2012年度社会人part3

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2012/12/23 北区会長杯2回戦 vsライジング
北区会長杯 対ライジング 2012年12月23日(日)Kick Off 14:30
北運動公園サッカー場 天候 曇り グランドコンデション やや重 35分ハーフ

FCコスタリカ 0(0-1 0-0)1 ライジング

0-1(前半08分)中央→S

Shoot
コスタリカ  ライジング
前半 5(1)    3(2)
後半 3(2)    0(0)
-------------------------------------------
   08(3)    03(2)

「最高に近い年に最低の締めくくり・・・」
思い起こせば約1ヶ月前の血戦「ノールチ戦」その前夜に酒を飲んだくれたやつがいたでしょうか?当日参加者がこれほど少なかっただろうか?ドタキャンの輩がいただろうか?無論季節柄ノロ等による欠席は仕方ないものの・・・試合で頭が一杯でなかったやつがいただろうか?全員が、それこそチーム一丸となって11月25日の戦いに挑んだのではなかっただろうか?そして敗れたとはいえその時の経験がチームの血となり肉となりチームを一段と成長させてくれるはずである。そうでなければ経験を積んだことにならず、仮に・・仮に2013年11月幸いにも再度ラストステージに立てたとしても同じ轍を踏んで2012年の二の舞になることが約束されているようなものである、苦労して最終ステージに立てた折角の経験が無駄になってしまう・・そんな危惧が正しく現実となった試合であった。

試合に挑む姿勢が悪すぎる、ブロック優勝した優越感からくる油断、それが今回の試合を表現するすべてである。メンバーには猛反を促したい。無論すべての試合に最高のテンションで臨むことは無理である。たまには息を抜きたい気持ちも理解できる。それでも絶対に戦いたい次の試合に臨むべく重要な試合であることを認識してほしかった。

2012年度の北区会長杯、昨今チームが幸いにも1部に留まっていることから恒例の一回戦シード、今回はみつの骨折りでカナリア練習試合を挟んでいるとはいえ伝統的にトーナメントに弱い実態を鑑みるに不安を抱いての発進となる。

相手のライジングは一回戦をPKで制し、意気上がっての上位いじめを企んで(楽しんで)いるかにみえた。2012年の我々が夢にしている天皇杯の本選もベスト16にJ2は勿論JFLから地域リーグまで含まれ下剋上であるトーナメントの面白さが凝縮されていた。一発勝負のトーナメント、格下のチームは常に上位に挑む心意気で戦い、格上のチームはどうしても”気取った”サッカーを演じ、そこに付け込まれ下剋上が起こるところに面白さがある。そしてそのことは経験からも口酸っぱく伝えたはずであったが、結果的には”また”今年も格下チームに至上の喜びを与えることになった。

この勝負に勝てば次戦は2013年1月6日再びノールチと対戦できる・・今度はいかに戦うか?そのことが既に頭の中の大部分を占めていた私に責任の大半があったのは明らかであったが・・。

当日は3名の新人+出戻りノブの紹介から始まる。紹介後、ピッチに送り出したのはGKに新加入のシナ、DFはひろ・みつ・のり・新人大介/ボランチに卓也・ナツ/トップ下にマサ・レビン・ヒロユキ/ワントップにGoをおく。風邪でドタキャンのナオが不在とはいえ攻撃陣には遜色がなく、私自身も勝利を疑う余地を持っていなかった。できれば前半で勝利を確定させ、新人とのコンビを高めるような采配まで検討していた。

試合は思惑通り圧倒的なポゼッションから始まる。開始5分でシュート2本記録、枠にはいかなかったものの良い感じでのスタートを切れた。このまま推移して前半で2-3点?甘い期待はわずか8分で砕かれた。中央でスルーパスを通され、オーバーラップしてきた中盤の選手にパスが渡る、GKと1:1の局面を作られあっけなくゴールネットを揺らされる。簡単に点を取る見本のような失点であった。

それでもまだ時間は十分すぎるほど残されている。同点は勿論、逆転も時間の問題とすら思えていた。しかし今度はわずか2分後、まったく同じ展開から再び相手のシュートがゆるやかであったがマウスに供給された。今度は最後に相手FWがボールに触れ、オフサイドになって一命を取り留めることができた。そのままでも確実にマウスに吸い込まれたはずのボールにダメを押してくれたがゆえに助かり神に救われたとその際は感謝する。

だが助けてくれた神は勝利まではプレゼントしてくれなかった。腑抜けのコスタリカに女神は完全にそっぽを向いたままであった。前半残り攻め続けるもゴール遠くヒロユキが力みからゴール前で吹かし、フリーで1:1となった千載一遇のチャンスを確実に決めることで評価を得ていたマサが外す・・押しながらいやな流れで後半を迎える。

後半は検討した大介に代えノブの起用にとどめる。“ジョーカー?”良太はナツ、ヒロユキ、マサに不安が残るため10分だけ我慢させる。後半も展開は同じ完全な小康状態が続き、トーナメント最低同点にしなければ明日はない、より攻撃的にいくため卓也を下しレビンを下げトップ下に良太をおく。完全な攻撃シフト、しかしゴールは遠いまま時間は推移、逆に相手の攻撃は前半の飛ばしすぎから完全に勢いを失い結果的にシュートゼロ、失点の心配はないままに時計だけが進んでいった。

遠いゴール、レビンのヘッドをみつがヒールで流したチャンスだけが得点の匂いがしたもののあとは香りを嗅ぐことすらなく呆気なく2012年が幕を閉じた。心意気と出足とひたむきさ・・その点だけ、いやその点が多いにコスタリカより勝っていたライジングのある意味順当な勝利であったともいえる。今年のブロック優勝で来年度はきつくマークされることが予想される。優勝争いに絡むどころか気を抜くとアッという間にまた残留争いに巻き込まれることすら予想される2013年度、そんなコスタリカに大いなる警鐘を鳴らしてくれた事がこの試合で得た掛け替えのない勝ち点である。

