2009年度マスターズpart2

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2010/1/16 北区マスターズ1部第9戦 vsリバティー
北G 18:00 kickoff
FCコスタリカ 0(0-1 0-1)2 リバティー

【メンバー】
小菅、相原、浅野、石川、斉木、五十嵐、大塚、鳥海、前原、平山、大藪、藍田、久保田、三上、馬場、宮崎、堀川、守屋
【得点】
なし 

前節まで4勝4敗勝点12、ふりかえってみると、03年に勝点10で5位という戦績は残っているが、それ以降の最高順位である1部10チーム中5位以上が既に確定していた。同時にこの最終戦で勝点を加えても、残り試合の組合せから5位より上位になることは困難であり、リーグ戦という意味合いからは、コスタリカにとっては勝っても負けても大差ない試合となった。一方、対戦相手のリバティーにとっては、ここまでの勝点が7であり、勝利しないと2部降格の可能性があり、いやがうえにもモチベーションが高まる状況であった。

が、相手の事情はあくまで相手の事情。コスタリカマスターズにとってのこの試合は、年間9試合しかないうちの1試合であるため、大事に戦いたい。さらに相手リバティーには昨年0−5と惨敗しており、その意味からもきっちりリベンジしたい。以上より当然のことながら、きっちり全力で試合に臨むこととした。

先発はGK馬場 DF五十嵐、三上、守屋、藍田 MF石川、浅野、斉木、大藪 FW平山、前原。

リバティーは昨年ほどの早さがなく(メンバーが替わったのかな?)そんなに怖くない。ポゼッションも5歩5歩の拮抗したゲームとなる。が、シュート数だけは長い距離を心がけている分だけ相手が多い。この状況が続くのだが、シュートを打つという積極性が相手に幸運を呼び込む。何でもないゴール前へのボールを何と馬場がファンブルし、そのこぼれ球を決められてしまう。こうして0−1で前半終了。

後半はGK馬場 DF大塚、小菅、鳥海、堀川 MF三上、宮崎、久保田、平山 FW石川、相原。10分で久保田→斉木、15分で平山→大藪とするが、チャンスが作れない。途中、DFに入ったボールで相手FWと馬場がほぼ1対1になるが、小菅が確信犯的ファールでPK献上、これを馬場が見事にセーブという場面もあったが、結局最後に追加点をとられ、09年度最終戦は0−2の敗戦で終了した。

が、昨年のような力の格差は感じなく、おかれた状況にあった少しの格差が、結果として表れてしまったような試合だった。

小菅  4.5 PK献上は知能犯
相原  4.5 強引な突破も得点できず
浅野  4.5 絡むがパスミス多し
石川  5.0 後半のポストプレー秀逸
斉木  4.5 久しぶりでボールに慣れず
五十嵐 4.5 だいぶチームに順応
大塚    4.5 初めての遠慮あるもシュアなプレー
鳥海  4.5 声で鼓舞
前原  4.5 若干元気なし
平山  4.5 前半はやや下がりすぎ
大藪  5.0 サイドを疾走
藍田  4.5 ややパスコースに迷いが
久保田 4.5 久々の出場
三上  4.5 失点は致し方ないが。
馬場  4.0 PKストップも・・・
宮崎  4.5 運動量豊富
堀川  4.5 守備専念で少し目立たず
守屋  4.5 適切なコーチング

(浅野)

2009/11/7 北区マスターズ1部第8戦 vsアウルズ
赤羽商業G 18:15 kickoff
FCコスタリカ 1(0-0 1-0)0 アウルズ

【メンバー】
馬場 市川 小菅 三上 藍田 鳥海 宮崎 平山 五十嵐 石川 相原 守屋 大西 堀川 大藪 浅野
【得点】
相原

昨今1部と2部を往復しているコスタリカにとって、1部での当面の目標は当然残留である。また過去数年のリーグ戦からは勝点7が概ね残留ラインとなっていた。が、今年の傾向は大きく異なりこの日までに既に9の勝点を獲得済みであるコスタリカではあるが、残留は決定していない。そのため全試合9試合中8試合目となるこの日は、なんとしても勝点3を獲得し、残留を確定的にしたい試合だった。

その対戦相手はアウルズ。過去の対戦戦績は以下である。( )は各年の順位。
08年 対戦なし(2部2位/3位)
07年 ●0-2(10位/3位)
06年 ●0-2(8位/2位)
05年 対戦なし(2部2位/優勝)
04年 ●0-1(9位/優勝)
03年 ●0-4(5位/2位)

