取れる流れである。今度は良い予感が的中した。小野が相手ゴール前でファールを受けFKを得る。ゴール正面やや左、レビンが得意な角度とは言え昨今のレビンのFKの精度からみると決して楽には得点に繋がらないようにも思えた。レビンの左一閃!今度は不安をあざ笑うように低く早いFKが右のサイドネットに突き刺さる。久しぶりに見せるレビンの真骨頂であった。

 さあ試合は振り出し・・この小休止の状態も長くは続かなかった。またしてもカウンターを受ける。今度はCKをはじかれてからの展開のため、たださえDF陣は手薄であった。そこで小菅が飛び込みかわされ続いてみつもはずされる。最終ラインに戻った獅子の右に敵のパスが渡る・・またしてもいつもの展開サイドに振られて1対1の局面を作られる。そしてまたしても失点に繋がる。流れてきたパスを右サイドで受けワントラップ後に冷静にゴールに流し込まれる。

 1-2またしてもビハインド、無論コスタリカは諦めない。本日の攻撃陣は極めて多彩、いつもの小野・レビンに加えて稲葉・中越そして山崎・坂口までいる。その中で山崎が期待に応える。ペナルティエリアの外でパスを受け、独特なリズムで中に切れ込んでいき最後は左で強烈なシュート、ボールはレビンのシュート同様右のネットに突き刺さる。右利きの山崎の見事な左足でのシュート、ここは右足は左足のつっかえ棒でしかないレビンにも見習って欲しいところである。

 2-2、試合はそのまま推移する。常に先行される苦しい展開2-2での結果は“良し”とするべきか?ロスタイムに突入しさすがに開幕戦の緊張からいたしかたなしの結果とほとんど諦める。しかしピッチの戦士は諦めていなかった。同点ゴール同様にペナルティエリアの外で山崎がパスを受けこれまた同様に中に切れ込む。今度はゴール前の守備は厚い・・それを見て山崎今度は左のレビンにパスを送る。しかしこれが強いパス・・レビン足を伸ばしトラップするもボールの勢いを弱めるのがやっとか・・それでもレビン良くこれに追いつきゴールラインぎりぎりで中に折り返す、中には小野も獅子もいる・・チャンスだ・・と誰もが思う展開でレビンなんとこれを折り返さず左のアウトで強烈にゴールを狙う。そしてその果敢な挑戦に女神が微笑んだ。左足から放たれた強烈なシュートはまたしても右のサイドネットに突き刺さる。歓喜の逆転ゴール、最後の最後にひっくり返す。ボールがセンターサークルに戻され相手のキックオフで試合が再開されたのと我々に勝利がもたらされる終了のホイッスルは同時のように感じられた。

 勝利の二文字、これをあと八つ獲得したとき我々に1部行きのチケットが与えられる。先はまだまだ長い、次の試合にドラマは要らない、あっさり勝とうぜコスタリカ、今日は確かに結果はオーライ、でも内容は決して誉められないスタートだったのだから。

小野 5.5 切れが無く
れびん 7.5 2得点ともスーパーゴール  
坂口 5.5 期待が大きいだけに・・動き重く
山崎 7.5 華麗なドリブルでチャンス演出1得点
稲葉 5.5 ポジションに迷いが
獅子 5.5 攻守のバランス取りきれず
藍田 5.0 失点に絡む
みつ 5.0 中央突破許す
守屋 6.0 久しぶりも貫禄示す
中越 5.0 中途半端なポジションで
馬場 6.0 失点やむなしか
平山 6.0 チェイシングで貢献
石川 5.5 前線で踏ん張るも疲れが
藤野 6.5 攻守の要として貢献大
浅野 5.5 無難なプレー
八木 5.5 年齢が腰に来たのはいた仕方なしか?
小菅 5.0 失点シーンの飛び出しは頂けない
コノ 5.5 慣れないポジションをなんとかこなす
木村 6.0 危なげなく完封
鳥海 5.5 落ち着きを取り戻す
稲垣 5.5 サポーターご苦労さん
監督 5.5 的確なポジション修正出来ず

(久保田)

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