2007年度社会人part2

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2007/7/29 北区社会人リーグ 第5戦 vsクリステル
北G 9:02 Kick Off

FCコスタリカ 2(1-1 1-1)2 クリステル

【メンバー】
高橋 みつ 山口 小野B  藤野 柄澤 肉倉 山崎 れびん  福島   前原 平山  坂本  石川 鳥海 小菅 浅野
【得点】
みつ1 福島1

「過去4連勝は何回かあるけど、5連勝はないのですよね。」
そのいやな予感を話していたカントクは遠くカナダにいて不在。また社会人リーグは延期続きで前回ゲームは4月22日で既に3ヶ月もの間隔がある、その間XSSLはあったもののゲーム感覚は鈍っていないか?、さらにこの日の相手は昨年3部で優勝し昇格、遅刻でもマイナス点はあるものの、今まで今期リーグでは負けのないクリステル。

 しかしこれらの不安要素は、当日9amという早い時間のキックオフに備えてグラウンドも開門する前の朝7amから近隣公園でアップをしているメンバーを見た瞬間に氷解する。そして悩んでいたスタメン構成も、今までの参加回数も何も無視して、「この日のため」にきっちり準備をしてきたベストメンバーで行く決心をした。

先発:GK高橋 DFみつ、山口、小野B MF柄澤、藤野、肉倉、山崎、れびん FW前原、福島

 マスターズの前原のみは20分程度での交替を示唆したが、他のメンバーはフル出場を前提に戦うこと、また「気持ち」優先、受けに回らず最初から積極的に攻めること、を指示しキックオフ。その作戦は当たったようにみえた。最初からポゼッションを優位に展開し、前半3分最初の獅子のコーナーにみつがドンピシャのヘッドでゴール。その後も危なげない展開でゲームを制する。25分、予定通り前原から平山への交替。コスタリカは安定したゲーム展開をするが追加点がとれない、一方相手も中盤を丁寧につなぎ、特に右サイドからの崩しは効果的な攻撃となっている。そして前半終了間際、ペナマーク付近でのクリアミスを拾われる。シュートはうまくヒットしないが、返ってそれがループ気味になり高橋の頭上を越える。失点、こうして前半は1−1で終了。

 前半の後半からコスタリカ左サイドが再三突破され、山口がDFラインから引き出されるケースが増えてきたため、サイドケアーのため4バックにしようと考えたが、獅子を始めとしたプレーヤー達は、今のカタチで充分自信を持ってプレーしている。この自信を崩壊させる理由は全く皆無のため、後半も前半と同じメンバーで開始することとする。

 スタートは前半同様コスタリカのペース。そして後半6分、福島がやってくれる。左サイドからのれびんのパスを中央から左に流れながら受けた福島、ワンタッチでファーサイドへシュートしたボールは見事にネットを揺らす。2−1、再びのリード。が、しかし前半同様、チャンスはあるものの追加点がとれない。そのうち相手も息を吹き返す。コスタリカは柄澤が負傷退場、坂本と交替する。こうしてペースは相手にとられていく。

 残り10分、みつから、れびんから、獅子から残り時間を聞かれる。残り時間が気になるのも当たり前、コスタリカのアシは止まり、ペースは相手。ボールはほとんどコスタリカ陣内で展開されるようになる。後5分、またプレーヤーから残り時間を聞かれる。俺はこの時、彼らの消耗に気がつくべきであった。が、こちらも押されている展開に失点しないことを祈るだけ、何もできなかった。本来ならば、れびんが獅子が時間稼ぎを始める時間、またベンチには交替要員として、鳥海、小菅、石川がいる。フレッシュなメンバーに徹底的にボールを追いかける目的で交替をしてもよかったはず。が、俺は動けなかった、そこまでアタマが回転しなかった。

 後2分、れびんが自陣ゴールラインで引っ掛けられる。時間稼ぎのため、そのまま寝ていればいい、が彼も守らなければいけない興奮状態のためか、すぐ起きる。ボールはほとんど相手所持、一発クリアーできれば落ち着くのだが、ボールが誰のアシにもつかない。もう一歩でクリアーできない。そして遂にゴール前混戦から相手のシュートが無情にもゴールへ。コスタリカ全員、膝に手をやって前を向けない。そしてセンタサークルからゲーム再開の瞬間、レフェリーのホイッスルが・・・。