剛    4.5 豊富な運動量も活性化できず、タッチ数も激減
ヒロユキ 4.0 走りまわるもシュートに力み、冷静さ欠く
レビン  4.0 パス/プレースキックの悪さに唖然、最悪の出来
マサ   4.0 チャンス活かせず逸機多く、勝負強さは来年までとっておく?
卓也   4.0 ミスキック目立ち大胆さ消え
良太45  4.5 少なすぎるボールタッチ、運動量少ない
ナツ   4.5 攻撃の底上げできなくも攻め上りを評価
みつ   4.5 後半落ちたが豊富な運動量でピンチを未然に
AKB60  4.5 少ない時間を無難に
のり   5.0 冷静な守備でラインコントロールも1失点が悔やまれる
ひろ   4.5 果敢な攻め上がりも心構えに-0.5、気は緩んでいなかったか?
大介   4.5 無難なデビュー、攻め抑え守備で貢献
ノブ36  4.5 キック不正確も再々デビューご祝儀、コンビネーション合わせるのが急務
シナ   4.5 見せ場少ないが安定さを感じさせる
監督  4.0 誰よりも相手舐め、メンバーのモチベあげることに失敗

2012/11/25 北区リーグ1部優勝決定戦 vsノールチ
北区リーグ1部 優勝決定戦 対ノールチ 2012年11月25日(日)Kick Off 12:30
赤羽スポーツの森公園サッカー場 天候 快晴 グランドコンデション 良 40分ハーフ


FCコスタリカ 1(1-2 0-1)3 ノールチ


1-0(前半10分)レビン左FK
1-1(前半14分)左サイド〜S
1-2(前半25分)左↑右↑中央H
1-3(後半20分)〜左×S

Shoot
コスタリカ  ノールチ
前半 7(4)    6(4)
後半 4(4)    4(2)
-------------------------------------------
11(8)       10(6)

2004年12月5日 0-3 ノールチ@荒川
2009年7月26日 0-3 ノールチ@荒川
2010年8月29日 0-3 ノールチ@北G


常に大量失点(3点)そして常に完封負け・・実質シュートも数えるほどしか打てていない現実を直視することから今回の戦いは始まった。3失点の泥沼から抜け出すよりシュートが2~3本の重い事実、いくら今回が北区1部リーグA・Bブロックの勝者同士による優勝決定戦で同点の場合は最後にPK戦による北区代表決定戦のレギュレーションとはいえシュートが極端に少なく完封されることを最初から意識し、キックオフとともにPK戦狙いではあまりに寂しくかつ現実的ではない。代表権は勝つことに寄って、正しく勝ちとるものである。いかにしてノールチの完璧な防御を打ち砕き勝利を手にするか?

今年のノールチはAブロック内で苦戦、最終戦でTFF相手に勝利を収め、どうにかBブロック勝者(コスタリカ)との代表決定戦に臨めるようになった。若干ではあるが先に決定戦に臨むことが決まった我々は最後の戦いの相手はノールチと早々と仮定出来、幸いにもノールチの戦いを脳裏に焼き付けるアドバンテージを入手することが出来ていた。

しかしながら実際見た試合での防御は完璧であり、最初にみた際は最後にノールチとあたることなど想定していなく(Bブロックで優勝できるとは思っていなかった・・・)結果的に気楽に観戦、完膚無きまでに相手を叩きのめす”強い”ノールチを記憶させるに留まった。次は意識してからのフェリーチェ戦、ここではDFの裏にボールを落とされるとCBの戻りが遅い点に気が付くもフェリーチェのFWのスキルが不足していることもあり最終的には不可解なPKで1点献上したに留まった。次にコスタリカの試合と同日に行われたAブロックの優勝決定の試合、対TFFここでは勝たなくてはいけないTFFが何故か引き気味に戦い結果的にCKによる1点を同じく献上に留まった。特に最終戦は勝った方がAブロックを制し、ノールチに引き分けアドバンテージがあることからTFFのアグレッシブな戦いに我々のスカウティングの活路を見いだせるかと思っていただけに残念であった。

確実に分かったことは
・試合巧者(時間帯・状況に寄り攻守を切り替えるうまさ)
・17番の前線へのボール供給技術(グラウンダーでのロングスルーパス)
・22番のDF裏へのすり抜け
・20番のゴール嗅覚
・8番のオーバーラップ・・・
書き出すと全員が”良い”選手になり逆にプレッシャーになるためこの程度に留めたがチームとしての完成度は高く、おいそれとは我々に東京カップ(天皇杯東京都予選)へのチケットを渡してはくれそうになかった。

なにより怖いのは彼らにあって我々にない経験を含めたメンタリティである。これも不安要素を考え出すときりがないので適当に脳裏に留めるにし、まずはシュートに持っていく体制を構築することから勝利への方程式を導き出すことにした。

当日の参加者は卒業旅行でごっつが・・学生ゆえやむなしか?ガチガチの仕事でのりが・・これは当然止むを得ずサラリーマンの宿命である。問題は都リーグ優先で欠席、もしくは大幅な遅刻が予想されたGo、そして前回の試合で靭帯を再度痛めたヒロユキの回復状況が構築に関し大きなポイントになっていた。

幸いGoに関してはみつの”恫喝”効果?早々と参加表明、他のメンバーも前出の二人を除いては全員参加でヒロユキの回復状況以外の不安な要素は取り除かれていた。ヒロユキに関しては昨今の守備での貢献度から当日のミッションとして相手8番を抑えることを期待していた故、状況が非常に気になっていた。ちなみに8番は俊足、サイドを駆け上がる速さとともに俊敏な動きを持ち味としていて抑えることに手が掛るのは必至であった。ヒロユキに攻撃のプレッシャーを掛け続けてもらいながらオーバーラップされた場合は追いかけまわしてもらう。豊富な運動量とスタミナ、速さを要求するだけに完治の報を待ち続けた。最終的には前夜までメールのやり取りを続けるが決断には至らず、当日練習状況を確認しつつ結論を出すことにする。無論、本人からは絶対に出れます!の連絡をもらっていたが選手は誰でもそう言うもの・・心意気はありがたいが怪我が尾を引くことになるとチームの、そして本人のためにもならない・・結論を出す2012年11月25日は快晴の空で我々を迎えてくれた。(恥ずかしながら気が高ぶって早朝に眼がさめていた・笑)

