2008年度社会人part1

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2008/6/14 XSSL岩槻リーグ 第1戦 vs東京
岩槻グラウンド kick off 11:30

FCコスタリカ 3(2-1 1-4)5 東京

【メンバー】
高橋 坂本 みつ 鳥海 稲垣 八木 久保田 武田 豊岡 石川 水野 浅野 肉倉 (以下助っ人)寺島 豊田 北村 たける 三浦 山崎
【得点】
三浦2 石川1

 当初コスタリカメンバーが少なく、カントクから助っ人かき集めの要請がかかる。が、直前、コスタリカメンバーの参加が次々決定し、最終的にはコスタリカ13名、助っ人6名の合計19名という大所帯となった。せっかく来てもらった助っ人なのだから、たくさんサッカーしてもらおうと思い、先発はコスタリカ6名、助っ人5名の編成でスタート。先発の年齢構成は若いのだが、やはりサッカーはチームスポーツ、名前も知らないメンバー同士ではなかなか連携がままならない。相手は攻撃はともかく、守備は最初からズタズタなのに点が入らない。結局1失点の後、寺島のサイド突破からの三浦ヘッドを始めとした若い助っ人の活躍で何とか2得点をゲットし、前半終了。

 後半は、ほとんどの助っ人に替わってもらい、コスタリカマスターズが中心の構成。が、やはりスピードで対応できず、またこの日の気弱な審判のジャッジにも泣き、終盤にPKで2失点してしまう。

 たしかにXSSLは公式戦ではない。しかし、今社会人とマスターズが「融合」できるのは、このリーグ戦だけであり、何より八木、前原を始めとして、運営に尽力してくれるメンバーがいるから、コスタリカはこのリーグに参加できることを忘れてはいけない。理想は若手とマスターズが半々くらいに、今後コスタリカに加入したいと思っている助っ人が1〜2名というメンバー構成だろう。

 いずれにしても、昨年逃がしたリーグ優勝は絶対に取り返す気持ちで、今後臨んでいこう。

高橋   4.5 5失点に言い訳は出来ない
坂本   4.0 キレなく再三突破される 
みつ   4.5 コーチング弱く守備連携とれず 
鳥海   4.5 相手のプレスにとまどう
稲垣   5.0 安定した守備
八木   5.5 中盤で安定、気を使った運営に+0.5
久保田 5.0 久しぶりの出場
武田   4.5 早く昔のキレを戻してくれ
豊岡   4.5 守備のバランスとれず
石川   6.0 なんとXSSLでも得点!
水野   5.5 慣れないサイドバックにとまどう
浅野    5.0 久しぶりの出場
肉倉   5.0 PK献上は不運

(浅野)

2008/5/18 北区社会人リーグ1部A 第4戦 vsブローズ
北グラウンド 天候晴れ Kick off 17:00

FCコスタリカ 1(1-0 0-0)0 ブローズ

【メンバー】
みつ 藤野 山崎 れびん 福島 山口 稲垣 柄澤 水野 高橋 小菅 遼 石川 前原 獅子 藍田 馬場 監督
【得点】
なつ1

 ポール・ニューマン主演の映画のタイトルを地で行く・・と、言っても今やコスタリカの大部分を占める若手にはまったく意味不明であろうが、そのタイトル名は「傷だらけの栄光」そして我がコスタリカの第四戦目は正しくその表現そのものの内容であった。但し、いくら本日の相手が超若手で(大正大学のサッカー同好会、全員が20〜21歳)ひたすら走り回りコスタリカの筋力がついていかず怪我が誘発された部分もあるとはいえ、実は試合前に3選手がリタイアしたことから本日のドラマは既に始まっていた。

