北G 12:05 kickoff
FCコスタリカ 3(1-1 2-0)1 ライジング
【メンバー】
稲垣
坂本
小菅
藤野
高橋
ナツ
レビン
柄澤
山口
福島
中越
みつ
獅子
馬場
水野
小野A
小野B
守屋
遼
浅野
藍田
石川
前原
鳥海
かんとく
【得点】
れびん 肉倉 中越
泣いても笑っても(無論笑う事しか考えていないが)あと勝ち点1で昇格が決まる大事な北区リーグ第9戦、たかが勝ち点1されど1点、目をつぶっていても・・采配を全く無視しても残り2試合で勝ち点1なら楽に取れるのではないか・・・気楽に考えている反面常に最悪の事態も頭を過ぎっていく・・。常に相手のチームが守りに守り、圧倒的に攻め続けるも終了間際のカウンターに沈む・・。そんな試合が2試合続いたら・・。
弱気な気持ちに先日トークショーで競演させて頂いた都並氏の言葉がアドバイスになってよみがえる。曰く
*残り勝ち点1でも残り1勝でもまだ実はなにも終わっていない
*本当に勝ちたいとき、勝利を奪い取りたいときほど慎重に守りから考えるべき
実はまだ何も終わっていないのに着々と進んでいる事がひしひしと感じられて来ている祝勝会の準備。自分自身を振り返るとすっかり順位決定戦の対大正大や対BHCの戦い方を考えている間抜けな自分に時々遭遇していた・・。そう、まだ実際は何も終わって(決まって)いないのである。一昨年は1勝の厚い壁に、昨年は僅か1及ばなかった勝ち点の壁にそれぞれ1部への道を阻まれ、その悔しさから本年はより慎重に采配を振るってきた。あるときは冷酷にあるときは冒険をしながら・・。そしてその結論いや成果が間もなく出ようというのに本人を含め周りもすっかり終わった気でいる。いかん、いかんまだ何も終わっていない、ダウンを奪われたボクサーが我に変えるため頭を振るように・・
邪念を振り払うように慎重に対ライジングのゲームプランを考えた。恐らく相手はコスタリカの戦績及び順位から引いてくるでありましょう。徹底的にカウンター狙いでくるでしょう、ここをコスタリカの誇る攻撃陣で一気呵成に攻め落とすことも考えたがやはり都並氏のアドバイスに従いまずは守備陣の構築から本日のスタメンを考えた。幸いにもタレントは本日も豊富である。
先発GKは高橋、4-5-1の布陣を考え本日は左に山口をおき真ん中に小菅とみつ、右に小野B、小菅のスピードには不安があるが両サイドのスピードスターを配置する事により負担を軽減しみつとのコンビネーションに期待する。守り重視からボランチに藤野と水野、柄澤をサブに置くことにより器用な柄澤を試合の展開からどこに使うかの判断を下す為にも水野を先発させた。水野は上がらなければ真面目に守備に専念し使いやすいが展開力に難がある。そこで守備面を重視する事から獅子を左のサイドハーフに起用して水野のパートナーには冒険もするが展開力もある藤野を選ぶ。トップ下には定番のレビン、右には守備と足の状態に不安があるが抜群の突破力のあるナツを配備。ここは下の水野の安定した守備力とその下の小野Bの俊足の守備に安心を求めた。ワントップは好調のGo!
