2007年度社会人part1

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2007/3/31 xssl チャンピオンシップ 第2戦 vsFX竹松(06年gameだが時系列によりこちらに掲載)
岩槻G 13:00 Kick Off

FCコスタリカ 2(2-1 0-2)3 FX竹松
第1戦と合計4-3でコスタリカ優勝


【メンバー】
高橋 みつ 稲垣 山口 坂本 獅子 豊岡 藍田 山崎 平山 福島 八木 小菅 れびん 小野 鳥海 柄澤 前原 石川 浅野 久保田
【得点】
獅子 1  福島 1

たかが社内リーグかも知れない、しかしxsslは我がカントクが社員時代に尽力をつくして結成したリーグ由緒正しい、言い換えればコスタリカの歴史を語るに不可欠なリーグである。しかもそこで我がコスタリカは2年連続岩槻リーグで優勝しながらチャンピオンシップを落としているのだ。今年こそ負けるわけには行かない。

 ところで、2シーズン前のCS第2戦参加メンバーは、久保田・馬場・坂本・長山・小菅・鳥海・肉倉・水野・八木・レビン・前原・小野・伊藤・平野・田村・浅野。わずか2年前ではあるが現在のメンバーとは大幅な入替がある。言ってみれば現在中核をになう、レビン、小野、獅子が”新人”として加入した時代でもあったのだ。その新人たちが熟成され、いまや北区で1部を目指すチームに変貌したコスタリカ、そのプライドからも3年連続の準優勝は絶対に阻止すべき戦いであるのだ。

 第1戦をわずか14名のメンバーで2−0で凌いだコスタリカではあったが、第2戦の当日はマスターズから若手まで総勢20名が揃う。昨年3−2から逆転されたのが「守り」から入った布陣が気持ちまでもを守勢にしてしまった反省から、選手の意識を攻撃的にするシステムをとる。先発は4・4・2でGK高橋、センタバックにみつ、稲垣、両サイドに山口、坂本、ボランチ獅子、豊岡、サイドMFは藍田、山崎、2トップに平山、福島。決して消極的ではないが、トップの平山、サイドの藍田に守備を、またセンタバック2名は体のでかい相手FWの中央突破を未然に防ぐことを期待し送り出す。そしてこのシステムが見事に的中し、前半はコスタリカがポゼッション優位に展開する。

 ○分、センターライン付近左サイドでもらったFKを獅子が蹴ったボールがGKの手をかすめてゴール右上にゴール。その後も前線からのプレスが効き、危なげないゲーム展開。そして○分、サイドからのボールを福島がゴール。1戦を含め4−0、これで相手は4点をとらなくてはならないという楽な状況になり、山口の惜しいFKなどでベンチは大騒ぎ、試合は決まった、と誰もが思ったはず。が、そこに何故か落とし穴が待っているからサッカーは怖い。

 繰り返すが前半終了間際で4−0、となればコスタリカとして勝利と同じくらい必要な全員出場を実行する機会、早速豊岡→八木を実行、もちろん単なる義理的全員出場ではなく、八木の老練なテクニックに期待して。だが、出場して数分で八木が腰を痛めるアクシデント、早速八木→小菅を交代させ、稲垣をボランチに上げる。が、前半ロスタイムでアンラッキーな失点。しかしこれでも4−1、後半にはれびん、小野が控えるコスタリカであるがゆえ、この時点でも危機感は皆無に等しかった。

 後半開始、平山→小野、藍田→れびん、坂本→鳥海の交替。当然、れびん、小野のホットラインに期待するがゲームは膠着状態が継続。とは言え、決して危ない場面が多いわけでなく、途中送れてきた柄澤を稲垣から交替、その後小菅→前原で福島をセンタバックに移動、また鳥海→石川で浅野を除き全員出場を達成させる。今回のレギュレーション、”2回出場なし”で全員出場はリスクも伴うが、しかしこの交替を終了し、さらに残り15分でも4−1のまま。つまり「安全」は継続しており、いよいよ本当の全員出場、すなわち浅野出場のため、本人はアップに入る。が、ここから落とし穴の序曲が始まる。