コスタリカとの対戦成績は言うに及ばず、北区マスターズを代表すべきチームであり、東京都マスターズに参加している北区選抜チームの中核をなしている。戦績だけでは、もうひとつ北区を代表しそうなショーグンサマーズが存在するが、彼らはビザの関係なのだろうか、試合には参加するが、毎月開催されている委員会もほとんど出席せず、まして北区選抜チームに加わろうなんて気持ちはさらさらない。というわけで、アウルズは名実ともに北区マスターズの象徴のようなチームなのである。が、そのアウルズのこの日までの戦績は、なんと2勝4敗。この不振が本年マスターズリーグ混沌のひとつの要因となっているのだ。

今年のアウルズなら勝てる、そう思える要素は前述内容でご理解いただけると思う。勝点12、それは残留をほぼ確定する数字であると同時に記録を再開し始めた2003年以降マスターズ1部では最大の勝点である。これを目指し、いよいよキックオフである。

先発はGK馬場 DF市川、小菅、三上、藍田 MF鳥海、宮崎、平山、五十嵐 FW石川、相原。開始早々、相原のスピードからのチャンスはあるものの、さすがにアウルズはうまい。DFラインでサイドチェンジし、コスタリカFWのチェイスをかわすと、無理なくMFの足元へ、MFは、コスタリカDFウラへスルーパスを通し、DFラインを消耗させる。多分今までなら、これでやられていたかも知れないが、アウルズも年の波に勝てないのか、一歩一歩が遅い。パウスァークでは劣るコスタリカではあるが、相原、平山の速さ、宮崎の運動量でカヴァーし、ゲームは互角の展開で前半終了。

後半は、安定していたサイドバックはそのままに、小菅→守屋、システムを4−5−1に変更し、鳥海→大西、サイドMF2枚を堀川、新人の大藪、相原をトップ下に下げて、平山ワントップの布陣。開始早々、右サイドを突破した大藪がロングシュート!GKからくもセーブするが、そこに詰めていた相原が難なくゴールし、コスタリカ先制する。が、この日敗れればコスタリカ以上に降格の危機となるアウルズも意地がある。丁寧なパスワークから、コスタリカ陣内に迫る。コスタリカは守備意識から、MFとFWの間に空きができポゼッションで劣勢となる。が、守屋を中心としたDF陣の踏ん張りで失点を許さない。そんな展開が継続するが、時間は遂にロスタイムとなる。

FK、GKまで前線に張り、同点を狙うアウルズ。これを何とかクリアーした瞬間、レフェリーのホイッスルが鳴り、コスタリカは貴重な勝点3をゲットした。

さて、リーグ戦。残念ながら勝点12となっても今日現在で残留は決定ではない。が、おそらく大丈夫だろう。それどころか、最終戦に勝利し15の勝点を獲得すれば、全体の3位になる可能性もあるのだ。最終戦も丁寧なゲームで勝利し、来シーズンの大きな飛躍を目指そうではないか。

馬場  6.5 終始安定したセーブとパントキック
市川  6.0 相手左サイドにやや劣勢
小菅  5.5 センタバック間に2度ほどスルーパス出される
三上  6.0 ピンチを未然に防ぐ
藍田  6.5 積極的な守備とコーチング
鳥海  6.0 守備は安定、フィードは少し苦しかった
宮崎  5.5 ダイナモに少しだけ陰り
平山  6.5 再三チャンスに絡む、ドフリーは決めたかった
五十嵐 5.5 守備に追われチャンスメイクできず
石川   6.0 ポストとして攻撃リズムつくる
相原   6.0 スピード&スキルで圧倒
守屋  6.0 守備に安定感あり
大西  6.0 ドリブルで間をとる
堀川  5.5 攻撃と守備がやや中途半端
大藪  6.0 初出場でアシスト!次回はフル出場を。
浅野  5.5 次回は出る!

(浅野)

2009/10/12 北区マスターズ1部第7戦 vs税理士A
荒川G 10:50 kickoff
FCコスタリカ 1(0-0 1-0)0 税理士A

【メンバー】
坂本、平山、前原、堀川、石川、五十嵐、藍田、八木、小菅、伊藤、鳥海、市川、馬場、相原、浅野、三上、守屋、大西、宮崎
【得点】
前原

結果から報告しよう。この日コスタリカマスターズは税理士Aに1-0で勝利したのである。

この結果はコスタリカにとってどのような意味を持つのであるかを解説する。
2003年以前の公式資料がないため、それ以前が不明なのは残念だが、まずコスタリカ自体において
・1部での3勝、及び勝点9の獲得は2003年以来である。
・1部での2試合連続無失点は2003年以降1度もなかった快挙である。
さらに勝点9という数字は残留においてどのような意味を持つかというと、2003年以降の最低残留勝点(すなわちビリから3番目の勝点)は、7(得失点差),7,7,7(得失点差),7(得失点差),11(但し下位2チームの勝点は0)と推移しており、要は「9」という勝点は、各チームが2〜3試合残している現在で確定的なことは言えないが、残留の可能性が大と言える数字である。

