2012年度社会人part1

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2012/4/8 カナリア1部春季リーグ vsミドリクラブ
カナリア春季 第4戦 対ミドリクラブ 2012年4月29日(日)Kick Off 09:55
秋ヶ瀬公園サッカー場(F1) 天候 晴れ グランドコンデション 不良 30分ハーフ

FCコスタリカ 0(0-0 0-3)3 ミドリクラブ

聖、AKB39、シゲ、卓也、春樹、鳥海、ムラ、レビン、マサ、ヒロユキ、Go29
2012/4/22 北区リーグ1部Bブロック第3戦 vs十条
北区リーグ1部Bブロック 第3戦 対十条クラブ 2012年4月22日(日)Kick Off 16:25
北運動公園サッカー場 天候 曇り後小雨 グランドコンデション 良好 35分ハーフ

FCコスタリカ 2(0-0 2-0)0 十条


1-0(後半03分)右サイドをごっつが強引に突破、グラウンダークロスにヒロユキ飛び込む
2-0(後半19分)ムラの右からのクロスにマサが飛び込む、こぼれたところごっつが押し込む

十条FC、総監督S氏(財団法人 日本サッカー協会元理事・元ミャンマー代表監督等々/余談ではあるが1991年コスタリカに在籍していた行徳浩二/元日本代表/が務めていたのはブータン代表監督であった。確認するまでミャンマーで被っていたのかと思っていましたので一部の方にはそのように説明していました、お詫びして訂正いたします。)22日の試合に参加された皆さんは覚えているだろうか?試合終了後、十条FCの選手が中央の貴賓席エリア(3F相当の場所)を指差し「あっ!先生だ、挨拶に行こう!」と我々への挨拶後、中央に整列し深々と挨拶していた姿を・・

前述のS氏無論私も良く存じ上げており何度もお話をさせて頂いているサッカー界の重鎮の一人である。そんなS氏と実は我々コスタリカと十条FCの試合を後半から3Fエリアで呉越同舟で見ていたのである。

幸か不幸か私とS氏の間には十条のサポーターとみられる女性群及びマネジャーが数名雨を避けて3Fエリアに上がってきており、結果的にS氏は私の存在に気が付かず自チームのマネジャーに試合の解説/分析をすることになった。対戦相手はどのようにコスタリカを見ているのか当然ながら興味津々であったので耳を欹てることになった。(思わずスパイすることになったので最後まで挨拶はしないことにした・笑)そしてその内容が実はこの試合のポイントを的確に表現していた。

S=S氏 M=Manager 
S「今日の相手はどこのチーム?」
M「コスタリカです。」
S「コスタリカの試合は久しぶりに見るよ、暫く対戦していないのではないかなぁ」
S「現在のスコアは?」
M「2-0で負けています」
S「今日誰々と誰々はいないのか?」
M「今日は不参加です」
局面を暫く見てS「なんでサイドチェンジを繰り返しサイド攻撃を行わないのだ?」ムラの動きを見て「うまい選手だなぁ〜」マルセイユルーレットで密集を抜けたとき「ファンタスティック!」獅子を絡めてムラからごっつに回り次の攻撃の起点を前線に求めたとき「これは右サイドは完全にコスタリカに制圧されている」マサが逆のサイドで小刻みなドリブルで二人のDF抜き去りGKと1:1の局面まで持ち込んだとき「メッシか?」「こりゃ両サイドにこれだけタレントを揃えられたら今からじゃ打つ手がないじゃないか?」「前半0-0ならなぜコスタリカのサイドへ対して後半から対策を講じなかったのか?」「XXに良く言っておくように」

ムラを中心に獅子、ときには戻ってきたヒロユキを交えてごっつに至るまでのファンタジーが後半ピッチのメインスタンド側で奏でられたこともあり、敵の総大将に度々溜息をつかせることになった。(ちなみにマサのドリブルには相手マネジャーから小さな悲鳴まであがっていた・・)正に快感〜そしてこのS氏の感想・分析こそがコスタリカが目指したものであり、試合の全容を物語、最終的に勝ち点3という何よりの収穫となった、あの十条から・・。

