2013年度社会人part1

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2013/4/7 北区社会人リーグ第3戦 vs赤羽
北区リーグ1部Bブロック 第3戦 対赤羽 2013年4月7日(日)Kick Off 16:25
北運動公園サッカー場 天候 曇り一時雨 グランドコンデション 最悪 35分ハーフ

FCコスタリカ 2(2-0 0-3)3 赤羽

1-0(前半15分)大介→ごっつ×マサ左S
2-0(前半31分)マサ→レビン左S
2-1(後半07分)レビンボール失う中央→S
2-2(後半23分)FK→H
2-3(後半25分)FK→H
Shoot
コスタリカ  赤羽
前半 3(2) 2(0)
後半 4(1) 7(3)
-------------------------------------------
7(3) 9(3)

Card: ひろ(Y)55M
累積: 獅子(1)
ヒロユキ(2)
イノ(1)
ひろ(1)

「キーワードは集中力」

この試合を表現するにこの言葉ほど適切に状況を表した言葉はないと思われる。正直に話すと、私事で恐縮ではあるが現在自宅の転居を模索中、転居と簡単に言っても学生時代に四畳半一間分の荷物を持って、友人のライトバン借り、その友人に協力を仰いで二人で荷物を車に詰め込みサッサと半日で終わらせる「お気軽引っ越し」とは流石にスケールが違っている。まずは頭金の工面、ローンの審査、各種保険の検討、登記の打ち合わせに始まり引っ越し自体の打ち合わせ、家具の手配、家電の選択・・実は毎日(仕事以外で)目が回るほど忙しい時間を送っているのである。

おかげで4月上旬に予定していたACL観戦(FCソウルー仙台、水原―柏)のための韓国遠征も熟考の末、キャンセルしたほどであった。無論某国第一書記(刈り上げ君)の暴走に怯えていたのも要因であったが・・(韓国に行っていて空港閉鎖にでもなったら飛んでもないことになるので)

その上、現在他社に出向中の身の上、以前と違い時間が自由にならず、かつ内勤故外出もままならず半ば囚われの身(笑)業務時間中にコスタリカ社会人の戦評を書くのがやっとである。(十分自由じゃねーかの声あり)

加えて前日はGM浅野氏と今後の業務分担等に関しての事務打ち合わせ、本来の飯の種のためとあってはコスタリカ作業を継続的にお願いするわけにはいかず、できる限りの分担を検討し今後に備えていくことにした。(本件は別途考える必要急務である)

ともあれコスタリカ社会人第三戦に集中できない要素は残念ながら揃っていた。無論Excuseと捉えられても仕方のないことではあるが・・。

集中力が維持できなかった理由に本日の対戦相手も輪をかけていた。破竹の勢い(無敗)で二部を駆け上がってきたとはいえ以前は一部の名門クラブ、コスタリカ同様再び這い上がってきても基本は二部の延長、一部へ出戻り、二部で成績が良かったとはいえ、かつて駆け上ってきてそのまま一部でも優勝したライトイヤーズ、あるいは優勝争いを演じたTFFのような怖さは感じられず、やはり同じ状況で這い上がってきて一部に昇格後はあわや降格・・の恐怖を味わったNWを彷彿させるものであった。昨年はNWに苦戦するも(結果はドロー)以前は勢いよく上がってきたエロールを一蹴しており、二部からあがってきたチームに苦手意識は全く持ち合わせていなかった。

自身の眼は基本的には私事業務に・・そしてコスタリカの範疇では完全に次戦TFF戦に向けられていた。

赤羽を一蹴しあわよくTFFに勝利を収めることが出来れば年末に再びあの素晴らしいステージに立つことが現実味を帯びて来る・・赤羽があのライトイヤーズから勝ち点3を奪い、TFFと死闘を演じたとの情報が入ってきていても・・。

そして残念ながら、本当に残念ながらその切られた集中力はチームパンデミックとなって瞬く間に感染していった・・としか思えない試合であった。

それでも感染が弱かったスターティングメンバーは
聖/ひろ・みつ・のり・大介/フジ・ムラ/マサ・レビン・ごっつ/Go、散々ドタキャンしたごっつは今後を考えスタメン起用も久しぶりのため顔見世程度でヒロユキと交代の予定である。またフジはこの試合の直後のマスターズに備え(マスターズ主将)前半途中まで引っ張りナツに交代のつもりであった。