恒例レビンが”お洒落”に時間を掛け、10:30集合に10分弱遅れて控室に入るとなんと最後・・メンバー全員の心意気を肌でひしひしと感じたのは当然である。周囲を見渡すとノールチも既に参集が始まり、本部も慌しさを漂わせていた。

本日の試合は通常であれば良く知っている審判団構成であるが、特別な試合だけに全てJFA(?)から派遣、全く知らない審判で全員2級以上JFL並!良く知っているS氏(無論2級)が第四審の豪華さ、並々ならぬ人数に電光掲示板に灯が入り「Norte、コスタリカ」の文字が入る。正に決勝に相応しい緊張感が漂いきっていた。雲ひとつなく無風、これ以上ない素晴らしいコンデションの下、決勝のホイッスルを待つことになった。

本日のミーティングは無論長め、各々の期待役割と基本の約束事確認、相手のストロングポイントの注意と対策を伝達、いくつか考えられる攻撃のパターンの再確認でミーティングは終了。伝達したメンバーをメンバー表に記入していく。その間に多くの中間、OBが励まし、そして観戦のためベンチを訪れてくれた。初代監督の関口を筆頭にカナリアでも協力してくれている八木・藍田・守屋・前原・・池田やレビン他の友人、石川・鳥海・馬場はベンチ入りまでしてくれた。

緊張感が増した中、記入したメンバーはGK聖・DFひろ/AKB/ナオ/ムラ・ボランチに獅子/卓也・トップ下にマサ・レビンそして悩みに悩んだヒロユキ、結局途中でリタイアしても前半であれば繕えることからスタメンに起用した。ワントップにはGo、ベンチにシゲ・ナツ・みつ・藤野を置き、万が一に備え鳥・石川そして馬場を記入して提出、あとは只ひたすらホイッスルを待つだけであったがこの間飲んだ缶コーヒーが3本、誰であろう自分自身が最も緊張の中に体を埋もれさせていた。

試合前選手全員と握手を交わしいつもどおりに2Fの観客席最前列に・・隣の池田との会話も上の空、また乾きだした喉を生唾で癒しながら12:30定刻の笛を聞く。

試合はある意味予想通り、お互いを警戒し失点を恐れるせいか(無論開始直後のせいも多分にあるが)立ち上がりは完全なジャブの打ち合いに終始、有る意味静寂の下、試合の経過を示す時計だけが確実に時を刻んでいった。5分経過、8分・9分・・そして立ち上がりの緊張も若干ほぐれてくる10分を経過した途端に試合が動く、それも思わぬ形で・・コスタリカから見て左の高いサイドでFKを得る。キッカーは当然レビンであるが左サイド、しかもレビンは左利き、当然相手GKから逃げていくボールを供給し、中央でAKB、Go、そしてヒロユキに合わせるものと思っていた。当然GKも同じ思い、中央に注意しながら放たれるボールを読む。果たして放たれたボールは親子二代の夢を乗せ早くそして低い弾道で壁を巻きGKのニアに供給される。中央に注意の中心を払っていたGKはあわててニアにセービング、しかし低くそして早い弾道を描いたボールは確実にGKの横を抜きネットを揺らす・・。FKの名手の面目躍如、実にポストシーズンとはいえレビンに取って二年ぶりの北区リーグでの得点が記録された。この試合でこの状況でこの角度で・・コスタリカに取って大きな夢がさらに大きく膨らんだ瞬間であった。

しかし・・しかし夢は本当にはかないものになっていった。思えばここまで緊張が持続していて、正直かなりテンパッテおり、その中で考えていなかったのが早い時間でリードした場合の対応であった。但しその瞬間、先取点が予想より早かったので嫌な予感はした・・が正直な感想であったが後悔先に立たず、試合前にも試合中にも「先取点を奪ったらまずは守る事」を徹底させる指示が出せないでいた。

前述のように過去3試合完封負け、まずは点を取ることに全ての力を注いでいた。有る意味よもやの早い時間での先取点、守っていれば・・試合前選手には攻めて攻めて攻めまくれ!の指示しか与えておらず、その間違えた采配への痛烈なシッペ返しを食らうまでわずか4分間しか要さなかった・・・。

左サイドの裏を取られた後ペナの中まで侵入されドリブルを開始される、シュートフェイントで立て続けにDFが交わされ態勢を崩しながらシュートが放たれた。態勢が悪かったのでシュートに勢いが無く聖が抑えるか?との期待も持たれたが残念にもボールは聖の横をすり抜けマウス内に転がされた。夢を見れたのはわずかに4分間、寂しい現実を突きつけられたが攻撃しかないコスタリカはその後も改めて攻め続ける。決定機はまたしてもレビンが放ったミドルがクロスバーに嫌われた1回であったが兎に角”攻め”の姿勢を貫いていった。

しかしゲームの流れは読まなくてはならない。一方的に攻め続けたチームには必ず落とし穴が待っている。事実徐々にではあるがゲームの流れを支配していったノールチがペースを握りだしレビンのミドルの後は厳しい現実がシュートとなって立て続けてコスタリカゴールを襲っていった。

20分過ぎには圧倒的なポゼッションを許しほぼ半分のエリアでの攻防が展開される。しかし耐えるコスタリカDF、クロスをナオ、AKBが確実に跳ね返し、ヒロユキが8番を完封、獅子が仲間を鼓舞し卓也が豊富な運動量でピンチの芽を摘んでいく。まだ時間はあるが(前後半40分)このまま前半を凌ぎ切れば再度陣営を立て直し予想通り後半勝負に持ち込める。淡い(甘い)期待は存在感があるもののマークしていなかった相手の20番に打ち砕かれる。

コスタリカ右サイド浅い位置、ムラとヒロユキのスローイン交換の際、嫌な予感が頭をよぎる・・(直観的ではあるが)スローインされたボールが相手に渡り、直ぐに左に展開される、直ちに中央に折り返されたボールに20番が飛び込み、態勢が逆になりながらも高い身体能力で(首の力?)体の動く方向と逆にヘッディングシュートが放たれる。完全に逆に放たれたシュートに今度は聖、取れる雰囲気も感じさせないままにボールはマウス内に・・。ボール際の強さを完全に認識させるエル・ゴラッソであった。

