2011年度社会人part1

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2011/5/5 カナリアリーグ 第5戦
春季カナリアリーグ3部  第5戦 対PIERROT 2011年5月5日(木・祝)Kick Off 8:50
戸田市・彩湖道満グリーンパーク 天候 曇り グランドコンデション 乾燥

FCコスタリカ 8(4-0 4-0)0 PIERROT

【得点】
ヒロユキ5(2)
稲葉3(2)

聖 AKB39 みつ 鳥海 (小菅) 藍田 (石黒) 水野 半谷 (石川) ゴッツ マサ ヒロユキ 平山 監督
2011/5/1 カナリアリーグ 第4戦
春季カナリアリーグ3部  第4戦 対シグマジャパン 2011年5月1日(日)Kick Off 12:20
三郷ハイパーク 天候 晴れ(強風) グランドコンデション 乾燥

FCコスタリカ 1(0-0 1-1)1 シグマンジャパン

【得点】
1-0 (後半)前線ヒロユキへロングボール、強風で相手GK目測誤り後逸
1-1 (後半)縦へのスルーパスが通り獅子競り負ける

廣重 杉崎 小野 山崎 獅子 五十嵐 石川 鳥海 春樹 浅野 藍田 監督
2011/4/29 北区社会人リーグ1部B 第3戦 vsCSL
北区リーグ1部Bブロック 第3戦 対CSL 2011年4月29日(金・祝)Kick Off 9:20
北運動公園サッカー場 天候 晴れ グランドコンデション 乾燥 35分ハーフ

FCコスタリカ 2(1-0 1-1)1 CSL

【得点】
1-0 (前半17分)ごっつの股抜きパス→剛1:1の局面にして冷静に決める
1-1 (後半24分)自陣左サイド崩され強烈なクロス、獅子これをクリアできずオウンゴール
2-1 (後半35+2分)New Face Inaba 左サイド突破、クロスと見せかけミドル放つ

1990年6月24日イタリア・トリノ 1990年W杯決勝トーナメント1回戦 アルゼンチンvsブラジル

自身21年の時を経て我がチームのホームグラウンド北運動公園サッカー場でそのプレーを再び見ることが出来るとは勿論夢にも思っていなかった。主演カニーヒャ剛とマラドーナゴッツの2人、助演逆サイドを走ったヒロユキらの演出によって・・。

前節TFFに煮え湯を飲まされた我がコスタリカ、他力本願とは言え優勝の可能性を残すには絶対に負けられない試合、それにしても当ブロックで優勝候補筆頭のTFFに引き続き同じ月にやはり対抗の優勝候補CSLと当たることになるとは・・それは連勝で優勝戦線へ、一勝一敗で他力本願、連敗で目標は上位進出を目指す事を意味していた。

負けられない!4月に早くも完全に優勝戦線から脱落する事は避けたい、思いはCSLも同じ当然勝ち点3を目指して激しい戦いが予想された。一昨年、昨年とCSLとは分が悪いままでの打ち合いが演じられ結果的には2戦2敗、相手の攻撃力は充分に予想しており特に再三崩されている両サイドでの攻防が勝敗を分けることになると思われた。また以前の戦いよりスタミナは結構あり、以前は最後にコスタリカDF陣が疲れからタジタジになるシーンが度々見受けられた。その課題に加えて今回は前回フィジカル面での大きな問題を抱えてはいるものの洗練されたキックを疲労した新人稲葉の使い方も一緒に解決する事が要求されていた。

・ 両サイドを崩されての失点を抑える
・ DF陣のスタミナを考え体力を温存させ終盤に望む
・ 稲葉をいかにうまく使うか?