試合はいきなり前回の試合の再現から始まったかと思えた。開始45秒、前線のパス交換からレビンが抜け出し左足一閃、GKの脇をすり抜けたボールは右ポスト内側を舐めゴールライン上中央にはじかれる。そこに振り向いたGKタイミングよくボールを抱えることが出来、早々の先取点の夢は断たれる。ある意味このシュート、結果が集中力欠如に拍車をかけたのかもしれない。「いけるぞ!」それも「簡単に!」「次のTFFが前半の山場だ!」様々な思いが交錯しますます集中力は落ちていった。

先取点を早くとって楽をしたい、試合を決めたい・・甘ったれた考えに、昨今ではまれにみる最悪のグラウンドが鉄槌を下す。(爆弾低気圧の影響で午前中は使用できなかった北運動公園、午後からは快晴と強風のためかなり乾きサッカーができるようになっていた。しかし我々の前の試合中に落雷を伴う豪雨(スコール!)地盤が緩んでいるピッチにスコールでは目も当てられない。さながら田んぼの中でサッカーをやるようなものであった。)

通らないパス、飛ばないボール、たまにボールを自分のものとしてもそこそこテクニシャンの集まりコスタリカが悪いほうに作用して、最後の一人を自らでかわし決定的なパスを送る、あるいはシュートに持ち込もうとするいなしが、ことごとくボールを失うことに繋がっていく。何本か味方がパスを繋いでもいったい最後に何回最終包囲網に掛かっていったであろうか?そしてその守りのリズムが徐々に赤羽のパワーとなっていった。

赤羽は守備のチーム、全員で守ってカウンターに活路を見出していく。昨年のデータ(年間失点2)とともに田名網氏の言葉が脳裏をかすめていく。しかし、まずい展開・・いやな予感がよぎり始めたときそれまで真摯にシンプルな守備に徹していた大介が突如前線まで進出し、アーリークロスを供給する。今まで使われていなかったサイドから放たれたクロスにあわてる赤羽守備陣、ごっつが絡みこぼれたボールは前節男を下げた「持っている(いた)男」マサ!果たして今週は忘れずに持ってきていた。悪魔の左マサしく一閃、ボールは低いライナーで文字通りネットに突き刺さっていった。「なぁんだ、やっぱ楽勝じゃん!」この後どんな顛末がまっていようが勿論知る由もなく、頭は再びTFFに・・無論TFF戦を考えての後半のフォーメーション構築である。「反面この試合も5-0なら5-0の暗刻だな(^^;」あまりに集中力を欠いた考えは忍び寄る悪魔の顛末を呼び込むのに十分な負のエネルギーを蓄えていた。

その後、マサ→レビンで追加点が演出されると赤羽のひたむきなボールに対しての寄りの速さなど完全に後半のフォーメーション構想から忘れ去られ5-0の暗刻しか頭に残らなくなっていた。イケイケドンドン!サッカーは先取点を見せびらかしながら大事に大事に宝物のように守っていき、隙あらずんば二点目に繋げて試合を決めていく・・完全にノールチ戦で得た教訓を忘れ去り、二点を大事にしないばかりか完全に三点目、四点目を取りに行っていた。コスタリカ全体に“守り”の文化を植え付ける。自ら確認した年頭の誓いも忘却の彼方であった。守る采配・・今何処。

後半は獅子、イノ、シゲをまとめて投入、みつ・のりの不安から獅子をCBで使うがこれも得点を重ねたいからの思惑の一環。2-0で折り返した恐怖の35分のホイッスルが吹かれた。前半と裏腹に恐怖のメッセージは行き成り届けられた。左を快速の坊主頭に突破されサイドネットをかすめるシュートを放たれる。そしてこれを機に完全にボールポゼッションは赤羽に取られていく。前半と違いシュートまで持っていけないコスタリカ、それでも相手にポゼッションは取られても決定機は与えずなんとか持ちこたえていく。しかし後半からボランチに下がったレビンがボールをキープ、ハーフラインを越えたところまで持ち込みなおもキープする。いい加減放せば事なきを得たのに目前の相手をいなすべくドリブルを仕掛ける。出足で勝る赤羽DF陣これを見逃すはずもなくボール突っつき奪取する。コスタリカはレビンのキープとあって前掛かり、そこで奪われたらたまったものではない。奪うや否や前線にスルーパスとして供給される。追いすがるのりを走り勝っていたFWが振り切り反撃の狼煙を上げられてしまった。それでもまだ1点リード、ここで守るマインドがあればどうにかなったはず。それでもイケイケのコスタリカ。明確な指示をだせないプーアな監督、このまま1点追加できれば問題ないはず・・そうとさえ思っていたのが実情である。そんな集中力のなさを赤羽が見逃すはずはなかった。硬直状態なれど押せ押せの赤羽、左45度25m地点で得たロングのFKを丁寧にセット、放たれたボールは運命の同点ゴールとなって赤羽FWの頭を経由してコスタリカネットに吸い込まれていった。2-0から2-2、勢いがつかないはずはない。

