北区リーグ1部Bブロック 第8戦 対EVEN 2010年9月20日(月・祝)Kick Off 9:15
赤スポサッカー場 天候 晴れ グランドコンデション 乾燥・良好
FCコスタリカ 5(3-0 2-2)2 EVEN
【得点】
村山×2 れびん×2 鳥海
1-0 (前半6分) 村山左からドリブルそのままシュート
2-0 (前半7分) 村山左崩してレビンに、レビン強烈に叩き込む
3-0 (後半13分) 村山中央からミドル
4-0 (後半27分) レビンCKダイレクト
4-1 (後半32分) 左から崩され中央から失点
4-2 (後半33分) 鳥海のトラップミスから崩されまたしても中央からシュート許す
5-2 (後半35分+1) 村山のFK、GKファンブルを鳥海マウスにパス
2勝4敗1引き分け、わずかに勝ち点7の現実・・誠に不本意ながら今年もラス前まで優勝争いどころか恒例の残留争いに巻き込まれたまま第8戦を迎えることになった。胃が痛くなるような首位争いで終盤を迎えるような日が我がコスタリカに訪れる事があるのでしょうか?現実的には5割を目指しての最後の戦いに挑むしかないのであるが・・。
残留争いといっても一昨年ほど切羽詰ったものでなく、数字の上では圧倒的に有利、ただ一時も早く数字の上でも残留を確定させたい気持ちに変わりは無くこの日を迎えた。相手はEVEN、3年ほど前に対戦し結果的に逆転勝ちしたものの怖さを感じてはおらず、今年1試合観た限りにおいてもその思いに変わりは無かった。しかしその1試合はリバティ戦、そうコスタリカが過去3戦1試合も勝てないでいる相手である。しかもその試合に2-1で勝利を収めている。数字の上では侮れないどころか脅威であったが、その試合はリバティの上を行くカウンター狙いのみのサッカー、リバティが焦れに焦れて珍しく攻撃に出るところをカウンターの餌食にし、見事に勝利を収めたものであった。カウンターの恐ろしさを教えてくれたことと対リバティ戦の戦い方を教授頂く事になったが、それでも脅威は感じないままにゲームプランを描いていた。
そして当日、ゲーム前にユニフォームの色の確認を行うべく相手方がたむろっている辺りに行き「EVENの方ですか?」と聞く、ピンクのユニをまとった3−4名がキョトンとした表情でお互いの顔を見つめあう・・そのうち1人が慌てて「ハイ、そうです。」と答える。「コスタリカの者ですが本日そちらは何色のユニフォームを着ますか?」の問いに再度沈黙・・。1人が他のメンバーに聞きに行き「今着ているピンクです。」と遅れての回答、本日ここにいる3-4名は助っ人である!そう断定した私はその3-4名の練習をその後特に念入りに見守った。格別の助っ人で脅威になる恐れがあったからである。無論その場合、ゲームプランに変更を余儀なくされるが・・結果、当初の作戦通りのゲームプランで行く事に最終決定した。すなわち「攻撃・攻撃F東京・・である。」(ちょっと縁起が悪いチームのサポーターソングであるが・・?/今シーズン後に明確になるでしょうが)
システムは4-2-3-1(聖/傑・遼・藤野・半谷/なつ・廣重/村山・レビン・小野/剛)ベンチにみつ・稲垣・タクト・小菅・鳥海を置いてのスタートとなる。遼が久しぶりのためみつで万全を期すこととなる。本日のテーマは前記通り「攻撃!」受身でスタートするであろう相手をキックオフから徹底的に攻め込みまずは先取点、その後も攻め続け攻撃で圧倒し、叩き伏せるつもりであった。事前サーベイ、コーチングの結果ではそれでいけるはずであった。果たして本日の結果は・・結果的には万事ゲームプランどおりであった。
