2008年度社会人part3

part1  part2

2009/1/12 北区会長杯2回戦 vsジャスティ
北グラウンド kick off 09:30

FCコスタリカ 1(1-1 0-0)1 ジャスティ
             PK戦 2-4

【メンバー】
高橋 馬場 ミツ 遼 稲垣 坂本 中野渡 獅子 水野 藤野 半谷 ナツ レビン 福島 廣重 石川 前原 八木  浅野 監督
【得点】
廣重

前半25分 0-1左からの相手CK,コスタリカクリアもこぼれ球を叩き込まれる
前半32分 相手左からのCKをレビンが蹴り、弧を描いたボールを最後に廣重が流し込む

 2008年度サッカーシーズンの最後を締めくくる北区会長杯1回戦(実際はシードにより我がコスタリカは2回戦からの出場)2008年の締めくくりであると同時にカレンダーイヤー2009年最初の試合、相手は2007年お互い2部の同じブロックに所属し昇格を争った因縁の相手「ジャスティ」その際の印象は試合そのものより試合中のいざこざ、そして試合後まで、そのいざこざを引き釣りあわや乱闘まで発展するのでは・・と懸念されたことが記憶に新しい。試合も攻めは攻めるたが決定力に欠け、結局藤野の見事なミドルによる1点を守りきったもののあわやのシーンも多く内容的には苦戦の試合であった。

 また本日は新戦力で攻撃力の計算ができる佐久間が修学旅行(!)山口が月に1度の出勤日に重なり不参加、他のメンバーに目立った不参加がなく充分戦えるものの一抹の不安は隠しようがなかった。そして苦手な朝1キックオフ、しかしながら獅子の指導で8:00amから北グランド前の公園で十分なアップが終了していたイレブンをピッチに送り出す。相手は9:00ごろ集合、アップも不足気味いきなり叩いて戦意を消失させる予定であった。

 2009年初戦に送り出されたのは、高橋/稲垣/坂本/みつ/中野渡/獅子/水野/なつ/レビン/廣重、そして2008年度リーグ得点王福島、前述のとおり佐久間・山口が不在なもののベンチには藤野が半谷がそして遼がいて勝利を収めるには十分なメンバーが揃っていた。

 一昨年の感じからかなり攻められるはずであったが、しかも立ち上がりからガンガンいく予定であったのに早々甘く試合を進めさせてもらえなかった。決定的なピンチこそないもののボールポゼッションは高くなく相手ゴール前を支配できない。逆に再三コーナーを取られ、何度目かの相手CKのこぼれ球をダイレクトに叩き込まれる(25分)。相手CKが多いため水野を藤野に代えた直後・・皮肉な一撃を食らうことになった。しかしまだ1点、コスタリカの攻撃スタッフがジャスティのDF陣に完封されることは考えられず、同点・逆転も時間の問題であると思っていた。果たしてその予想は的中し、今度はコスタリカが得た右からのCKをレビンが巧みにゴールマウスに巻き込ませ廣重がヘッドで流し込む。触らなくても吸い込まれるのではないかと思えるほど見事なCKであった(32分)。それを機にコスタリカが一気呵成に攻撃力を高めていく。しかしながら圧倒的に押し込みながら前半終了。

 後半は中野渡→半谷、坂本→遼の最低限の交代で開始のホイッスルを聞く。半谷には空いている右側のスペースを存分に使い前線に出るように指示、そして立ち上がりにあわやのピンチを招くもののその後はほぼ一方的に試合を支配、恐らく相手のシュートはその後半立ち上がりの1本だけだったでありましょう。しかし福島の再三の突破によるシュートはポストに阻まれ、前半ではあったがレビンのシュートはポスト直撃・・を含め獅子の飛び出しによるシュートも相手GKのファインセーブに合い、その後も相手GKが当たりまくり結局本当に一方的な後半は0-0で志村氏のホイッスルを聞くことになった。 

前後半合計1-1、カップ戦であるがゆえ当然次はPK戦が用意されている。以前にも書いたがPK戦はその試合を実質支配していたほうが敗戦の道をたどることが多い・・。そしてそのジンクスは残念ながら健在であった。1番手の獅子が決めたものの2番手のナツが左に外し、続いてのレビンがコロコロPKを試み、その放たれたボールがコロコロとまたまたポストに阻まれたときコスタリカの会長杯敗退が決まった。押しまくったゲームを落とす悪夢はリーグ戦開幕前に払拭した。次は2月22日、リーグ開幕に向け精進し相手の十条を失意のどん底に叩き落してやろうぜ!