幸いにもこの試合に挑むまで今期から加入したカナリアリーグでの試合が3週間続けて組まれており、怪我等の心配はあるもののCSL戦まで順調な仕上がりとパフォーマンスの確認が取れていた。(稲葉のプレーを確認できた事も勿論大きかった。)結局課題解決の回答用紙には4-4-2の無難かつディフェンシブなフォーメーションを書き込む事になった。聖のGKは鉄板としてAKB39、TFFのテクニックにはチンチンにされたものの動きが良くなってきた廣重の両サイドバックに相手の起点を潰してくれることを期待した。CBは冷静な藤野にMgrみつ、ボランチは守備重視で半谷と試合毎に動きが良くなってきている春樹に託す、トップ下はレビンと両サイドに顔を出すように指示されたゴッツ、2トップは皆勤ヒロユキと剛に全てを任せた。

本日は第一試合9:20のキックオフ早めに集合してもグラウンドが早くから使えるわけではないためウォームアップが出来ない、そんな問題を克服するため7:45に北グラウンドの前の公園に集合しアップに余念がなかったコスタリカが快調に滑り出す。(注:そこでタクトのドタキャンが分かったのは残念であったが・・→連絡無しのキャンセル、無断欠席・・次回ペナルティ必至)

疲れるとはいえ3週連続での練習試合が功をそうし、強豪と目されるCSLに対して互角以上のボール回しでポゼッションをあげていく、良い展開、良い出足、でもこれで先取点を挙げられず結局前半にも点を献上するのが最近失点が多いコスタリカなんだよなぁ・・悪い予感は今回良い方向に外れる、前段の章前半17分、北区に神が降臨した(かなり大袈裟かな?)詳細は記したとおりであるが左サイドでボールを受けたゴッツが相手DFとマッチアップ、DF後ろに回りこむ剛、中央に進出するヒロユキ、果たしてゴッツの選択は剛への最短コースでのパス、そう相手DFのまた抜きパスであった。最短コースで足元ピタリのパスを得た剛、GKとの1対1の局面を完全にものにして冷静にGKの横を抜く、強豪CSL相手の歓喜の先取点、この試合に掛ける意気込みを表現するには充分な一撃であった。

当然CSLは攻撃のパワーアップを図ってくる。その裏を狙ってヒロユキが走りこむ、そこにレビンのスルーパスが通る、最終ラインでクリアされる、そのカウンターが繰り出される、その繰り返し・・極めてスリリングな展開が続く、以前にも書いた事があるが本当に客観的に観ている分には非常に面白い試合であった、無論当事者の胃が痛くなることは言うまでも無い。結局一進一退のまま前半は終了、前半は同点最悪0-1での折り返しも想定の範囲であったため上々過ぎる折り返しであった。

後半は足を痛めた(バナレ)半谷に代え稲垣を本職の左サイドバックでないボランチで使いスタートした。後半も前半同様、チャンスとピンチが交互に訪れる展開が続く後半10分にみつ→獅子への交代、ここまでは想定の範囲を逸脱することなく理想的に時間を進めることができた。問題はベンチに残った稲葉の使い方であった。前回の練習試合より稲葉の特徴はある程度掴んだ気であった。左サイドを職場とし、ボールを受けた後はやや切り込みながら正確なクロスを供給する、ボールを受けたら必ず勝負して切り込んでいく村山とタイプが違うもののフィジカルコンデションが上がってきてチームにフィットすれば大きな武器になる雰囲気をプンプンさせていた。しかしながら本人の言葉を借りるまでもなく守備は苦手・・それじゃ困るのだけどそれを使いこなすのが監督冥利、じっと稲葉の出番を模索する。試合は変わらずピンチとチャンスが交互に訪れる。特にレビンのロングスルーパスがヒロユキに渡り何度となく追加点のビッグチャンスが訪れる。しかし・・しかしその都度シュート体勢に持ち込む寸前でスリップするヒロユキ・・スパイクとの相性を考えてくれ!!もし3回は滑ったヒロユキが1回でも決めていてくれたら劇的な結果は導かれないもののもっと楽に余裕の采配ができたのに・・稲葉の出場シーンも早められたのに・・。

