2009年度社会人part1

part2    part3

2009/7/26 北区社会人リーグ1部B 第5戦 vsノールチ
Kick Off 16:00
新荒川大橋サッカーグランド 天候 晴 グランドコンデション 硬め

FCコスタリカ 0(0-2 0-1)3 ノールチ

【メンバー】
半谷 山崎 福島 杉崎 小菅 北村 広重 石川 浅野 坂本 藤野 れびん ますみ 遼 前原 鳥海 山口 水野 宮田 タクト 佐久間 監督


前半32分:0-1 自軍左にてFKを取られ、蹴られたボールは強風に乗りGKの頭を超えた後、ゴールマウス内に巻くように転がる 
前半34分:0-2 慣れない右サイドバックに入った藤野が股間を抜かれ、グランダーでのクロスを許す、ゴール正面に走りこまれ2点目を失う
後半22分:0-3 自軍左サイドをドリブルで抜かれ、余裕を持ってGKを巻くように狙いすましたシュートを放たれる

前回(リベンジ戦)の戦評にも書いたが当初の考えでは今回のノールチ戦と前回のリベンジ戦を一体と考え、2試合で勝ち点4のゲットをもくろんでいた。しかし内心勝ち点3・・と期待を寄せていたリベンジから勝ち点1しか奪えず、出来れば引き分けたい・・の今回は・・

リベンジ戦で獅子と山口の両サイドハーフを考え、テストを兼ねての新システム採用を試みたかったが獅子、山口ともに不参加・・この時点で嫌な予感が漂い正しくその予感を本日踏襲する結果となる。本日の相手ノールチはサーベイのレベルでは
・ スピードはない
・ MFにボールを持てる選手が多く、中央から両サイドに展開する
・ 攻守ともサポートの意識が高く人数を掛けてくる
・ 特に守備は厚く、それが失点の少なさに繋がっている
・ いわゆる良いチーム

結果考えたフォーメーションは
テストできなかったことに不安は残るものの守備的3-5-2の採用で真ん中に“みつ”を置き、両サイドに対人プレーに強い柄沢と身体能力で相手を封じ込められる佐久間を配置、守備的MFのポジションを展開能力がある半谷、働き蜂藤野、溜める事が出来る宮田の3人で回し、両サイドの獅子・山口で相手を封じ込めるプランであった。行けるところまで0-0で推移させ、後半ナツ・レビン・廣重・たくとの適切配置で1点奪い1-0で逃げ込む予定であった・・。

ところが、ところが、である。プロでないので当日プランが変わる事はいたし方ないことではあるがここまで変わったことは過去に経験がないほどであった。まずDFの中心“みつ”が高熱のため4年ぶりの欠場、柄沢が“引越し!”で欠場、獅子が足の具合が思わしくなくフルは無理・・、宮田が足の怪我から復帰できず、山口がやはり発熱のためかってないほどの大不調、(結果的にはパスミス連発、ドリブル突破はことごとく阻まれる)そして極めつけは佐久間・たくとの連絡無くのドタキャン、他のメンバーは不可抗力も佐久間・たくとに関しては戦評を書いている本日現在(試合の1週間後)まで謝罪・釈明等の連絡もなく当日キャンセルの重罪を犯しているままである。コスタリカの歴史では連絡なくのドタキャンは重罪であり、そのまま退団に追い込まれることも、ままあることをしっかりと認識して欲しい。最低連絡を入れる事程度の責任は少なくとも社会人リーグでプレーしている上で最低限のマナー・モラル・責任である。日々、他のチームと違い一切の運営に関わることなくプレーに専念できる幸せを今一度噛み締めてもらいたいものである。

結局当初の思惑と大きく違うもの3-5-2システムでサイドを固めるコンセプトでホイッスルを聞く、本日より登録が間に合い新守護神候補になった杉崎をGKに左から坂本・遼そして慣れないポジションながら器用さに期待して藤野に右サイドを託す、ボランチにマンマーク的に水野、展開力で半谷、両サイドに北村・山口、トップ下にレビン、トップに廣重と福島、各々故障持ちの獅子・なつをベンチにおいてのスタートとなる。