残り10分で1失点、これで4−2、浅野の出場をためらう。が、その後5分経過しても点差は変わらず、遂に山崎→浅野交替を決断。が、ロスタイムに自陣中央で相手FK、既に勝利した気になったのか、コスタリカ守備陣の注意力が散漫となり、壁も作らない間にサイドに蹴られたFKをフリーでヘッドされ失点、遂に4−3、もしもさらに追加点を1点でもとられればアウェイゴールで敗退、という瀬戸際に追い込まれる。

 この日この時間、カントク代行を命ぜられていた浅野は、「あと1点」の状況に、自山崎→浅野という、言わば無謀な交替策をした自らの采配、さらにその交替出場の選手として、筆舌に尽くしがたいプレッシャーを感じていた。何分のロスタイムだったかは定かでない。しかしその時間の長かったこと・・・・・。

 そして遂にレフェリーのホイッスルが鳴り、2戦総合で4−3、遂にコスタリカはxsslチャンピオンシップを制覇した。言い訳のように聞こえるかも知れない。しかし、前原が言うように「社内レクリエーションの一環であるxssl」において、「全員出場」でかつ「勝利」することは、年齢が10代後半から50代前半という幅広い層で構成されているコスタリカにとって確実に有意義なことと感じる。是非今シーズンもxsslにおいては、全員の融合で勝利を目指したい。もちろん北区においての社会人1部昇格、そしてマスターズ1部残留(外国チームに勝つ!)が最大の目標であるが、xsslの「全員」での戦いもコスタリカメンバーにとって楽しく、かつ意義のある戦いなのであるから。

獅子受難 踏まれて 引っ掛けられて

高橋  5.5 まだチームに慣れない部分あり
みつ  5.5 前半、後半とも終了間際の失点は厳しい評価
稲垣  6.0 センタ、サイドDF、ボランチとポリバレント
山口  6.0 ロベカル並のFKも点にならなければ・・・
坂本  5.5 数回自サイドをふりきられる
獅子  6.0 攻守に存在感あり
豊岡  5.5 確実な守備で前半を凌ぐ
藍田  5.5 全体的に好評価も1失点目のミスがマイナス
山崎  6.0 前線で相手DFをかきまわす
平山  6.0 攻守に貢献、シュートが決まっていれば
福島  6.0 FWで1点、センタバックでシェアな守備
八木  4.5 5分で交替では・・・・・
小菅  5.5 相手のラフにキレずに対応
れびん 5.0 朝帰りでキレ戻らず
小野  5.0 ケガをかばってキレなく
鳥海  5.0 2度ほどマークを外す
柄澤  5.5 逆サイドまでフォローし、ピンチを未然に防ぐ
前原  5.0 声出すもアシ出ず
石川  5.0 無難な守備で貢献
浅野  5.0 もうカントクおしまいでいいです
久保田 5.5 新人社員研修をふりきって参加

妖怪に襲われる幼子

(浅野)

2007/3/21 北区社会人リーグ 第2戦 vsEVEN
北G 16:30 Kick Off

FCコスタリカ 3(2-2 1-0)2 EVEN

【メンバー】
八木 坂本 中野渡 前原 越智 藤野 石川 水野 小菅 浅野 みつ 寛征 福島 中越 柄澤 夏海 山口 獅子 レビン 稲垣 監督 クボタ(練習生) テスト生(中越友)
【得点】
みつ 1 レビン1 小野1

戦評に先立ち、結果的に出番がなかったのに関らず前審として大きな貢献をしてくれた石川氏、前審が二人であったがゆえに急に石川氏とともに前審の要請があったのに快諾してくれコスタリカに大きな貢献をしてくれた前原氏、忘れていけない当日土壇場で対EVEN戦に限り前審が通常の1名でなく2名派遣であることに気がつき緊急連絡をしてくれた浅野氏、以上3名に最大の賛辞を送りたい。もし誤解のまま審判を一人しか派遣せず前の試合のキックオフを迎えたら・・恐らくマイナス勝ち点は勿論、最悪降格が待っておりモチベーションのダウンは避けがたくチーム崩壊の危機を迎えていたかと思うと本当に危ないところであった。チーム各位も最大の賛辞を上記3名に送って頂きたい。

さて本日の試合の相手EVENは3年前に対戦しているもののメンバーが大きく変わっているのは世の常であり、我がコスタリカがそうであるように過去の記憶・記録は全く役に立たず情報がないままにキックオフを迎えることになる。分かっている事はEVENも昨年2部Aブロックで上位に食い込んでおり勝ち点は19とコスタリカを越えている。当然本年は我がチーム同様1部昇格を狙っている事は明らかであった。言ってしまえば序盤の天王山、ここを乗り切るか否かが昇格レースに大きな影響を与えるであろうことは誰もが胸に秘めていた事でありましょう。