AKB39がそのスピードに慣れきり完全に封じられる事が確認できた時(前半2度ほどピンチを招く)稲葉を投入する決断が出来た。4-4-2のシンプルなシステム(中盤はボックス)を継続するか?当初の考えどおり中盤ダイヤモンドにして(ワンボラ)より攻撃的にしてその攻撃力で相手を封じこめるか?常識的に考えれば残りは20分強、こう着状態の試合を鑑みこのまま終了のホイッスルを聞けるような采配がベストである。ピッチに残っているメンバーで考えれば後半消えていたゴッツに代え前線で自由に動かすのが最も良い交代と思えた。しかしながらそれでは稲葉の良さが出ないようにも思えた、確実に前にスペースが欲しい、後半消えていたとは言え前半に見せ付けたゴッツのテクニックには相手も警戒するであろう、そのゴッツを右に固定しそこに相手の注意が集中する隙を突いて左サイドに稲葉のスペースが確保できれば・・しかし稲葉の突破ができなかったら戦略はおじゃんである・・。

「稲葉と心中しよう!」長考の結果中盤のボックスを維持(ダブボラ)レビンを下げ守備の負担を与え後ろからのゲームコントロールを期待した。外すのは春樹、本日非常に好調であったため後ろ髪を引かれたが稲葉と心中と決めた以上、得点に絡んでくれる事を祈って新人をピッチに送り出した。送り出した後の動きは全く想像通りであった。動き出しそのものは比較的シャープであったがボールコントロールが足に付かない、フェイントで相手のバランスを崩しても自分のボディバランスが悪く、ボールを引ききれず体勢を優位に持っていけず結果的にボールを失ってしまう・・。また予想通り稲葉を警戒しないあまり前にスペースが広がり中盤からのパスが稲葉に小気味よく繋がる、そのボールを活かしうまく切れ込んでもパスの精度が悪く味方に繋がらない・・シュートまで持ち込んでもボールは明後日の方向に・・こりゃギャンブルに負けたかな?そんな矢先、勝利の女神から次なる試練が与えられた。

前掛かりであったゆえ数的不利な状況から傑がサイドを破られる。相手は傑を振り切ってペナルティエリアに一直線、対峙するDFは獅子1人、やはり本日帰陣が早かった春樹を外したのは失敗だったか?そんな思いに女神がチャイムを鳴らす・・相手から放たれた強烈なシュート、幸いにも枠は捕らえていないか?それでも獅子なら完全にクリアできるでありましょう、そこへ女神からの駄目だし、獅子がクリアし損ねボールはオウンゴールとなりマウスの中に転々と転がる、終了10分前守りきれば良かった・・悔いが残る采配、やはりセオリーどおり守備さえ固めておけば・・後悔先に立たず、こうなったらせめて勝ち点1でも・・弱気になった自身を責めるようにチームが奮い立たせる。レビンのミドルが、CKが相手マウスを襲い、ヒロユキが尚も果敢に切れ込む、執拗に稲葉は突破を繰り返す「勝ち点1は堅いな、それで今日は我慢しなくては・・」

既に後半ロスタイム、しかもロスタイムも2分を過ぎていた、いつホイッスルを吹かれてもおかしくない状況、最期のプレー?何本目かのパスが中盤から左の稲葉に渡った。またしても果敢に突破を試みる稲葉、逆サイドにはヒロユキが、中央には剛が最後の力を振り絞って攻めあがる、そうだ稲葉!突破の前にアーリークロスだ!ヒロユキか剛の頭に合わせろ!お前の本来のキックなら可能だ!!ベンチの誰しもがそう考えたはず、実際ベンチの思惑通り稲葉の左から巻くボールが蹴られた?大外ならヒロユキの頭か?相手GKも完全に突進してくる2人を意識して前に出てくる。誰に合わしたのか?気まぐれな勝利の女神は我々に催眠術をかけるようにゆっくりと勝ち点3に繋がる糸を最期の最期まで揺らし続けていた。

そして最期にその糸を手繰り寄せたのはコスタリカであった。稲葉の左から放たれたボールは剛にもヒロユキにも合わさられず確かな軌道で確実に前に出ていたGKの頭を越しゴールネットを揺らしていた。スーパースルーパス、スーパーロングスルーパス、スーパーサヨナラループシュート、内容盛り沢山のゲームが終わった時、コスタリカには貴重な勝ち点3とカナリアリーグに挑む前に多くの負傷者がもたらされた。スーパー戦士よ!次のツイール戦まで翼を休めるが良い!しばし良い夢を見ようぜ!