この点のおかげでコスタリカ優勝のためには2点が必要になった。「キツイな・・」その時の正直な感想である。ポゼッションで上回りながら決定機は少ないノールチ、たまに逆襲で好機を演出するもGKの正面以外にボールが飛ばないコスタリカ・・得点の匂いは感じさせず時間だけが過ぎる・・所謂いなされた状態でそのまま前半を終える。


後半の指示は負けている試合の一発勝負ゆえ当然であるが攻めの姿勢を貫くことしか考えていなかった。交代も本来であれば前後半で均等に使うべく選手もMgrと副将である、みつとシゲに暗黙の了解を得て卓也→ナツの最低の交代に留める。怪我が心配であったヒロユキ、スタミナに難があるマサはより攻撃的な布陣が必要なためあえて交代機を延ばすことにした。

そして迎えた後半、2点を取るべくコスタリカ戦士がピッチに散っていく。後半の立ち上がりも前半を引きずっていく状況、時折深く攻め込まれるも決して”ひやり”とさせられることはなく、そうかと言って攻め込んでも決定機は演出できず本当に時計をうまく進められ落ち着いたノールチに取って大人の試合が延々と展開されていく。

後半開始5分、相手ともつれムラが肩を負傷、後に剥離骨折が判明する重傷であったが”○”マークを信じてそのままピッチに立ってもらう。ムラの状況確認後、悩んだ末8番を抑え続けてくれているヒロユキを残しマサを下げる、マサにはボールが渡らず見せ場無く残念であったが、マサのポジションにドリブル突破を期待してムラを上げる。

ヒロユキに「攻撃に重きを置く」ように指示を与え、右SBにシゲを配置する。ヒロユキを最後まで引っ張り、駄目な場合はシゲをヒロユキのポジションに入れるつもりであった。懸念であった8番は引き続きシゲが良く抑えるも、試合は有る意味完全なノールチペースで進んでいく。

せめて同点を・・コスタリカベンチの思いは後半20分、完全に断ち切られる。中盤からFWに出たボールに獅子の対応がやや遅れ起点を右サイドに作られる。右サイドで追いついた獅子がボールに対応、一次攻撃は防いだもののこぼれたボールは思い切り良くコスタリカゴールのサイドネットに突き刺させられた。

外連味の無い、正に”止め”を感じさせるに十分な一撃であった。しかしながらグランドの戦士はここから猛攻を開始する。8番を忘れきったヒロユキが前線で疲れ切った体を歯を自身で鼓舞し躍動させる、Goがボランチの位置まで下がりボールを求める。シゲが再三オーバーラップを試み、負傷した肩を庇いつつムラが相手と対峙する。特に終盤甘くなったDFの裏にヒロユキが走り込みGKとの1:1の場面、最後に相手をかわす踏ん張りの体力が残っていなくGKの正面を突くシュートしか打てなかったが、尚もシゲが果敢なオーバーラップから見事なチャンスを演出する。GKのファインセーブに阻まれるがどちらかが入っていれば・・と本当に悔やまれる攻撃であった。

そして最後の猛攻をかける中、無情のホイッスルが2012年度北区1部リーグでの戦いが終了したことを告げた。思えば本年も目標は残留、勝ち点14取れなければ辞任する・・の決意で臨んだことから考えれば上々過ぎる結果、優勝を望むのは贅沢な夢であったのでしょうか?

対ノールチ戦としての結果からみれば3失点完封負けの呪縛からやや解放されるも得点はわずかに1、シュート数でノールチを上回る事が出来たのが我々の成長の跡でしょうか?ノールチ・・決して彼らが北区を制覇するまでの道程も平たんではなく過去幾度となくレッズ、十条の壁に阻まれ優勝決定戦にて敗退したことも・・今回得点は1でありながら決定機の数で上回り、幾度となく彼らを慌てさせた現実も踏まえ来年こそ、この素晴らしいステージで俺の体を宙に舞わせてくれ!!




剛     4.5 前線での孤立、ボールへの絡み少なく威力大幅減
ヒロユキ  4.5 守備は評価も1:1外し逸機
レビン   6.0 スーパーFK、豊富な運動量で攻撃を牽引、後半消え掛るもチームを鼓舞■
マサ    4.5 ボール呼び込めず、タッチ数ほとんどなく
シゲ48   4.5 右サイド良く抑える
獅子    4.5 3点目の失点に絡む■■
卓也    4.5 無難に役割こなす
ナツ41  4.5 中盤の底で動き回るも攻撃の底上げできず残念
AKB    4.5 慣れないCBをそつなくこなす
みつ67  4.5 全体に落ち着きをもたらす
ナオ    4.5 最終ラインで跳ね返すも3失点は痛い
ひろ    5.5 果敢なオーバーラップでチャンスメイク
ムラ    5.0 踏ん張りも実らず、脱臼が悔やまれる
聖     4.5 1点目は防げなかったか?
藤野   4.5 出場叶わず申し訳なく
石川   4.5 最後は出て欲しかった。
鳥海   4.5 ベンチワークご苦労様です
馬場   4.5 きちんと参加してくれ
監督   4.0 相手攻撃力の読み違え顕著、攻撃パターンの構築ミス

2012/11/4 カナリア秋季 vsFC石神井
カナリア秋季リーグ 第4戦 対FC石神井 2012年11月4日(日)Kick Off 11:15
所沢航空公園 天候 快晴 グランドコンデション 良好 30分ハーフ

※相手人数不足により記録上3-0(試合は相手が合同チームに寄る練習試合になる。)

FCコスタリカ 3(2-0 1-0)0 合同チーム

ひろ、マサ、卓也

メンバー
ひろ みつ のり シゲ 獅子 卓也 マサ レビン AKB 浅野 石川 GK(レビン友人)

2012/10/28 北区リーグ1部Bブロック第9戦 vsジャックス
北区リーグ1部Bブロック 第9戦 対ジャックス 2012年10月28日(日)Kick Off 09:20
赤羽スポーツの森公園サッカー場 天候 曇りのち雨 グランドコンデション 良 35分ハーフ