同点からわずか2分後、セーフティにクリアすればなんともないボールを己のテクニックでマイボールとして自陣からビルドアップしようとしたレビンのプレーが再び地獄へのチケットを購入してしまった。

キープし損ね、体を入れられず思わずファウルしたのがペナのやや外、ホッとしたのもつかの間、極めて短い距離から放たれたボールはゴールマウスを横切り逆サイドで待つ相手のヘッドにどんぴしゃり。あれっ?聖はどこに?と探してしまうほどボールマウスをきれいに横からトレースした弾道であった。取って欲しかった・・・。そこからやっと目を覚ましたコスタリカが最後の猛攻を仕掛ける。右から左から・・ムラがナツがGoが・・最後にナツが絶妙に落としたボールを強振したイノのシュートが相手GKのファインセーブに阻まれたとき北区のレギュラーシーズンで1年7か月ぶりの敗戦が確定した。

冒頭に述べたように各人がもっとプレー一つ一つに集中していれば決して負ける相手ではなかった。集中力欠如を蔓延させた私に責任があるのは動かしがたい事実であったが、各人においても気の抜けたプレーが多かったこともまぎれのない事実である。各メンバーは残り一戦一戦に集中して何がなんでも昨年と同じステージに上ろうぜ。5月12日対TFF、今期の運命を左右する貴重な戦いになる。勝つこと以外考える輩に参加資格はない!

剛 4.5 好調さ活かすべくボール供給されず
ごっつ 4.5 改心?無難なプレーに終始
ヒロユキ 4.5 (18M)足場悪く前線を活性化できず
レビン 4.0 1得点も2失点呼び込む、セーフティファースト遵守できず
マサ 5.5 1得点1アシスト、前半の王様
イノ36 5.0 マイボール失わず、貫録のキープ、次は効果的なパスを
ムラ 4.0 攻守に精彩を欠きチームを鼓舞できず
フジ 4.5 落ち着いたプレーで前半は完封
ナツ28 5.0 安定したボールコントロールと豊富な運動量
大介 5.0 事実上の1アシストとシンプルな守備
シゲ36 5.0 サイドを意地で止め、効果的な攻め上がり
のり 4.5 動きやや重く、振り切られるシーンも
みつ 4.5 危なげなく前半は完封
獅子36 4.5 激しい上下動も3失点は悔やまれる
ひろ 4.5 足場悪く効果的な攻め上がり影潜め
聖 4.0 ノーガードでFK受ける?FK2点目の失点は触れなかった?
とり 4.5 ベンチワークに多謝
Ryota 4.5 次回は出てもらうよ、早く足の完治を
卓也 --- カメラマンに感謝、足の治療に専念お願い
監督 4.0 TFF考え集中できず、メンバーに感染させる?
2013/3/24 カナリアW杯トーナメント1回戦 vsFC鈴木
カナリアW杯トーナメント一回戦 対FC鈴木 2013年3月24日(日)Kick Off 10:15
所沢航空公園 天候 曇り グランドコンデション 良好 30分ハーフ

FCコスタリカ 1(1-3 0-0)3 FC鈴木

得点;ヒロユキ
シナ 並木(シナ友人)レビン みつ AKB ナツ トリ ひろ イノ ヒロユキ KAZ
2013/3/20 北区リーグ1部Bブロック第2戦 vs十条
北区リーグ1部Bブロック 第2戦 対十条クラブ 2013年3月20日(水)Kick Off 13:35
北運動公園サッカー場 天候 曇り グランドコンデション 良 35分ハーフ

FCコスタリカ 5(3-0 2-0)0 十条

1-0(前半02分)ムラ→レビンS(Middle)
2-0(前半11分)ムラ→Go〜S
3-0(前半16分)フジ→DF↑マサ(ボレー)
4-0(後半13分)ヒロユキ→Go〜S
5-0(後半33分)獅子→Go H↑イノS

Shoot
コスタリカ  十条ク
前半 9(7)    4(0)
後半16(3)    4(1)
-------------------------------------------
   25(10)    8(1)
Card:ヒロユキ25m / Y(2) イノ 44m / Y(1)

過去幾多の死闘を繰り広げてきた対十条クラブ戦、十条の多くのメンバーは毎年のようにその面子が変わり、その圧倒的な強さからも長い間2部のステージから抜け出せず、昇格してからも2年ほど前までは常に1部残留を掛けての争いに巻き込まれていた我がチーム、コスタリカのことなど十条の誰も全く気にも留めていないことでありましょう。