 本日の試合エントリーは19名・・例によって豊富なメンバーである。前記もしたが本日の相手は超若手、いろいろとサーベイ活動をした結果
・ 両サイドのスペースにボールを放り込み、そこに走りこんで起点をつくり、そこから試合を作って行く
・ テクニックはないが兎に角よく走り、特に相手ボールの追いかけには人数を割き、舞ボールにしてから直ぐに前線に展開していく
・ 全員守備、全員攻撃の意識がしっかりしており、結果得点は少ないが失点も少なく上位をキープしている。
というポイントが確認できた。従って本日は久しぶりに3-5-2の布陣を採用しポイントである両サイドハーフに守備マインドが高い獅子と柄を配置、トップには後方からのロングフィードを受け突破できるイメージからナツを福島と組ませる。後半相手のスピードが落ちてくることを期待して中越、広重を連続投入し1〜2点を放り込んでもらい勝利を収める・・が本日のゲームプランであった。彼らの特性から獅子と柄を擁したサイドはそう簡単には破られないと信じ、前半は絶対に無失点でいくつもりであった。

 ところがこれまた前記のように期待した中越、広重から相前後して不参加の連絡・・各々気分の悪さからの吐き気と本日午前中のフットサルによる捻挫が原因であった・・。早くもゲームプランが挫折、追い討ちをかけるように若手に混じってウォームアップに励んでいた小菅がアップで負傷、その痛がり方から半端な怪我ではないな・・と案じていたら結果的にアキレス腱断絶であった。小菅には後半4バックで遼を投入するまでのつなぎを期待していたがゆえ、これまたプランの修正を余儀なくされる出来事であった。

 数々の不安を抱えて試合はほぼ定刻にキックオフされた。果たして試合はまさしく評判どおり・・コスタリカの誇る中盤の上をひたすらボールが行ったりきたり・・事実レビンにいたってはボールにファーストタッチするまで10分ほど要してしまうほどであった。ボールを放り込まれては走りこまれ、逆サイドに振られては走りこまれ・・。結果的にコスタリカも自軍エリアから大きく挽回せんものと前線にロングボールをフィード・・見ているものにとっては極めて退屈な変化のない攻防・時間が続いた。

 しかしながらそんなプレーの連続の中で山口の前線へのピカッと光るロングパスに思惑通りトップのナツが鋭く反応、挟み込みに来た相手DFをドリブルの緩急の変化で振り切り最後は飛び出したGKのうえをあざ笑うように緩いボールでゴールマウスにパスを供給した。(前半13分)

 思わぬ、しかし待望の先取点に勢いずくコスタリカ・・しかし好事魔多し、先取点からわずか3分後右サイドでパスの供給と相手の飛び込みを防いでいた柄が相手と交錯、相手は起き上がったが柄を見に行った前原からは×マークのサイン、ここは稲垣を投入し急場を凌ぐが本日柄は特出した出来であっただけにまだ多く残る時間がコスタリカの不安となって残った。前半23分獅子ががら空きのゴールにボールをヘッドで流し込めば試合が楽になるところ勢いあまって下に叩き付けすぎ、ボールが大きく弾みGK帰陣への時間を稼がせてしまう。相手の攻撃は想像通り鋭さがなく、28分決定的なピンチもシュートミスに助けられる。しかし30分、今度は藍田がしかめ面・・どうやら足が痛む様子、これは相手に合わせての走り過ぎからきたものか?藍田に代えて早々と遼投入、本来は小菅の出番であったのに・・。

 結局前半は1点のお土産を入手したもののほぼプランどおり、プランと違うのは二人の早期選手交代であった。後半もメンバーは前半最後と同じでスタート、ゲーム内容はさすがにブローズも疲れからボールポゼッションは圧倒的にコスタリカ、しかし追加点は転がり込まない。同点にされる機運はないもののなにしろ1点ではいつなにが起こるかわからない・・不安を増長するように後半30分本日好調のナツが足の痛みでリタイア、そしてこれまた本日走り回ってくれた水野に疲れが・・各々石川、前原を相次いで投入し最後は全員が走りまくった心地よい疲れを顔に出しながらも価値ある勝ち点3を久しぶりにゲットした。観ていても疲れた・・。やはり全員現役の大学生は違反だ!せめてサポーターの多くの女子大生をこっちのサポートに回せ!!