試合はあまりに予想通りに展開する。ボールポゼッションはやはり相手に有り攻め込まれるものの決定的なピンチはDFの連携ミスから右サイドを突破された1回のみであった。このピンチは杉崎よく防ぎ、その後も試合は攻められながらも決定的なピンチには繋がらず、後半風上から攻められることを考えるにコスタリカペースで進んでいたともいえるであろう。28分、セットプレー時の守りを考え水野→獅子の交代を行う。そして30分この試合唯一と言って良いほどのチャンスを迎える。浅い位置でボールを得た獅子がドリブルで持ち上がり右サイドを駆け上がった山口にスルーパスを通す。山口これを自分のボールとしてドリブルで距離があるものの相手GKと1対1の局面を作りつつあった。前に出てくるGK、ここはマウスまでの距離を考えループが最適と思った瞬間山口も同じゴールをイメージする。山口の右足がボールを浮かせる・・が、足の甲にうまくボールが乗らずボールは力なくGKの正面に、振り返るとこれがこのゲーム最初で最後のゴールを意識できた瞬間であった。

セットプレーを警戒し獅子を投入したものの32分、皮肉にもそのセットプレーから失点、攻め倦んでいたノールチからみると歓喜の、そしてコスタリカから見ると絶望が風にのりゴールマウス内に転がってしまった。そして前半終了間際慣れない藤野の股間が仇となり連続失点、事実上これで試合が決まってしまった。

後半北村に代えなつを投入するも負傷明けのなつに切れがなく、かつ20分後に怪我が再発しピッチを去ることになる。こうなると風上に乗り攻勢に出るプランを生かすことは夢となり、敵の攻守の切り替えの速さの餌食になり本来トップ下のレビンまでもが自軍ペナルティエリアの前で守備に追われる。なつに代わった石川と共に・・当然コスタリカに得点の匂いはなく22分とどめを刺される。複数でポジションを代えながら数的優位な守備を徹底し、攻勢に出る際も必ずサポートのメンバーがスペースを作っていく・・運動量に裏づけされ、組織された正しくチーム力に完敗の戦いであった。

それにもましてドタキャンといい、暑さに負けたメンバーといい、このままでは夏場に弱いコスタリカの面目躍如(?)昨年同様夏場4連敗を踏襲し残留争いに巻き込まれちまうぞ!次戦、必ずこの流れを断ち切ろう!!

半谷   5.0 必死にゲームを組み立てる
山崎   4.0 光らず途中交代で期待に応えず
福島   4.5 ボール追うも得点の匂い無く
杉崎   5.5 失点に責任無く好セーブ見せる
小菅   4.5 無難に乗り越えた
北村   4.5 ボールに絡めず
広重   4.5 消えている時間が長かった
石川   4.5 必死さ伝わる
浅野   4.5 すいません、出られずに
坂本   4.5 スピード不足、キャリアで補う
藤野   4.5 スタミナ切れが顕著
れびん 4.5 守備に追われる
ますみ 4.5 走りまくるも切れが無く
遼      4.0 遠慮?声がなく、失点に
前原   4.5 ベンチワークに多謝
鳥海   4.5 ちょっと出てもらえた
山口   4.0 パスミス及び体に切れなく最低の出来
水野   4.5 なんとか無難に無失点で交代
宮田   4.5 故障は早めに連絡を!!
タクト   ---- 問答無用@
佐久間 ---- 問答無用A
監督   4.0 得点パターンを構築できず

(久保田)

2009/7/12 北区社会人リーグ1部B 第4戦 vsリベンジヤング
Kick Off 14:00
北グラウンド 天候 晴れ グランドコンデション 硬め

FCコスタリカ 1(1-0 0-1)1 リベンジヤング

【メンバー】
半谷 山崎 みつ 北村 れびん 佐久間 タクト 遼 藤野 廣重 稲垣 中野渡 柄沢 水野 福島 石川 守屋 小菅 浅野 鳥海 馬場 監督
【得点】
れびん

前半15分:1-0 左から巻くように入ったタクトからのクロスを半谷頭で良く落とす、廣重がトラップそこにレビンが走りこみ奪うようにシュート 
後半25分:1-1 右からのグラウンダーシュート、馬場良くはじくもボールはポスト内側に当たりマウス内に転がる

 本日のリベンジ戦、そして翌々週に控える強豪ノールチ戦、実はこの2試合を自身の気持ちの中ではセットで考えていた。メンバーには常々後のことは考えずに目の前の試合に没頭するように・・と言っているのとは裏腹であることは承知の上で・・。すなわち大胆にも目先の試合(リベンジ戦)でノールチ戦用のフォーメーションのテストをしながら、かつ勝ち点3をあげることを考えていた。しかしながら結果的には「二兎追うもの一兎も得ず」の諺を踏襲することになってしまった。最悪の結果は免れたものの・・