高橋  5.0 失点いたし方なく、他は危なげなく
馬場  5.0 風邪を引くのでは・・と心配
ミツ   5.0 基本的に危なげなく、セットプレーからの失点は残念
遼    5.0 心配したよりかは体が切れ、復調近いか?
稲垣   5.5 サイドを完封
坂本    5.0 慣れないCBを不安なく
中野渡 5.0 久しぶりの参加も不安なく
獅子    5.5 豊富な運動量で攻勢に貢献
水野    5.0 やや上がり過ぎも運動量で補う
藤野    6.0 前後のバランサーとして安定感高める
半谷    5.5 再三の攻め上がり、守備にも不安なく
ナツ    5.0 やや切れを欠く
レビン 5.5 1アシストもパスミス目立つ
福島   5.0 意欲的にボール追うも、逸機多し
廣重   6.0 再三のサイド攻撃1得点
石川   5.0 出場できずにすいません
前原   5.0 アッシー君に多謝です
八木   5.0 監督が固まって出てもらえず
浅野   5.0 毎度毎度ご苦労様です
監督   5.0 無難な采配も追加点取れず

(久保田)

2009/1/10 XSSL岩槻リーグ第4戦 vs岩槻
岩槻グラウンド kick off 13:20

FCコスタリカ 2(1-0 1-1)1 岩槻

【メンバー】
高橋 みつ 稲垣
遼 山崎 れびん 肉倉 半谷 福島 前原 徳久 広重 小菅 久保田 浅野 (以下助っ人)五十嵐 大塚
【得点】
福島2

 

2009年になって最初のゲーム。コスタリカにとってのxsslの位置付けからしても、この日のコンセプトは以下。
1.明後日にせまっている会長杯にベストで臨むための試合勘の取り戻し、同時にチーム力の向上
2.大前提である若手とマスターズの融合
3.チームへの融合;まだチーム歴の浅い半谷、久保田遼、この日初参加の徳久、本年マスターズ登録予定の五十嵐、大塚が、少しでも早くチーム(クラブ)に慣れ、個人としての最大スキルを早期に発揮できるようにする。
そして、「試合」であるからして最も重要なのは、当然勝利であった。

 上記コンセプト達成を目的に、GK高橋 DFみつ、遼、稲垣、半谷 MF肉倉、山崎、れびん、徳久 FW前原、福島という12日会長杯を視野に入れたスタメンで開始。山崎の見事なクロスを福島がドンピシャでヘッドし先制、タテに狭いピッチのためコスタリカゴール周囲にボールを運ばれるケースも多々あるが、マークがずれず決定的ピンチもなく、前半はそのまま終了。

 後半は、半谷、遼を(出来れば)フルタイム参戦させること、一方新戦力の五十嵐、大塚をできるだけ多くの時間使いたいことを考え、GK高橋 DF大塚、遼、稲垣、五十嵐 MF肉倉、半谷、広重、山崎 FW福島、石川と変更、稲垣には旧知の五十嵐、大塚を組み込んだDFラインの統率を依頼、遼はみつが万が一不在の時のDFリーダーをテストする、このため、みつ、れびんに外れてもらう。

 とは言え勝利しなくてはならないため、特に急造DFラインには不安があったが、何とか持ちこたえ1−0のまま試合は推移、残り10分で福島-れびん、稲垣-小菅の交替を実施し、全てのゲーム前コンセプトを達成する予定だったが、相手もさるもので交替準備中に同点にされる。急遽交替を福島から半谷に変更し、再度攻めに出る。れびん加入により中盤でボールがさらに収まるようになり、遼のヘッドでの折り返しを福島が再度ゴールし、試合を決定的とした。