ミニ天王山を迎える当日のコスタリカ、メンバーは通常通り潤沢に集まるも誰かが足りない・・そうコスタリカの守護神我らの馬場が不在なのであった。加えて貴重な左サイドを守るタレント稲垣がそして藍田が不在であり結果的に左サイドは坂本に託す事になる。しかしフルではスタミナに不安が・・加えてレビンはまたまた斑尾のたこ部屋からの緊急帰国、夏海も卒業旅行から本当の帰国、出国前の不調を抱えたままか?2名の主力が海外組おまけに中越が体調不良による出場不可に・・・

そこで結論的にはGKに社会人デビューの越智、左から水野・小菅・みつ・中野渡、ボランチに獅子と藤野、両翼にヒロユキと抜擢された山口、トップ下に八木を配置しワントップで福島・・以上の先発イレブンでEVEN戦に臨む。全員で弱点を補うべきフォーメーションを組んだつもりであったが社会人デビューの越智と慣れない左サイドバック初体験の水野に不安を抱いたままでキックオフを迎えることになった。果たして試合は不安が見事に適中してしまう事になる。

開始早々から攻め込まれコスタリカサイドでの攻防を余儀なくされる。ゲームプランでは前半はあくまで0-0、後半からレビン・夏海を投入し1〜2点を放り込んでもらうつもりであった。しかしコスタリカサイドでの攻防の時間が長く続きながら失点は免れ、あわよくば0-0で推移するのではないかと思い始めたその時、中野渡のトラップミスがかっさわれそのままミドルに繋がった。ボールはほとんどGK正面、シュートに勢いがあったもののまだコスタリカに運があった・・そう思わせられたがボールは太陽に入り、目測を誤った越智の手をすり抜け無常にもネットを揺らす(前半7分)。2分後今度は左サイドがあっさり崩され、そこから放たれたシュートはまた越智のサイドをすり抜けサイドネットをまたしても揺らされた。前半9分で0-2のビハインド。2007年度僅か2戦目で早くも昇格に黄色信号か?もし0-3になったらその黄色は益々輝きを増し我々に苦悩の光を浴びせ続けるでありましょう。

0-3にならないために・・・スピードを持て余し気味であった小菅に代え練習生(クボタ)をCBに、攻撃することにより防御力を高めるために八木に代えレビンの投入、サイドを安定させるために中野渡を上げ、山口を本来の右サイドバックにポジションチェンジ(後に中野渡に代えテスト生に)水野の交代も考えたがポジショニングがやや持ち直してきたためそのまま守らせる。

今度はてき面に効果がコスタリカに現れる。ボールポゼッションが各段に上がり、何回目かのチャンスからコーナーキックを得る。左サイドなれどレビンから放たれたボールは確かな意志をもってみつの頭にドンピシャリ!これで1-2、前半24分のことであった。前半を1-2で折り返せれば“まぁまぁ”かな?弱気なコスタリカの予感を強烈な運が吹き飛ばしてくれた。終了間際の34分、長い距離のFKを得る。これまたレビンから放たれたボールは相手ゴールに向かうものの距離から勢いはなくGKなんなく処理か?と思われたとたんに獅子が猛然と突っ込む。その動きがGKの目測を誤らせ、かつキーパーへのチャージすれすれのプレーが功をそうし、ボールは力ないもののゴール内に転がってくれる。歓喜の同点劇、これで勢いが付かなければ嘘である。

後半は柄澤・夏海を投入、思いっきりの攻撃シフト。開始2時間前からアップしていたコスタリカと開始30分前になっても9人しか揃っていないEVENとの心構えの差、集まった人数の圧倒的な差、その差は決定的な運動量の差になった現われ完全に動きが止まったEVEN、後半17分コスタリカ最大の武器「拓大ホットライン」が火を噴きレビンのスルーパスを“俺達のヒロユキ”が巧みにトラップし脚が止まった最後の相手DFをかわした時コスタリカに待望の、そして貴重な勝ち点3がもたらされた。