みつ  6.0 中央で体張る
藤野  5.5 中盤に君臨
山崎  6.5 絶好調でないもののゴールは見事
れびん 5.5 ゲーム内容から消える時間長しく
福島  6.0 前線での守備を評価
山口  5.5 サイドを無難に
稲垣  5.5 攻守に貢献、突然の投入にも危なげなく
柄澤  6.0 切り替えのポイントも早期退場は残念
水野  6.0 中盤のダイナモとしてピンチを未然に
高橋  6.0 完封は見事!不安ないキャッチング
小菅  5.5 こんどはアップの間にプリアップを
遼   5.5 スピード不足も体格で圧倒
石川  5.5 久しぶりに走り回る
前原  5.5 なれない中盤でちょっとウロウロ
獅子  6.0 サイド完封を評価
藍田  5.5 疲れ目立つも精一杯ファイト
馬場  5.5 高橋の練習に貢献、陰の立役者
監督  6.0 基本的にプランどおり

(久保田)

2008/4/27 北区社会人リーグ1部A 第3戦 vsヴィエント
荒川G 13:00 Kick Off

FCコスタリカ 2(1-2 1-0)2 ヴィエント

【メンバー】
みつ 藤野 山崎 れびん 福島 山口 中越 稲垣 柄澤 水野 広重 高橋 坂本 小菅 遼 石川 八木 前原 獅子 浅野 監督
【得点】
福島1 れびん1

 第二戦での敗戦を引きずりこのままずるずると優勝戦線から後退するか?あるいは開き直って三戦目をものにして再び上位に留まれるか?本日の戦いが今後を大きく左右するかと思うと本当に楽しみな、しかしながら本当に怖くもある戦いに臨むことになった。 

 本日の相手はヴィエント、昨年のランキングから判断すると我がコスタリカが所属する1部Aブロックでは先日対戦したリバティに続いて二位に位置し、予断ながら次節で対戦予定のブロウズが三位であることからコスタリカは第四節までで上位との対戦を終わらせてしまうことになる。一位のリバティには一敗地にまみれたものの、本日のヴィエントに勝利しランキングそのままに勝敗が推移していけば、あくまで机上の空論であるがリバティの今後の戦績次第で「優勝?」の可能性もまったくないわけではなくなる。しかしながら本日再び敗戦を記録すれば・・ブロックで2敗して優勝できるほど甘くないことはいうまでも無く試合前のMeetingであえて触れるまでも無いことであった。くどいようだが本当に怖さで迎えた一戦であった。

 その怖い戦いに高橋・坂本・小菅・みつ・山口・柄沢・藤野・水野・なつ・レビン・福島の守備的布陣で挑むことにした。遼の復帰から安定した4バックを期待し、より攻撃的に望むことも考えたが試合前の遼の体型観察と本人からのヒアリングから安定を望むことは諦め、トリプルボランチでの様子見スタートとすることにした。
 
 果たして小さいながら大きな運命の一戦は13時ジャストにキックオフされた。前記し損ねたが本日の相手ヴィエントはリバティと昨年は1-1で引き分けており、やはり得点能力はそれほど優れていないが抜群の守備力が武器であると考えられていた。従ってゲームプランは先日同様前半を押さえ、後半中越・広重の同時投入で3トップを形成し1〜2点を強奪し逃げ切る予定であった。ところが前半20分、小菅に代え早めに中越を投入しやや攻撃的に陣営を修正し、また福島の惜しいループ等でやや押し気味での展開にほころびが生じた。コスタリカ左サイドから何気に上げられたクロスに競るDFが不在・・。ほぼ正面で全くのフリーの選手からのヘッドはさすがに本日好調であった高橋も反応できるはずもなく本当にあっけなく1点を計上、ピッチ上の選手及びベンチが動揺を隠せないうちに今度は交通事故的な見事なミドルがコスタリカゴールマウスに吸い込まれる(前半23分)