福島  7.0 冷静な1得点とセットプレー時の守備
小野  5.5 再三の好機に再三の転倒、スパイクチェックの必要が・・
れびん 5.5 プレースキックの精度今一、守備での貢献は評価
後藤  6.5 スーパースルーパス、後半は消える
半谷  5.5 安定した守備も負傷に泣く
36稲垣 5.5 慣れないポジションもそつなくこなす
春樹  6.0 運動量復活、守備で躍動
50稲葉 6.5 体の切れ無しも最後に良いところ持って行く
AKB  6.0 サイドの攻防に終始、7番をほぼ抑える
廣重  6.0 マッチアップに不安なく
みつ  5.5 DFラインの引き締め、決定機作らせず
46獅子 5.5 オウンゴールは止む無し、統率力発揮
藤野  6.5 抜群の危機管理能力発揮、DFラインに安定感をもたらす
杉崎  5.5 失点に責任なく、無難なプレーを披露
監督  6.0 強気な采配が勝利をもたらす

2011/4/24 カナリアリーグ 第3戦
春季カナリアリーグ3部  第3戦 対TENTIGO 2011年4月24日(日)Kick Off 9:00
荒川総合公園 天候 晴れ グランドコンデション 乾燥
FCコスタリカ 5(1-1 4-0)1 TENTIGO


【得点】

0-1 (前半)G前25m苦し紛れのSが聖の頭を越す
1-1 (前半)ヒロユキが左サイドを突破、そのまま持ち込みS
2-1 (後半)ゴール前混戦廣重のPWがスライス気味にそのままカップイン
3-1 (後半)ヒロユキ右を突破、左足強振、ボールは左隅に
4-1 (後半)稲葉が左から持ち込み中央へ、混戦からカナリア男が強烈に
5-1 (後半)レビンのCKが鮮やかなオウンゴールを呼ぶ

廣重 半谷 杉崎 れびん 小野 浅野→(春樹) 獅子 みつ→(稲葉) 藤野 石川→(五十嵐) AKB39 監督 
2011/4/17 カナリアリーグ 第2戦
春季カナリアリーグ3部  第2戦 対日立電線 2011年4月17日(日)Kick Off 13:20
三郷 天候 晴れ グランドコンデション 乾燥

FCコスタリカ 3(1-1 2-0)1 日立電線

【得点】
0-1 (前半)聖目測誤り、弾んだボールが頭を越え簡単に押し込まれる
1-1 (前半)CKレビン→AKB39
2-1 (後半)ヒロユキ相手ボールに突っかけカット、ドリブルで切れ込みS
3-1 (後半)サイドバックに戻ったAKB39後方から持ち込みミドル一発

【選手】
杉崎 藍田→鳥海(後半)みつ 獅子 廣重 半谷 れびん 藤野 春樹→石川(後半)AKB39小野 浅野(サポーター)監督 
2011/4/10 カナリアリーグ 第1戦
春季カナリアリーグ3部  第1戦 対ANIMALZ 2011年4月10日(日)Kick Off 13:00
秋が瀬公園 天候 晴れ グランドコンデション 乾燥
FCコスタリカ 5(2-1 3-0)1 ANIMALZ 