試合は今にも雨が落ちて来そうな頼りない曇り空の下、北公園サッカー場(神谷)にて予定より遅れること5分でキックオフされた。第一戦、二戦を引き分けスタートのコスタリカに取って三戦目である十条から勝ち点をゲットすることはマストでしかも3が要求されていた。その思いはメンバーにも伝わり当初参加予定メンバーは19名、仕事の春樹とまたしても都リーグを優先されたGo,体調不良の藤野を除いてはほぼフルキャスト、豪華過ぎて逆にスタメンと控えを選出し、その組み合わせを考えるのに1日では無理であったほどである。

ところが苦心の末考えたスタメン、ポジションにいきなり痛烈な衝撃が襲う、発熱とはいえシゲが欠席、電話して始めて分かるユウキが仕事でドタキャン・・獅子が足を痛めており、レビンが同じく腿裏痛で微妙・・爆弾持ち・・しかも獅子・卓也・ひろは都リーグ1試合戦ってきたのちの参戦、都リーグを振って十条戦に掛けてくれたヒロユキの心意気に掛けたいが捻挫明けで不安は払しょくできず。今まで考えてきた対十条用のフォーメーションを変更し、無難な路線に落とし込むか?あるいは最低限の変更に留め、最初の計画を踏襲すべきか?メンバーの準備運動の間にも熟考は続いた。特に攻撃のキーマンレビンが出場できるか否か?何分間使えるか?後半出していきなりリタイアでは元も子もなるし・・

出た結論は次の通り、GKは久しぶりの聖、DFラインに傑・みつ・ナオそして本日の為に用意した、いやされたムラ、ボランチに卓也とスタートはこれも久しぶりのガキ、思惑としてはデフェンシブのスタートのためガキに守りきってもらいレビンの出場時間を軽減する。当初の予定ではガキから獅子に繋ぐ予定で有ったがレビンを先に出し万が一出場後、即腿痛でプレーの続行が困難になった場合は獅子にその場で交代の予定で有った。トップ下は3枚、昨今のシステム4-2-3-1を本日も踏襲、左からひろ、ナツ、ごっつ、そしてワントップに売り込みが実ったヒロユキを久しぶりにアサインした。ヒロユキの動きはGoと違い、両サイドの突破の際のサポートに重点を置かせ、シューターよりもアシストの業務引き継ぎを重視するよう指示した。左右に派手に動き回る・・ヒロユキの良さが十分に出ることを期待して・・。スタベンは旧守護神、馬場・レビン・マサ・獅子、本日が北区リーグデビューの雨宮・・なんとも豪華なベンチ布陣でキックオフのホイッスルを聞く。

試合は比較的ゆっくりとした立ち上がり、予想されたサイド攻撃も前回ほど試みられず逆にムラの果敢な追い越しで薄いとは言え右サイドでチャンスを生みだしていく。相手の攻撃に関しては時間限定を十分感じているガキが精一杯の動きを見せ、安定している半谷との絶妙なバランス感覚がさえピンチらしいピンチがないままに時間だけだ過ぎていく、前半デフェンシブに行き0-0でハーフタイムを迎え(先取点奪われる怖さ痛感しているため)後半疲れた相手DFに対しほぼ総交代でリフレッシュされたコスタリカFW陣がゴールを狙っていく・・ユウキのドタキャンで思惑が外れてはいたもののゲームプランに関しては変更することなく最初の考えを踏襲したいがゆえ上々の前半である。

途中大胆なサイドチェンジのパスが逆サイドに通されかけ、一瞬ひやりとするも聖の飛び出しで間一髪クリアに成功、事なきを得る。前半20分予定通りガキ→レビンへの交代、攻撃面での活性化を期待するが足が持つか非常に気がかり・・ともあれレビンの言葉を信じる。攻撃面での効果はてきめん、レビンの攻撃力は他のメンバーに波及しトップのヒロユキにパスが渡るようになる。こぼれ球の処理をうまくできたこともあり、前半ヒロユキ相手GKと1:1の局面を2回作るが正面を付き、あるいはマウス内に転がせず逸機とする。1回でもマウスに運べていれば・・悔やまれるチャンスであった。