八木  5.5 無難なプレー
坂本  6.5 サイド完封、積極的な攻め上がり
中野渡 5.0 失点を誘発
前原  6.0 ご苦労様でした!
越智  5.0 目測誤り失点に直結
藤野  6.0 豊富な運動量
石川  6.0 感謝します。
水野  5.5 慣れないゆえ同情も・・
小菅  5.5 スピードをもてあます
浅野  6.0 ある意味最大の功労者
みつ  6.5 中央を完封と1得点
寛征  6.5 ボールが来ないのに良く我慢
福島  6.0 前線でポストプレー
中越  5.5 しっかり試合を観ていろ!!
柄澤  6.0 ピンチを未然に防ぐ
夏海  5.5 キレはまだまだ
山口  6.0 サイドバックで輝き再び
獅子  6.0 ラインを統率、圧倒的な運動量
レビン 7.5 1得点2アシスト、キレも戻る
稲垣  5.5 早く来て出ろっちゅうの!
監督  5.5 水野の使い方を誤る・・トリプルボランチにすべきだった・・
クボタ(練習生) 6.0 抜群の安定感
テスト生(中越友) -- 評価せず

(久保田)

2007/3/10 xssl チャンピオンシップ 第1戦 vsFX竹松(06年gameだが時系列によりこちらに掲載)
海老名G 15:15 Kick Off

FCコスタリカ 2(0-0 2-0)0 FX竹松

【メンバー】
馬場、みつ、福島、坂本、山口(斉木友人)、獅子、石川、鳥海、斉木、前原、平山、柄澤、浅野
【得点】
みつ 1 柄澤 1

勝負事には”あや”が存在する。しかし”あや”は少しの差で狂うこともある。それを手繰り寄せ勝利に導くのは当該チーム自身の準備、工夫、気持ちではないだろうか。この日、xssl海老名Lと岩槻Lのチャンプ同士の対戦には数多くの”あや”があった。そしてそれをうまく手繰り寄せたのが岩槻チャンプのコスタリカだったのだ。

勝負のあや1
齢50にして転職という暴挙に出たカントクから本人当日不参加及びカントク代行の依頼の電話があったのは前日夕方。しかも当日の参加選手は代行カントクを含めて13人程度、さらにれびん、小野に加え山口、中越、山崎らの最近頻繁に参加している若手も不在。相手はもちろん海老名Lチャンプであり、昨年度敗れているFX竹松。さらに場所はアウェイ。楽観できる要素は何ひとつない。この状況からアタマに浮かんだのが、先週のFX東京戦(練習試合)でフィットしていた福島のDF起用だった。


当日14:00、決戦の海老名Gにメンバーが続々集合する。が、柄澤が間に合わないことが判明し、結局キックオフ時点で集まったメンバーは12名。さて、福島のセンターバックは決めていたことだが、その他のメンバーをどのように配置するか、どのようなプランで試合に臨むか・・・、代行カントクはギリギリまでアタマを悩ましていた。

勝負のあや2
ここ海老名Gでコスタリカは2年連続でCSを戦っている。その際は縦横ともサッカーグラウンド正規のサイズであったが、今回は縦が90m前後のサイズ。つまり縦に短い分DFのウラをとりにくい、とられにくい中での戦いとなった。これがコスタリカにとって好都合となったのだ。


当日のコスタリカは前述の通り若手が少なく、ヴェテランが多い。すなわち体力、スピードにおいては相手に劣ることが想定できる。通常サイズのピッチであれば、サイドのウラをスピードで突破されれば、ポゼッションはかなり不利になるのだが、本日のサイズであればそのリスクはかなり少ない。そこで決定したシステムは以下のようになった。

GK馬場、DFはセンターにみつと福島、サイドに坂本と山口(斉木さん友人)の4バック、MFは獅子、石川、鳥海の3ボランチ、石川、鳥海にはサイドのケアーと中央突破の警戒を中心に守備オンリーを指示、獅子はリベロのごとく自由に走らせる、そしてトップ下に斉木、FW2トップは前原、平山の布陣である。

戦略は1−1の引分けを想定したプランを指示、しかし心では0−1の敗戦を許容していた。選手には布陣は守備的だが、気持ちは前向きに行く事を確認。もしも前半で0−2になった場合は福島を前線に出すことを想定しながらいよいよキックオフとなる。のだが・・・、その前に前原から連絡が入る。