高橋 6.5 スーパーセーブあり
みつ 6.0 後半出場できずすみません
稲垣 6.5 1アシスト、
後半はDF統率
遼   6.0 1アシスト、70分フル出場
山崎  6.0 カラダ、キレていた
れびん6.5 再出場で流れかえる
肉倉 6.0  コーチング良好
半谷 6.0 かなり慣れてきた
福島 6.5 2得点はおみごと
前原 6.0 相手DFを引っ張る
徳久 6.0 才能は随所に、もう少し慣れれば
広重 6.0 緩いピッチにアシとられチャンス作れず
小菅 6.0 危ない場面もあったが、故障上がりということで
久保田6.0 徳久氏のフォローに尽力
浅野 6.0 コンセプト達成度90%
五十嵐  助っ人のため評価せず
大塚    助っ人のため評価せず

(浅野)

2008/11/23 北区社会人リーグ1部A 第10戦 vsウインズ
荒川グラウンド kick off 10:00

FCコスタリカ 4(2-2 2-0)2 ウインズ

【メンバー】
馬場 藍田 ミツ 坂本 佐久間 水野 浅野 監督 八木 福島 石川 半谷 柄澤 山口 ナツ レビン 藤野 広重 小野 小菅
【得点】
福島3 山崎1 

前半08分 0-1左からのCK、勢い無くもサイドネットに転がされる。
前半12分 1-1水野前線にフィード、福島このボールに体入れ1対1の局面作る 
前半23分 1-2左サイドを破られ、折り返しのボールを蹴りこまれる。
前半29分 2-2相手GK福島のシュートをファンブル、石川これを福島にパス→Goal 
後半02分 3-2右(山口)からの折り返しを福島追いつきゴールマウスにパス
後半17分 4-2パスワークからナツ中央突破、GKと1対1を確実に決める 

 2008年度のJリーグは上位7〜8チームが優勝争いを展開し、同じく下位7〜8チームが降格争いに絡む、優勝の可能性も無ければ降格の心配もなくなっているのはわずか2〜3チーム、そんな状況の縮図が今期の北区リーグにも若干当てはまり、前節で降格のピンチを免れた我コスタリカはその2〜3チームに該当し優勝の可能性は皆無の状態で最終戦に臨むことになる。すなわち最終戦では「勝利」の二文字以外でのモチベーションアップは全く望めない状況であった。従って本日の目的は「全員参加でサッカーを楽しむ」加えて「会長杯への調整」となっていた。

 スタメンは今期出番が少なかった選手(皆無の監督も含む)優先で組むことから、馬場・藍田・坂本・みつ・佐久間のDFラインにトリプルボランチ浅野・監督・水野、トップ下に八木、2トップに石川、そして得点王がかかっていることから(前半の布陣ではボールが回ってこないとは思うが・・。)福島を配置する。

 本日の相手はウインズ、優勝経験豊富でその鉄壁の守備で我コスタリカに4年ぶりの完封負けを記録させたリバティからなんと勝利を収める・・という快挙を演じてはいるもののシーズンを通じてのパフォーマンスは低く、ここまでの勝ち点は6、最下位は他のチームに決まっているものの他の1チームとブービーすなわち降格チーム決定戦出場の可能性を秘めていた。決定戦に出場すれば当然2部降格が現実味を帯び、それを回避することに全力を挙げて勝ちにくるものと思えた。事実当日のウインズの登録メンバーは20名!試合前の練習からも相当の気合いが見て取れた。

 ベテラン(シニア・マスターズ)中心で前半はのらりくらりと交わしまくり、いなしまくり後半に一気若手投入で勝負を付ける。ちなみにゲームプランは前半0-1までは織り込み済み、1点取られた後も守勢に時間を割くようであれば早急に若手に切り替えていく。得点は期待できないもののあわよくば0-0で前半を折り返したい・・サッカーを楽しむことは決して負けて良いことではない、改めてメンバーを戒めキックオフの笛を待つ。