記念すべき昇格の掛かった1戦に選ばれし戦士をピッチに送り出し、予定の12時から5分ほど遅れてホイッスルが鳴り響いた。展開は予想通り圧倒的にコスタリカが攻め続ける。ライジングは時には1人のみ前線に残して徹底的に守備に尽力する。チャンスは度々訪れるもやはり徹底的に守備に専念されるとそうそう決定的なチャンスには会うことが出来ない。しかもコスタリカのプレーヤーには心なしか硬さが見られる。
「いやな展開だね・・。」久しぶりに観戦に訪れた関口と会話をした前半9分、なんと関口に取り付いていた悪霊が本領を発揮する。藤野のパスがカットされ、ダイレクトに前線に展開される。サイドからこれもダイレクトに近い形でセンターに供給されたボールがこれもダイレクトにシュートになる。しかもサイドネットに低い弾道で・・。強烈なシュートではなかったものの高橋にセービングのタイミングを与えないほどコントロールされた良いシュートであった。見事なカウンター攻撃、しかもほとんどがダイレクトプレーで・・。相手にやりたいことをそのまま実行された「嫌な」形での失点であった。
展開は圧倒的に優位、しかし先取点は相手に・・。得てしてここでもがき再度点を奪われ結局展開上押しながら0-2で敗れる・・はサッカーのセオリーである。ここは我慢、このままの経緯で展開でコスタリカは点を取ることが出来る・・。
その思い、信念は7分後にレビンが叶える。中央ぺナの外からナツが鋭い正しくキラーパスをレビンに送る。レビンその早いパスのトラップで相手を抜き去り黄金の左一閃!ボールは正しくコスタリカの夢と化して相手ゴールに突き刺さる。本当に値千金の1発であった。これで振り出し、しかし同点ではまだ何があるか分からない・・期待と不安が交錯し胸が締め付けられる中で前半終了、しかしながら後半は前半の展開からより攻める陣形を選ぶことが出来た。
柄をセンターにいれ、獅子をボランチに戻し左のサイドハーフに中越をいれる。マスラオには「下がらず守備を気にせず攻撃に専念してよし、形はサイドハーフだがツートップの気分で戦ってこい!」の指示。しかし強気な采配が実るまでには15分を費やした。後半も展開は圧倒的であったが・・・。Goとのパス交換で抜け出した獅子が相手右サイドのゴールラインを快走、角度のない所からシュート!ボールは相手DF(or GK?)に当たりゴールマウス内に歓喜となって転がり込む!!
2-1これであと20分間に2点失わない限り我々に昇格の二文字が与えられる。しかしやはり勝負事、どうせなら勝って昇格を決めたい。その安心欲しさになおも攻めるも流石に攻撃疲れか膠着状態が続く・・そして訪れたロスタイム突入寸前、ここで本当の安心を中越がプレゼントしてくれた。Goのシュートがマウスを外すとここにマスラオ足を出しコースをゴール内に修正する。思わぬところで飛び出した今季初ゴール!!あとは時間を気にする事もなく勝利へのカウントダウンを楽しんでいるかのような至福の時を与えられたコスタリカであった。さあ、10年間忘れたものを1部へ取り返しに行こう!!そして来年の今頃再度うまい酒を飲もうじゃないか!
稲垣 5.5 出番が少なくゴメン
坂本 5.5 固く固くの指示を律儀に
小菅 5.5 やや不安もほぼ無難に
藤野 6.0 パスミスも運動量でカバー
高橋 5.5 硬さが顕著
ナツ 6.0 前線でかく乱
レビン 7.0 歓喜の同点ゴール、メンバーを鼓舞
柄澤 6.0 抜群の安定感
山口 5.5 派手にあがらず守備に専念
福島 6.5 確実なプレー、真面目なポスト
中越 6.0 良いところ取り
みつ 5.5 全体に動きがぎこちなく
獅子 6.5 最初は動き硬いも勝ち越し点は評価
馬場 5.5 幸いにも見せ場ゼロ
水野 5.5 指示守り相手のチャンスの芽を摘む
小野A 5.5 おひさ〜無理するな
小野B 6.0 快足での安心感
守屋 5.5 堅実なプレーで安心呼ぶ
遼 5.5 早く復帰しろ
浅野 5.5 ご苦労様でした
藍田 5.5 ゴメン!次回は!!!
石川 5.5 またまたゴメン、次回に鬱憤を
前原 5.5 アッシー君に評価
鳥海 6.0 連続前審に多謝
かんとく 6.0 1失点もほぼプランどおり
(久保田)
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