 後ワンプレー我慢できていれば、勝ち点3だった。それを逃がしてしまった。何故、プレーヤーたちは冷静に時間稼ぎができなかったのか、ベンチも何故それを指示できなかったのか、失点は不運としても、ゲームマネジメントにおいては、いくつも打つ手はあったはず。それが打てなかったことに大きな後悔を感じる一戦だった。

 但し重要なことは負けたわけじゃないこと。この引き分けでも2部Bでの優勝へ最も近い場所にいるのはコスタリカである。またこの日最後の最後でアシが止まってしまったのは、俺の交替管理の稚拙さもあるが、今回揃ったメンバーでマスターズカテゴリー以外の若手が10人と少なかったこともある。リーグ戦はまだ中盤、今後5試合も残している。今までの延期が多かったことから、連戦も多くなるかも知れない。こんな時だからこそ、本当のチーム力が問われるはずだ。だから、みんなで参加して絶対に総合力で昇格を勝ち取ろう。今年のコスタリカにその資格は充分にあるのだから。

 最後に出場いただけなかった、石川さん、鳥海さん、小菅さん、皆さんには出場できないばかりか、雑用をお願いしてしまいすみませんでした。また応援に来ていただいた守屋さん、ありがとうございました。でも、これは俺の個人的な気持ちですが、今シーズンに限っては、何を犠牲にしても1部昇格を目指していきたいと思います。そのためには今後も皆さんの協力が絶対に必要です。えらそうな言い方で大変恐縮ですが、年末に美酒を心から味わうために、ご理解をいただければ幸いです。


高橋  5.5 失点は仕方ないが、もう少しコーチングを
みつ  5.5 先制ゴール、1失点目は防げた
山口  5.5  守り主導になりサイドを突かれる
小野B  5.5 走り回るがポジショニングがやや雑
藤野  5.0 スタミナきれる、シュート決めたかった
柄澤  5.0  相手中盤を抑えきれず
肉倉  5.0 コーチングで貢献したが。
山崎  5.0 サイド基点になるも効果的パスなく
れびん  5.5  2点目のアシストは絶妙、最後は寝ていて欲しかった
福島    6.0 エルゴラッソ、もう1点とれた
前原  5.5 少ない時間で存在感あり
平山  5.5 前線からプレスをかけたが
坂本     6.0  左サイドを安定させる
石川  5.5 出場なくすみません
鳥海  5.5  出場なくすみません
小菅  5.5  雑用ありがとうございます
浅野  5.0 最後は采配忘れてサポになってしまった

(浅野)

2007/7/7 XSSL岩槻リーグ 第2戦 vs埼玉
岩槻G 10:03 Kick Off

FCコスタリカ 5(3-0 2-0)0 埼玉

【メンバー】
高橋 浅野 カントク 豊岡 鳥海 水野 平山 石川 坂本 前原 獅子 福島 山崎 藍田 れびん 広重(助っ人) みつ 小菅
【得点】
獅子1 平山2 福島1 広重1

 「浅野さーん、今日の戦評お願いしますねぇ」
いつものように気楽に気軽に他人にモノを依頼するカントク、しかもその時間はこの日のゲームが終わった直後。オイオイ、オイラ今日は30分「も」出場したんだゼ。しかも慣れないFWで周囲10m程度しか見えていなくて、後半は酸欠でアタマボォーとしていて、ゲームなんか見ていないし・・・、と断ろうかなと思ったが、相手は50歳超のオヤジ。当然「年功序列」だし、「若手」としては「年寄り」をいたわらなければいけないので、受託した。しかしながら、上記理由によりオイラゲームを見れていません。よって以下の戦評は思い切りジコチューですので、あしからず。

 何故かコスタリカと対戦する時は強い岩槻に初戦を落としたため、早速負けられない状況になったコスタリカ。しかしながら、ホンチャンの北区社会人リーグを翌週に控え、その練習も兼ねなければいけない、さらにxsslの命題であるヴェテラン&若手の融合も。そこに本日前審でベンチ不在のカントクに替わり、前原がイキなスタメンを組む。翌週社会人のため、若手は自分のポジションにつき、ヴェテランは自分の領域に関わらず空いたポジションを埋める、そんなコンセプトで前半は以下のメンバーでスタートする。