 まずフォーメーションのテストに関してはワントップに添えるべき福島が早々と不参加表明・・後半間に合う可能性が示唆されていたものの基本的にはメンバーに入れることが出来ないスタートを余儀なくされる。そして闘将「獅子」なんと勤務先の事情で本日不参加・・ちなみに福島の不参加理由は教師採用試験・・福島・獅子、宅の不肖の息子に「会社の事情で・・」なんて日は訪れるのでありましょうか?そん時は監督としては残念であるが父親としては安堵の気持ちに満ちることでありましょう・・ってなこと考えていたらその不肖の息子から「山口ドタキャン」のメールが入る。これまた仕事でやむを得ず・・まるで社会人チーム並みである(^^;)

 結局ノールチ用フォーメーションは頭の中でのシミュレーションに留め目の前の敵に挑むことになった。ノールチを中心に意識したとはいえリベンジも十分な強豪相手、しかしながら昨今調子を落としており、その分組み易いと思われていた。2回連続で雨に進撃を阻まれていたコスタリカ、待ち望んだ照り付ける太陽が皮肉なことに今度は敵となり、その思いを粉砕にかかってきた。

 先発は試合当日やっと参加の確認が取れた守護神馬場をGKに稲垣・遼・みつ・中野渡の4バック、藤野・半谷の2ボランチにタクト・廣重のサイドハーフ、レビンのトップ下にナツのワントップ、タクト・北村には守備も期待する。昨年度前半で大量失点し後半盛り返すも結局勝ち点を上げることなく試合を終えたことが多いことから今年は徹底して守備から入るように意識している。ゲームプランとしては前半0-0で折り返し後半暑さにバテルであろうリベンジから攻撃的4-4-2にしたコスタリカが1-2点は放り込むであろう・・と言うものであった。事実相手の交代要員は2名程度、この暑さが大きなアドバンテージになるはずであった。

 試合は予想通り暑さを意識して走りっこにならなく省エネ展開で推移する。それでもあくまで計算の範疇でリベンジが推し始めた前半15分、タクトのクロスを半谷が良く頭で落とす、廣重がトラップしシュート体制に入ったところをトップ下の位置からレビンが飛び込んできた。流石にアルゼンチン・ブラジル放浪の旅から帰国直後の一撃は強烈で相手サイドネットに突き刺さった。相手GK一歩も動けない見事なシュートであった。その後やや押しながら、しかし追加点は奪えないままに前半終了、追加点はなかったもののゲームプランでは0-0で“良し”であったため上々のスタートであった。

 後半の立ち上がりに際し稲垣、中野渡を佐久間、柄沢に代えるのは予定通りであったが後半に間に合った福島のパートナーを誰にするか悩むことになる。結局スタミナに難があるものの本日突出した出来であったタクトを残し、やや暑さに弱い廣重を外すことにした・・しかし結果的にこの交代が勝ち点3を逃すことになる。後半の立ち上がり福島とタクトの醸し出すハーモニーが流れるような攻撃に繋がりコスタリカが最も輝いていた時間帯を作り出してくれた。この流れが続き追加点が奪えれば・・はかない夢が破れるまで時間はかからなかった。後半6分流れるような攻撃からタクトの右足一閃、シュートはGKの正面を突き待望の追加点はならなかったもののこのまま行けば得点は時間の問題か?その夢はタクトのしかめ面に儚く砕かれる。足を痛め後半早々にリタイヤ決定(北村投入)それでもまだ攻勢は続くも数分後、前半トップで全体を引っ張り、後半前線で体を張っていたナツがリタイヤサイン・・2週間後を考え即座に水野に交代、そして藤野もばてから足の痛みを訴え石川に交代・・当然徐々に攻勢は続かなくなり25分に同点ゴールを食らうことになる。そして傘にかかって攻撃の度合いを強めてくるリベンジ・・