その後ポゼッションはコスタリカのままで時間は過ぎていく、サイドはムラがボランチと連携で完全に制圧、不安を払しょく、大きなサイドチェンジには(度々大外をフリーにしたが)ひろが危機察知能力を発揮し時には最終ラインまで下がることで対峙、誰しもが”行ける”の感覚をもったままハーフタイムを迎える。しかしながらサッカーには優勢勝ちはない、惜しいシュートに”有効”や”効果”も無い!あるのはゴールという結果だけである。

半谷に代え獅子、ひろに代えマサを投入(雨宮は後半5分でみつと交代)ゴールの結果を求めコスタリカイレブンがピッチに散っていく。十条から勝ち点3を!ピッチに散ったイレブンの思いはカップヌードルの待ち時間程度で叶えられる。好調のムラからのラインがごっつに繋がる。相手DFと競り合いやや遅れてボール際に入ったごっつが闘志あふれるプレーでマイボールとする。この時相手DFは倒れ味方によってはチャージを取られても仕方が無いプレー(S主審/獅子の組み合わせでは絶対にファールである)

しかし当日の審判はプレーオンを選択、結果的にこのジャッジがコスタリカに勝ち点3をもたらす。完全にフリーで侵入できたごっつは十分余裕を持ってグラウンダーのクロスを供給、そこに飛び込むワントップヒロユキ!ややダフッタシュートは勢い今一もGKの脇を抜け待望の先取点となる(後半3分)ワントップの面目躍如、久しぶりに躍動するヒロユキに会った気がした。

その後も攻め続けるコスタリカ、1本あった相手のシュートも後半から入った馬場が無難にセーブ、危なげないままに試合は推移していく。それでもわずか1点、サッカーは何があるか分からない・・悪い方に悪い方に考えが広がっていく、特に早い時間に足をつっていたナオに不安が募る。追加点が欲しい、勝利を確定する裏書きが欲しい。その飢餓状態のコスタリカにまたしてもごっつが恵の雨を降らせた。ムラとのハーモニーによって・・。度々好機を演出していたムラが前線に進出対峙したDFと1:1の局面から巧みなフェイントでエンジェルクロスを右から供給、マウスに向かって飛び込むマサ、やや被って後ろにこぼれたボールに反応したのは絶好調ごっつ!ヘッドから放たれたボールはベンチを含めたコスタリカ全員の思いを乗せ確実マウス内に運ばれた。

待望の追加点、あの十条に2-0!!(後半19分)さあ残り15分時計を進める仕事をこなせば待望の勝ち点3である。しかしここからスタミナが切れてきたコスタリカは猛攻を受けることになる。度重なるFK、CK・・・幾度のピンチを本当に全員が良く走りピンチを失点に繋げさせなかったとき貴重な勝ち点3が今期の戦績に記録された。休む間なく次はもっか売り出し中のアバンツァーレ、今日の勝利に浮かれることなくGWの最終日を勝利で締めくくろうぜ!

ヒロユキ 7.0 前線で豊富な運動量みせつけ守備にも貢献、グッドなパスと1得点
ごっつ    7.0 強引な突破から得点演出、自身でも1得点
ナツ    5.5 守備に安定感もたらす
ひろ    6.0 前線からの上下運動により危機を察知、未然に防ぐ
マサ    5.5 意欲的な突破とファンタスティックなループシュート、次は枠に(後半0分)
卓也    5.5 前線に好パス供給
獅子    5.5 運動量で追いかけまわし、全体を鼓舞(後半0分)
ガキ    5.5 久しぶりも安定したプレー披露
レビン   6.0 セットプレー今一も意欲的に敵のチャンスをつぶす(前半20分)
ムラ    6.5 上りで相手のサイドアタックつぶし、絶妙なクロス
ナオ    6.0 足がつるも絶妙なポジショニング
みつ    5.5 ラインを整備しピンチ感じさせず
雨宮    5.0 パスミス多く、チームにまだなじまず(後半0分)
AKB39   5.5 無難にサイドを封じる
聖     5.5 シュートなく、見せ場作れず
馬場    5.5 唯一のピンチを華麗なセービングで(後半0分)
鳥海    5.5 前審に多謝
監督    6.0 完封のフォーメーション立案、ゲームプラン通りの展開へ

2012/4/8 カナリア1部春季リーグ vsCANDYS
カナリア春季 第3戦 対CANDYS 2012年4月8日(日)Kick Off 12:50
大泉中央公園 天候 晴れ グランドコンデション 良 30分ハーフ