対してコスタリカサイド、ここ数年コアのメンバーが不動であることもあり、それが良い方向にも、あるいは悪い方向にも影響を及ぼしているとは思うが個々の力が充実してきて、お互いを知ることによりある程度の連携、連動が形を成してきて、かつそこに若い力がマージされチーム力が円熟味を増してきている。

対十条クラブに関してもメンバーのほとんどがここ数年の対戦を記憶しており勝利の記憶が鮮明な反面、そのクラブ育ち独特のテクニック、卓越したパス回しに敬意を表しているのも事実であった。獅子・ヒロユキ・レビンを中心とした新生コスタリカになってから早10年目、前述の通り途中まで2部暮らしだったせいもあり十条クラブとは対戦せず、2008年から何度か対戦が組まれている。その結果は2勝2敗、勝率はともあれ常に「絶対に負けられない戦い」を制した結果であった。十条クラブとの対戦が数回に満たない現メンバーであっても、あくまで一方的な思い入れであるが掛けるものは大きく、ましてや過去40年の歴史を背負っている私にとっては特別な思いを持っての対戦であった。(ちなみに彼らのホームページによると十条クラブの創立は1967年、1974年のコスタリカより7年年長である。)

過去何度か連勝を止められ、あるいは「ここで負けたら2部が見える・・」と言った状況で塩をすり込まれ、メンバーの得点王が掛かった試合で完封され・・記憶に叩き込まれているものは苦いものが大半であった。無論たまには勝利を収めていたはずであるが記憶に残っているのはFW西山(武南高校出身)のアーリークロスに左SBの私が飛び込み、ドンピシャとミートできなかったボールが肩にあたって偶然のショートループシュートとなって正しくマウスに転がり1-0で勝利を手にした試合と、仙台大学出身で卓越したテクニックを持っていた大塚と藤枝東―東海大学といったサッカーエリートコースを歩んできたご存じ八木のコラボに現早稲田学院監督の前坂、円熟味を増した守屋(兄)が絡み圧勝した思い出があるだけである。

何れも二十数年前の出来事、そろそろ記憶が薄れてきているのも事実である。そんなある意味リスペクト以上の気持ちを抱いての十条クラブ戦、しかしながら結果的にいえば失望であった。憧れにも似た大きな目標であった嫌なほど強い十条クラブはそこにはなかった。彼らが持つ柔軟なボールさばき、素早いパスセンスは健在で事実彼らに振り回されたコスタリカのメンバーには終盤足をつるものが続出、前回もそうであったが終了10分前の展開はどちらが大きくリードしているのか全く分からないような内容であった。しかしながら結果は一方的な勝利、その要因を探ることによりコスタリカがもう一歩飛躍できると信じ今回戦評を認めることになった。

まずは月並みであるが戦いに挑む姿勢である。コスタリカは原則Kick Off2時間前集合、2時間ルールをきちんと守らないまでも90分前からは集合のアップが始まるため、予め先発に入らないことを承知したうえで、連絡済の選手を除き基本的に全員が90分前には着替えてアップを開始し試合に臨む。他のチームを見ると目標とするノールチは勿論アバン、ライト等それなりに強豪と思われ統制がとれているチームはほとんどコスタリカと同じ時間に集合を掛けているようである。

対して十条クラブはどうであったか?2時間どころか1時間前になっても着替えていた選手は3名!その上前の試合のハーフタイム、すなわち貴重なグラウンドで練習ができる時間にピッチに出て行った選手は”ZERO”なんと一人もいなかったのである。その時点(Kick Off45分前)でやっと数名の選手が観客席で着替えをはじめ、フォーメーションの確認、まだ来ない選手へ携帯での連絡を始めている始末であった。またその会話の内容も極めてレベルが低いものであった。

「今日の相手、コスタリカってどんなチーム?」
「なんかただ、荒いだけのチームらしいよ?」
実際のスカウティングを行うのにまだコスタリカが至っていないのは理解できるが、対戦相手に関しての情報の引継ぎが全くなされていない。昨年十条クラブのS先生(S氏は以前教諭であったので私どもはこう呼ばせて頂いている)が十条-コスタリカを観戦し、その時の感想・教訓の申し送りがまったくなされていないのであった。対策を講じなければ当然同じ轍を踏むことになる。