 さぁこうなるとゲームプランもへったくれもなくなる。兎に角気分はトーナメント、負けたら事実上の終戦である。練習で汗をかきまくり怪我から復帰したばかりで体力に不安を残す遼を投入せざるを得なくなる。本当は後半途中からのテスト投入の予定であったが・・。水野に代え遼を投入、同時にボランチに高めの位置でのプレーを指示、本来獅子をボランチの位置でプレーさせればトリプルボランチで守備的な陣形なれど、獅子の持ち味で強引にボールを持ち込み下がったラインを引き上げスペースを広げることが出来るのに・・全く前節の獅子のレッドは本当に今節まで効果絶大であった・・。とにかくボランチには怖がらずにラインを思い切って上げさせるよう遼に伝え半年以上ぶりに彼をピッチに送り出す。そしてその効果が早速・・というわけではないものの26分福島が左サイドでのパス交換から相手GKと1対1の局面を作り左45度からサイドネットを揺らす。

 0-2からの反撃の1点は大きい!後半は一気に3トップで勝負!と行きたかったが寄り慎重に坂本→稲垣の最低限の交代程度で残り35分の逆転に掛ける。後半は思惑通りかなりのボールポゼッションで優位に試合を進める・・しかし決定打がでない、でない福島・レビンの再三の突破で「PK獲得か!?」ベンチが色めき立つシーンも何度かあったが審判がペナルティスポットを指差すシーンは最後まで訪れなかった・・。それでも後半23分、何本目かのCKをレビンが直接叩き込み苦しい中で最低限の満足を手に入れることができた。前節のリバティ、そして今節の戦い、コスタリカが1部で十分戦っていくことの証明はできた。あとは毎回勝ち点3という合格証書を入手するだけである。3戦目を終わって1勝1敗1引き分け勝ち点4得点5失点5得失点差0、あとはひたすら勝利を探求しようぜ!


みつ  5.0 1点目は防げないか?
藤野  5.0 最後にへばるも攻守に貢献
山崎  5.0 やや切れを欠く
れびん 6.0 コーナーダイレクトは見事
福島  6.0 起死回生の一撃を評価
山口  5.0 サイドを完封
中越  5.0 ボール呼び込めず
稲垣  5.5 攻守に貢献
柄澤  5.5 切り替えのポイントに
水野  5.0 持ち時間をしっかりと
広重  5.0 攻撃の起点になりきれず
高橋  5.0 2失点とも交通事故、あとは無難に
坂本  5.0 ややへばるもサイド危なげなく
小菅  5.0 持ち時間を無難に過ごす
遼    5.0 スピードに不安も存在感
石川  5.0 出場できずにすまぬ
八木  5.0 先発で使いたかったのに・・。
前原  4.5 毎度ドライバーご苦労様
獅子  5.0 ウォームアップご苦労様でもレッドは駄目よ
浅野  5.0 毎度毎度ありがとうございます。
監督  5.0 ゲームプラン読み違えるもレビンに救われる。

(久保田)

2008/3/30 北区社会人リーグ1部A 第2戦 vsリバティ
北G 12:30 Kick Off

FCコスタリカ 0(0-0 0-2)2 リバティ

【メンバー】
みつ 藤野 山崎 れびん 福島 山口 獅子 中越 稲垣 柄澤 石川 水野 広重 高橋 坂本 前原 浅野 監督 
【得点】
なし

 第二戦にして早くも昨年度の総合チャンピオンチームとの対戦と相成る。言わずと知れたリバティ・・昨年度は“あの”ライトイヤーズを完封し見事1-0でチーム11冠目をゲットしたリアルチャンピオンである。(ちなみにリバティはリーグ7冠、会長杯4冠)ライトに勝った勝ち方こそ、正しく今の彼らのサッカーの真骨頂であり、カウンターもしくは1点を取り、その1点を守り抜き1-0で勝利を収める・・事実昨年度は10試合中6試合で完封勝ち、実に4試合が1-0の勝利、総得点16であるが総失点わずかに4、典型的な守りのチームにチームを変貌されていた。

対する我がチームは3シーズンリーグ戦において完封負けを記録していない、すなわち攻撃力のチームが守備のチームの壁を敗れるか・・それが正しく焦点の闘いである。また、対戦相手のリバティは以前は得点の多い誠にアグレッシブなチームであったが名簿を見る限り同年代でチームが構成されており(全員32〜34歳位)若い戦力が補強されていないため前記のようなチームになっていると思われた。ライトをいなすところからやはり試合巧者か?攻撃力は本当に弱いのか?カウンターの鋭さはどの程度か?最初からドンと攻撃を仕掛け、何が何でも1点とって勢いで押し切る・・そんなサッカーも勿論考えたが疑問点が明確になるまで、やはり相手の出方をみる戦略で行くことにした。