FCコスタリカ 0(0-3 0-3)6 CANDYS

マサ、ひろ、卓也、藤野、みつ、ナオ、平山、鳥海、ごっつ、くわんとく、馬場
2012/4/1 カナリア1部春季リーグ vsAS-morgen
2012/3/25 カナリア1部春季リーグ vsBU-JAPAN
カナリア春季 第1戦 対BU-Japan 2012年3月25日(日)Kick Off 10:15
惣右衛門公園サッカー場 天候 晴れ一次曇り グランドコンデション 良(人工芝) 30分ハーフ

FCコスタリカ 3(1-4 2-0)4 BU-JAPAN

【得点】
レビン×2 ユウキ

マサ、ヒロユキ、ゆうき、ひろ、レビン、卓也、藤野、▲雨宮、春樹、みつ、ムラ、肉倉
2012/3/20 北区リーグ1部Bブロック第2戦 vsMW
北区リーグ1部Bブロック 第2戦 対MW 2012年3月20日(火)Kick Off 10:45
赤羽の森サッカー場 天候 快晴 グランドコンデション 良好 35分ハーフ

FCコスタリカ 3(0-1 3-2)3 MW

0-1(前半06分)GK/DF連携ミスからマウスに流し込まれる
0-2(後半06分)右サイド細かいパスで破られ叩き込まれる
1-2(後半10分)Goが突破でPK獲得、自身で決める
1-3(後半24分)前掛の裏とられ逆サイドにクロス→ダイビングヘッドで
2-3(後半34分)Goの強引な突破からのこぼれをヒロユキ流し込む
3-3(後半35分)ゴール前ルーズボールをごっつループ気味のヘッドで

MWとは2007年12月16日、同年会長杯一回戦で対決、0-2の完敗なれど当時のスコアカード及び戦評から読みとるに主力のほとんどが怪我もしくは有休休暇取得(累積警告だから欠勤か?)で欠場、結果的に藍田・坂本・小菅・石川などが先発ほぼフル出場(失礼)で挑んでいた。相手の触れ込みは帝京OBが何名かいて、結構テクニシャン揃い、前述の通り結果0-2なれど結果及び内容から決して評判ほどは・・の相手であったと記憶している。事実破竹の勢いで3部を突破したMWではあったが2部の壁に阻まれ2部に滞留・・2012年度からようやく1部にチャレンジ出来る過程を歩まされていた。

初戦、結果的に勝ち点2を失った我がコスタリカに取って今後戦っていく上でMW戦の勝利はマスト!実際MWの2部での戦績を見るに勝たなくてはならない相手であった。勝ち点3奪取を宿命付けられた先発イレブンはGKに定番聖、DFラインにナツ・獅子・AKB・ムラボランチに藤野/卓也、トップ下にごっつを置き3トップをマサ・剛・ヒロユキで構成する。そうレビンが不在だったのである・・。今度は香港旅行、男友達を訪ねる・・とのことではあったが・・。ベンチにはひろ・みつ・春樹、レビンの欠場は無論痛いが豪華なベンチと相まって十分このメンバーで勝ち点3を得られる予定ではあった。

2012年3月20日10:45am久しぶりの快晴の空の下、コスタリカの第二戦がキックオフされた。以前にも書いたかと記憶しているが試合の立ち上がり5分を見ていると大体その試合の結果の予測がつく、果たして本日の立ち上がりを見るに予測の上では「勝ち点3」ゲットであった。

しかしながら試合は面白い、そうことがうまく運ばないのがサッカーの魅力ではあるが正しくその魅力にはまってしまった・・しかも悪い魅力に取りつかれて・・。立ち上がりに緊張し、魔の5分うまく時計を進めたコスタリカにまさかの展開が襲う、あろうことにペナの中でDFとGKがお見合い、一瞬ではあったがルーズボール化した瞬間に相手FWが飛び込み足を出す・・先に触られたボールには勢いがなかったものの力なくマウス内に転がりこむ。

よもやの失点、時間は前半6分、正に立ち上がりの緊張が切れた瞬間の出来事であった。勝ち点3ゲットが至上命令のコスタリカに取って開始直後と言える失点は暗雲となり、その後長時間コスタリカの頭上を覆い尽くす。同点を急ぐコスタリカの攻撃を最終ラインで確実に跳ね返しカウンターに繋げるべくパスワークを披露するMW、失点機はそう訪れなかったもののコスタリカも中央に配備したごっつが機能せず決定機を作りこめないままに前半を終える。