「誰々は?」
「さっきから電話してるけど出ないよ。」
「まだ寝てるのかなぁ」「じゃキーパーいないじゃん!」
どうやら十条クラブにも「ごっつ」みたいな輩がいるようである。
GKはその後話合いで決め、Kick Offに臨むことになったようである。ちなみにこの会話の以前に私が着替えていた十条の選手にユニの色を確認にいっている。すなわち相手の関係者の目前での会話であった。コスタリカを舐めているのか、そもそも舐める以前の存在でしかなかったのでありましょうか?もっともGKが素人の場合、ファーストシュートのさばき方で経験者か素人か・の判断が容易につくので気にしていない・・といえばそれまでであるが・・。ちなみに私は先発メンバーにあえてこの事実を伝えないことにした。相手が素人ゆえシュートを急ぎ、逆に荒い状態での無理打ちを恐れたからであった。

それにしてもGKが寝坊(?)、試合10分前にメンバーが11名揃う、当然アップなし!相手の情報は全く入れず丸腰で試合に臨む・・。正直こんな十条クラブは見たくなかったし、こんな十条クラブに(本日は)負けるわけはなかった。

聖/ひろ、獅子、AKB、シゲ/藤野、ムラ/マサ、レビン、ヒロユキ/Go

舐めきった十条クラブに喝を入れるべくピッチに散ったコスタリカイレブン、気合の入った喝はムラのパスを受けたレビンの左足からいきなり放たれた。右サイドでボールを受けたレビンの左足正しく一閃、昨年リーグ戦では得点を記録していなかったとは思えない見事な一撃がサイドネットに突き刺さる。ホイッスル後わずか1分ちょっとの電光石火のゲットゴールであった。しかもこの一撃は例え相手がプロパーのGKであっても確実にその手をすり抜けていったと思われた。

喝を入れられ目を覚まされては元も子もないが完全に相手のモチベーションを奪い、勝ち点3ゲットの裏書になる見事なゴールでもあった。相手からモチベーションを奪う・・それの裏付けを今度はGoがやってくれた。再びムラのパスを受けたGoが短い距離をドリブルした後、今度は右足を強振、魂の入ったボールは今度も確実にサイドネットを揺らす。レビンからGoへの引継ぎは10分もなく気持ちの上では今日の試合が決まったようにすら感じられた。しかし気合の入ったコスタリカは攻撃を緩めない。前線に藤野からボールをフィード、一旦DFがクリアしたボール、落ち際に入ったマサの悪魔がさく裂、今度もGK一歩も動けないままにボールはネットに突き刺さる。いずれのシュートも前半の前半、ほぼ15分までにゴールショーは演じられていた。その間相手のシュートは可能性ないものが1-2本、無論枠を捕えたものはなく正にコスタリカのワンマンショーであった。

しかしながら誠に贅沢な話であるが追加点が奪えない。特に決定力の王者”マサ”が信じられないほどチャンスをつぶす・・それもGKとの1:1まで・・こういった試合であるから火傷はしないで済んだが息が詰まるような緊迫した試合であれば重罪である。日頃マサの決定力に助けられてもいるのであまり小言は言いたくないが是非切磋琢磨してより決定力を磨いてほしい。結局前半は失点の香りは嗅がされることもないままに3-0で終了。

GKを聖→シナへ、藤野を前半引っ張ったゆえ代わりにイノをデビューさせる。足を痛めていたみつ&のりは極力出したくなく、本日の展開ではそれも可能かと思われた。後半も展開は前半を踏襲、ほぼシュートは一方的・・。相手のシュートは左を崩され右に展開、シナが出たところをマウスに供給されるがシゲが殊勲のスーパーセーブ、事なきを得て連続完封の期待を持続させる。

前半から通算して得点がないこと30分以上、相変わらずマサがヒロユキが、そしてシュートが荒くなってきたGoが外しゴール欠乏症になってきた後半13分、ヒロユキのパスに抜け出したGoがドリブル開始、マウスを捕えたところで今度は慎重に、それでもポストを舐めながら4点目を決める。その後も相手SBが上がりっぱなしのせいもあり度々フリーでボールを得たマサがゴールに向かうが決定力は鳴りを潜めたまま。結局追加点はGoが頭で落としたボールをダイレクトでイノがデビューを飾った1点にとどまるが、それでもここで5-0・・

いやはや凄いものである。その後レビンが相手のフットサル仕込みの足技に翻弄され続け、細かいステップについていく足がもつれ、みつに変わったもののレビンに代え1枚上げた獅子が本日は確実に消化活動に徹し事なきを得た状況で終了のホイッスルを聞くことが出来た。

得点5に勝ち点3得たものは大きかったが、ヒロユキとイノが貰ったイエロー、マサの決定力、そして何より個人的ではあるが十条に対しての尊敬にも似た思い入れ・・失ったものも実感としてなかったわけではない。甦れ十条クラブ、俺らは君らの轍は踏まないから是非北区の覇権を同じステージで争おうぜ!