FCコスタリカ 2(1-1 1-0)1 ジャックス

1-0(前半10分)Go→ヒロユキ→マサ〜LS
1-1(前半32分)相手FK、聖パンチングミス
2-1(後半29分)廣重↑Go H

Shoot
コスタリカ  ジャックス
前半 12(4) 5(3)
後半 8(3) 3(1)
-------------------------------------------
20(7) 8(4)

胴上げは拒むつもりであった。

2012年10月28日赤羽の森スポーツ公園サッカー場午前10時36分ロスタイムがほとんど無い状況で終了の、いや我がFCコスタリカの北区サッカーリーグ1部Bブロックでの優勝を告げるホイッスルが高々と響き渡った。同時にそれはチーム創立39年目にして始めての快挙が達成された瞬間でもあった。

試合前からチームのメンバーには十分伝えていた「Bブロックの優勝は決勝に進めるチケットを入手したに過ぎず、ここで喜んで決勝で負けたのでは全く意味がなく恥ずかしい、だから祝勝会もオフィシャルには開くつもりはない。」

無論浮かれていた自分自身への戒めを含めていた。恥ずかしい話ではあるが先月EVENに勝利を収めてから、日々頭の中に占めるノールチの存在が大きくなっており、同日15:00にキックオフされる1部Aブロックの優勝を決める戦い「ノールチvs TFF」はあくまでノールチの進出を完全に想定していたばかりか、目の前の試合Bブロック優勝を掛けた大一番「FCコスタリカvsジャックス」の試合にも集中できないままにこの日を迎えていた。

当然その状況で簡単に勝てる相手など北区1部リーグには存在しておらず、後述するとおり大いなるお叱りを勝利の女神から頂くことになる。結果的にはそんな状況でも苦戦はしたものの勝ち点3を加えることが出来、派手に追撃してくる「アバンツァーレ」を振り切り7勝2分無敗の好成績でBブロックを制覇することが出来た。しかしながら内容もさることながらこれから突き進む道に立ちふさがる大きなノールチの壁を乗り越えないことには野望である「天皇杯東京都予選=東京カップ出場」の夢を実現出来ない・・そんな現実から胴上げは拒む予定であった。

実際には終了のホイッスルからメンバーの挨拶までの一連のセレモニー、感傷的になる自分を抑えきる予定であったがメンバーに捕まり胴上げが始まるまでに長い過去の様々な出来事が頭を過ぎり、溢れてくる熱い気持ちを抑えられなくなっていた。幸いだったのは当日激しさを増してきた雨が眼鏡の曇りとなり、我慢していた情けない顔をメンバーに晒さずにすんだことである。「志はまだ半ばにまでも行っていない!」言い聞かせながら宙を舞った気分は格別でもあった。同時に11月25日は「北区No.1としてもっと清々しく宙を舞いたい!」その思いをより強くしたのはあえて記述するまでもない。

当日の試合は最終戦でもあり、以前であれば「シニアで協力頂いたメンバーへの御苦労さん先発」や通常先発フル出場の機会に恵まれないメンバーを優先的に先発メンバーに組み込んでみたりしたが流石に今回はそうは言ってもいられない。頭の中はノールチ一色でも眼の前の敵から勝ち点3を奪わないことには対ノールチ戦は叶わぬ夢となってしまうのである。それでも熟考の結果、マスターズに足を掛けているメンバーも均等にハーフタイム分は出てもらうことにした。(実はかなり悩んだ・・でもリーグ戦の最終戦!)

相手の現状を鑑み、問題なく勝ち点3奪取を託されたメンバーはGK聖・DFにガキ/みつ/ナオ/シゲ、MFはフジ/ナツ、3枚シャドーにマサ/ごっつ/ヒロユキ、ワントップにGoの鉄板布陣で臨む。優勝が掛る最終戦、当然参加メンバーの意気込みも高く実質フルメンバーの参加、実にAKB39/レビン/のり/ひろ/ムラ/獅子をベンチに置く豪華さであった。獅子とひろはイエローカード累積2枚、ノールチ戦を考えるに出来れば本日は使わない、使っても短い時間にする・・の思惑もあってベンチスタートとした。また当然でもあるがノールチ戦に向けて最低限のテスト布陣も試みる予定であった。しかしここに不在の鉄板参加メンバーが一人・・そう卓也は後に二度寝の大寝坊に寄る不参加が判明する。こんなことで、しかもこの大切な試合で連続参加記録が途切れるなんて・・全く惜しい話であるが釈明・謝罪は取りあえず次節とする事にする。トレーナー(?)として参加の春樹を含め、基本的に全登録メンバーフル参加で早朝第一試合であるがゆえ9:20のキックオフのホイッスルを聞く。(卓也は試合途中にサポーターとして参加)

試合は予想通り圧倒的なポゼッションをコスタリカがキープしたまま推移していく。リーグ順位通りの展開・内容である。しかも開始早々の2分、ビッグチャンスがコスタリカに訪れる。右を突破したGo、相手からのプレッシャーもない状態で余裕を持ってマサの左足に合わせたクロスを供給、最前線に進出したマサの”悪魔の左”炸裂!超幸先の良い先取点ゲット!誰しもがそう思い、ここ一番に強いマサのゴールを疑う者はいなかった。が・・・しかし丁寧にミートされたボールはゴール左に外れていく。マサに取って難しくもないシュート、蹴った瞬間ベンチの誰もが拳を天に突き上げた完璧なミート・・しかし結果は・・そしてこの早い時間での先取点を奪うことが出来なかった事実が暗雲となり次第にコスタリカの上に広がっていった。

それでも最初の暗雲は直ぐに途切れ光を見出すことが出来た。前半10分、今度は左に回っていたGoから右で待っていたヒロユキにパスが供給された。ヒロユキ前にスペースがあるゆえ自分で突っかかっていくと思いきや最前線で待つマサに狭いエリアながらパスを通す。上で見ていて「ここに通せばマサがフリーでパスを受けることが出来るが、ヒロユキは自分で行くだろう・・」と思った途端にパスを選択したヒロユキのナイス・チョイスであった。

フリーでパスを受け何メートルかドリブルで前進することが出来たマサ、今度も外すほどスキルは低くなかった。決して遅くない先取点、大袈裟にいえば展開から見て終了後のコメントを考え始めていた・・と言っても嘘はなかったでありましょう。