 ここからは馬場のワンマンショーが始まる。度重なるピンチをまさに神がかりの好セーブ連発で防ぎ、勝ち越し点を与えないばかりか味方のカウンターを誘発する。同点弾を食らうまでも凄かったが、同点後も良く集中し緊張の糸を最後まで切らさなかった。馬場のセーブに応えんものと福島が前線で走りまくり、押されながらも何度かは好機を演出するもののレビンが足をつり、遼が今にも倒れそうに顔をゆがめる・・。勝ち越し点はちょっと・・最後は早く終了のホイッスルを聞きたいというベンチの望みが叶えられ、どうにか勝ち点1のみ手中に収めることが出来た。冷静に考えるに相手のサブは確か1-2名、20名もメンバーリストに名を連ねながら最後は青息吐息のコスタリカ、スタミナ負けは情けない・・負けは逃れたもののもっと気を引き締め120%の力を出して26日に望もうじゃないか!!

半谷 5.5 3列目からナイスボール供給
山崎 5.5 前半はトップで体張る
みつ 5.5 集中切らさず
北村 5.0 パスの精度に課題が残る
れびん 6.5 1得点とキレの有るプレー
佐久間 5.0 クロスの精度低し
タクト 5.5 前線で踏ん張り、縦の突破で貢献
遼 5.0 最後はフラフラもフル出場
藤野 5.0 前半は飛ばしすぎ?後半ばてる
廣重 5.0 良く動くも得点機演出できず
稲垣 5.0 サイドで耐える
中野渡 5.0 やや不安も失点には繋がらず
柄沢 5.5 チームに安心感を与える
水野 5.0 無難に抑える
福島 5.0 走力で貢献も絶好機活かせず
石川 5.0 ボールを追って貢献
守屋 5.0 おひさぁ
小菅 5.0 ベンチワークご苦労様
浅野 5.0 いつも前審すいません
鳥海 5.0 負傷者の治療に動き回る
馬場 6.5 ドローの最大の貢献者、1失点も4点は防ぐ
監督 5.0 まあまあのゲームプランも得点少なく

(久保田)

2009/4/19 北区社会人リーグ1部B 第3戦 vsエロール 
Kick Off 14:30
新荒川大橋グラウンド 天候 晴れ グランドコンデション 良/乾燥

FCコスタリカ 2(1-0 1-0)0 エロール

【メンバー】
山口 佐久間 藤野  みつ  山崎  半谷 柄澤  福島  れびん 遼  肉倉  浅野  小菅 馬場 北村 鳥海  宮田 石橋  石川 監督
【得点】
福島2

1-0 前半22分: ペナルティの外からナツがシュート、これがゴール前に詰めていたタクトに渡り、振り向きざまに再度シュート、至近距離からのためGKファンブル、ここに剛が詰めマウス内に蹴りこむ

2-0 後半30分: 相手DFがボールの扱いにもたついたところをレビンが掻っ攫う、ゴールに向かって
一直線にドリブル開始、ペナに入る寸前で伴走していた剛にパス、剛これをゴールに流し込む

 前節、宿敵(?)ツイールを撃破した我がコスタリカにとって、これから波に乗れるか、はたまた再び負け越し前年同様降格争いを演じることになるか?非常に重要な戦いを2部から破竹の勢いで上がってきたエロールと演じることとなった。

 相手のエロールは2部で・・とはいえ得点36失点5、全く申し分のない数字でその面だけを見ると脅威以外のなにも感じることがなかった。勢いを殺すためには勢いで圧倒!当初のゲームプランは思い切ってスタートからガンガン飛ばし先行して逃げ切る・・であった。しかしながら試合直前になっても引かないレビンの足首の痛み、怪我を引きずって参加してくれた本調子からはほど遠い馬場の出来(横の動きで激痛が走る)超直前になりゲームプランの練り直しを余儀なくされたのは言うまでも無い。加えて(ありがたいことであるが)本日初参加でまだそのプレーを見たことがない2選手(タクト・宮田)の使いまわし・・結果的にはその攻撃力を温存させ、ゲームが落ち着いたら攻勢に出るべくレビン、山口の豪華なベンチスタートに象徴されるような守備的な布陣で臨むことにあいなった。(確実に動きが読める廣重の不参加が影響していることも事実であった。)

 タクトに関しては練習試合の報告(縦の突破力と少ないスタミナ)より思い切って先発で使うことにした。結果的にスタメンは4-5-1のシステムを採用しGK馬場の定番から佐久間・遼・みつ・久しぶりの柄澤、ボランチに獅子と半谷、2列目にタクト・ナツ・北村を並べてワントップに福島を配置した。