スタートの基本構成は4-5-1のトリプルボランチ、GK高橋にDFは坂本・みつ・獅子・山口、ボランチに柄・藤野に加えてしつこい水野、トップ下にレビンと夏を配置して不動のワントップに福島を置く。基本戦術はこのまま時間を推移させ途中で中盤か、もしくはトップに広重を入れ徐々に攻撃シフト、最後に中越を入れるのが攻撃の合図であり両サイドバック(山口・稲垣)を高い位置におき遮二無二1点を取りに行き1-0で勝利を収める・・それが本日のゲームプランであった。

果たして試合は定刻通りにキックオフされた。そして試合は予定通りに推移していく、すなわち攻めることは攻めるが決定機が作れずゴールはおろかシュートにもほとんど結びつかない。前半の序盤に水野が体調不良を訴え石川と代わるアクシデントはあったが、あとはほとんどゲームプランどおり、途中石川に代え広重を投入徐々に攻撃のウェイトを高め前半終了間際のレビンの強烈なシュートに繋がったシーンもあったが基本的には0-0の予想通りで前半を終える。

後半は坂本に代えて稲垣を投入、中越に交代後の総攻撃に体制をシフトしていく。そして後半12分、ここまで綺麗に描いていたゲームプランをトレースしていたゲームに悲劇が襲った。まさしく最後のカード、切り札中越に指示を与えていた、その時であった。自陣右から放たれた勢いの無いクロスボール、それを本日当たりまくっていた高橋が恐らく直ぐにカウンターに結び付けようと体の横でボールを処理しようとしたその時・・バウンドを合わし損ね、無情にもボールは体の横をあたかも意思を持ったかのようにすり抜けゴールマウスの中に弾む・・いや転がる・・。

最も恐れていた先制点を相手に奪われる・・。このまま逃げ切られるか?いやそうはさせまい、切り札中越を投入、同時に両サイドを高い位置に張らせてコスタリカの猛攻撃の幕が切って落とされた。それまでの時間の鬱憤を晴らすようにピッチを駆け回る中越、レビン、山崎の躍動・・同点は時間の問題か?誰しもがそう思ったとき再度勝利の女神がそっぽを向く。またしても自陣右でFKを得たリバティ、放たれたキックに威力はないものの、またしてもふらふらと自軍DFそして高橋の頭上を力なく通り越し、あろうことに左のポストの内側を舐め、またしてもゴールマウス内に力なく転がっていった・・。

 この時点で後半16分・・。しかしコスタリカは残り20分弱で3点を奪うべくボールを支配し続ける・・。両サイドからの切れ込みの威力もあり、後半リバティの9人をほぼペナルティエリア内で釘付けにする。しかし点に結びつかない、決定機のシュートも外しただ憔悴した時間だけが過ぎていく、正しく相手が最も得意としている形にはまっていることに改めて気がつかされた。焦るコスタリカ、そして昨今若干冷静になってきていた獅子がついに試合の焦りから我を失う。後半26分、相手のキッキングの反則に唾吐きの報復、副審に気づかれ1発レッド、そしてこの行為が本日の試合を失うばかりでなく次節また強敵を迎え撃つ際の大きなハンデになると獅子が冷静に考えられなかったまま、終了のホイッスルを聞くことになる。まだ「ライトを倒して天皇杯」の夢の可能性がゼロになったわけではないが正しく次節“ヴイェント”戦が序盤戦の天王山である。獅子も小野もいない状態で・・・。

みつ  4.5 失点に責任はないが
藤野  4.5 得点に絡めず
山崎  4.5 前線で奮闘も
れびん 4.5 シュートまでは行くが・・
福島  5.0 積極的な前線での守備
山口  5.0 再三切れ込む
獅子  3.5 軽率なレッドはいただけない
中越  5.0 前線の活性化に貢献
稲垣  5.0 無難な守備と果敢な攻め上がり
柄澤  4.5 前回よりは切れ戻る
石川  4.5 ミスが目立つも前審に+0.5
水野  4.5 無難なプレー
広重  5.5 守備と前線への飛び出し
高橋  4.0 1点目のミスは致命的
坂本  5.0 サイド危なげなく
前原  4.5 ドライバーご苦労様
浅野  4.5 いつもありがとうございます。
監督  4.5 とりあえずゲームプランどおりだったが・・・。