GK高橋 DF藍田 みつ 小菅 坂本 MFれびん 獅子 山崎 FW浅野 平山 福島

 ってよく見たらみんなちゃんとしたポジションついてるじゃん。違和感あるのは左ウイングだけみたいだ。まあいいや、でもKick Offの時にセンターライン踏んでいるのなんて、いつ依頼だったろう、なんて感慨にふけっているうちにゲームが始まった。

 オイラの対面マジメな奴。オイラがちょこちょこ(のつもりで、ホントはドタドタ)と動くときっちりマークしてくる。CKの時には「4番(=オイラ)見ます」とか言っている。こりゃ好都合、こいつを引っ張っておけば、ボールの動くところに相手DF数が1枚減る。(つまりオイラんとこにボール来ないから)こうして、相手マークを引っ張る役目をきっちり(?)しているうちに、いつの間にか獅子が点とった。と思ったら平山さんもとった。(その前の平山得点チャンスにアシを踏んづけたのはオイラです、ごめんなさい。)

 となると一応FW、色気も出てくるさ。コスタリカでの初得点を狙う。で、右サイドからのCK(だっけ?)がオイラの方に・・・、と思ったら手前で平山さんがボレーして得点してしまった。前半終了間際、れびんが右サイドをドリで上がる。かなり窮屈なドリでマークもいたので、マイナスの折り返しは難しかろうと、オイラ左サイドから真ん中に絞る・・・が、ボールは見事にマイナスで戻り、相手DFを抜けて左サイドへ・・・・、どひゃー普通のポジションにいればゴチゴールだった。

 と、まあこんな感じでオイラ33分に交替。その後は前述の通り、アタマ酸欠で少し生き返ってからは写真を撮っていたので詳しいことはわからんよ。と終わってしまっては後半活躍したプレーヤーに申し訳ないので、後半スタメンを表記する。

GK高橋 DF水野 みつ 豊岡 鳥海 MFれびん 獅子 山崎 FW広重 石川 福島

 これもヴェテランをうまく入替えた前原カントク代行の見事な采配。で、福島が相変わらず大事じゃないところで得点し、最後は坂本さんが連れてきた助っ人がゴール。んで、オイラは魂をコスタリカに置きヴェトナムへ、翌週社会人は1部昇格へ5連勝!の予定だったが、また雨で中止になってしまった。

 最後に、ケガのためカントク代行のみになってしまった前原さんに感謝。

 

繰り返しますが個々の評価できる状態じゃなかったからね。失礼ご容赦。
高橋 5.5 無失点評価、もう少しコーチングを
藍田 5.5 多分ちゃんとしていたようだ
みつ 6.0 危ない場面なし
小菅 5.5 無失点だしOK
坂本 5.5 離れていてよくわからない、ごめん。
山崎 6.0 左サイドをよくカヴァー。俺にパスしろ!
れびん 6.0 中盤の基点
獅子 6.0 幅広い動きで貢献
浅野 5.5 相手マークを引っ張る(笑)
平山 6.5 前半だけで結果出す
福島 6.0 くさびの形ができていた
水野 6.0 よくカヴァーする
鳥海 5.5 無難な守備
広重 6.0 攻撃に絡み1得点
豊岡 5.5 後方で支える
石川 5.5 惜しい場面も
前原 6.5 見事な采配
久保田 5.5 前審ご苦労様でした

(ロナウジーニョ)

2007/6/2 XSSL岩槻リーグ 第1戦 vs岩槻
岩槻G 10:03 Kick Off

FCコスタリカ 1(1-1 0-3)4 岩槻

【メンバー】
浅野 前原 れびん 藍田 稲垣 坂本 みつ 石川 山崎 福島 獅子 平山 鳥海 小菅 豊岡
【得点】
獅子1

 1部昇格が悲願である北区社会人リーグのモチベーションとは比較しうるもなく、10時キックオフ1時間前から文字通り三々五々に集合するコスタリカメンバー。さらに本日カントク代行の前原が、3位までに入ればプレーオフに参加できると言う、本年の岩槻リーグレギュレーションを発表し、またこのゲームが”本番”の来週のための調整的位置づけとした段階で、既にこの日の天候のようなうららかな雰囲気がチーム内に漂う。