【得点】
0-1 (前半)G前混戦からループ放たれる
1-1 (前半)レビン→五十嵐
2-1 (前半)レビンドリブルで切れ込みS
3-1 (後半)レビンFK→ポスト直撃、ヒロユキが押し込む
4-1 (後半)レビン→ペナ外でエンジェルパス、傑走りこんでミドル一発
5-1 (後半)レビン左サイド突破、シュート打てるもヒロユキにパス

【選手】
廣重 半谷 杉崎 れびん 小野 山崎 獅子 みつ 五十嵐 藤野 石川 鳥海 春樹 AKB39 監督
2011/4/3 北区社会人リーグ1部B 第2戦 vsオリーブ
北区リーグ1部Bブロック 第2戦 対TFF 2011年4月3日(日)Kick Off 9:20
北運動公園サッカー場 天候 晴れ グランドコンデション 乾燥
FCコスタリカ 1(1-3 0-0)3 TFF 

【得点】
0-1 (前半3分)ゴール前、村山のクリアミスが相手にとって絶好のパスとなりミドル一閃
0-2 (前半25分)自陣左でFK取られ、ゴールに向かったFKのコースを変えられる
1-2 (前半32分)レビンのピンポイント・ロングパスが福島に通り絶好のカウンターとなる
1-3 (前半33分)中央に縦パスが入り、競った獅子の試合感が戻らず相手に振り切られる

2009年度3部で全勝、2010年度2部で全勝、2009年度会長杯優勝、2010年度会長杯準決勝でレッズに敗退(3-4)すなわち北区リーグ登録以来記録された敗戦はわずかに1、リーグ戦に限っていえば無敗の快進撃で1部まで駆け上がってきたのが本日の相手TFFである。加えてタクト・傑・ごっつらの友人、そこにレビンの後輩(本人は知らないが)三菱養和OBを加えて編成されているチームである。戦歴・経歴からもコスタリカとして燃えないわけはなく、万感の思いで本日を迎えることになった。

ところが前回記したように堅固なサイドバック・傑はAKBに取られ本日のゲームプラン上不可欠であったタクトは当日発熱によるドタキャン・・・加えて復調が期待されていた春樹もタクトの後を追うように発熱し、結局参加は13名、基本的本日のゲームプランは前半は相手は若さにかまけてドンドン出てくることが予想されたため4-4-2でしっかり固めボランチでタクトとレビンを起用し、中央からのカウンター主体で攻撃を組み立てる、TFFが後半パワーがガクッと落ちることは織り込み済みのため後半にサイドハーフで村山とごっつを起用、サイドをえぐりまくる予定であった。春樹は展開によりボランチか右サイドバックで起用、左が定位置である傑の穴をいかに埋めるか?の一つの解になるはずでもあった。

ところが不参加・・不参加・・結局獅子、ごっつの不安、村山の不調等考慮の上でスタメンを当初の予定を大きく崩して組むことになった。GK聖/DF=半谷・みつ・獅子・シゲ/MF=なつみ・藤野・レビン・村山/FW=ひろゆき・剛、スタベンはごっつと稲垣、基本的な考えとしてごっつは前線での切り札、稲垣にはディフェンス系の仕事が多く出来るため万が一に備え後半暫くはベンチにおく考えであった。

定刻通りの(9:20)キックオフ後、予想通りTFFはガンガンと出てきた。前半早い時間に試合を決め、後は時計を進めることに専念する事がやつらのパターンである。ほぼ一方的に攻め続けられるコスタリカ・・しかしながらこういった展開はレッズ戦がそうであったように徐々に守備のリズムが出てきて少しずつ反撃に転じられるはずである。今回もそうあって欲しい・・しかし残念ながら期待が裏切られるまでわずかに3分しか掛らなかった。

トップ下の村山までもペナの中まで戻らなければならなかった苦しい展開、その展開に破綻が起きる。クリアを試みた村山のボールに力がなく相手FWの足にピタリと収まる。躊躇なくミドル放たれボールはサイドネットに吸い込まれる。恐れていた早い時間での失点、落胆する間もなく攻撃を受け続けるコスタリカ、早く守備のリズムが出てきてくれれば・・再度の失点が先かリズムが出てくるのが先か?そして迎えた25分、リズムが出てきた矢先である自陣左で酷な判定でFK返上、放たれたボールはコースを変えられ今度は逆のサイドネットに・・前半25分で0-2前回と同じパターンである。