後半はマサ・卓也・藤野に代えひろ・みつ・春樹を投入、フレッシュなメンバーの豊富な運動量を糧に攻め続けるコスタリカ、同点劇は時間の問題と思われた。しかし好事魔多し・・前係になったムラの背後を突かれショートパスを繋がれる。獅子が一旦マイボールとするものの後ろからのチャージで転倒、誰しもがホイッスルと思いプレーを止めるがすばやくスローインされたボールはMWに繋がれ、最後は強烈にネットを揺らすことになる。

1点目、2点目とも緊張が切れた瞬間の実に残念な失点であった。しかし無論、まだ諦める時間でないことはベンチを含め全員の周知事項(後半6分の失点)、まるで火が付いたように攻撃陣が奮起し、MWを責め立てる。しかも成果が得られるまで4分しか費やさなかった。後半10分、左からGoが得意とする剛引なドリブルで突破を図る。GKと1:1になりかけたプレーに相手DFたまらず足を出しPKゲット、Go自らこのチャンスをものにして1-2とする。

ところが尚も攻勢にでたコスタリカにカウンターが襲いかかる。24分右を駆け上がったMFから逆サイドにきれいなクロスが上がりここにダイビングヘッドが炸裂する。聖の右を完全に破り無情にも3点目がスコアされる。

それでも諦めず攻撃し続けるコスタリカ、途中またしても鮮やかなカウンターから聖まで抜かれるが幸運にもガラガラのゴールにパスを送れずと言った完全なシュートミスに助けられる。そして結果的にこの4点目の失点が未然に防げたことが最低の満足に繋がる。

猛攻を展開するが時すでに34分、ロスタイム突入を目の前にして今度は右から剛引なドリブルでGoがペナルティエリアに侵入、今度もDFに阻まれるも交錯したこぼれに詰めていたヒロユキが反応、冷静にマウスに流し込み1点差とする。2-3になっても既にロスタイム、ベンチは完全に諦めムードも両サイドからの放り込みが絶え間なく続けられる。

そして最後の最後?運命の放り込みがペナの中でルーズボールとなり、この日存在感がなかったごっつが飛び込み放たれたボールがループとなりGKの頭上を襲ったときコスタリカに最低の満足が与えられた。しかしながら最低の満足しか得られなかった代償として次の十条戦での勝ち点3強奪が宿命付けられた。

剛 6.5 1得点1アシスト前線でボールを意欲的に運ぶ
ヒロユキ 5.5 1得点、動きはシャープもボール離れ悪くカウンター食らう
マサ 5.0 ごっつからボール供給されず、強烈な左持ち腐れ
ひろ 5.0 意欲的なプレーもチャンス演出できず(後半0分)
ごっつ 5.5 前線でボール散らせずパス不発、1得点
卓也 5.0 運動量豊富もボール落ち着かず
みつ 5.0 失点は残念もプレーは落ち着き(後半0分)
藤野 5.0 立ち上がり消極的なプレーとパスミスが目立つ
春樹 5.0 慣れないCBもなんとか及第点(後半0分)
ムラ 5.5 積極的な攻め上がりと後半はボランチでボール落ち着かす
AKB39 6.0 攻撃的守備と果敢なオーバーラップで勝ち点1に貢献
肉倉 5.0 体張って中央の防波堤となる
ナツ 5.5 無難にサイドバックこなす、正確な左でのプレー
聖 5.5 3失点なれどミスはなくファインセーブも目立つ
鳥海 5.0 すいません、また出場機会なく・・・
監督 5.0 2点目及び3点目の失点を読みながら指示できず

2012/2/19 カナリアW杯決勝T 1回戦
Kick Off 12:05 彩湖(B面) 30分ハーフ

FCコスタリカ 1(0-1 1-1)2 futurs

【得点】
小野


聖、傑、シゲ、雨宮、ナオ、真澄、マサ、レビン、卓也、ヒロユキ、ひろ、みつ、後藤
2012/2/26 北区リーグ1部Bブロック第1戦 vsレッズ
北区リーグ1部Bブロック 第1戦 対レッズ 2012年2月26日(日)Kick Off 15:30
北運動公園サッカー場 天候 曇り グランドコンデション 不良(ヌカルミ) 35分ハーフ