 そして「何となく」という「ほんわか」した状態でゲームの入り。が、不思議な事にこんな日のコスタリカは強い。キックオフ直後こそ相手に押されたが、開始6分縦横の狭いピッチ特性を活かし、れびん-夏海と逆サイドに30m級のパスが繋がり、さらに逆サイドを駆け上がってきた獅子に同様なロングパスがドンピシャ、獅子、出てきたGKをかわす前に落ち着いて左アウトサイドで流し込む。まるで、中田-俊輔-稲本、いやいやロナウジーニョ-デコ-マルケスのような素晴らしい連携のゴラッソだった。

 その後もポゼッションは6:4でコスタリカ。前原のれびんの「ど」が付くフリーなシュートが入っていれば、前半で試合は決まっていた。が、常套句であるがサッカーは怖い。そのままのリズムで迎えた既に時間のない前半33分、ハンドによる不運なFKを与え決められてしまう。結果1−1で前半終了。そして問題の後半に入る。

 XSSLは、遥か昔カントクが結成した由緒正しきリーグ。このリーグがあったおかげで過去のコスタリカがどれだけ鍛えられたことだろう。だから当たり前のこととして”マジメ”に取り組まなければならない。一方、れびんを始めとした若手世代が主力になり、北区1部昇格をマジで狙える実力をつけてきたコスタリカにとっては、XSSLは決してプライオリティの高いリーグではない。さらにもうひとつ、れびん世代の台頭によりコスタリカは40歳前後と20歳前半という2つの世代がコアとなった。この2世代の融合、これもコスタリカにとって大切な課題であり、その場をXSSLに求めるのも不可欠な要素である。すなわちコスタリカにとってのXSSLは、「若手とヴェテランの融合」をしながら、「勝つ」ことが目的のリーグなのである。

 さて後半開始。メンバーは前半から稲垣-藍田、坂本-小菅、豊岡-鳥海、石川-浅野と主にマスターズクラスでの選手交替。前半のポゼッションからして大きなリスクになるとは思えなかったが、最初のゴールキック(GK福島)が”ゴロ”で相手FWへのパスになり、シュートまで行かれる。失点にこそならなかったが、いやな感じでスタートした後半は明らかに相手が優勢。

 岩槻はどこかで見たことのある10番が基点となり、サイドの若いあんちゃん達を走らせる。40歳以上でサイドを固めたコスタリカは走力でついていけず、次第にピンチの数が多くなる。そしてコスタリカ陣内バイタルエリアでの小菅ファールを早いリスタート、一瞬の油断をつかれフリー、失点。遂にリードを許す。この後は完全に切れてしまい、サイドそして中央を簡単に蹂躙され遂に後半3失点、完膚なきまでにやられてしまった。

 こうして本年のXSSLも昨年同様黒星でのスタートとなった。しかしながら、昨年の最終結果はチャンプである。今年もXSSLを軽んぜず、と同時に若手-ヴェテラン融合の課題を克服しながら、頂点を目指そう。あのカップは誰にも渡さない。 

浅野 4.0 10代対面の相手にならず
前原 4.0 2度の決定機を逃す
れびん 4.5 先取点の基点 運がない
藍田 4.0 全く上がれず守備に専念
稲垣 5.0 安定した守備
坂本 5.0 山崎とのハーモニーで脅威与える
みつ 4.5 後半再三の中央突破を防げず
石川 4.5 リスクを軽減
山崎 4.5 前半5.5 後半4.0
福島 4.0 やはりFPで頑張ろう
獅子 5.0 ピカイチの運動量
平山 5.0 GKでファインセーブ、FWでサイド基点
鳥海 4.0 スピードでやられる
小菅 4.5 再三サイドを割られる
豊岡 5.0 広範囲のカヴァー

(浅野)