特筆すべくはキレキレ村山、6分に左からドリブルで持ち込みやや角度をつけたところで右足強振、ボールはマウスに吸い込まれる。そして1分後、同じ展開でボールを持った村山が左を崩して中央まで切れ込みレビンにエンジェルパス、レビン当然のようにこれを蹴りこみ前半7分で2-0、その後は村山の活躍に刺激された剛がヒロユキがそしてレビンが再三再四得点を狙うが好機を活かせない・・。通常は好機を逸し続けると流れは相手に行くものであるがあまりに圧倒的に攻撃し続けるため、浮気性の勝利の女神も今日ばっかりは浮気心が起きなかった様子、結局圧倒的なシュート数の違いとボールポゼッションをキープしたまま前半終了のホイッスルを聞くことになる。
勝利は確信しているものの、もっと得点は欲しい、後半は稲垣(半谷)みつ(遼)やや遅れてタクトをヒロユキに代えて投入する。ヒロユキの中に切れ込む動きに不安があるとの申し出と(実際切れ込むと踏ん張りが聞かなく、シュートをたびたび吹かしていた)ボランチで代えるなら廣重・・と思っていた廣重の出来が良かったからである。廣重をヒロユキの位置に上げ、タクトをボランチに入れる。結果的には後半の攻撃力にも遜色がなく、後半立ち上がりからも攻勢が続いた。しかしながら後半立ち上がりも攻めに攻めながら得点は記録されず前半の後半同様、得点のこう着状態が続いた。
募るイライラ、攻めまくりながら得点無しの状態の継続にまたしても村山がピリオドを打つ!左からのボールを受け取り中央に進出、ややミドルの位置ながら強引に撃ったシュートは自身本日の2点目となりゴール右に吸い込まれていった。相手の戦意を完全に喪失させるある意味貴重な3点目であった。そして14分後、右からのCKをレビンが直接ゴールに吸い込ませ、実質本日のゲームは終わったかに見えた。
しかし勝利の女神は簡単には我々に微笑を投げかけてはくれなかった。まるで途中の時間帯に対しての罰ゲームを与えるように・・。後半32分、33分と矢継ぎ早に失点する。いずれも左サイドを崩される、当然勢いづく相手チーム、コスタリカは鳥海・小菅の連続交代等で時計を進める。その甲斐あって残りはロスタイムまで2点差をキープ、「まぁ大丈夫でしょう」その思いに実のところ社会人に登録しながら・・すなわち登録費をきちんと払いながら(ヒロユキ!良く聞いておくように!!)今年度、本日初めて社会人としてピッチを踏む鳥海が太鼓判を押してくれた。
ゴール正面25m地点で得たFKのチャンスをまたしても村山が無回転シュートで活かす、相手GKたまらずこれをファンブル、そしてそこに詰めたのが我らマスターズ/シニアの星、鳥海普意!同じく詰めた剛と争うようにボールをマウスに正しくパス、追われた展開ゆえ貴重な5点目がコスタリカにもたらされた。鳥海社会人として思い出せないくらい久しぶりの得点、本当にオメデトウ、いつも、いつもバックアップメンバーとして快く参加し続けてくれていた鳥海に女神からプレゼントが勝ち点3と共に与えられた。さあ最終戦、なんとしても5割に戻し気持ちよく会長杯に臨もうぜ!!
福島 5.0 得点欠乏症?逸機目立つ
廣重 6.0 豊富な運動量で勝利に貢献
半谷 5.5 落ち着いたボール裁き
村山 8.0 2得点2アシスト文句なしの活躍
小野 5.0 前線でボール受けるも切れ込みに切れなく・・
杉崎 5.5 失点は不運、何しろ声と早めの参加表明を
れびん 7.0 結果残すも、本来のキレには遠く
タクト 6.0 ボール貯め、前線に供給
佐久間 5.5 サイドは崩されず攻めにも意欲が
鳥海 6.5 Congratulation!ご祝儀です。
山崎 6.0 ボランチで体張り前線に意志を持ったボール供給
藤野 6.0 慣れないDFながら前線にも顔を出す
遼 5.5 久しぶりの割には体動く
稲垣 5.5 スピード不足ながら運動量は負けず
みつ 5.5 2失点は頂けずも的確なラインコントロール
小菅 5.5 久しぶりのゲーム参加、ミスキックもご愛嬌?
監督 6.0 相手読みきっての強気の采配、思わぬ失点もほぼゲームプランどおり
(久保田)
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