 14:30定刻どおりのキックオフ、試合は予想通りそこそこ速くてそこそこ上手く、穴がないエロールにボールを支配される。タクト、北村に前線でのかき回しを期待するもなにしろ彼らにボールが回らない・・。DFが脅かされる危機こそ少なかったものの特に立ち上がり15分ほどはほぼ一方的にボールを支配されることになった。

 しかしながら最終ラインが崩され馬場のファインセーブが見られなかったことより、有る意味この展開は予想通りのコスタリカペースであった。前半を凌ぎ、レビン・山口の連続投入から徐々に攻撃モードに変えていく、相手をそれまでいなしペースを少しずつ握っていく力が今のコスタリカには備わってきているはずである。このまま行ってくれればなんとかなるかな?しかしその期待は良いほうに裏切られることになった。

 文頭にあるように前半22分、ややカウンター気味の攻勢からナツがやってくれた。最後は福島が押し込むが起点になったナツのシュートに高評価を与えたい。ここからは楽に出られる時間帯となりレビン・山口が躍動する(北村・タクトがアウト)福島と並べて2トップに置いた山口が前線を引き上げ、空いたスペースにレビンが、ナツが侵入を試みる。追加点こそなかったものの完全にペースを握ったところで前半を終える。

 後半30分久しぶりの柄澤に代え藤野投入、半谷をサイドにおき藤野をボランチにそえる。後半も順調に立ち上がるが5分に遼が古傷を痛める。ここは獅子を最終ラインに入れ、獅子の位置に新人宮田を置く。結果的には理想的な試験も兼ねられることになった。その後は行くたびかピンチもあったが結果的に馬場のファインセーブにも助けられ後半30分レビン-福島の決定的なゴールもあり実に11ヶ月ぶりの完封勝利をものにした。相手をいなし、徐々にペースを握り全体を通してみれば押されながらも結果的に勝ち点3をものにする。正しく昨年我々がやられていたことを本年は新参者に教育を施すことになった。

 しかし「Don’t forget!」昨年は完封勝利を収め2勝1敗1分で勝ち越しを決めた直後から恐怖の4連敗となったのである。昨年の轍は踏まねぇぞ!



山口    5.5 球離れ良くなるもキレが今一
佐久間 5.5 サイドを完封も後半動き落ちる
藤野    6.0 クロス今一も豊富な運動量でピンチを未然に
みつ    6.0 DF統率し完封に貢献
山崎    6.0 先制点の基点に
半谷    6.5 ボランチで躍動
柄澤    5.5 久しぶりに無難なプレー
福島    6.5 常に前を向き泥臭く2ゴール
れびん 6.5 ゲームを落ち着かせ、冷静な1アシスト
遼       5.5 プレーは無難もスタミナに難
肉倉    6.0 中盤でゲームを支配、完封に貢献
浅野    5.5 ボールのお返しありがとうございました。
小菅    5.5 前審に多謝
馬場    7.0 怪我引きずりながらファインセーブ
北村    5.5 前線の活性化に貢献
鳥海    5.5 なんとか出て頂けました
宮田    5.5 センスを披露
石橋    5.5 なじんできたら楽しみ
石川    5.5 お待たせ〜やっと出場頂けました
監督    6.0 先月に引き続きプランどおりのゲームを演出

(久保田)

2009/3/22 北区社会人リーグ1部B 第2戦 vsツィール 
14:00 Kick Off
北区北総合グランド 天候 曇/小雨 グランドコンデション 良

FCコスタリカ 2(1-1 1-0)1 ツィール

【メンバー】
高橋 坂本 山口 佐久間 藤野 みつ 山崎 半谷 廣重 福島 れびん 遼 八木 浅野 小菅 馬場 北村 鳥海 監督
【得点】
れびん 福島

0-1 前半9分 : ゴールエリア深く入れられ、高橋とみつの連携ミスからゴールに流し込まれる
1-1 前半19分: 福島が左から持ち込み中央のレビンにショートパス、レビンDFに囲まれながらも強引にシュート、キックミスが幸いしGKのセービングのタイミングを外したボールはマウスに緩く転がる 
2-1 後半18分: ナツが前線にロングフィールド、福島これに反応して相手DFの前に体をねじ込みこれを強引にシュートまで持っていく。典型的な福島ゴール