勝負のあや3
前原からの連絡、この日のレギュレーションは40分ハーフ(これは事前に受託済み)と同時に2回交替はなし、つまり普通のサッカールールとのこと。石川、鳥海のヴェテランボランチにワタクシ浅野をうまく交替させながら使用しようと想定していたプランが狂ったのはキックオフ5分前。ミーティングで選手に伝える時間もなく、キックオフ直前の円陣にてこの件を前原から選手に伝えるよう指示。が、このピンチがコスタリカ全員の気持ちを奮い立たせたのだった。(さらに後述するが、結果としてこのレギュレーションが相手が10人の時間を多くした。そして10人の間にコスタリカは先制点を奪ったのである。)


15:18キックオフ、いよいよ過去2連敗しているCSの戦いが始まった。
予想通り4:6くらいでポゼッションは相手。しかし、みつ、福島を中心としたDFが相手突破を許さず、また山口(助っ人)がシュアな守備、前線では平山が執拗なチェイスで相手MFからの配球を絶つ。
守備は予想以上に良好にて推移。が攻撃がうまくいかない。獅子がリスクヘッジを前提に守備専念のため、前原、平山との間に大きなスペースができてしまう。がトップ下に配置した斉木が中にこだわらずサイドに開く巧みなポジション取りで相手守備陣を安心させない。そしてこのまま時間は推移し、結果0−0で前半終了。上出来である。同時にこの安定した守備でなら、相手エースの相原を孤立させることも充分可能、となれば獅子に守備負担を軽減させることもできるはずだ。

勝負のあや4
わかっていたことだが柄澤の遅刻。もし彼がキックオフ段階で間に合っていれば、相原へのマンマーク役にあてるつもりだった。もしそうなっていれば、攻撃枚数をさらに1枚削っていたわけで後半開始の布陣が組めたかは定かでなかった。


後半開始。奮闘し消耗した鳥海に替わって柄澤を投入。ボランチを石川、柄澤の2枚に削り、斉木を左サイドにはらす。そして獅子を1列前の右サイドに移動。これが大当たりとなった。ポゼッションは5:5いやもう少しコスタリカが上だったか。特に相手がケガでフィールドが9人の間に斉木の前原の惜しいシュートが相手ゴールを襲う。DFは相変わらず安定。そして後半15分、右サイドで得たFK。獅子がゴール前に絶妙な右カーブのキック、それに合わせたのがなんとみつ!ヘッド一閃、Goal!コスタリカ先制である。その後も大きなピンチなく時間経過。

後半25分。石川→浅野の交替。これで13人全選手投入。後半35分、相手が(コスタリカ)右サイドにクリアーし転々としたボールを浅野が拾う、ワンタッチで右サイドスペースへ、そこに走りこんだ獅子、中では柄澤がフリー、そこに獅子のマイナスセンタリング、柄澤右サイド一閃、ボールはゴールサイドに突き刺さり、2−0。(この時ベンチにいた鳥海が喜びのあまり”サンダル”でピッチ内に入り、イエローをもらったらしい・・・笑)

こうしてコスタリカはCS 1stにおいて見事な勝利を飾った。40分ハーフという厳しい条件の中、全員の頑張り、そしてヴェテランと若手の見事な融合、それはマスターズはもちろん社会人リーグでもみられない素晴らしい光景であった。
が、しかし、CSはこれで終わったわけではない、勝者は2ndレグ終了時点で決まるのである。1昨年:1st 2−2(H)、2nd 1−4(A)、昨年1st 3−2(A)、2nd 0−5(H)・・・、この結果から我々は何を見出すか?3年連続で同じ悔しさは味わいたくない。3月31日はいつものコスタリカらしく、たくさんの人数で参戦し勝利の美酒を飲みつくそう!