Go     7.0 2得点1アシスト、最前線でのチェイシング
ヒロユキ  5.5 意欲的な守備、特に自サイドの完封
レビン   6.5 士気あげる価値ある先制点、両足つるほど走り回る
みつ66   5.5 無難なクローザー
マサ    5.5 1得点も逸機多く
ムラ    6.0 前線に的確なスルーパス供給、やや持ちすぎでボール失う
藤野    5.5 積極守備で前半の無失点に貢献
イノ36   6.0 ややボール足につかずも貫録の強烈ボレー
シゲ    6.0 スーパーセーブと的確なクロス供給
獅子    6.0 完封の立役者、最後はボランチでチーム盛り返す
AKB    5.5 ややバタつくも無失点勝利に貢献
ひろ    6.0 攻守に貢献、コスタリカの長友!
聖     5.5 少ないボール処理、幸い(?)にも評価チャンスなく
シナ36   5.5 貫録の無失点、唯一のピンチもシゲが防ぐ幸運に恵まれ
のり    5.5 無理せず控えに徹する
トリ     5.5 ベンチワークに多謝

監督    6.0 内容不満も、連続5-0の好発進!
2013/3/10 カナリア春季リーグ第1戦 vsトニービン
カナリア春季リーグ第1戦 対トニービン 2013年3月10日(日)Kick Off 11:50
彩湖道満グリーンパークB面 天候 曇り(のち暴風!) グランドコンデション 良好 30分ハーフ

FCコスタリカ 1(1-2 0-3)5 トニービン

のり、大ちゃん、のぶ、レビン、卓也、ムラ、ひろ、井上さん、トリ、ナツ、みつ、久保田(レビンじゃねぇー!)
2013/2/24 北区リーグ1部Bブロック第1戦 vsエルパソ
2013年度北区リーグT部Bブロック 対エルパソ 2013年2月24日(日)Kick Off 09:20
赤羽の森公園サッカー場 天候 晴れ/強風 グランドコンデション 良好 35分ハーフ

FCコスタリカ 5(2-0 3-0)0 エルパソ

1-0 (前半07分)Go→ナツ→Go S
2-0 (前半22分)レビンCK↑ヒロユキH↑Go S
3-0 (後半04分)ノブCK↑Go S
4-0 (後半15分)ノブ→ヒロユキ〜S
5-0 (後半35+1分)ノブ〜S

Shoot
  コスタリカ エルパソ
前半 10(4)        0(0)
後半 13(3)        3(2)
-------------------------------------------
23(7) 3(2)
Card ヒロユキ■獅子■

1994年W杯アメリカ大会アジア地区最終予選、言わずと知れた「ドーハの悲劇」が演じられた大会である。場所は勿論カタール・ドーハ・アルアリスタジアム、最終予選は六か国の総当たり。最終戦の対イラク戦は前述あまりに有名なドーハの悲劇そのものであり、また前の試合である韓国戦もその決勝ゴールにカズが「カズダンス」の披露も全くできずメインスタンドに向かって跪きひたすらガッツポーズをとり続けることしか出来なかったほど興奮したことから、この試合も伝説と化している。

しかしながらドーハの悲劇の伏線として忘れてならないのは韓国戦の前、やはり宿敵北朝鮮戦である。開幕のサウジアラビア戦を引き分け、二戦目のイラン戦にゴンのゴールがあったものの一敗地にまみれ六か国中最下位に沈んだ日本にとって北朝鮮戦に敗れることはそのまま予選敗退が決まる重要な一戦であった。当時のW杯参加レギュレーションはアジア枠がわずかに”2”すなわち最下位から四か国を蹴落とさなければ米国W杯には行けなかったのである。五輪・W杯の予選ではそれまで一度も韓国に勝利したことない日本であったが、まずはこちらもほとんど勝ったことがない北朝鮮を破らないことには韓国戦を前にして事実上帰路につくことになるのであった。

1993年10月21日、対北朝鮮の戦いが始まった。試合は予想に反してモダンなサッカーを展開する日本が終始有利に進め、弱い相手から点を取れない“カズ”がチャンスを確実に決めていれば5~6点差で勝利してもおかしくない内容であった。結局最終スコアは3-0、日本は完全に息を吹き返し大袈裟でなくマニアもニワカも歓喜の渦に巻き込まれていったのである。