(久保田)

2008/3/2 北区社会人リーグ1部A 第1戦 vsOSC
荒川G 13:30 Kick Off

FCコスタリカ 3(2-0 1-1)1 OSC

【メンバー】
みつ 藤野 山崎 れびん 福島 山口 獅子 馬場 守屋 藍田 中越 稲垣 柄澤 鳥海 小管 石川 坂本 前原 浅野 監督 
【得点】
福島2 中越1

10年ぶりに北区リーグ1部で開幕のステージに上れる幸せを密かに噛み締めつつ、また一度天候により延期になっていたがゆえ本当に待ち望んで本日のコスタリカにとっての開幕戦を迎える。しかしながら心境としては正直不安に満ちたものでもあった。本日の対戦相手であるOSCは2005年度に対戦し小野(ヒロ)の爆発で5-0の圧勝、しかしながら勝負どころで迎えた2006年度にはいずれもセットプレーで失点し2-3で惜敗、結果的にOSCに我々より1年早く1部へのチケットを与えてしまった。

 OSCは1部では下位、我々の今後も1年を測るには格好の相手では有るが、また下位であるということはそこに敗北する事は今後1年の苦難を意味し、また次戦が昨年度1部総合優勝(あのライトYにも勝利を収めている)のリバティであることから楽に勝たせてもらうことが出来るとは思えず、結果的に本日の敗北が意味するものは最悪のスタートをきる可能性が大になり優勝争いから早々に脱落するばかり降格争いに巻き込まれる可能性すら出てくる・・と思わざるを得ない、いわば期待と不安が正しく表裏一体のいささか高ぶった気持ちから日曜で朝寝が出来るに係わらずいつものサラーリーマンの習性でもあり7時に目が覚めてしまった。(ただのオヤジとの声もあるが)起床後はこれまたいつもの習性でパソコンの前で本日のメンバーの最終チェック、基本的に一昨日考えたドラフトを動かす必要がなくプリントアウト後ドキュメントをしまいこみキックオフ2時間前を目指して荒川グラウンドに臨む。

 グラウンドの横には既に獅子を中心にほとんどの若手が集合済み、そしてこの熱意が最終的には結果を左右する事になる。若手の集まりの詳細を確認すると柄澤と広重が不在、柄澤は遅刻(寝坊)で間もなくグラウンドに向かうことが確認できるも広重は深酒からのドタキャンを確認する。本日のスタメンのドラフトでは二人とも入っていたため急遽メンバーの変更が余儀なくされた。本日もシニア及びマスターズからの参加も潤沢でありスタメンの選出には苦労しないものの当初のゲームプランをそのまま遂行する事は出来なくなる。

 結果的に10年ぶりの1部でのステージに挑むスタメンは馬場・藍田・守屋・みつ・山口のDFライン、ボランチに獅子と藤野、トップ下にレビンを置き、FWに左から中越・福島・ナツの攻撃的4-3-3の布陣でキックオフのホイッスルを待つことになった。前回2-3で惜敗した際もその前大勝した際も両サイドをえぐることによりチャンスの目が広がったことを意識しての布陣であった。

 そして試合は定刻13:30古田主審のホイッスルでキックオフされた。上記の通り直近で敗北しているとはいえこの試合は勝たなければいけない極度の緊張状態下で行われ結果的にいずれもセットプレーで3失点しての惜敗、確かボールポゼッションでは上回っていたはず、通常に闘えば決して負けるはずは無い、その予想を裏付けるようにキックオフ直後からは圧倒的にコスタリカがボールを支配する。ちなみに本日のゲームプランは攻撃的布陣で先取点、前半で2〜3点、後半も加点して最後は逃げ切る・・であった。しかしながら昨年からボールを蹴っていない輩が多く、実質本日が蹴り始めの輩が圧倒的に多いことからほとんどの選手の足にボールが付かず、結果的にゲームは支配するものの決定的なチャンスは演出できないままに時間は過ぎていく。時折鋭いカウンターを食らいピンチを迎えることも幾度かありながら・・。