違うのは相手の質が数段上の事実、ここから逆転は至難の業か?希望の光はレビンが灯す、ハーフラインまで攻め上がり攻め続ける相手の裏にロング・ピンポイントクロスを供給、剛これに良く追いつき1:1の局面を冷静にものにする。追撃弾、さぁ反撃の狼煙だ!!誰しもがそう思い意気込むコスタリカ、しかし・・しかし・・しかし、その思いは直後に打ち切られる。自軍で回されたボールが絶妙のスルーパスとなり相手のFWの足に吸い込まれる。ドリブル開始、獅子これに体を寄せきれず、まだ前半・・と考えて汚いファールもしないまま完全に振り切られ独走を許す。そして剛同様冷静に聖の横にパスが供給された。

正直これは効いた。1-2で前半を終わる事が出来れば十分反撃の余地があったものを・・そのムードが断ち切られるのに十分すぎる一撃であった。後半は攻撃せざるを得なく藤野に代えごっつ、前記のように稲垣は暫く待機、大事に備えてもらう。そして後半は思惑通り、TFFは相手を往なすのが得意なのか?それともスタミナ切れか?コスタリカが面白いように攻める、しかしゴールは遠い、レビンの一撃がマウスをかすめる、ゴールは遠い、剛の一撃がGKを強襲、ゴールは遠い・・もうDFは持つだろう、後半15分悩んだ末に稲垣には得意の左サイドに入ってもらう。交代は好調だった半谷・・前半ばたついたがその後は復調、堅固な守備を見せていただけに惜しかったのは事実であった。

しかし付いていない試合は最後まで付いていない、半谷を下げた直後、村山に肉離れが襲う自ら×マークを出しピッチを後にする村山、もしもう数分早ければ半谷をボランチに入れなつをサイドハーフに、稲垣をサイドバックに入れることにより遜色ないメンバーで残り時間を戦えたのに・・全ては後の祭り、終了のホイッスルは過去2戦2敗のCSL対する反攻の合図であることに異論を遂げるメンバーはいない。

福島 5.5 1得点と積極的な守備
廣重 4.0 再三サイドを割られる
半谷 5.0 前半もたつくが徐々に建て直し最後は果敢に攻撃参加
杉崎 4.5 失点以外にもあわや・・のシーンが
れびん 5.0 アシストは評価も全体的には好調さアピールできず
後藤 4.5 見せ場なく目立てず
小野 4.5 ボールに絡めず評価は困難
山崎 4.5 自陣で球離れ悪く
獅子 4.5 全体を鼓舞もプレーに躍動感乏しく
みつ 5.0 危機感知能力を発揮、失点を食い止めるが・・
稲垣 4.5 久々も無難なプレー披露
藤野 4.5 落ち着いたプレーも3失点は痛い
村山 3.5 再三のパスミスとドリブルに切れ欠く、失点の原因と肉離れで途中退場
監督 4.5 後半攻めの形構築できず

2011/3/13 北区社会人リーグ1部B 第1戦 vsオリーブ
北区リーグ1部Bブロック 第1戦 対オリーブ 2011年3月13日(日)Kick Off 13:35
北運動公園サッカー場 天候 晴れ グランドコンデション 乾燥
FCコスタリカ 5(2-2 3-1)3 オリーブ

【得点】

0-1 (前半7分)2列目から上がってきた相手にスルーパスが入る
0-2 (前半11分)こぼれをミドルで・・シュートは聖の頭を巧みに越えマウスに
1-2 (前半12分)ヒロユキ→福島頭で良く落とし中央からごっつが叩き込む
2-2 (前半22分)タクトのロングパスにヒロユキが反応、最後は1:1の局面に
3-2 (後半2分)ヒロユキが左を突破、中央の福島に
4-2 (後半3分)右サイドで福島がキープ、2列目からごっつ走りこみそのままゴールへ
5-2 (後半12分)福島PK獲得し、自身で叩き込む
5-3 (後半28分)右からのCKがそのままマウスに吸い込まれる