2007/4/22 北区社会人リーグ 第4戦 vsジャスティ
北G 9:00 Kick Off

FCコスタリカ 1(0-0 1-0)0 ジャスティ

【メンバー】
石川 前原 平山 稲垣 藍田 藤野 馬場 山崎 柄澤 福島 山口 れびん 獅子 みつ 中野渡 水野 小菅 浅野 小野 監督
【得点】
藤野1

 今回の試合のポイントは監督の見事な采配に有った(自画自賛)。
歴史に残るかもしれないイザコザがあった対ジャスティ戦、問題が起こった前半30分より前に衰えたとは言えコスタリカが誇る瞬間湯沸かし器、石川・平山をベンチに戻していた事である。二人をベンチに戻さずかつ、もしなにかの間違いで(年齢的には参加していても不思議でない)今や懐かしい我がチームOBであるイランのシルスでも本日の試合に参加あるいは観戦していようものなら、今私はここで顛末書の作製に時間を取られチーム存続のため頭を悩ませていたでありましょう・・。冗談は兎も角、折角の試合も荒れると後味が悪いものである。

 本日の試合は通常のコスタリカの戦力を持ってすれば前回に引き続き“祭り”の予感がする試合ですらあった。事前に視察した限りにおいては相手に脅威を感ぜず、小野がサイドを切り崩しレビン・山崎がドリブルで突破すれば浅野に引き続き久しぶりに私の試合参加も可能であるとすら考えていた。

 ところが小野が先々週コスタリカの試合での負傷が癒えないのに他の試合に参加し、負傷をこじらせ、かつその試合でレビンも負傷を悪化させる。小野の代役で左サイドを任せようと考えていた中越がドタキャン・・。山崎も就職疲れから往年のキレが戻らないまま・・。正しく攻撃スタッフ八方塞がりのままキックオフを迎える。頼みの綱は前述の通り相手の実力が組みやすいであろうとのことであった。

 スタメンは馬場から始まり藍田/みつ/山口の3バック、藤野/獅子/石川のトリプルボランチ、左サイドに山崎トップ下にレビン、右に平山1トップに福島、全体的にディフェンシブな配置また常にベンチにはレビン負傷時の代替案を考えながらの采配となる。組易しと思われた相手なれど試合は一進一退、全体的には押しているものの決定的なチャンスには恵まれず、時間の経過と共に小野の存在感を痛感する事となる(小野の増長が怖いが)

 折角の良い位置でFKを得ても山口ミートせず、レビンのCKにもキレがなくひたすら時間だけが過ぎていく。逆に時には馬場が弾いたボールに相手に飛び込まれ、またペナルティエリア内で強振されDFにあたりやっとクリアする。前半の後半には嫌な時間となりそれでも時間は経過していく。そこで前半30分の小競り合い、ベンチからではどっちが悪いかどっちが手を出したかは判別できない・・。しかし小競り合いは延々と続き、その後再開されとりあえず前半が終了したハーフタイムにも言い争いは続き、最後はレフェリーの「このままでは没収試合になります。」の言葉でやっと両チームベンチに戻る・・。熱くなったチーム、頭はクールにハートはホットに!改めてこの言葉を噛み締めてもらいたかった。

 後半はなにしろ点を取らないと意味が無い。勝ち点1はいらない!今欲しいのは勝ち点3だけ!いわんや本日の相手から勝ち点3を取らないと悔やんでも悔やみきれない。結果的に思い切って・・とは言えないものの4バックにしてアグレッシブに出る。後ろから稲垣/柄澤/みつ/山口、ボランチに獅子と藤野を残す。本来であれば定番として藤野に代え柄澤投入であるが本日の藤野が効いていたことと、前半から柄澤を使い水野への代え時を探るため藤野の時間を延ばすことになった。トップ下に中野渡とレビン、トップに福島と山崎を配置した。結果的に藤野のプレーにキレがあり、柄澤と中野渡のプレーに疲れがあり集中力を欠いていたことから藤野を継続して使った事がコスタリカに勝利をもたらす。