 2008年12月、Jリーグのリーグ戦日程が終了した後、私が最も楽しみにしていた恒例「Jリーグ入れ替え戦」が始まった。第1戦の仙台-磐田をユアテックで仙台サポと観戦後、第2戦今度は磐田で磐田サポのS氏と観戦した。ご存知の方も多かろうと思うが基本的に入れ替え戦は2008年で終了(無論J2のチームが増えてくれば復活の可能性は残されている)私の楽しみが無くなってしまうことになる。一緒に観戦していた前出のS氏が呟いた。「なんでこんなに面白い入れ替え戦をなくしてしまうのでしょうかねぇ?本当に残念です。」続けて呟く「対象が自分のサポートしているチームでなければ・・。」

 ちょっと長い前置きであったが対ツイール戦は正しくそんな戦いであった。同じくスタンドで観戦に回っていた浅野氏曰くも「いやぁ面白い、一進一退のいい試合」であった。本来我々はここで良い試合をしているようでは困るのではあるが・・。

 対戦相手のツイールとは直近の対戦で1勝1敗、一昨年は同時に1部に上がっての順位決定戦では1-0で勝利も1度勝った相手には必ず負けるジンクスを破れず、昨年のリーグは3-5で惨敗・・。その悔しさ、教訓を受けて本日の戦いに望んだ。ゲームプランとして前回は相手の10番(武藤?)に言いようにパスを供給され、両サイドを自由に使われた結果5点も叩き込まれることになった。相手の10番は格段卓越した技術があるわけでもなく、また格別ドリブルが切れるわけでもない。しかしながらゲーム自体を良く観る戦術眼に長けており相手の嫌なところ、味方が走りこむところに確実に適切なパスを供給する能力の前に前回コスタリカはひれ伏すことになった。(詳しくは2008年度の試合の戦評参照)そして本日のテーマは10番の抑え込みと前回“チンチン”に掘られた両サイドの攻防に勝利することが勝ち点3に繋がると確信していた。

 本日の左サイドには身体能力に長けスピードもある佐久間を配置、右には対人プレーに長けボールを持てる半谷をおく。各々予定していた稲垣・中野渡のドタキャンにより基本的にフルタイム出場せざるを得なくなったことのみ不安であったが能力的に二人に心配はいらなかった。問題は10番対策、本来ボランチの獅子に徹底的に注意させればある程度抑えてくれるものの本日久しぶりに(出場停止処分以外では)不参加、まぁ法事とあっていたしかたないことであったが・・兎に角10番を抑えることが課題であった。考えた結果、高校時代に中山ゴンを・・大学時代に前田治を・・JSLとの練習試合で日本鋼管の松浦をその対人プレー能力でマンマークし見事完封した八木をアサインすることにした。不安は年齢による衰えだけであったが(笑)まぁステージの違いからなんとか期待に応えてくれるでしょう。

 結果的に先発メンバーは佐久間/みつ/坂本/半谷のDFラインに藤野/八木のベテランコンビのボランチ、中盤のリベロに新人の北村に運動量を期待する。トップ下にはレビンとナツ、ワントップには福島、このメンバーで勝ち点3を取りに行く。前回結果的には惨敗のため立ち上がりはかなりに守備的な布陣を意識した。ところがキックオフを前に両チームの先発がスタンド前に集結、そこでのメンバー確認でビックリ、十分意識したツイールの10番が不在であった。ベンチに目をやるもそこにも不在・・内心「勝った!」と思ったら言い過ぎでありましょうか?今更八木の変更は勿論考えられず、八木にマンマークの必要性がなくなったことのみ伝えキックオフを迎える。

 立ち上がりから守備的なスタートを切ったゆえやや押し気味ながら基本的には一進一退の面白い攻防が続く、正しくゲームプラン通りの展開、守備陣形スタートであったがツイールには10番不在が響き決定的なチャンスが訪れない。このまま八木を代え徐々に攻勢に出て行けば十分プランどおり・・そう思ったときに暗雲が立ち込める・・最近課題であるDFとGKの連携の不味さから右サイド深く入れられたボールへの処理にミスが出てガラガラのゴールにボールを流し込まれる。

 押しながら失点し、得点を狙って攻勢に出るとカウンターから失点を積み重ね、最後に反撃を試みるも結局は敗北を喫する・・最近の負けパターンである。これ以上の失点はそのパターンを踏襲することになる。早急に攻勢に転じることなく守備的に戦い味方の同点ゴールを待つことにした。