2011年度第1戦(開幕戦)対オリーブ、今期を占うべくでも格好の相手であった。オリーブは先期2部圧倒的な戦績ではないものの、そこそこの戦績で2部を卒業、コスタリカとは2006年以来5年ぶりの対戦となった。

前回は2-0で勝利(ヒロユキ×2)相性は悪くなさそうではあるものの前回と比較して登録メンバーの追加が多く、また2部で・・とはいえ年間で失点がわずかに8しか記録されていないことが気がかりではあった。しかしまぁ所詮2部からそこそこ上がり、なんとでもなるでありましょう・・のお気楽な気分に当日の参加メンバーが緊張をもたらす。

計12名、恒例シニア・マスターズを戦場としている石川を加えて・・である。すなわち基本的にシステムは選べず先発全員ほぼフル出場である。Moreover、久しぶり参加の獅子は膝痛でフルは無理、タクトは下痢気味、ごっつは同じく膝痛・・正しくチーム状態は満身創痍で挑むことを余儀なくされた。最終的には砂漠のオアシス・・3/11の地震のせいで参加するべきマラソンが中止になり急きょ参加表明をした廣重が本当に貴重な潤いとなった。コスタリカよりマラソンを優先していた事実にはあえて今回言及しないことにする。次回TFF戦(4/3)よりAKB48との握手会を優先するSS君には困ったものでありますが・・・3/20の練習を挟んでTFFに臨むべく準備のうえでも今回オリーブはあえて格好の相手と位置づけることとした。(予定していた新フォーメーションは試せずでありましたが)

先発は聖/半谷、みつ、傑、廣重/タクト、なつ/レビン、前線でのリベロとして=ごっつ/ヒロユキ、剛、参加者は少ないものの言い方を変えれば少数精鋭の豪華なスタメンでもあった。ベンチは様子見の獅子と切り札石川、13:45散水の影響で10分遅れでキックオフのホイッスルを聞く事になった。

試合展開は思惑通りのスタート再三述べるが格好の相手に100%なってくれるものと信じられる展開であった。特にキックオフ5分間、相手のボール回し、前線へのフィード力、崩しのパス・・どれをとっても恐れるに足らず、ベンチの石川は「出場時間が長くなりそう・・」とほくそ笑んでいるのが上から見てとれる気が楽な展開であった。しかしながらこういった展開から相手の1本のシュートで0-1で沈ませられるのもサッカーの醍醐味(?)先制点は時間の問題かとも思われていたが、このような時ほど気を引き締めて集中しなければ・・自分を戒めるのが遅すぎた。こりゃ本日は5、6点放り込めるぞ・・捕らぬ狸の皮算用・・古いことわざを改めて思い出させてくれるのに十分な先制点が相手に与えられた。一方的に高いボールポゼッションから一転カウンターを食らい、するすると進入してきた1.5列目を誰もケア出来ず1:1の局面を作られる。シュートは冷静に・・お手本のシュートが飛び出してきた聖の肩口を抜いたときオリーブに歓喜が与えられた。

コスタリカにショックは大きかったがまだ7分、丁度良いハンデ?そう思えるほど余裕は十分であったのも事実である、ところがその油断を女神は見逃さなかった。4分後、ゴール前25m、我ら草サッカーではミドル以上の距離からこぼれ球をオリーブが強振、ボールはやや山なりに聖の頭を越えドライブが掛かったボールは文字通りマウスに吸い込まれていく・・0-2、正直これはショックであった。過去に0-2からの逆転劇は何度か演じているものの全て2部でのもの、逆に3点取られてからの逆転劇はコスタリカ37年の歴史上記憶する限り1回しかなく、すなわちコスタリカは事実上土俵際に追い込まれている・・と言っても過言でなかった。(八百長相撲用語は使いたくなかったが)