 コスタリカまたカウンターに沈み開幕戦で1部の洗礼を浴びるのか・・。そんな重苦しい流れを昨年からの献身的好調マン福島が払拭する。中盤からあがったロビング気味のボールに素早く反応、その体を活かし相手DFの前に体をねじ込み出てきたGKの頭上にループを放つ・・。確実にコントロールされたボールはゆっくりとゴールマウスの中で弾み待望の先取点となる(前半19分)尚且つ今度はGK馬場から蹴られたボールが再び相手ゴールに直接向かう、先ほどのリプレーを見るように再度相手DFの背後から福島が強引に体をねじ込みまたも強引なループを放つ、そして再びそのボールは我々への大きなプレゼントとなる(前半31分)

 前半を終わって2-0、若干違ったがまずは攻撃的布陣で先取点を強奪するゲームプランどおりの展開であった。そして後半、前半途中で交代した守屋→小菅に代え柄澤を入れボランチに、獅子をCBに入れなおす。当初は疲労が目立つ中越に代え左サイドに獅子を入れ、3点目をとりに行く予定であったがCBに不安が残る為もう暫く中越を使い様子を見ることにした。そしてこの決断も我々に吉と出た。

 後半からOSCは長身で強烈なミドルシュートをもつFWを投入、オフェンシブの選手も一人代え徹底的に攻勢に出てきた。久しぶりで足にボールが付かないコスタリカゴールを度々OSCのシュートが襲う。幾度と無く訪れたピンチを守護神馬場が再三のファインプレーで失点を防ぐ、そして攻撃させる予定の獅子をCBで残したことがその馬場のファインセーブの大きなアシストになる。縦横無尽に走り回りピンチを未然に防ぐまた防ぐ、何度かのミスキックもあったものの正しく中盤のダイナモとして勝利に大きく貢献してくれた。その後背水の中越が冷静に1対1の局面で3点目を奪う。(後半7分)3-0となり出場時間が長くなる・・の期待はその1分後に1点返され夢と消えるが、その後のピンチもまた獅子・みつ・馬場を中心に弾き返し続け開幕戦を無事3-1で乗り切る。

 久しぶりのゲームで試合感が戻っていないとはいえコスタリカ各選手の足に本当にボールが付かず、また単調なミスキック、判断ミス、挙句は足が吊ってピッチから退くピンチなど等ベンチは再三肝を冷やされた試合であった。また、OSCの選手が遅刻によってスタメンにベストメンバーが組めなかった事実、アップ不足によってコスタリカより先に足が止まった事実を踏まえ、OSCに熱意のある獅子のような選手がいて、もし2時間前からアップされていたら結果が逆になることも十分予想される試合でもあった。ともあれ本当の総合力で我々は勝ち点3をゲットした。次はもっと地に足を付けた試合でディフェンディングチャンピオン「リバティ」を血祭りに上げようぜ!!

みつ  6.0 DFラインの統率
藤野  6.5 豊富な運動量
山崎  6.0 復調の兆し?
れびん 5.5 守備で貢献も
福島  7.0 守備に攻撃に獅子奮迅
山口  5.5 気持ちほど体切れず
獅子  6.5 チームを鼓舞
馬場  7.0 ファインセーブ連発
守屋  6.0 貫禄の完封
藍田  5.5 やや持て余す
中越  6.5 1得点もスタミナ切れ早し
稲垣  5.5 無難な守備
柄澤  5.0 右往左往かつ切れなく
鳥海  5.5 後審ご苦労様です
小管  5.5 なんとか持ち時間こなす
石川  5.5 シュートが入っていれば・・・
坂本  5.5 やや戸惑うも、失点せず
前原  5.5 前審に多謝
浅野  5.5 連日ご苦労様でした
監督  6.0 とりあえずゲームプランどおり

(久保田)

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