 試合は予想通り相手のボールポゼッションが高いままに推移する。それでも決定的なピンチはなんとか逃れつつなんとファーストシュートはループ気味ながら福島の足から放たれることになる。前半うまく乗り切れるかなぁ?しかしながら現実は厳しかった。何回かCKを取られた後、勢いがないものの敵の放ったCKからの何本目かのシュートがコスタリカのサイドネットに転がった。やばい!いくらなんでもこの後2点目、3点目の失点を重ねていけば後半の若手のモチベーションの失墜に繋がってしまう。そんな懸念を本日の前半の若手コンビ、水野ー福島ラインが救ってくれた。水野の前線へのフィードに福島が反応し相手DFとボールの間に体をねじ込みゴールに一直線、GKの脇を抜き見事な同点ゴールになる。

 思いもよらぬ同点劇にベンチ共々狂喜乱舞!ここで久保田ー半谷交替で徐々に安全策を取っていく。しかしながら相手の勝利への気迫も中々のものであった。コスタリカの左サイドが突破され中央にグラウンダーのパスが走る。そこに走り込まれ2点目の失点となる。尚も今度は右サイドを破られ中央への折り返しにダイビングヘッド・・これはオフサイドラインに助けられるが完全に相手のペースとなる。たまらず浅野ー柄澤の交代、しかしその後もコスタリカゴールは度々ピンチに見舞われる。前半は1-2で折り返しか?まぁ想定の範囲内かな?そんな思いをまたまた福島が払拭する。右からのシュートを相手GK若干ファンブル、石川これを見逃さずボールをさらい飛び込んできた福島にエンジェルパス、福島なんなくこれをゴールマウスにパスして歓喜の同点劇、見事な石川の演出であった。

 2-2での折り返し、予想を上回る結果に今期散々活躍したコスタリカの貧乏神も退散するしかなかった。一気に投入された若手カルテット(レビン・ナツ・広重・藤野)が縦横無尽に駆け回り、山口のパスに追いつきハットトリックでなんと念願の得点王の座をゲットした福島に続き、短いパス交換から中央突破したナツが4点目を決めるまでも完全に想定の範囲内であった。さぁコスタリカ!来年は1戦残して優勝を決め最終戦はまた楽しいサッカーをしようぜ!

馬場  5.5 失点いたし方なくあとは無難に
藍田  5.5 終始落ち着いてプレー
ミツ   6.0 中央を死守、CKの失点以外は完璧に
坂本  5.5 なれないCBを無難にこなす
佐久間 6.0 サイドを完封
水野  6.0 豊富な運動量、福島へのラストパス
浅野  5.5 必死さが伝わるプレー披露
監督  6.0 監督としての得点です
八木  6.0 孤軍奮闘前線でボールキープが光る
福島  7.5 ハット&得点王おめでとう!豊富な運動量
石川  6.5 貴重な1アシスト
半谷  5.5 少しずつチームにフィット
柄澤  6.0 3バックのサイドを完璧に
山口  6.0 スピード活かし、勝利に貢献
ナツ   6.5 前線でのキープと1得点
レビン 6.0 度々スルーパス通す
藤野  5.5 ボランチを確実に
広重  6.0 再三裏に抜けるプレー
小野  5.5 本年初出場、来年後半に期待、もう無理するな!
小菅  6.0 Good support! ボール拾いなど裏方業務に多謝!