試合終了後、歓喜に沸くサポーター(当時は私もサポーターに交じってゴール裏にいた)の元に挨拶に来る日本代表、その後に訪れる最大の悲劇など知る由もないドーハに駆け付けたサポーターは全員、それこそ狂喜乱舞まるでW杯初出場が決まったかのように騒ぎ続けていた。ただ一人我がコスタリカの会長関口徹を除いては・・関口は危惧していた、挨拶に来た日本代表に向かって「軽率だぞ!後を考えてプレーしろ!有頂天になるな!まだ何も決まっていないのだからな!」関口の叱咤の矛先は日本代表の森保一(現サンフレッチェ広島監督)に向けられていた。この予選、代表監督であったハンス・オフト最大の発見、日本にボランチといった名称のポジションを認識させた新星森保一、彼にであった。

この予選の直前から代表に選出された森保の働きには見事なものがあり、度々のピンチを素早い寄せでカバーし、的確なパスカットと正確なパスにより多くのチャンスの礎になっていた。サウジアラビア・イラン戦にフル出場を果たし迎えた北朝鮮戦、勿論この試合も先発フル出場、中盤のダイナモとなりコンビを組んだ北澤豪と日本のDFの防波堤となっていた。そして見事に勝利に貢献、こんな状況の森保をなぜ関口は叱咤していたのか・・。

実は当日の森保は試合が完全に決まった3-0の展開で後半終了間際に不必要なファールを犯しイエローをもらっていたのであった。基本的に観戦記録をこまめにノートブックに記載しているオタッキー関口、一次予選から引き継がれた森保の累積警告数を確認して「次戦韓国戦は出場停止だ・・」と嘆いていた。ノー天気に騒いでなどいられない。北朝鮮にもそうであるが特に韓国には予選でかつて勝利を収めたことがない。しかも韓国戦にも引き分けも許されない。許されるのは勝利(当時は勝ち点2)だけである。そこへきて絶好調の森保を欠いての戦いとなる。宿敵韓国に挑むのに万全の態勢で挑むことが出来ない、そんな状況を嘆いての叱咤であった。

これが対韓国との戦いで「ここで抜かれたら失点に直結、かつ1点取られたら試合に勝利するのは非常に困難である」と言った状況下でカード覚悟でのファールであるならば納得もできよう。しかしながら現実は一方的な展開、3-0でリードしていてピッチ上の選手に残された選手の仕事はひたすら時計を進めることだけであった。勝ち点は勿論得失点差に影響大の3点も手中に収めている・・その状況で森保のプレーは正しく“大人のプレー”ではなかった。

ある意味瞬時に損得を判断し、やむを得ないファール、そして勢い余ってのプレーの延長上のファールには何も言わない、絶対に相手に怪我をさせてはいけないがあえてのプロフェッショナルファールには一定の理解を示す。

我々も足元を見てみよう、2013年度もコスタリカというチームが「反則が多いチーム」と言った色眼鏡で見られることがどれほど不利な判定を導くか良く考えた上で行動するよう猛反を促す。開幕戦でのプレー、審判団に「コスタリカは相変わらず・・」と言った印象を与えてしまった危惧がされるものの同時にまだ挽回のチャンスは多く残されているともいえるのであるから・・。

そして言語道断の遅刻、寝坊が理由とは無論理由になっていない。少なくとも我々が所属しているのは「社会人リーグ」当たり前であるが大人の自覚が欠如しているとしか思えない。止むを得ない事態、避けられない事故、災害、急病、人命救助等不測の状況には勿論理解を示す。しかしながら今後は「朝早いので起きられなかった・・。」等の言い訳を持っての無断欠席は許したくない。社会人チームとしては恥ずかしいことであることを同じく自覚して欲しい。

「信用を得るには時間が掛かるが失うのは一瞬である。」


冒頭、チームの快勝に水を差すような小言から始まってしまったが本当に気を引き締め、チーム力を精神面からも高め、高い理想を持った全員が一丸となって戦っていかないと昨年の実績がフロックと思われて現時点の目標である打倒ノールチどころか最終ステージに立つことさえできなくなる現実が待っていることを噛みしめ今年も精一杯戦っていきたい。

開幕戦、本日の相手は2部から上がってきたエルパソ、2012年度から2013年度への移行に伴い、多くのチームが運営困難、審判不履行・チームの遅刻等による勝ち点剥奪などの理由により北区社会人リーグを退会せざるを得なくなり、その結果2部で優勝できなかったものの1部へ何チームかが引き上げられた。その恩恵を最も授かったのがエルパソであった。我々は事実上リーグ総合2位、相手は25-30位、ランキング的にはスペイン対日本?それでもサッカーにはなにがあるか分からない。我々も何度も会長杯でサッカーを改めて教えられている。昨年末の轍を踏まないよう選手に良く戒め、送り出した先発は以下の通り。