FCコスタリカ 1(1-1 0-0)1 レッズ

1-0(前半14分)左サイドのオープンスペースにマサが走りこむ、そこにレビンからピンポイントパス
1-1(前半20分)相手セットプレー時、傑小競り合いに巻き込まれPK献上

膝に手を当てたDFがベンチに「残り時間は?」ベンチからは声が・・「後6分ガンバレ!」DF「まだ6分もあるのですかぁ〜」そう返して再び力なく膝に手を当てる・・このDFは誰?この戦評を読んだ方は全員誰だか知りたがるでしょう、正解は「レッズの左SB」である。

まだるっこしい入り方であるが2012年度開幕第一戦、非常に厳しいブロックに組み込まれたコスタリカ、そしてその初戦の相手がなんと絶対王者の伝統のレッズ、詳細の説明は前回会長杯で当たった際の戦評に譲るが兎に角名門、歴史こそ我がコスタリカより数年遅れるがその華々しい戦歴の数々、しかもその成績を落とすことなく嘗ての王者は今の王者でもある。基本的に毎年のリーグ戦で無敗を誇るか負けても1-2敗、会長杯でもベスト4以下は記憶になく優勝も常連、言い換えれば年間精々1-2敗程度しか戦歴を汚さないのである。

そんな絶対王者を開幕戦に迎えるに当たり戦力的に絶大なアップを見込めることはなく、対等な戦いを挑むためには相手に合わせたポジションのチェンジとシステムの変更、そしてそれを試すべくカナリアというステージのフル活用であった。

特に昨年度をレビューするにあたり得点の少なさと失点の多さが顕著であり、一歩間違えばもっと派手に(?)残留争いに巻き込まれていても不思議がなかった。その轍は踏みたくない。今期公言しているように降格であれば言うまでもなく、例え降格が免れても昨年度の勝ち点以上上げられなかった場合、辞任の覚悟で今シーズンに挑んでいる。昨年は10試合、本年度は9試合であることから実質的には今年のハードな組み合わせで昨年以上の勝ち点を挙げなければ辞任のつもりである。失点を抑えて得点を増やす。

難しい課題に挑むべく上記のメソッドを注入していく、具体的には剛の継続的フル参戦が望めないため4-2-3-1のシステムを選択、これは基本的に剛のワントップなれど剛不在の場合傑に代役を担わせる1トップの代替だけであるので剛→傑の単純交代だけで済む。傑の1トップへの適性はカナリアで証明済み、かろうじてではあるが合格点を得ている。またMF/DF陣からも「トップにターゲットになるべきプレーヤーを残してくれ」の要望に応えるものでもある。加えてヒロユキの踏ん張り面での復調が思わしくないことからまだ前線でのプレッシャーがトップより緩いサイドで広いスペースを使わせる。ひろに関しても決定力のアピール不足からその足を活かさせサイドに張らせたほうが能力を活かせると判断した。

トップ下はレビンに託す。レビンの調整ぶりが勝敗を左右すると言っても過言でない状況が今期も続きそうである。そして失点の多さからの脱却を目指す。サイドバックとしてそのスピードを活かし攻撃力のあるシゲをあえてボランチに再コンバート、但し従来サイドをチンチンに破られた嫌な思い出のある特定の相手の際にこのポジションを採用することとした。具体的には左にナツ、右にムラ、両者ともその攻撃力と対人プレーの強さを活かしてもらいたいからである。しかしながら絶妙のパスワークには一人で対応できるわけがなく、その際ボランチがサイドをケア(カバー)すべく足がありサイドに入った場合でもそのままプレーする事が可能になるべくSB経験を積んだシゲとDF系であればどこでもこなせる器用な春樹をボランチとして多用することにした。ボランチとしては主将の獅子が君臨しているが、恒例の有休休暇取得も相変わらず多く、獅子の暴走を止める(抑える)べくシゲの副将起用はベストな選択である。加えてDF面でのジョーカーはナオの加入、昨年度加入も北区の競合と言われるチームとはまだ対戦なく彼の能力を査定するに十分なシーズンの幕が開くことになった。