(久保田)

2008/11/8 XSSL岩槻リーグ第3戦 vsFXIS
岩槻グラウンド kick off 10:00

FCコスタリカ 3(1-1 2-0)1 FXIS

【メンバー】
レビン・獅子・なつ・中越・福島・佐久間・半谷・みつ・八木・西田・久保田(先発)
大出・石川(控え)
【得点】
佐久間(前)レビン 中越
2008/10/19 北区社会人リーグ1部A 第9戦 vs十条
北グラウンド kick off 17:00

FCコスタリカ 3(1-1 2-1)2 十条

【メンバー】
坂本 広重 山口 高橋 ミツ 獅子 柄澤 藤野 福島 半谷 佐久間 ナツ 水野 藍田 石川 前原 鳥海 浅野 馬場 小菅 ヒロ 監督
【得点】
福島1 山口1 広重1

前半09分 1-0 山口のスルーパスに福島が飛び込み体でDFを抑えながら流し込む
前半32分 1-1 左からミドルを放り込まれる。ボールはゴール左上隅 
後半06分 2-1 藤野が前線にヘッドで送り山口これに反応、GKの脇下を抜く
後半26分 3-1 左から持ち込んだ広重がDFに囲まれながらも鮮やかなループを決める
後半27分 3-2 ボールの処理にもたついた半谷が手に触れた程度でPKを取られる。

「こんなに社会人の試合がきついとは思わなかった。」By初参加の現役高校生 佐久間
「ベンチに引き上げるや否や倒れこんだ」藤野
「大丈夫か?」の問いに「大丈夫・・。」の声が引きつっていた坂本
「大丈夫?」の声に放心状態だった広重
「この状況で出るんですか?」残り7分で投入しようとした際に返ってきた水野の答え

試合が終わったら疲労で倒れこむような試合をしよう!その声に試合終了後返ってきたのが上記のような回答であった。正に死闘と呼ぶのに相応しい試合であった。

 2008年のコスタリカはここまで2勝5敗1分で勝ち点7、本日の相手はご存知名門十条クラブ、しかしここまで得ていた勝ち点は5、お互いに本日の試合を入れて残り2試合、コスタリカは本日の試合に敗れると勝ち点で逆転され8-7になりお互いに残りの1試合に勝利すると考えた場合、自力での残留の目がなくなってしまう。しかしながら同じく残留を争っている他の1チームが残りの試合を全勝したとしても最大勝ち点が9までしか伸びず、コスタリカが本日勝利することは勝ち点10を意味し、最悪でも下位2チームに入ることからは免れ無事残留が決まり来年も同じステージで戦うことが出来る・・正にコスタリカにとって久しぶりに遭遇した大一番であった。

 またコスタリカには現時点で十条より勝ち点が多いことを活かして最悪引き分けの選択肢も残されていた。逆に十条は引き分けでは自力での残留がなくなることからアグレッシブに試合に挑んでくることが予測された。昨今の失点の多さからまずは守備をガチガチに固め、最小得点で逃げ込むべきか?あるいは相手の攻勢を予測し、相手DFの裏を取ることを意識し前線を強化すべきか?その際最も怖いのは先制されることであった・・。ましてや本日攻撃の核である不肖の息子は呑気に海外サッカー観戦の旅にでており不在(ったくぅこの局面に・・全く親の面が見たいものである)得点力の軽減は免れず、先制点を挙げることは至難であるとも考えられた。

 しかし散々迷った挙句考えた布陣は4-3-3、高橋をGKに佐久間・みつ・坂本をCBに使い右に柄澤、ボランチに獅子と藤野、トップ下にナツ、そして広重・福島・山口の攻撃的タレントで本日の戦いに挑むことにした。無論あくまで勝ち点の差とはいえ、本年度の十条の調子の悪さを意識した上での考えであったが・・。

 かなりの緊張の中、そして正直相性の芳しくないレフリーのホイッスルで試合は定刻に始まった。試合は予想通りコスタリカが強力布陣で攻め込むものの相手も果敢にDFラインを上げ攻撃に転じてくる。結果一進一退の胃が痛くなる攻防戦が展開された。そして迎えた前半9分、山口が持ち込みDFをひきつけた後正面に上がってきた福島にショートレンジでのスルーパス、福島これに体を入れ強引に自分のものとしてDFを引きずりながらシュートレンジに持ち込みシュート、ボールはGKの体を掠め勢いを殺されながら確実にゴールマウスに向かう(いや転がる)追いすがるDF、果たしてライン前でクリアされるか、それともマウス内で希望を乗せた歓喜に変わるか?本年ツキに見放されどちらに転ぶか分からなかった試合をことごとく落としていたコスタリカに本当に久しぶりに女神が微笑んでくれた。福島の執念とコスタリカの思いがマウスの中に弱弱しくも確実に躍動した。