 15分に八木に代え廣重を投入、しかし本来の攻撃的なミッションでなくまずはボランチで守備重視に・・の指示を与える。4分後我慢の采配に不肖の息子が応えてくれた。福島の持ち込み、ナイスブレイクにレビンが反応、ゴール前からの当たりそこないのシュートが相手GK反応のタイミングを逸しさせ、ボールがマウスに転がり込む。形は兎も角胸をなでおろす同点ゴールであった。

 その後は山口を投入一気に攻勢を掛けるも前半はそのまま終了(途中坂本→小菅)そして後半は4-3-3の布陣から(廣重・山口を前線に固定)一気に攻勢に出る。結果的にボールポゼッションは上がり失点の不安はなくなるもなにしろゴールが遠い展開になる。福島が外し、廣重が外しまくる・・山口が良い形から自分の突破にこだわりボールを相手ペナルティエリア内で失う・・逆に見事なカウンターを基点に失点の危機にも見舞われた(ここは馬場のファインセーブでことなきを得る)

 そして後半18分、イライラが募る時間帯からナツ→福島ラインが開放してくれた。ナツのロングフィードに福島が体を入れシュートに持っていく得意の形、本年初めてこの形を披露してくれてコスタリカに勝ち点3が与えられた。長かった道のり、次は新規1部加入のエロール戦、おごること無く挑戦者の気持ちで戦い勝ち点を積み上げよう。

高橋  5.5 連携ミスは頂けないがあとは無難に
坂本  5.5 危なげなく処理
山口  5.0 闘志のカラ周りと持ちすぎで減点
佐久間 6.0 サイドを完封、基点を潰す
藤野  5.5 ピンチを未然に
みつ  5.0 連携悪く失点を呼び込む
山崎  6.0 前線へのロングフィード1アシスト
半谷  6.0 サイドの守護神
廣重  5.5 動きはGoodもシュートミス連発
福島  6.5 外し過ぎもノルマはこなす1得点1アシスト
れびん 6.0 1得点は評価もあとは光らず
遼    5.5 落ち着きが出てきた
八木  5.5 マンマークの大役、相手が不参加で残念
浅野  5.5 毎度の裏方に心から御礼を
小菅  5.5 18分のプレーを確実に
馬場  6.0 後半完封にファインセーブ
北村  5.5 前線のかき回し役、もう少し後ろのケアも
鳥海  5.5 やっと出て頂けました
監督  6.0 プランどおりにゲームをまとめる

(久保田)

2009/2/22 北区社会人リーグ1部B 第1戦 vs十条
14:00 Kick Off
北区北総合グランド 天候 晴 グランドコンデション やや軟弱

FCコスタリカ 0(0-1 0-2)3 十条

【メンバー】
高橋 坂本 獅子 佐久間 藤野 みつ 山崎 半谷 廣重 福島 れびん 遼 徳久 稲垣 八木 石川 浅野 前原 守屋 小菅 馬場 鳥海 監督 
【得点】
なし

前半18分:前線に放り込まれたボールを“みつ”がやや被る、体を入れられ強引にゴールを割られる
後半 5分:CKで攻めるもクリアボールが相手最前線へ渡る、独走を許しまたゴールに流しこまれる。
後半29分:GKまでパスが通され、GKとDFの連携が乱れボールは勢い無くマウスに運ばれる。

 「我がコスタリカは不思議と再戦に弱い、かつて1部昇格を阻まれたOSC、練習試合とはいえビブス戦、順位決定戦で勝ちながらリーグ戦で敵を討たれたツィール、結果PKだったとはいえ直近のジャスティ戦、全て最初に勝ちながら再戦で敗れている・・」これは顕著に油断を意味しているのではないか?そう問いかけるつもりであったが私以外のメンバーは誰も気がついていず結果的には返って不安な予感を植えつける事になってしまった。そして残念ながらそのジンクスを打ち破ることにまたしても失敗してしまった。

 一昨日の大雨の影響はいったい何処に?水はけの良い北グラウンドには軽い土埃すら立っていた。快晴に加えてほぼ無風状態、気温も適当に高く結果を天候のせいにするには無理がありいかなるExcuseも許されない状況で2009年度北区リーグ、コスタリカの第1戦はキックオフされた。