結果的に十分な参加メンバーが揃いスタメンには聖/前段のDF陣でナツ・獅子・ナオ・ムラでラインを形成、ボランチに半谷・春樹を起用しトップ下にはレビン、左にマサ、右に新人近藤を従えさす。そしてワントップには傑、開幕に剛不在は本当に残念であったが今期この陣形を踏襲することも多く予想されるため、あえて傑に全てを託すことになった。

記載が遅れたが前線に配置する近藤は名門済美からコスタリカの門を叩いてくれたバリバリの新人、カナリアで能力は確認済み、その小気味よいドリブルで最終ラインをズタズタにしてくれることを期待しスタメンに抜擢した。

前半はマサとユウキ(近藤)のテクニックとドリブルで相手のサイド攻撃を封じ、ムラ&ナツの攻撃力でポゼッションを高めてチャンスを見出し、後半は疲れ切ったDFの裏をヒロユキとひろの快速コンビで翻弄してもらう、また後半は獅子をボランチに起用し、そのロングパスを活かしヒロユキ&ひろをよりこき使ってもらうのがゲームプランであった。レッズの攻撃力をゼロに封じるのは難しいであろうからなんとか1点に抑えコスタリカは前後半で各1点加えて計2-1で勝ち点3ゲットのシナリオを描いた状態で15:30キックオフのホイッスルを聞く。

試合の展開は良い意味で予想外、前回記録によると前半シュートゼロに抑えられたのがうそのように開始43秒ユウキが先制のシュート、これは大きくマウスを外すもののコスタリカの勢いを試すうえでは絶好の一撃となった。

試合はその後も予想通りに進む、ポゼッションは織り込み済みのレッズ有利、コスタリカに目立ったシュートもないままに推移していくが相手の攻撃にも脅威を感じることがない時間が続く、逆に14分カウンター気味の展開、中央でボールを持ったレビンから大きく左に張るマサにロング・ピンポイント・キラーパスが供給される。かなり勢いのある強いパスであったがマサこれを巧みにトラップ、そのままゴール目指して一直線のドリブル開始、やや引き気味で待つ相手GKの位置を見定め左足一閃!コスタリカの今期を占う期待を乗せたボールは見事に文字通り強烈にマウスに吸い込まれて行った。

なんとあのレッズ相手に先制点、それもラッキーゴールでなく見事なファインゴール、チームを鼓舞するに十分な一撃であった。その後も基本的な展開は予想通り、ポゼッションはレッズも決定機は与えず不安は大きくならないまま時間は過ぎていく。しかしながらボランチを上げ、思いっきり攻撃シフトしてきたのが唯一の脅威ではあった。

サイドは予想通りナツ・ムラがボランチと息のあったところを見せ正しく完封、前半で同点を狙うレッズの野望を完全に費やせたかと思った前半20分、相手にFKを与える。それまで守備に回ったときの傑が相手との位置取りで再三小競り合いを演じていただけに嫌な予感は確かにあった。しかしながらそれを声に出して叫べないミスがつまらない失点に繋がった。

FKが放たれた瞬間、相手との小競り合いを主審に咎められ、再三の注意を無視したとの罰則か?合わせ技1本で主審はペナルティスポットを指差した・・。試合巧者レッズが千載一遇のチャンスを見逃すまでもなくボールは聖の右を抜けていった。前半1-0で折り返せれば・・後半はカウンターに徹して快速コンビで裏を取らせ2点ゲットのゲームプランに早くも暗雲が漂う。しかし2012年度コスタリカは勇猛果敢であった。同点になった後も臆することなく相手のプレッシャーを跳ね除けていく、ポゼッションは握られたままも決して失点機は演出されず4.5-5.5程度のポゼッションで前半を終える。

そして後半、春樹・半谷(肉離れで不安を抱えたままのプレー)ユウキ・殊勲のマサに代え、シゲ・みつそして命綱の両翼にヒロユキ・ひろを配置する。後半はスピード勝負である。そしてその結果が文頭にあるレッズの嘆きに繋がっていく。ポゼッションでもシュート数でもなんとあの絶対王者レッズを圧倒したのである。