次の1点はどちらに転ぶか?幸いにも不安な時間はほとんど存在しなかった。1分後、左サイドを疾走したヒロユキがゴールを巻くクロスを放つ、逆サイドを詰めていた剛これを良くヘッドで折り返す、ここに詰めていたごっつ非常に狭いエリアを巧みに足を畳んでボールをマウスにたたき込む、追撃の狼煙を上げるのに十分な一発であった。確実な追い上げ・・その流れは10分後にヒロユキが踏襲する。タクトの後方からのロングパスをヒロユキが足もとに収めゴール左から疾走、快走、やや角度がなくなったか?の不安を今度は一掃、左から放たれたボールは逆サイドのサイドネットを豪快に揺らす今度は歓喜の同点劇!!前半で1点返されば逆転は可能、前半での同点劇に思いは完全に確信になった。

後半立ち上がり早々(獅子は後半開始10分からの予定であったので前半と同じメンバー)再びヒロユキが左を突破、グラウンダーで剛へ、剛体を相手DFに預けて強引に反転、左で豪快にたたき込む、勝ち越し点の余韻に浸る間もなく今度は剛が右を突破、走り込んできたごっつにエンジェルパス、ごっつこれを丁寧にGKの左を抜き瞬く間に4-2、2点のリードはこの展開なら十分である。獅子を負けている場合は中盤で・・勝っている場合はそのまま逃げ切り・・の思惑があったので10分にタクトに代え投入、CBに入れサイドバックの半谷をボランチにCBの傑を左サイドに入れポジションの修正は終わる。スタミナ面で不安が残るもののCBであれば獅子であれば十分終りのホイッスルを聞くことができるものと思われた。事実9分後に剛がPKで追加点3点のリードとなれば後は石川の出番を考えるだけである。(石川さん、いつも裏方で御苦労さまです。多謝いたしております。)

スタミナ切れで青息吐息のごっつに代えるべくシステム変更を考えていたら打ち合わせたようにAKB48握手会男が足をつる・・・。入ってしまったが相手のCKが終わるタイミングでAKBに代え石川投入、半谷をサイドに戻し石川をボランチで起用、クローザーとしての役目を十分に果たしそのまま終了のホイッスルを無事聞くことができた。しかし最後のCKでの失点は明らかなポジショニングのミスとしてミドルを放たれる前に詰められなかった中盤、1.5列目をケア出来なかった最終ライン、修正すべく反省点が多い試合でもあった。全体に目が覚めていなく所謂気迫を感じることが最後まで出来ず寝ぼけ状態で挑んだような試合、今回の採点は全員から-0.5だと思ってもらいたい。このままでは前半戦の天皇山TFFには絶対に勝てない!気合いを入れ直し何が何でもTFFを落とし込んでやろうじゃないか!

福島  7.0 2得点2アシスト、前線でのチェイシングを評価
廣重  5.5 スタミナ持つもフィードに難
半谷  6.0 左サイド→ボランチ→左サイドのポジションチェンジに対応
杉崎  5.5 ポジショニングに難が
れびん 5.5 体調不良からプレーに精彩欠く
タクト  6.0 ボールを散らしビルドアップに貢献
後藤  7.0 2得点のほかに攻撃の基点、意欲的な飛び出し
佐久間 5.5 意欲的な飛び出しも後半ばてる
小野  7.0 貴重な同点ゴール、ボール良く追い勝利に貢献
石川  5.5 限られた時間で守備に貢献、アシスト惜しく
山崎  6.0 パスミス目立つも守備では貢献
獅子  5.5 久しぶりにCBで・・全体にボールになじまず
みつ  5.5 良く声だし、的確な指示も3失点は残念
監督  6.0 3失点もゲームプランどおりの展開に

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