 相手は昨年残留を争った名門十条クラブ、豊富な練習量に裏づけされた穴の無い陣営が売り物である。昨年は対戦の時点で勝ち点で上回りコスタリカには引き分けの選択肢も許されていたことからカウンターを視野に入れてのスタートであったが今回は同一線上での対戦、当然無難なフォーメーションでキックオフを迎えた。

 2009年度のスターターは以下の通り、GK高橋3-6-1のやや変則フォーメーションで左から稲垣・みつ・半谷、ボランチに八木と獅子、左のアウトサイドに藤野、右に佐久間トップ下に廣重とナツ、ワントップに福島、レビンの体調不良を考慮して八木でスタートした。ここでキックオフ直後の大ハプニング、我らのトモちゃんが大騒ぎ「相手は12人でプレーしている!」数えてみると確かに相手は12人、すぐさま第四の審判も気がつき試合をストップ、スターティングメンバーとして登録されていなかった相手選手にイエローが出され事なきを得る・・いやはや草サッカーならではの牧歌的事件ではありました。

 その後試合は予想通りやや押し気味ながら得点を奪えずに推移する。一度は相手DFと交錯してナツが立ち直りネットを揺らすもプッシングを取られてノーゴール、相手の攻撃に脅威は感じられず「これは大量得点での勝利の可能性もあるな・・・」内心ほくそ笑んだのが運のつき、勝利の女神を怒らせてしまったようであった。

 前半18分、自陣ゴール前に放り込まれたボールにDF陣のもたつきが誘発されてしまう。その前にもみつが簡単なボールの処理に戸惑いゴールが脅かされていた。本年緒戦とあってDF陣の連携に不安を感じた直後の不運であった。追いすがる“みつ”とボールの間に体をねじ込まれ、強引に放たれたシュートは2009年度の初失点となった我々の頭上にのしかかることになる。

 その後もポゼッションは上回りながら1点を追う攻防が続く、結局支配しながらも1点のビハインドを跳ね返せないままに前半終了、後半は中盤ダイヤモンドの4-4-2にして反撃体制を強く打ち出す。交代は稲垣→坂本、藤野→遼の最低限に抑え、トップに佐久間をアサイン、これを徳久投入の際の布石とした。後半もやや押し気味の展開に変わりがないものの得点の香りを嗅ぐことが出来ない・・。逆にコスタリカのCKを立て一本で最前線に送られ独走を許し、なんとGKと1対1の局面を作られた末0-2とされてしまう。

本日の不燃材を背負ったような展開では正直致命傷か?その後も遼と獅子がスパッツの色が規定違反であったことからイエローを貰い、押せども押せども得点を奪えぬ展開から(またゴールマウスにもボールは行かず)チーム全体に“まったり”としたムードが流れまくる。最後にまたまたDFとGKの連携に悪さから3点目を奪われコスタリカの2009年度初戦は誠に呆気無く惨敗で終わった。

 正直負けるにも良し悪しがある。本日のチームを包み込んでいた静かな、そしてまったく燃えなく無抵抗で推移した雰囲気・・まずここを改善しないことには次戦、ブロックチャンピオンであったツイール戦で早くも天皇杯予選出場に赤信号が点灯する。戦えコスタリカ!次のツイール戦は我々が勝利を収める番だぜ!!

高橋    4.5 2点目は防げなかったか?
坂本    4.5 ややキックミス有り
獅子   4.5 元気なく闘志感じられず
佐久間 4.5 足技の精度低く
藤野    5.0 ポジションチェンジに対応
みつ    4.0 連携ミスはいただけず
山崎    4.5 ドリブルに切れなく
半谷    5.0 サイドで奮闘
廣重    5.0 前線まで駆け回る
福島    4.5 ボール持って前向けず
れびん 4.5 輝かず、セットプレーの好機も活かせず
遼       4.0 もたつきとキックの精度低く
徳久    4.5 慣れるまで時間が・・
稲垣    4.5 無難にプレー
八木    4.5 持ち時間を無難にまとめる
石川    4.5 前審サンキュウ!出せずにごめん
浅野    4.5 毎度の裏方に多謝
前原    4.5 今日はアッシー君ではなかったが
守屋    4.5 交代の決断できずに申し訳ない
小菅    4.5 スーパーサブありがとう
馬場    4.5 早くジュニアを選手に
鳥海    4.5 応援ありがとうございました
監督    4.0 得点へのチェンジに失敗

(久保田)

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