確かにレッズには見覚えのある攻撃のタレントが2-3名掛けていたとはいえコスタリカにも不動のFW剛、個性的タレントごっつが不在であった。それでいて攻撃面で圧倒、ヒロユキ・ひろがサイドをえぐりまくり相手を自陣に釘付けにしていく。オーバーラップしたナツがシゲが攻撃に厚みを加えていく、しかしながら最後の壁が崩しきれない・・それでも攻撃の手を緩めないコスタリカ、傑がシュートを乱発し、ムラがミドルを放っていく・・ヒロユキもシューターとなり珍しくヘッドで狙う、特に数本は放った傑のシュート、1本でも入っていれば全員で最高のビールが飲めたでありましょうに・・。

結局最後までレッズ陣内でのプレーに終始し、相手に後半は1本のシュートも許さないまま終了のホイッスルを聞いてしまった。レッズ相手にまさかの展開、大量にもらったイエローと勝ち点2を失った!といった現実以外は満足のいく2012年度スタートが切れた。

2011年度難敵CSLに勝利した後、緊張感が抜け暫く勝ち点から見放された過去を振り返り次戦MWに挑もう。ここに2007年会長杯の借りを叩き返してやろうぜ!

AKB39 5.0 前線で体張るもシュートをゴールに結びつけず
マサ 6.5 走り込みをゴールに、よく戻り守備でも貢献
ヒロユキ 5.5 自陣まで戻り前線までボール運ぶ(後半0分)
ゆうき 5.0 意欲は合格もパスミス、ドリブル失敗等まだなじめず
ひろ 5.0 前への意欲と守備の意識高く(後半0分)
レビン 6.5 的確なボール配給、積極的な守備
卓也 5.0 肉離れ不安も意地で前半走り回る
シゲ 5.0 確実にサイド完封
春樹 5.0 運動量で勝利に貢献
みつ 5.0 危なげなく
ムラ 5.5 サイド抑え前線への駆け上がり
ナオ 6.0 躍動する守備、クロスバー直撃ヘッドは残念
肉倉 5.5 守備陣を鼓舞、集中を持続
ナツ 5.5 対人プレーの強さ発揮
聖 5.0 PKは仕方なく
鳥海 5.0 ベンチワークご苦労様
馬場 5.0 出場を頑なに拒む(笑
監督 5.5 PK以外はほぼプラン通りの展開を読む

2012/2/19 カナリアW杯グループリーグ 第3戦
カナリアW杯グループリーグ 第3戦 対CFFC 2012年2月19日(日)Kick Off 08:50
彩湖(B面) 天候 晴れ グランドコンデション 不良(カチカチ) 30分ハーフ

FCコスタリカ 3(1-0 2-1)1 CFFC

【得点】
1-0(前半17分)前原の絡み損ないをヒロが
1-1(後半25分)GKとDFの間にボール落とされ馬場競争に負ける
2-1(後半10分)ムラのミドル
3-1(後半17分)ロビングをAKB39ボレーで

馬場、半谷、みつ、ナオ、AKB39、獅子、鳥海(ムラ)、レビン、ヒロ、マサ、前原
2012/2/12 カナリアW杯グループリーグ 第2戦
秋ヶ瀬公園サッカー場(F1) 天候 晴れ グランドコンデション 不良(ぬかるみ) 30分ハーフ

FCコスタリカ 1(1-0 0-0)0 FC鈴木

【得点】
1-0 (前半20分)ヒロが頭で落としレビン押し込む

肉倉,AKB39,みつ,藤野,廣重,春樹,(前原),半谷,レビン,なつ,ヒロ,近藤(研修中)
2012/1/22 カナリアW杯グループリーグ 第1戦
大泉中央公園 天候 曇り一次晴れ グランドコンデション 不良(ぬかるみ) 30分ハーフ

FCコスタリカ 2(0-1 2-0)1 Sforzo

【得点】
0-1(前半20分)GK鳥さんとDF連携ミス(ぬかるみのため)
1-1(後半17分)ヒロが右からクロス、ヒロユキどんぴしゃヘッド
2-1(後半21分)ムラのCKからのこぼれを雨宮押し込む

鳥海、なつ、みつ(卓也)、矢野(雨宮)、ムラ、シゲ、肉倉、マサ(春樹)、ヒロ、ヒロユキ、AKB39

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