GK聖/DFひろ・みつ・のり・大介/MFレビン・卓也・ムラ・ナツ・ヒロユキ/FW Go

短いオフの間にメンバーもしくはみつ・レビンを通じて多くのポジション希望が伝えられてきた。我々はプロでない以上、サッカーを楽しくやるためには希望するポジションを与えたい気持ちは強い。しかしながら先発は11名、しかも同ポジションに数名が重なることもある現実を踏まえ結果的に最小の変更を可能とした布陣でホイッスルを聞くこととなった。

下位チームに開幕早々取りこぼすのでは・・幸いにもホイッスルとほぼ同時にその心配は解消されていった。スタッツをみて頂ければわかるように前半相手シュートはゼロ、コスタリカは10本のシュートを放つ、ちなみに後半になっても結果的に可能性ゼロの被弾はあったものの終始聖が風邪を引くことが唯一の心配であった。

得点経過は7分にGoとナツのボール廻しからGoが鮮やかにGKの脇を抜きゴールショーの幕が上がった。前半・後半とレビン・ノブのCKから同じくGoがネットを揺らし、ノブのパスから抜け出したヒロユキの久々ドリブルシュート、終了間際にはハットトリックのGoに代え(獅子を投入、ムラをサイドにする)トップに入ったノブがフットサル仕込みの妙義ドリブルで相手を翻弄、5点目を記録するデザートまで食することが出来た。

特に5点目は今後Goの不参加時ノブを入れる可能性もあるため、良いテストが出来たと同時に良い結果をも得ることが出来た(満足・笑)しかしながら圧倒的に攻めながら枠に行くシュートは少なく、ムラ・ヒロユキの両サイドを入れ替えたことによりクロスの供給数は飛躍的に増えたものの得点には繋がらず(ノブの大フカシ)、攻め上がりからナツのシュートはポストをかすめ、ガラガラのゴールに流し込めなかったAKBのシュート等課題も多く残った。

次戦は宿敵十条クラブ、過去多くの苦杯を飲まされてきた因縁の相手である。無論気が緩んだままで勝てるほど楽な相手ではない。今後予定されているカナリアで修正し昨年の勝利が前記したようにフロックでないことを証明しようぜ!!


Go       7.5 開幕ハットトリックの快挙、決定力は2013年も健在か!
獅子55 5.0 クローザーのはずが不必要なイエロー、質の悪いファールに喝
ヒロユキ 6.5 キレとポジショニングが今一も最低の結果だす。
ナツ     6.0 前線で全体を鼓舞、キレ良く今後に期待
ムラ     5.5 度々好クロス供給
卓也    5.5 DFの前で豊富な運動量披露
ノブ36  6.5 巧みなドリブルで前線活性化、クロスの当たり損ねが悔やまれる
レビン  5.5 CKは貫録も攻撃の要にはなれず
ダイ     5.5 球離れに難も、全体的に無難なプレー
シゲ36 5.5 積極的な攻め上がりもクロスに合わせてもらえず
のり     6.0 素早いカバーで完封演出
みつ    5.5 開幕のプレッシャー経験でカバー
AKB36 5.5 ヘディングが悔やまれる、守備はそつなく
ひろ36 6.0 効果的な攻め上がりと激しいアップダウン
聖       5.5 幸いにも見せ場ゼロに終わる
監督    6.0 新メンバーでのフォーメーション構築、Goに代えたノブにも点をもたらす
2013/2/17 カナリアWCグループリーグ第3戦 vsFCエストレラ
カナリアWCグループリーグ第3戦 対エストレラ 2013年2月17日(日)Kick Off 12:10
彩湖道満グリーンパークB面 天候 晴れ グランドコンデション 良好 30分ハーフ

3-3(2-1)
大ちゃん
ムラ
レビン

シゲ、のり、大ちゃん、のぶ、レビン、卓也、ムラ、りょーた、井上、みつ、AKB、ナツ、馬場
2013/2/10 カナリアWCグループリーグ第2戦 vsSCインパルス
カナリアWCグループリーグ第2戦 対SCインパルス 2013年2月10日(日)Kick Off 15:20
秋ヶ瀬公園F2 天候 晴れ グランドコンデション 良好 30分ハーフ

0-0
馬場、シゲ、のり、のぶ、レビン、卓也、リョータ、ひろ、みつ、なつ、とり、八木
2013/1/27 カナリアWCグループリーグ第1戦 vsFCアミーゴ
カナリアWCグループリーグ第1戦 対FCアミーゴ 2013年1月27日(日)Kick Off 13:40
大泉中央公園 天候 曇り グランドコンデション 不良(最悪) 30分ハーフ

1-0(0-0)ノブ 

聖、シゲ、前ノ山、真澄、りょーた、ひろ、ヒロユキ、のぶ、みつ、とり、AKB、マサ、ナツ

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