さてハナシを当日に戻す。この日集まったメンバーは総勢なんと19名、私が到着した集合時間10分前に既に小菅は来ている、八木が相手と話し合ってユニ色を決めている、他にも多くのメンバーが集まっている。いままでの経緯から集合時間帯の早い時には良い試合が出来ることが多いことからも、この日の結果に期待が持てるスタートだった。

先発はGK馬場 DF藍田、小菅、三上、伊藤 MF鳥海、石川、五十嵐、宮崎、堀川 FW相原。試合前のMTGでは前半を1点差で折り返すよう指示したが、これはあくまで試合に臨む気持ちの問題。本音としては、後半、大西、八木のポゼッション、平山、前原のスピードでかく乱するための布石として前半を位置付けた。
10:50キックオフ、相手の攻撃はさほど鋭くはないが、こちらも攻撃的MFとワントップ相原の間隔が空き、攻撃が単発に終わってしまう。が、理由は後述するが、これは想定範囲内。小菅、三上、鳥海、石川の守備センターラインが必死の守備で0−0で折り返すこととなる。

後半スタートは、GK馬場 DF市川、三上、守屋、堀川 MFはダイアモンドでボランチ八木、左右を大西、宮崎、トップ下相原 FW平山、前原の布陣。狙いは前半強引にシュートに持っていった相原が1列下がることにおいて、そのマークとして相手DFを前に出し、ウラに前原、平山が飛び込むカタチ。さらに左右はタメを作れる大西と攻守に貢献できる宮崎でかき回すことを想定する。ゲームは狙い通りに展開する。決して圧倒しているわけではないが、セントラルでのボール保持・展開、サイドからの崩し、とコスタリカの攻勢が続く。そして右サイドを走り抜けた相原が角度のないところから強烈なシュート、思わずハンブルしたGKの前に詰めていたのは、前原であった。歓喜のゴール。その後も八木の超ロングシュートを始め、ポゼッション優位を維持し、堀川-藍田、市川-浅野の交替も完成(全員出場)させ、最小得点差ながらコスタリカは危なげなく通算勝点9を獲得したのである。

さて残り2試合。対戦相手は、昨年一緒に昇格したリバティと今年不調なアウルズ。決して勝てない相手ではない。残留を確定させるのはもちろんだが、2戦2勝で勝点を15まで伸ばせば上位進出の可能性もある。そして来年、中野渡と水野がルーキーとして参戦してくれば1部優勝も夢や冗談ではなくなる。そんな気概を持って、ラスト2戦を戦っていこう。

坂本  6.0 急遽の負傷も応援に来てくれて感謝。
平山  6.0 中盤に引いてくる癖、散見される。
前原  6.5 貴重なゴール。あの場所にいることがFWの真髄。
堀川  6.0 サイドで献身的働き。
石川  6.5 運動量豊富、ピンチを未然に防ぐ。
五十嵐 6.0 かなり慣れてきた。次回はフル出場で!
藍田  6.0 シェアな守備でサイドを封印。
八木  6.5 戸田橋戦に続き、リズムを変える動き顕著。
小菅  6.0 相手FWに仕事させず。(切り返しには引っかかった)
伊藤  6.0 DFラインのコンビネーション良。
鳥海  6.0 相変わらずの献身的守備。
市川  6.0 負傷明けの不安払拭。
馬場  5.5 後10分早く来い!
相原  6.0 強引すぎるシュートも後半報われる。
浅野  6.0 勝利が全て。出場させていただき感謝。
三上  6.5 DFライン統率。
守屋  6.0 コーチングで守備安定。
大西  6.0 少し輝きがなかったが、次回に期待。
宮崎  6.5 抜群の運動量、声もチームを活性化。

(浅野)