 後半も一進一退が続く、相変わらずボールポゼッションは高いもののシュートに結びつかずいやな時間が刻々と流れていった。しかし後半14分、勝利の女神がウインクを送ってくれた。ゴール前でこぼれてきたボールに対して後ろから進出してきた藤野が右足を強振!正しくボランチの位置から放つシュートの醍醐味・・そしてその見本のような弾道を描いたボールは、しかしGKほぼ正面、がその勢いに押されたボールは我々の願いをゴールエリア内まで保ってくれた・・GKの手を弾いたボールが見事にエリア内に転がってくれる。待望の先取点、両手を天に突き上げ喜びを表す藤野、思えば我がチームにジョイン以来3年目にして始めて得たゴール、そして極めて価値があるゴールでもあった。

 しかしながらその後は傘にかかってゴールを量産するいつものコスタリカではなかった・・。攻撃の迫力を増すどころか馬場が飛び出しがら空きのゴールにボールが転がされる・・結果はわずかにマウスを外れ事なきを得る。DFのもたつきから放たれた相手のヘッドがクロスバーを直撃する、弾かれたボールは再度相手のヘッドとなり再び我ら最強のDFクロスバーが弾き返す・・。まさしく相手の攻撃にたじたじであった。時折カウンターで相手ゴールを脅かすものの追加点には最後まで繋がらず胃の痛みが増されるような試合ではあったが3分のロスタイムを経て無事終了のホイッスルを聞くことが出来た。

 相手のシュートに日頃の冷静さを欠いた我がDF陣、小野抜きでは得点の匂いをほとんど嗅ぐことが出来なかった攻撃陣、若手の早朝試合に対するコンデションの作り方と合わせて反省点の多い試合であった。次戦は今日の相手よりランキング上位のマーベラス、そしてこれも小野抜きで戦わざるを得ない・・5月6日までに各位が自覚を持ち、コンデションを上げ試合に臨んでくれることを望むだけである。

PS: 最後の挨拶にまで絡んでくる今日の相手には本当に憤慨物であった。まぁガキばかりだから諦めるしかありませんが


石川  5.5 山口のポジションを巧みにカバー
前原  5.5 前線でのかき回し
平山  5.5 辛いサイドで動き回る
稲垣  5.5 無難にこなす
藍田  5.5 危なげなく
藤野  7.5 豊富な運動量と1得点
馬場  5.0 判断ミス多し
山崎  5.0 キレ戻らず
柄澤  5.0 コンデション上がらず
福島  7.0 最前線での孤軍奮闘
山口  5.5 新社会人の疲れ?
れびん 5.5 それなりもコンデション悪く
獅子  5.0 運動量6、騒動の基点で-1
みつ  6.0 なによりの完封劇
中野渡 5.5 もっと運動量を
水野  5.5 ピンチを未然に
小菅  5.5 最後の締め
浅野  5.5 ご苦労様でございます。
小野  5.5 松葉杖での観戦を評価
監督  6.0 藤野を残した采配ズバリ

(久保田)

2007/4/8 北区社会人リーグ 第3戦 vsジャッキーズ
荒川G 15:30 Kick Off

FCコスタリカ 6(3-0 3-0)0 ジャッキーズ

【メンバー】
石川 前原 藍田 藤野 ナツ 小野 柄澤 中越 福島 山口 みつ 小菅 馬場 高橋 レビン 獅子 ゆーじ テスト生 監督
【得点】
小野3 レビン2 福島1

 快調な、ある意味予定通りの二連勝で迎えた第三戦、本日の相手は昨年三部Aブロックを二位で通過、二位での昇格にある程度の余裕は持てるもののブロック最多得点最少失点を誇り本年一度三部から上がったチーム同士(ジャッキーズvsジャスティ)を観戦し、安心の実感はあってもキックオフされるまで心配であったことに毎度のように変わりはなかった。

 その心配に拍車を掛けるように前日獅子からの不穏なメール「寛征の足の具合が悪く出場が危ぶまれる・・」加えてレビンも相変わらずの海外組生活で新潟からのとんぼ返り、ナツの調子もあがらないまま・・そして本日の左サイドには坂本/稲垣が不在で、昨日(昨夜)マスターズに出場しまだ試合後何時間も休養していない藍田のみが参加していた。