しかしながら前述の暗雲は時間の経過と共に次第にその濃さを深めて行く。内容は圧倒し続けるも何しろ追加点が奪えないのである。体自体はキレキレのマサはその後も再三左サイドを突破、得点機を演出あるいはシューターとなる。しかし微妙にマウスを外しマウスの中にラストパスを供給できない。相手の攻撃に怖さは全くなく失点の恐れは皆無に近かったものの何しろ1点では不安が全く解消しない。このような展開でのしっぺ返しはサッカーの世界では日常茶飯事である。それを確信付けるように21分、22分と立て続けにフジ&ガキがリタイヤ・・とくにガキは後に骨折が判明する重傷。フジにしても古傷の再発・・尾を引きそうである。

しかしながら誠に申し訳ないが怪我人のケアは考えていられなかった(本当に申し訳ない)思惑の変更は止むを得ずレビン、AKB39を連続投入、結果的には豪華なベンチでかつ前半であった事が不幸中の幸いであった。(試合中の交代枠は3人まで・・ハーフタイムには制限なし、当たり前であるがこのルールが選手の起用には大きく影響してきたが)

レビンをボランチで起用する・・ノールチ戦用の試験は思惑と違う布陣ながらここの部分のみは実行されることになった。その後もこう着状態は続く、再三ペナの中にマサ、Go、ヒロユキが侵入しながら一向にマウスの中に飛ばない状況が続く、これだけ押しまくりながら前半は1-0かよ・・ある意味贅沢な悩みは嫌な方向で解消される(?)相手のカウンターをコーナーに逃げた前半終了間際の32分、たいした勢いもないCKが、それでも聖を襲う。パンチングでなくキャッチにいった聖を今度は悪夢が襲う。聖の手中を嫌ったボールはなんとマウス前に詰めていた相手の前に・・相手選手これをなんなくマウス内に蹴り込む・・。終了間際のまさかの同点劇、コスタリカに取って最悪の展開第1部は取りあえずのホイッスルで幕間を迎える。

しかしながら絶対的なポゼッションをキープしての展開、しかもハーフタイムに活きの良いのり・ムラ・ひろを一気に投入、のりのロングパス供給からムラがペナの中でサンバを踊り、ひろがサイドを引き裂けば追加点は時間の問題、プランでは後半に3点は固いものと思っていた。前線を活性化させるべくレビンは投入済み、正直不安はほとんどないままに後半のキックオフがなされた。

後半もボールポゼッションは高率を維持、追加点は本当に時間の問題・・誰しもがそう考え思いは11月25日に飛んでいた。猛追してくるアバンの勝ち点はMax21までしか伸びず現在20の勝ち点を獲得しているコスタリカは今日勝つことにより23まで伸ばすことが出来、堂々のブロック優勝、しかしながら引き分けた場合は21までしか伸びずに得失点差ではアバンより5上回っているに過ぎないため2試合残すアバンが下位との対戦を残していることから逆に劇的逆転優勝をさらわれる可能性が極めて高くなってしまう現実を直視しないままに・・。

時間の経過とともに確実に頭の中でノールチの存在が薄れていった。兎に角この試合に勝たなくては・・集中しなくては・・何しろ追加点、そして多分それが決勝点・・・。眼の前では一方的な試合が展開されていく、しかしながらプレッシャーからかムラのドリブルにキレがなく度々DFの足に引っ掛かりひろがスピードに乗れない。レビンのパスにはミスが目立ちヒロユキが徐々に消え始めていく。それでも最後にヒロユキの足が爆発してくれれば・・本当に淡い期待が水泡と化す。

後半17分、今度はヒロユキが足を痛めて×マーク・・強気のヒロユキが自らピッチを後にした。残りの交代枠は1、無論ベンチには闘将獅子がいるので問題はなかったが累積を考え出来れば温存したかったのが本音である。しかしここで交代させずに勝ち点を失っては元も子もない。結果的にはここまで獅子を残しておいたのが最後に女神の微笑みを引きよせる第1章になる。

ピッチのメンバーを鼓舞する獅子、全体に活力を与え押しまくりながらこう着状態であったチームに躍動感を取り戻させた。一方的ながらパスミスからカウンターを放たれる唯一の不安な要素も獅子が消火に努め、完全に一方的な試合を”超”一方的な試合にしていった。ジャックスは完全にゴール前に釘付け状態である。後は追加点、事実上の決勝点、得点欠乏症・・先取点が前半10分ゆえそれから本当に長い時間、拳を突き上げるタイミングと逸していた。守りに徹しられればゴールをこじ開けるのは至難の業、それでも何としても石にかじりついても欲しい・・本当に点が欲しい・・飢餓状態がほぼ頂点に達したころ、欲望が枯渇し切ったころ、実に先取点から55分後(約1時間後!!)勝利の女神が雨となって赤羽の森に降臨した。

第2章の幕が開いた。ハーフライン付近でボールをキープしたシゲが高い位置までボールを運ぶ、シゲをマークした相手DF、ヒロユキ→獅子の交代の時、AKBから「シゲが×・・」と訴えられていた現実からシゲにDFを振り切るスピードは残っていないものと思われていた。

事実、じりじり上がりながら中へのパスを伺うシゲ、マーカーもじりじり下がる、そしてそこに女神の雨が降り注ぐ、人工芝の雨に足を滑らせたDFがなんと転倒、それでも直ぐに立ち上がることを警戒し中へのパスを再度伺ったシゲに疲れから起きあがるのに時間を必要としたDFが眼に入る。それを見たシゲが勝負を掛ける!思い切り高い位置までボールを運びペナの前まで侵入、本当に最後の力を振り絞って早いクロスを供給、全員の思いを乗せたボールは確実に中央で待つGoの頭にドンピシャリ!

次の瞬間ボールは相手には非情に、コスタリカには歓喜以外の何物でもないものに変化を遂げていた。正直この後の5分間、必死にボールをキープして時計を進めることに注力したレビン・ナツ等の働きは目前で展開される試合の最後のシーンであったであろう事以外うつろな記憶しか残っていない。固辞すべく胴上げで宙に舞うまで・・

最後に女神の贈り物で挑戦権を得た恩恵を活かし、今度は全員で頭が真っ白になるまで、余力を残すことなく走り続け、終了のホイッスルと共にぶっ倒れる覚悟で最終血戦に臨もうぜ!!!