馬場 6.0 危ないパンチングあったが0失点を評価
みつ 7.0 ライン統率に先制ゴール
福島 6.5 果敢なアタックで中央突破許さず
坂本 6.0 若い相手をサイドで完封
山口
(斉木友人)
-- 助っ人のため評価なし
獅子 6.5 守備に攻撃に縦横無尽
石川 6.5 出所を潰しながら65分を耐える
鳥海 6.0 久しぶりの参戦も運動量で乗り切る
斉木 6.5 サイドでボール保持し攻撃リズムつくる
前原 6.0 2本の惜しいシュート、後は枠へ・・・。
平山 7.0 前線から積極的守備
柄澤 6.5 後半攻撃の基点、
浅野 6.5 見事な采配、選手でも無失点(自画自賛)

(浅野智嗣)

2007/3/3 xssl 岩槻リーグプレーオフ vs岩槻(06年gameだが時系列によりこちらに掲載)
2007/3/3 ゼロックス岩槻リーグ プレーオフ vsゼロックス岩槻
岩槻G 10:00 Kick Off

FCコスタリカ 2(1-0 1-0)0 ゼロックス岩槻

【メンバー】
馬場、高橋、平山、坂本、藍田、小菅、みつ、八木、シシクラ、山口、水野、福島、小野、前原、石川、浅野、久保田
【得点】
平山 2
【警告・退場】
なし

 例年ではリーグ1位通過が条件だったものの、今年からは1位と2位のプレーオフ制を実施しそのメリットを最初に活かした形になった。 (2年連続コスタリカ勝利により、他チームへの可能性を広げリーグを盛り上げることと、試合数をできるだけ増して“サッカーを楽しめる機会を増やそう!!”といった配慮からプレーオフ制が成立。それにしても初年度からそのメリットを享受できるとは・・・・・。)
ゼロックスチャンピオンシップは、1昨年昨年と敗退しているため今年こそは何としてもタイトルを獲得したいものですなあ・・・・・・・・・・。

 プレーオフの対戦相手は、コスタリカチームメート藤野氏率いるFX岩槻。本年度開幕戦に敗退をしていたチームであり、先日の練習試合にも大敗したチーム。試合は35分ハーフの1本勝負であったが、終わってみれば2対0の勝利。(藤野さん許してくれ・・。勝ってしまったって感じなのだ!)
得点は何と平山さん(平さん失礼!)2得点。キーパーと接触しながらも気迫の押し込みで前半に1点。ハーフライン付近からのフリーキック(蹴ったのは確か山口だったような?)からのフィードを相手と競りながらも、後方に頭でそらしながら後半に1点。前半途中シシクラのフリーキックが直接ポストに当たるなど(惜しかったな〜あれはホント)終始押し気味に試合を運んでいたものの決して楽勝といった感じではなく、そこには思いもよらぬ布陣が功を奏した形になっていたのだった。

 それは・・・。なんと小野の最終ライン起用(起用というより本人の意思でそうなっていたのだが・・・)。今回の試合でもっとも注目を浴びたのは、小野の最終ラインでの大活躍。やっぱり”うまいやつはどこをやってもうまい”(プレーオフは観戦。試合後のFX東京との練習試合に出場し身体を張ったディフェンスで大活躍した浅野氏談)とはそのとおり。相手のフィニッシュに身体をはって絡み、ことごとく粉砕。見ていても安心。みつとの連携も絶好。相手のセンタリングやロングフィードも相手より足も速いし、反応も早いから先にボールを触ることができ、見事完封。小野感謝!次節からは小野の最終ラインも可能だということで久保田さん選択肢に入れておいてください!

 おまけ1)←後半ベンチにいたオヤジたちの会話より
「足の速いプレーヤーで今レッズにいる奴誰だっけ?」
「岡野?」
「そうそう!その岡野がさ、昔、味方にスルーパス出したら誰も取る奴いなくて、結局自分で走って、自分でとっていたことあったよな〜・・。(笑)自分にスルーパス出すのって足の速い岡野くらいだよな〜」
「小野も足速いよね・・・・。日頃自分の前のスペースでボールを欲しがる小野からすると、やっぱ、岩槻のグランド狭いから、スペースを確保するために、自分でラインを下げたポジションを取っているのかな〜?」
「そうか、やっぱ小野には岩槻のグランド縦に狭いんだろうね・・。」(皆納得・・・・)


おまけ2)
プレーオフ終了後にFX東京との練習試合(30分ハーフ)実施。
結果は4対4の引き分け。
得点 八木2、前原1、小野PK1
※福島や小野が最終ラインを形成し、みつがオフェンシブなポジションに・・。公式戦ではないためみんな活き活き楽しく。なんといっても八木2、前原1の得点がリラックスしながらの試合を証明している。やー楽しかった。浅野さんや久保田さんもハーフに出場しいい汗をかいた(?)。18才と一緒に球けりするオヤジということで自慢できるはず・・。次回もこのような機会が確保できることを切望する。