2009/9/5 北区マスターズ1部第6戦 vs戸田橋
北G 17:40 kickoff
FCコスタリカ 3(2-0 1-0)0 戸田橋

【メンバー】
堀川、伊藤、豊岡、鳥海、守屋、石川、小菅、八木、三上、藍田、馬場、越智、相原、平山、浅野
【得点】
相原×2 OG

7月は志茂Aに完璧に走り負け、8月は炎天下で十条に面白いようにボールを回され、甘くはないことは充分認識していたが、それにしても1部での戦いは苦難が続いていた。そして今回の相手は名門戸田橋。過去の戦績からみても、またこの日のメンバーも相手はほぼベストで14〜15名、一方コスタリカはキックオフ時のサブは控えGKの越智1名、という構成からみても、今回も苦戦は免れない、いや大量失点も・・・、心とアタマはどんどんネガティブになっていく。
それでも、やはりサッカーは攻めなくてはつまらない、ポゼッションをとらずに相手ボールを追っかけるだけでは辛い、というわけで下手な守備的戦略はとらず、4−2−3−1でスタート。メンバーは、GK馬場 DF伊藤、小菅、三上、藍田 MF豊岡、鳥海、堀川、八木、平山 FW石川。(と並べてみると、なんとオーバー47が6人!)で、前述の通りサブは越智のみ。(浅野は内視鏡検査後で登録外)後で来る予定の相原と守屋に託すしかないという感じ。

が、サッカーは面白い。ボールは丸い。相手がなめてきたのかも知れないが、キックオフ直後からコスタリカは攻勢に出る。右サイドを平山がスピードでちぎり、八木のさばきが輝き、豊岡のオーバーラップが冴える。しかし良いリズムで展開している時にアクシデントが発生する。相手と接触しころんだ豊岡が手首負傷(後で骨折と判明)し、退場を余儀なくされる。この時点で相原は到着しているもののアップ不足、数分を10人でしのがざるを得なくなる。15分に相原投入し、八木をボランチに下げる。そしてこの配置が怪我の光明となる。最近、運動量が落ちてきた八木にとって前線でのポゼッションは、やや辛くなってきたが、そうは言っても藤枝東というブランドは腐っても鯛、プレッシャーの少ないボランチ位置からの配給が抜群に冴える。同時に受けてに運動量があり、かつボールを治められる相原がいることでの相乗効果で、途中で小菅の自陣ゴールへの素晴らしい?ヘッドというご愛嬌がポストに助けられる幸運も重なり、コスタリカはさらに攻勢となる。

そして遂に・・・、相手バックパスを相原がかっさらい角度のないところからゴールゲット、さらに
26分中盤での相手バックパスをまたしても相原が奪い、GK頭超しに見事なロングループを決める。こうして戸田橋に対し、なんと2−0で折り返すこととなる。

後半、負傷明けの伊藤を下げ、またポジションを一部変更し、馬場、堀川、守屋、小菅、藍田、八木、鳥海、三上、相原、平山、石川という布陣で開始。相手も2点のビハインドから、リベロにいるTを前線に上げてくる。それでも内容は一進一退。相手エースTが攻撃に専念した分、守備が薄くなり、そこを平山が、石川が攻め込む。守備も守屋を中心に固く守る。じょじょに、平山のチェイスに苛立ったTが一発レッドに値する柔道のような投げ技を披露したりと、相手に焦燥感が芽生えてくる。一方、コスタリカは過去最大と言ってよいほど、声が出て、周囲と連携して、集中している。このような時に、このような場面で、神様はやはりこちらに笑顔を見せた。相手攻勢で苦しかった後半25分、コーナーからのボールが相手DFに当たり、なんとOGで3−0、これで完全に勝負は決まったのである。

これでコスタリカの勝点は6となった。残り3試合で1勝すれば充分に残留の可能性はある。こうなったら、次の試合で残留決めちゃおう!今日のような気合があれば、絶対不可能じゃないはずだ。

ちなみに、コスタリカは、今期2勝目だが・・・、
1部での無失点勝利は、2006年11月のジャックス戦以来、
1部での3得点は、2006年7月のTEEC戦以来、
戸田橋戦の勝利は、2003年以降初めて。(その前は記録がないので不明)
そして2003年以降、勝点7を獲得して降格したチームはまだない。

堀川 7.5 サイドで相手を抑え込む
伊藤 7.0 負傷明けも確実な守備
豊岡 6.5 調子抜群だったのにケガは残念。お大事に。
鳥海 7.5 抜群のキレと安定感。
守屋 7.0 安定した守備陣統率で無失点。
石川 7.5 ポストで攻撃に、チェイスで守備に貢献。
小菅 7.0 あのヘッド以外はOK。
八木 8.0 緩急、サイドチェンジの基点。リズムを作る。
三上 7.5 前半は守備、後半は攻撃で活躍
藍田 7.5 冴えたコーチングとシュアな守備。
馬場 7.0 安定感抜群。
越智 7.0 豊岡、平山のケアに感謝。
相原 7.5 強さとスピードで相手を翻弄
平山 7.5 再三サイドを突破し、チャンスをつくる。
浅野 7.0 出たかった・・・

(浅野)

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