 本日のテーマは手薄な左サイドをカバーし、かつ小野に頼らなくても点を取ることが出来るシステムで試合に臨む事である。過日の偵察の結果ではジャッキーズの印象は

・ 中央(12番)にボールを預けそこから左右の奥深くにボールを配給、そこを攻撃の起点にする。
・ 左サイド(我がチームの右サイド)を特によくえぐっている。
・ 全体にオーソドックスなサッカーを展開するが突出したプレーヤーはいなく特にマークをする必要は感じられなかった。
・ 全体にスピードがなく、左をえぐられても山口が慌てさせられることは考えられず、また中央の12番にみつと獅子が苦しむとも思えなかった。

 結果自軍左の不安を有る程度抑えれば大量得点は望めなくても、勝利には不安がないものと考えられた。先発には当日例によっての遅刻で急遽馬場の代役でピッチに送り込んだ高橋をGKに備え3-6-1のフォーメーションを選択した。慣れない左にみつ、遅れてきた小菅に代わりゆーじ、右は磐石山口、ディフェンシブハーフ(本日はボランチではない)は左のカバー用に運動量豊富な藤野、前線とのリンクに獅子、山口のサポートに石川、トップ下にレビン、左に足の具合から先発させた小野、右に中越トップに前原。展開によってより守勢に周った際には柄澤を、攻勢に転じられる際にはナツを早めに投入する予定であった。

 15:30のキックオフ・・試合は予想通りコスタリカのボールポゼッションが高く失点の不安はないままに推移する。しかし得てして攻勢の試合にありがちの“点が入らない”展開が長く続く。終わってしまえば15分間であったが異常に得点までの時間が長く感じられた。レビンがミドルで・・小野が切り込んで・・獅子がロングで・・再三相手GKに不安を与えるが得点には繋がらなかった。

 そして15分、相手のDFからボールを奪ったレビンが一気にゴールまで持ち込みシュート!ボールはタイミング良くGKの股間を抜き待望の先取点がコスタリカに与えられた。表面張力のように張り詰めた相手の緊張も一度水が流れ出すと一気にこぼれ始める・・。24分27分立て続けに小野が足の不安を吹き飛ばすようにゴールを奪う。その後も度々チャンスが訪れるが最後の詰めが甘く得点には結びつけることが出来なかった。

 後半は立ち上がりこそ前半終了のメンバーで戦うも10分に小野がPKを得、自らの足でハットトリックを完成させたのを機にその小野に代え藍田を投入し4バックにする。エース小野をベンチに戻すもコスタリカの猛攻を止める力はもはやジャッキーズには残されていなかった。藍田投入後も果てしなくコスタリカの攻勢は続く、18分またDFからボールを奪ったレビンのミドルがサイドネットを揺らす、22分前原に代わって入っていた福島の右足が火を噴く。その後も福島のポスト直撃弾、GKとの1対1のシーンなどが再三演出されたが謙虚な福島はその”点”を次回まで取っておくことに決めていたようであった。

 終わってしまえばコーチングでの確証どおりコスタリカの圧勝であった。最後にハッと気が付く・・・あーっ着替えておけば俺も出れたぜぃ・・風邪でドタキャンした浅野さんもご愁傷様・・またしても出場のチャンスを逸しちまいましたぜぃ!!次回4/22も今日の再現期待して二人で出ましょう!!


石川 5.5 落ち着いてボールに絡む
前原 5.5 前線でのチェイシング
藍田 6.0 サイド完封、積極的なクロス
藤野 6.5 豊富な運動量でピンチを未然に
ナツ 5.5 完全復活にはまだ時間が・・・
小野 7.5 怪我を圧しての見事なハットトリック
柄澤 6.0 やや出過ぎかも?も守備に貢献
中越 5.5 チャンス生かせず・・復活望む
福島 6.5 確実なポストプレーと1得点
山口 6.0 サイドの不安一掃
みつ 6.5 久しぶりの完封劇を演出
小菅 5.5 遅刻さえなければ・・@
馬場 5.0 遅刻さえなければ・・A 喝!
高橋 5.5 思わぬところで初出場
レビン 7.5 2得点と冷静なパス供給
獅子 7.0 攻守の切り替えのポイントになる
ゆーじ 6.0 急遽出場も危なげなく
テスト生---- Good! あとは定着してくれれば
監督 6.0 コーチングの成果活かす

(久保田)

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