平山   決定機を逃さず2得点         6.5
福島   シュートは放つも決定力不足     6.0
小野   最終ラインでも輝きあり        6.5
獅子   攻守のバランス無難に         6.0  
馬場(前半) 無難な守りで           6.0
高橋(後半) まだまだ連携不足もありか   6.0
水野  豊富な運動量              6.0
坂本  無難に完封に貢献           6.0 
藍田   サイドからの攻撃を封じ        6.0
みつ   ラインを引き締め            6.0
山口  やっぱり若い!助かるね       6.5
小菅   危なげなく (失点なしで良かったね) 6.0
石川   無難に完封に貢献           6.0
前原  もっとシュート打て!           5.5
八木  もっと攻撃に絡め!           5.5   
(FX東京との練習試合で・・・・)
監督&浅野   久しぶりにみんなと球けり  6.5

【付録:練習試合】

FCコスタリカ 4-4 FX東京

GK馬場ちゃんのフィールドデビュー。


八木2、前原1の得点がリラックスしながらの試合を証明している。やー楽しかった。浅野さんや久保田さんもハーフに出場しいい汗をかいた(?)。18才と一緒に球けりするオヤジということで自慢できるはず・・。次回もこのような機会が確保できることを切望する。

 

文責八木

2007/2/25 北区社会人リーグ 第1戦 vs稲付
リベンジ完遂!1部への道、上々のスタート

北G 17:00Kick Off

FCコスタリカ 5(2-1 3-0)1 稲付

【メンバー】
小菅 石川 八木 稲垣 前原 獅子 小野 中越 福島 柄澤 山口 藤野 馬場 みつ 豊岡 れびん 坂本 浅野 久保田(高校) 監督
【得点】
福島 1 小野 2 レビン 1  山口 1


 結論から書くと豊富なメンバーと試合前のアップの差を痛感した試合であった。すなわち本当の意味での総合力である。出番が少なくても常に多くのメンバーが参加してくれ、また獅子が若手を中心に試合開始2時間前からアップを始めてくれていることがメンバーに浸透し試合に臨むメンバーの意識が高まってきている事実がなによりこれから長いシーズンを戦わなくてはいけないコスタリカに与えられた大きな武器であると言えましょう。

 しかし試合が始まるまでは本当に心配であった。ゲームメーカーで独特のリズムを持っているナツがまず欠場、決定力を持っているレビンがバイト先であるスキー場から急遽帰京もコンデション不良は否めず、さすがにフル出場は難しい状態。加えて本日がコスタリカでのプレーが最後になる稲葉が最後にきて又々のドタキャン・・・(ったくぅ最後まで世話を焼かす野郎であった。)トップ下に適任であるプレーヤーが1人もいないことは予め予想は出来ていたとは言え、改めて現実を直視するに2007年初戦を心もとない状況で開始する事になった。戦術としてはトップ下が不在であることから前線に早くボールを運ぶことが重要であると思われた。 トップを厚くして後方から一気にトップにボールを供給し、あとはトップ同士のコラボに期待することにした。

 結論としては3-4-3、3トップにトリプルボランチ、後方からボールを供給する大役は山口に期待、山口の前線への飛び出し、そしてその右足から繰り出される高速クロスは非常に魅力的であり、そのクロスに本日のコスタリカの運命を委ねることにした。山口のサポートにはやはり運動量が豊富で前線に水を運ぶ事が出来、かつ山口を助けてくれるであろう獅子に期待をする。2007年スタートの栄光のスタメンは馬場/坂本・みつ・山口/藤野・豊岡・獅子/八木/小野・福島・前原が射止めることになった。ちなみに本日の相手である稲付は2006年リーグ最終戦の相手・・無論サッカーに“もし”は禁句ではあるが、もし最終戦に我々が勝利を収めていたら我々は2月の初戦を1部のステージで迎えることが出来たのである。言わば因縁・無念の相手であったと言えましょう。(2-3で敗北をきっした試合の詳細は2006年ゲーム欄を参照のこと)