剛         6.5 ヒロユキへの展開と決勝ゴール
ヒロユキ 6.0 闘志がやや空回り?マサへの冷静なパスは評価
獅子52  6.0 沈滞したムードを鼓舞し盛り返す
ごっつ    5.5 前線で消える時間多し
ムラ36   5.5 ゲームに入れずドリブルにキレがなく
マサ      6.0 1得点(先制点)評価も逸機も多くプレッシャー?
ひろ36   5.5 意欲的なかき回し
藤野      5.5 バナレ?途中での退場が惜しまれる
レビン21 5.5 目立ったのはパスミス?
ナツ     5.5 ボランチで踏ん張るもパス精度今一
シゲ     6.0 最後に踏ん張りナイスクロス
みつ     5.5 セットからとはいえ失点は悔やまれる
のり36  5.5 最終ラインに落ち着きをもたらす
ガキ     5.5 名誉の重傷、堅守だったゆえ悔やまれる
AKB3922 5.5 パスミスと不安定さが目立つ
ナオ    5.5 最終ラインにバタつき?動きやや硬く
聖       5.5 パンチングミスが悔やまれる
卓也 -- たわけ!寝坊とは!!
春樹 -- 店長業務ご苦労さん、多忙な中の応援に多謝
監督    5.5 相手の出方読み違え等、次の戦いが頭の中を制覇し集中できず

2012/10/21 カナリア秋季 vsRelight
カナリア秋季2部リーグ 第3戦 対Relight 2012年10月21日(日)Kick Off 15:20
所沢航空公園 天候 晴れ グランドコンデション 良(固め) 30分ハーフ

FCコスタリカ 5(3-0 2-0)0 FC AMURI

レビン×3 シゲ ひろ
---------------------------------
聖、卓也 みつ のり ナオ 助っ人(大輔) 獅子 藤野 ひろ レビン シゲ ヒロユキ
2012/10/7 カナリア秋季 vsFC AMURI
彩湖道満グリーンパークA面

FCコスタリカ 3(2-2 1-1)3 FC AMURI

聖、シゲ、のり、藤野さん、マス、レビン、ヒロユキ、みつ、浅野、鳥海、水野、ナオ
2012/9/17 北区リーグ1部Bブロック第8戦 vsEVEN
北区リーグ1部Bブロック 第8戦 対EVEN 2012年9月17日(日)Kick Off 12:30
北運動公園サッカー場 天候 晴れ グランドコンデション 良好 35分ハーフ

FCコスタリカ 4(2-1 2-1)2 EVEN


0-1(前半01分)左崩され→S
1-1(前半18分)ヒロユキがドリブルでFK獲得、マサ黄金の左一閃
2-1(前半29分)ゴール前×、剛S
2-2(後半07分)再び左から→中央からダイビングH
3-2(後半25分)ムラCK→ひろとパス交換、ムラ逆サイドに↑のり飛び込むH
4-2(後半30分)ムラCK↑再びのりがどんぴしゃH

Shoot
コスタリカ  EVEN
前半 5(2) 1 (1)
後半 10(4) 1(1)
-------------------------------------------
    15(6)  2(2)

怖かった「降格回避力」そしてコスタリカに蔓延していた「油断」ある意味予測できたこととは言え、2012年9月2日レッズをアバンが粉砕してくれたことにより完全首位に立ったコスタリカ、無論この時期に(いや開幕直後であっても)首位に立つのは初体験、メンバーの気の入れ方に最も神経を使う試合であった。 

ブロック残り2試合での完全首位は2連勝でブロック優勝、3連勝で天皇杯東京都予選(東京カップ)に北区代表として出場出来ることを意味していて、メンバーにこの状況を周知するまでもなく意気込みだけは十分であった。

しかしながら本日の相手EVEN、過去の対戦戦績は圧倒的に優位であったが今日の彼らには「降格回避パワー」がみなぎっていた。ここまで彼らが得ていた勝ち点はわずかに1、だが内容を確認すると審判不履行による−6が効いており当然それを除けば+7で余裕はないものの順当に1部残留を確定していたはずである。現実的には彼らも今日を含めて残り2試合、我がコスタリカ戦を含めて2連勝+他力本願で残留の可能性を残していた。すなわち本日の敗戦は来期2部で開幕を迎えることに直結していた。最後まで抵抗し、少ない可能性を求める・・コスタリカも毎年のように降格の危機を迎えながら2008年〜2011年、4年連続で最後の2試合を連勝し最終的に1部残留を決めているからこそ今があるのである。「窮鼠猫を噛む・・」古い諺ではあるが、自戒の念として9月17日12:30EVENを迎え撃つことになる。

戒めるべきは前述の気の緩みにもあった。カナリア秋季リーグで見せた気合の入らないディフェンス、極めて低い得点能力、カバーを怠っていたMF・・カナリアの位置づけはあくまで練習とは言え気の抜けたサイダーのような状況でのキックオフには不安の影を隠すことが出来なかった。

加えて最大・最悪の事態が好調コスタリカを襲った。今やDFリーダーとしてなくてはならない「ナオ」の不在・・。結局終日連絡が来ない完全無断欠席であった。日頃が日頃であるだけに半端な事情であるわけはなく、その事実が不安に拍車を掛けていった。(結果的には仲間のトラブルに巻き込まれ、ある意味被害者であったことが後日判明)

ナオ不在は勿論フォーメーションにも大きな変更が余儀なくされ、最終戦及びAブロックとの優勝決定戦を睨んでのテスト采配も日の目を見ることが出来なかった。それでも最低限の”明日を見据えた采配”は実行されることになる。当初は最近攻撃力が落ちてきたレビンをボランチに下げ、前線の構成を以前の対戦で顕著になったコスタリカから見ての左を重視していくパターンを構築していくつもりであったが、ナオの不参加に寄り中央の守備力を強化、ボランチは久しぶりに獅子に託すこととなる。不調のレビンを外しても点を取るべくこれまた久しぶりに4-4-2で挑むことになる。選んだ先発イレブンは聖/AKB39・みつ・のり・ムラ/獅子・藤野/マサ・ごっつ/新旧得点王(Go&ヒロユキ)2トップで万全を期す。