 何試合振りの先取点?多くの選手がベンチを埋めていながらも正確に答えられるメンバーは一人もいなかった。それほど久しぶりに獲得した先取点、勝利の方程式としては前半を1-0で終わり、明るいハーフタイムを迎えたい・・しかしその思いは相手の見事なミドルに粉砕される。前回の試合の先制を許した失点といい、本日のミドルといい何故相手にファインゴールを許してしまうのであろうか?このへんの課題の解決は今後に委ねハーフタイムを迎える。

 広重と山口をやや下げ、4-3-3から4-5-1に意識的に布陣を変える。交代は行わず前半の緊張感を維持させたまま後半に挑む。そしてその緊張感は相手の浅いDFラインの裏に藤野がヘッドでボールを送り山口が俊足を活かしてかっさらいゴールに一直線に持ち込みことによりより緊張感を高めることになる。しかしその後コスタリカゴールは20分間脅威にさらされる事になる。徹底的な崩されはされないものの眼に見えて疲れからファールで止めることが多くなり、結果的に相手FKがコスタリカゴール前を数多く行き来することになる。いつかFKがダイレクトにゴールに飛び込むのではないか?こぼれ球を押し込まれるのではないか?昨今特にセットプレーからの失点が目立つコスタリカDF陣、ベンチは度々悲鳴に包まれた。

 そしてその恐怖から一時広重が開放してくれた。左から持ち込みまだ距離がある中で、かつDFに囲まれながら右足一閃、より強い思いを乗せたボールは鮮やかなループになり思いっきり手を伸ばしたGKの手をわずかに掠めながらまたしてもゴール内に転がってくれた。この時点で3-1、色めき経つベンチ、特に2点差なら出場・・とそわそわするシニア連、しかし、本当にしかし神は続けてコスタリカに試練を与える。広重歓喜のゴールからわずかに1分後、不可解ながら坂本に代わって出場していた半谷がハンドを取られ、相手のとんでもなく強烈なPKを食らうことになる。そしてその後も続く相手セットプレーの試練また試練。GK高橋連続してのファインプレー・・歯を食いしばって耐えるコスタリカDF陣、そして以上に長いロスタイム(4分30秒!!)の後コスタリカに来年も1部でプレーするライセンスが与えられた。

 疲れた・・本当にコスタリカご苦労様、楽しく最終戦を戦った後来年こそ降格の心配のない順位、いや戦う以上あくまで頂点を目指そう!!

坂本  5.5 CBの重圧を凌ぎきる
広重  7.0 貴重な3点目と再三の好クロス
山口  7.0 1得点と事実上の1アシスト
高橋  7.0 好セーブ連発、失点はいたし方なく
ミツ   6.0 味方を鼓舞し2失点に抑える
獅子  6.0 中盤を走り回る
柄澤  5.5 右サイドを制圧
藤野  5.5 ピンチを未然に防ぐ
福島  7.5 1得点よりも超意欲的にボールを追い回す
半谷  5.0 ボールが足につかず、まずは感を取り戻してくれ
佐久間 5.5 空中戦では期待通りももっと積極的に攻め上がりを
ナツ  6.0 前線で動き回り勝利に貢献
水野  5.5 イエローはいただけないも少ない時間で動き回る
藍田  5.5 応援ご苦労様でした
石川  5.5 出場頂けずすいません
前原  5.5 Good,ムードメーク
鳥海  6.0 遅い時間の後審本当にありがとうございます。
浅野  5.5 次戦には是非出てくださいませ。
馬場  5.5 試合前のコーチありがとうございました。
小菅  5.5 祈念年内復帰
ヒロ   5.5 祈念来年復帰
監督  6.0 結果的に3人のFWに点を取らせる事が出来た

(久保田)

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