 同じ相手にそう何回も負ける訳にはいかない。我々に取って本日は本当の復讐戦であった。チーム全員の気迫、復讐に燃える思い・・しかしその思いが気負いとなり悪い結果に繋がるのではないか・・その心配はあまりに予想通り、ゲームプラン通りに山口が福島がそして小野が吹き飛ばしてくれた。前半立ち上がりわずかに5分、指示通りに山口はマイボールにした後短い距離をドリブルしていき、右のバックの位置から小野に早いボールを送り込む。(ちなみに本日の3トップには福島のみを最前線に残し小野と前原には最前線の福島の後ろに位置するように指示、これによって福島対策に相手のDFが必ず1人残る事になり小野がオフサイドに掛かり難くなくなるようにと読んだ上でのポジションの指示であった。)高速クロスを小野は巧みにトラップ、いつものようにここから敵にドリブルで果敢に突っかかっていくものと思われたが今日は違った。巧みにトラップされたボールを小野は首尾よく最前線で待っていた福島に供給、福島良くこのボールの軌跡を読みヘッドでボールを捕らえる。決してジャストミートではなかったがヘッドされたボールは威力無く相手GKの頭上をループシュートになって襲う。そしてGKをせせら笑ったボールはゴールネットをパサァ〜と揺らす事になるのである。
 開始5分の先制点!ベンチがそしてピッチ上の選手の活力にならないはずはない。勝利に向け何よりの特急切符である。その後全体的には押し気味ながら追加点が入らないイライラ状態が続くも25分“俺達のヒロユキ”が安心のグリーン切符を購入してくれた。相手のパスをカットし自らドリブルで左サイドを抜け出し一気にゴールに迫る。最後はGKに当てる様な強引なシュートがGKの脇をすり抜け2点目となる。しかしそのまま祭りに直結しないのは神がコスタリカに与えた戒めのメッセージでしょうか?終了間際、34分あまりの攻勢に前にポジションを取っていた馬場の頭上をコントロールされたミドルが襲う。背走する馬場が今度はあざ笑われた・・終了間際の失点・・

 しかしながら後半は前半のボールポゼッションの高さを受け当初の考えどおりより攻勢に出る。(前半で前原→中越、豊岡→石川、八木→レビンへ交代済み)前半終了時のメンバーに稲垣・柄澤・小菅を加え(坂本・藤野・石川を交代させる)攻撃的4-4-2にシフトチェンジ。後半は4-4-2の効果に加えレビンの体調がフィットしてきてボールが良く廻るようになってきていた。

 その効果が後半14分レビン/小野のコラボレーションとなって現実化する。レビンが小野にボールを預けリーターンされたボールをレビンがコントロールシュート、GKの右を巻くように軌道を残しボールはゴール中央に弾む・・これが効いた。後半立ち上がりから14分間漂っていた暗雲が完全に払拭された。そしてそれからは完全な“祭り”の時間がコスタリカにもたらされた。後半25分中央のこぼれ球を拾った山口がするするとバイタルエリアまで侵入しGKと1対1の局面を作る。最後はGKの横を抜けるかと思いきやノーモーションでループを放つ。意志を持ったボールがゴールの中で弾み、その7分後にまた小野がレビンのパスをダイレクトにサイドネットを揺らしコスタリカの開幕は幕を閉じた。

 最後の15分は文頭に記したが相手の足がとまり、まさにやりたい放題であった。チームの層の厚さと獅子を中心に試合前のアップに時間を費やしているチームに感謝したい。快勝にも気を緩めず残り9試合、K-1へ一直線路線に軌道修正なしだ!

小菅 5.5 前回の失点症候群払拭
石川 5.5 無難に抑える
八木 5.5 堅守に貢献
稲垣 5.5 サイドを完封
前原 5.5 ボールを追い回しプレスをかける
獅子 6.0 積極的な攻撃参加
小野 7.5 2得点と冷静なアシスト
中越 5.5 守備的な貢献
福島 6.0 見事なループヘッドとポストプレー
柄澤 6.0 中央を危なげなく
山口 7.5 堅守と攻め上がり確実なサイドチェンジ1得点を評価
藤野 6.0 運動量でピンチを未然に防ぐ
馬場 5.5 失点は悔やまれるも・・
みつ 6.0 交通事故の失点以外は危なげなく
豊岡 6.0 攻守の切り替えのポイントとなる
れびん6.5 ミスが目立つも結果は出す
坂本 5.5 危なげなくサイドを抑える
浅野 5.5 最後は出て欲しかった〜
高校 5.5 幸いにも見せ場なく
監督 6.5 正直ゲームプランズバリ!!

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