明日を睨む・・聞こえは良いが先の事だけ考え、目の前の試合への集中力にはどうしても欠けてしまう・・集中しろ!試合前meetingで口酸っぱくメンバーに伝えたつもりがやはり指揮官の明日を考えている気持ちがメンバーに伝達してしまう。開始わずかに1分、いきなり自陣左を崩され折り返されたボールは中央で待つ相手FWへ・・。振りぬかれた右足から放たれたボールは残留への意思を載せ聖の左を確実に抜いていく。手元のストップウォッチが秒を刻み始めてまだ50秒台の出来ごとであった。

昨今堅守を誇るコスタリカDF陣、無論ナオだけで守るわけではないが不在があまりにも早く大きな雲となってコスタリカを覆っていった。早い時間の失点には取り返す時間も多く残されている。ポジティブシンキングがコスタリカ攻撃陣の牙を研ぐ。圧倒的なポゼッションを背景にGoがヒロユキがシュートを放ち、マサがごっつが好機を演出していく。しかし決定機は訪れない・・ポゼッションは圧倒的、得たCKも一方的ながら決定的なシュートには繋がって行かない。ポゼッションは取ってはおらず、手元にはシュートの合計しか残されていないが圧倒的ながらシュートは前半わずかに5本、その数字はEVENの残留パワーの結果によるものかも知れなかった。

攻めあぐむコスタリカしかし流石のEVENパワーも前半35分は持たないのでは・・いや持たれたら困る・・若干不安になった前半18分、その歓喜はヒロユキのドリブルからもたらされた。相手ペナ前23m付近、ヒロユキが倒され得たFK、キッカーはマサ。レビンを前半から使わなかった事を後悔するのでは・・その不安を払しょくする見事なシュートが相手GKの右をぶち抜く、本当に嫌な流れを一掃する貴重な同点ゴールであった。

こういった展開では同点になれば勝ったと同然、勝ち越し点は時間の問題と思われた。ところが相変わらず頑張るEVEN・DF陣、勝ち越し点を得るまで10分以上を要してしまった。途中、中盤でボールを拾われ展開されることが目立ち始めたため藤野→ナツの交換、事実上獅子のワンボラとなるが攻撃力アップのため最初のカードを切る、なにしろ引き分け勝ち点1では駄目なのである。石にかじりついても勝ち点3ゲット、それが本日の最低の課題であった。

それでもチャンスは訪れない、前半は1-1かぁ〜まぁこの展開であればなんとかなるでしょう・・やや諦めかけた29分、ゴール前に放り込まれた混戦からGoがこれまた貴重な勝ち越しゴールを奪う!遅かったがこれで勝ち越し、完全に今日の試合は貰えた!私を含めメンバー全員が確信した。

前半での勝ち越しゴールに加えてレビン・ひろの投入、シゲを右SBで入れてムラを攻撃的ポジションに・・ひろは左SBで使いムラとのコラボで疲労が目立つ相手右DFをチンチンにする予定であった。盤石!残り3連勝を宿命付けられているコスタリカにとってまずの1勝は確実なものと思われた。

ところが本当に凄かった彼らの降格回避パワー「このまま推移して追加点奪って逃げ切れる・・」確信に近い思いは後半7分叩き壊された。またしてもコスタリカ左から展開され勢いがなかったグラウンダーのクロスに頭から飛び込まれる、たいした勢いはなかったものの、より強い意志を持ったボールは再び聖の横を抜く・・彼らの2本目のシュートが我らの2失点目になる、嫌な本当に嫌な予感が伴う同点ゴールであった。

なにしろ引きわけでは駄目なのである!勝たねば、勝ち越さねば・・焦りがミスを呼び次から次へと枠の外へのシュートが放たれていく、レビンが左を強振、ひろが疲れ切ったDFを置き去りにする・・しかし遠いゴール、遥かなる勝ち点3、引き分けで終わった場合再度他力本願、レッズが十条に星を落とすか?その場合アバンも復活か?

自分自身を慰める考えが完全に頭を過ぎりだした後半25分、すなわち悶々とした時間が20分ほど経過した後、久しぶりにコスタリカにメシアが降臨する。既に10本を記録したCKがムラからショートとしてひろに渡る。ひろから再びムラに戻され角度が付いたボールは逆サイドに振られていく。誰か詰めてくれ!強い思いを実現すべくCKで上がってきていた"のり"がヘッド一閃!!ボールは勢いよくネットに突き刺さる。今度こそ今度こそ安心のゴールでありましょう!でもまだ1点差、流れからいっても残り時間からもまだ時間稼ぎには入れない・・そして再びのCKを再びムラが蹴り、再び”のり”がネットに突き刺した時ブロック優勝への裏書きがされたチケットがコスタリカの頭上に降り注いできた。

後2勝!しかし先を見過ぎ「降格回避パワー」に屈しそうになった教訓を踏まえ、まずは確実に「ドーハの悲劇」の日を「神谷の歓喜」に代えようぜ!
しびれる試合はまだこれからだ!
※北運動場は以前神谷グラウンドと呼ばれていました。

ヒロユキ 5.5 前線を良くかき回すが決定力が欲しかった
剛         6.0 混戦からの1点で面目躍如
マサ      6.5 Mr.本番、値千金の同点ゴール
レビン36 5.5 周囲とかみ合わず、完全復活の道険し
ごっつ    5.5 キレ今一?後半はボランチながら消える時間多く
獅子     5.5 後半はCBで勝利に貢献
藤野     5.5 失点は残念ながら他は無難に
ナツ27  5.5 前線を活性化
ムラ     6.5 豊富な運動量と光る2アシスト
のり     7.0 失点は残念だが救世主となる2得点
みつ     5.5 立ち上がりの失点は悔やまれる
シゲ36  6.0 サイド完封、鋭い攻め上がり
AKB39  5.5 攻め上がりは評価もパスミスが目立つ
ひろ36  6.0 サイドを度々駆け上がり相手をくぎ付けに
聖        5.5 失点は残念!
鳥        5.5 すいません、待機頂きながら・・・
監督    5.5 得点を期待するフォーメーション当たらず・・

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